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今ごろ夏の準備?|ハードシェルアント・パラシュート

フライタイイング勉強中
この記事は約3分で読めます。

真夏に釣ったアマゴの胃袋の中を確認させてもらったら、蟻ばっかりいっぱい入っていたことがありました。それ以来、夏には蟻だ、と強く焼き付けられました。まぁ、そんなのは特殊な条件下の話かもしれないけど、今回は作り方が他とはちょっと違うこのフライに挑戦してみます。

ハードシェルアント・パラシュート

◎フック:TMC2487 #14
◎スレッド:ユニスレッド8/0(ブラック)
◎ハックル:コックハックル(ブラック)
◎ウイング:エアロドライウイング(オレンジ)
◎ソラックス:フライライト(ブラック)
◎バーニッシュ(ヘッドセメント):クリアー、ブラック

141117アント01 141117アント02
↑スレッドで下巻きをして、ボディー後半のコブを成形します。これ8/0のスレッドだとかなりぐるぐる巻かないといけない。6/0の方が良かったかな。

141117アント03 141122アント20
↑なんとか蟻の腹の形に。一旦ハーフヒッチで固定して、スレッドはカットします。
コブの部分にクリアのヘッドセメントを塗って乾かします。

先日、釣具店にブラックのヘッドセメントを買いに行くと「ブラックのヘッドセメントは売り切れちゃって、バーニッシュならありますよ」と言われました。
「ヘッドセメントとバーニッシュって違うんですか?」と聞くと、
「バーニッシュはまずクリアーを塗って乾かした上から塗ると、ぷっくりきれいに仕上がりますよ」と。
なんか答えになってるようななってないような(笑) 結局、ヘッドセメントとバーニッシュは違うの? よくわからないけど、ブラックバーニッシュを購入しました。
そんな訳で、今回はクリアーのヘッドセメントの上にブラックのバーニッシュを塗ることにします。

141117アント05 141117アント06
↑ブラックバーニッシュを塗ります。塗るというより、滴を垂らす感じでぷっくりと。
ここまでの行程を必要な本数やっておきます。この状態で一晩乾かします。一日目はここで終了。

・・・そして翌日。

141117アント07 141117アント09
↑コブの前の部分に下巻きをします。
ADWを一本の半分の太さにして二つ折りにして取り付けます。スレッドで根元を巻いてポストを立てます。

141122アント21 141117アント12
↑スレッドにワックスを少し塗って、フライライトを撚りつけます。
ボディー前部のコブを成形します。

141117アント13 141117アント14
↑ハックルを取り付け、ウイングポストに沿ってスレッドで巻き直立させます。

141117アント15 141117アント16
↑下に向かってハックルを巻き、スレッドで固定。
余分をカットして、ハックルの根元でウィップフィニッシュで完成!
初めてパラシュートを作ったときは、ウイングを巻き込みそうでハーフヒッチでやってましたが、何とかできるようになりました。

141117アント17
このフライは、魚に食いつかれてもちょっとやそっとじゃ壊れそうもないのが良いところ。そして、ボディーが水中に沈むのがなんとも釣れそうな気がする(また妄想か)。

これからまだまだ寒い季節に向かっていくのに、夏用のフライを巻いているとは、自分ながら気が早すぎるんじゃないだろうか(笑)

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魚ココロあれば水ココロあり

コメント

  1. おはようございます 確かに夏場に蟻が多く入っていることがありますね 解禁初期に木屑しか入っていない事や餌釣りのイクラが出てきた事もありましたよ。

  2. こんばんは。
    フライの話は難しくて解りませんが、今日のは飛びつきそうですね、フライのタイイングって種類が多いですね、それがまた楽しみの一つなんでしょうが、テンカラとははっきり違う事が良く分かります。

  3. 効きますよ。
    ボクも好きなパターンのひとつです。^^

    ちなみにシーズン初期から、終盤まで季節を問わず釣れる可能性のある、ポテンシャルの高いフライですよ。

  4. テクニカルゲームさん、こんばんは。

    > 確かに夏場に蟻が多く入っていることがありますね 解禁初期に木屑しか入っていない事や餌釣りのイクラが出てきた事もありましたよ。

    木屑ですか、餌だと勘違いして食べてるんでしょうか。それとも何か意味があるんでしょうかねー。イワナは増水時には意図的に小石(砂)を飲み込んで流されないようにする、なんて話を聞いたことがありますし、実際に胃袋の中に小石がたくさん入っていることはありますよね。

  5. ハックル70さん、こんばんは。

    > フライの話は難しくて解りませんが、今日のは飛びつきそうですね、

    魚にとって美味しそうに見えてくれるとうれしいんですけど(^_^;)
    フライはいろんな人たちがいろんな種類を作っていて、私もまだ全体像がつかめていませんが(笑)、シーズンオフの楽しみと思ってやってます。いろんな種類をつくっても、結局実際の釣り場で使う種類は限られるんですけどね(^o^)

  6. kuniさん、こんばんは。

    > ちなみにシーズン初期から、終盤まで季節を問わず釣れる可能性のある、ポテンシャルの高いフライですよ。

    ほぉー、私は夏場限定だと思ってましたが、オールシーズン使えるんですねー。
    作ってる本人は『蟻』だと思って作っていても、魚の目から見ると、もっと別の虫に見えているのかもしれませんね。そういうことならもう少し量産しておきます。

  7. アリはフロス、スレッド、ビーズ、ダビング材、そしてホットボンドの黒などいろいろ試しました。
    最近はVリブというストレッチ性のあるマテリアルを使っています。

    ここ二年ほどアントのパターンは四畳半アントばかりになってしまいました。
    岩手のキングフィッシャーさんという方のオリジナルなのですが
    ティペットが長くても回転せずにキャストでき、更に投射性もよく
    よく浮くなかなかいいフライですよ。

  8. いわなたろうさん、こんばんは。

    > アリはフロス、スレッド、ビーズ、ダビング材、そしてホットボンドの黒などいろいろ試しました。
    > 最近はVリブというストレッチ性のあるマテリアルを使っています。

    アントっていろんなのありますね。Vリブって知りませんでしたが、検索してみたらおもしろそうなマテリアル。
    四畳半アント、拝見しました。とても個性的で生命感あふれるアントですね。こういうのも作ってみたいです。
    いろいろ有益情報ありがとうございます!