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砂金をまとったイワナ|木曽川水系 フライフィッシング

フライフィッシング
この記事は約5分で読めます。

5月1日メーデー(まぁメーデーは何の関係ないんだけど)、釣りに出かけました。
なんといっても世間はゴールデンウィークですからね。どこへ行っても人だらけだろう。
とにかくこういう時は場所選びが大切。
釣りは『一場所、二餌、三に腕』なのだから(笑)

天竜川水系の支流だと上下を人に挟まれちゃう可能性が高い。木曽なら簡単に川移動もできるからそっちへ向かおう・・・

黒川沿いの道を上っていくと、いたるところに釣り人の車が。
名古屋ナンバーや尾張小牧ナンバーが多いですね。3人組、4人組で川へ降りようとしている姿がちらほら。やっぱり人だらけだな。ここはとりあえずスルーして・・・

やって来ました。開田高原。
あれ、なんだか空は雲に覆われてるし、雨がポツポツ落ちてきてますよ。
天気予報では太陽マークが燦々と輝いていたはずだが。
途中でつがいのキジを見かけました。
ジムニーが近づくと雌は飛んで行きましたが、雄はちょろちょと歩き回っています。
早く逃げた方がいいんじゃないのか(笑)
160501末川開田高原 160501末川キジ

ともかく今日の目的地に到着。この区間を釣るのは初めて。
少し青空がのぞいてきてほっとします。

タックルは使い慣れたロッドAXISCO AXGF763-6(楽天市場で見る)+リールSage1830。
ラインWF-4F、リーダー7.5ft6Xにティペット7Xを60cm継ぎ足し。
前回は久しぶりにグラスロッドを振ったけど、フライをピンポイントでコントロールしたければ、やはりこっちだな。このロッドを握ると落ち着く(^_^)
160501末川01 160501末川タックル

午前9時、気温15℃、水温7℃。高原の水は冷たいな。ドライでイケるでしょうか?
ちょっと不安。

そう思いながら、いつも通りアダムスパラシュート#14を結んで入渓点の大ポイントの肩の部分にキャスティング。
反応ないので徐々に前へと打っていくと、パシャッと小さいのが出ますがフッキングはしません。おっ、ドライに反応してるじゃないの。

その後も少しずつ筋を変えると出ますが、まったくアワセがききません。出ている魚は小さいのだけだからあきらめて上っていけばいいのに、フライをCDCダンミッジピューパにサイズダウンしてみたり。でも、小さければいいてもんじゃないのか、反応なし。

アダムスパラシュートに戻すとまた出てくるけど、なんせ魚が小さい。一尾も釣り上げることができずに、このポイントを後にします。だいぶここで時間くっちゃったな(^_^;)
160501末川01-2

最初の一尾は小さい落ち込みの白泡の切れ目あたりから、元気なイワナ。
写真撮る前に逃げられそうになった(^_^;)
写真では浅く見えるけど、水深は50cmくらいあります。
160501末川04 160501末川04イワナ

この区間浅瀬が多いから細かく打っていきますが、浅瀬からは一切反応なし。
浅瀬は無理だとスルーして上へと向かいます。
なかなか大場所が現れないから、ちょっと気まぐれにここの浅瀬に投げてみたら、流れるフライを上から反転して追いかける姿が。

TELEXのイーズグリーンはほんとに水中がよく見えるなー。
浮上して、フライをパクッ。
これだけ見えてりゃ、アワセのタイミングはばっちり。
あれ? アマゴだ。

この川はもっと下で釣った時もイワナしか釣れなかったはずだけど、こんなとこにアマゴいるの? ともかくこれも元気いっぱいでした。
元気な魚が釣れるとうれしいな。
160501末川06 160501末川06アマゴ1

小さいやつに遊ばれながら、気付くとすでに正午。おにぎり食べて休憩だな。
気温は17℃、水温9.5℃とちょっと上昇。
160501末川昼休み1 160501末川昼休み2

ニリンソウシャクもまだ小さいです。やっぱり下界とは違うな。
160501末川ニリンソウ 160501末川シャク

お昼を食べ終わると同時に、また空が曇ってきた。
うーん、あんまり天気良くないじゃんよー。じっとしてると寒いので早々に釣り再開。160501末川07

が、ここからも浅瀬続きでどうにも大物はいそうにありません。
反応もそれほど良くなく、ちびっこサイズが続きます。

瀬にいる小さいやつはちゃんとフッキングするんだよな。
最初のプールにいたやつは、ちゃんとフライをくわえていないんじゃないの。
元々喰う気がなく遊んでるだけなのか、喰い方が下手なのかはわからないけど。
160501末川09 160501末川09イワナ

一旦車に戻って、下流へ移動するか。
林道へ上がると、轍の水たまりにカエルの卵がいっぱい。こんなとこじゃ車に轢かれちゃうよ。でも、そもそもこれだけいっぱいあればこのうちの何パーセントか生き残ればいいってことなのか。
160501末川カエル卵1 160501末川カエル卵2

ジムニーに乗り込みとろとろ下っていくと、かなり下に一台の車と人影が。
降りて挨拶すると、フライでこれから入るところだと。
そうですか、それじゃ私はさっき釣ってた場所のさらに上へ行ってみます。
Uターンしてさっきのポイントのさらに上の様子を見に。

上の方も浅瀬続きな感じで、相変わらずの様相(^_^;)
ただ、3時を過ぎたら急に活性高くなってきました。気温は曇り空で13℃と下がり初めているけど、水温は変わらず9.5℃。
ライトオリーブ色のアダムスパラシュートで数が出ます。
ライトオリーブボディーは過去にも5月くらいに良かったことがあります。
160501末川10 160501末川10イワナ

そしてここでも。
ん?ロッドを震わせる魚体が妙にキラキラ光ってる。
160501末川11 160501末川11イワナ3

まるで砂金を振りかけたように黄金色に輝くイワナでした!
160501末川黄金イワナ

中央アルプスで釣り上げたあのイワナとは全く違う色合いだけど、こっちも負けず劣らずきれいだな。このまま尺上くらいに育ったら凄いだろーなー(^_^)

4時頃になると寒い、寒すぎるよー。帰るとしよう。

帰り支度をしてジムニーでとろとろ下っていくと、先ほどのフライマンが林道を降りていくところでした。話を伺うと、今日は1尾のみだったとか。
やっぱりまだちょっと水が冷たいんだろうな、ここは。

活性低かったけど、ドライフライでそれなりに楽しめました。
ここの魚はどれもみんな元気ありすぎなくらいだったのがうれしい。感謝感謝。
あのアマゴ以外は全部イワナ、あいつはいったいどこから来たのだろう??
ともかく、もう少し夏に近づいた頃また来よう(^_^)

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魚ココロあれば水ココロあり

コメント

  1. 特に源流域とかはイーズグリーン無いと話になりませんね。
    そして地域が違うとそんなに寒いのですか。
    こちらは昨日暑すぎて死にそうでした(笑)

    • Nori1022さん、こんばんは。
      度付きのイーズグリーン、いいロッドが買えちゃう価格でしたが、これがないと釣果に差が出ますね。そのくらいフライも魚も良く見えます。
      平地(と言っても標高700〜800くらいですが)はそこそこ暖かい日だったと思いますが、標高1,300mオーバーの地点で釣ってたので、夕方は震えてました。
      海抜0mは暑いでしょー(^_^)

  2. 木曽の魚はアマゴでもイワナでも特徴がありますよね。
    底石の加減なのかイワナは川によって色が違うのが面白いです。

    今年の春は気温は高めだったけど魚の動きは少し遅いかもしれません。

    • いわなたろうさん、こんばんは。
      そうですね。どちらも結構個性があります。木曽漁協で放流しているアマゴはちょっと派手過ぎて、どうなんだろ、って思いますけど(^_^;)
      イワナは同じ川でも結構個体差があって、あれって擬態の一種なんですかね。
      気温が高い割りに水温は低いんですよね。
      ルアーで攻めてる方々は結構いいサイズをキャッチしているようですが。

  3. こんにちは。
    カラスザンショウの件、ありがとうございました。よくご存知ですねー。大木はよく見かけますが、少し調べてみましたら典型的な先駆植物とありました。なるほど、川のすぐ脇で見かけます。
    金箔岩魚、すごいです。
    私の行く渓は基本アマゴばかりで、どこまで遡ってもアマゴです。イワナを放流している川では密集して育てられ鰓蓋が溶けた個体が多いですね。こんなに綺麗な岩魚は見かけたことがありません。綺麗な魚が釣れたらサイズを問わず嬉しいですね(^-^)

    • 七流釣師さん、こんばんは。
      お役に立てたならうれしいです(^_^)
      まさにお腹には金箔が貼られて、背中には砂金を振りかけたような輝きでした。
      そうですか、上流までアマゴでイワナは放流ものなんですね。
      今回は割と簡単に入れる場所ですが、苦労して上れば天然岩魚に出会える環境で釣りができるのは幸せなことです。

  4. こんばんは!

    高原らしい植生の、綺麗な渓ですね~。
    こういうところは関東近辺にはないので非常に羨ましい。

    このイワナ、本当に砂金を散りばめたみたいで美しい。イワナって、場所によって全く姿を変える不思議な魚ですね。

    • タキビさん、こんばんは。
      高原はまだ結構寒かったですが、景色も魚も見られて満足です(^_^)
      そうですか、関東近辺にはこんな渓相ないですか。
      キラキラ輝くイワナ、最高でした!
      イワナは川によって同じ魚とは思えないほど色柄が違いますよね。同じ川でもかなり個体差があるし、食性や生態もまだまだ未知な部分がある魚のように思います。

  5. こんばんは。

    連休の最中、釣人の隙間を縫っての釣行、ご苦労様でした。
    そんな中でも結果が出るのは流石です。

    • マンボウさん、こんばんは。
      木曽方面は人口密度高かったですよー。まぁ、もちろん天竜川水系もかなりの人出だったと思いますが(^_^;)
      サイズは奮わなかったですが、数はそこそこ出たしきれいなイワナが見られたので楽しめました。
      1,300m超の高原はまだ水温低いし、何より気温も低くて人間の方が大変でした。

  6. 順調に掛ってますね
    そろそろ瀬にも出てフライ釣りもベストになりましたね
    私も二刀流で行きましたが時間切れでロットを出す事が出来ませんでした
    キジにも合ってきました。ワラビも採ってきました。

    • 釣りお爺さん、こんばんは。
      そこそこに反応はありましたが、サイズは小さめです(^_^;)
      ここはちょっと標高高いので、瀬での活性は3時頃から良くなりました。
      もう少し低地の川ならもっと瀬に出ているでしょうね。
      ほんとにフライには良い季節になってきました。
      そちらでもキジに会いましたか。ワラビもシーズンになりましたね(^_^)

  7. おはようございます。
    1日は黒川通りましたよ、釣り人が多かったですね、きれいな色のイワナです、末川上流しばらく行っていませんが、月夜峠を越えて奈川まで出られましたが今はどうなっているのでしょうか。

    • ハックルさん、こんばんは。
      おー、そうでしたか。県外からの釣り人がたくさんいましたよね。さすがゴールデンウィークといった雰囲気でした。
      今年は今のところそれほど大きなのが釣れてないですが、きれいな魚は釣れてるのでサイズは今後に期待です(^_^)
      末川沿いの林道は途中に車止めがありました。今は奈川へは抜けられないと思います。

  8. おはようございます。
    朱点の多い、茶系のイワナですね。丹沢の朱点がほとんどない、深緑系のイワナとは全く色合いが異なります。文様も相当違うというのが、写真を見比べると分かって、面白いですね。

    • Yoshisbarさん、こんばんは。
      こちらにも川によっていろんなイワナがいます。
      今回の木曽川水系は上の方はヤマトイワナです。新緑系のイワナもいいですね!
      アマゴは場所が変わってもそれほどの差異はないと思いますが、イワナはほんとに違うんですよねー。
      いろんなイワナに出会えるのも渓流釣りの楽しみの一つですね(^_^)

  9. 激戦区、しかもゴールデンウィークの中の釣果流石です。
    私も通いこんだ川ですので岩でどの辺か判断できますよ。
    西野川、白川、末川といいフライやテンカラには絶好の川ですね。
    さあ。次は王滝でしょうか?
    藪になる今が旬ですよ。

    • テクニカルゲームさん、こんばんは。
      この川は比較的アクセスもいいですよね。まぁ、数はそこそこですが、サイズはイマイチでしたね(^_^;)
      そうなんですか。岩を見てどの辺かわかるとは、相当通い込んだんですねー。
      木曽には毛鉤向きの川がたくさんありますね。西野川は最近釣れなくなった気がしますが、どうなんでしょ。
      王滝! そうですか、今が旬ですか。行くしかありませんね(笑)