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夏の最強フライ|GRアントパラシュート

フライタイイング勉強中
この記事は約3分で読めます。

ドライフライフィッシングにおいて、私は普段アダムスパラシュートをパイロットフライとして使っています。パイロットフライというのは、それを投げてみて川の状況や魚のご機嫌をうかがうフライのことです。

続いて良く登場するのがエルクヘアカディスアダムスがメイフライ(カゲロウ)を模しているのに対し、こちらは名前の通りカディス(トビケラ)を模しているフライです。
こちらの方が反応が良いこともあるし、アダムスパラシュートで見えにくい状況でもこちらに変えることがあります。
シーズン通してこの二種類がツートップです。

これとは別に夏限定で良く使うフライがあります。
テレストリアルと言われるタイプです。テレストリアルとは陸生昆虫のことです。
いろんな種類がありますが、その中でも威力があるのが蟻を模したアントパターンです。

以前に夏場のイワナの胃袋の中を見たら蟻だらけだったことがあって、なるほどこれなら威力あるだろうと思いました。私は既にハードシェルアントというのを巻いています。これはリアルなボディーで釣れるんですが、すっきりとしたプロポーションがちょっとインパクトが薄くて魚は蟻というよりもカゲロウだと思って喰っているような気も・・・割と早期から威力あるし。

もっとアピール力のあるアントパターンを。

ゴールドリブド・アントパラシュート

◎フック:TMC2487#14
◎スレッド:8/0(ブラック)
◎ハックル:コックネック(ブラック)
◎ボディー:フライライト(ブラック)
◎リブ:ゴールドワイヤー
◎ウイングポスト:エアロドライウイング(ファイン・ピンク)

160617GRアントパラシュート01 160617GRアントパラシュート02
フックに下巻きをします。
ボールドワイヤーを取り付けます。

160617GRアントパラシュート03 160617GRアントパラシュート04
スレッドにワックスを塗ってフライライトのブラックを撚り付けて蟻のお尻みたいな形(涙型?)に巻きます。これが慣れないとなかなか難しいです。

160617GRアントパラシュート05 160617GRアントパラシュート06
ゴールドワイヤーでリブ(体節)を巻きます。根元に一回りさせてから、三回転くらい。スレッドで留めて余分はカット。
エアロドライウイングファイン(ピング)を3、4cmにカットして半分に裂きます。
それの真ん中をスレッドで留めます。真ん中2回、前後に1回ずつ回しておきます。

160617GRアントパラシュート07 160617GRアントパラシュート08
スレッドをきっちり巻いてウイングポストを作ります。上に向かって巻く時は、きっちりと隙間なく巻き、下りてくる時はまばらで大丈夫です。根元にもダビングするのでポストは長めに作ります。
コックネック(ブラック)を取り付けてウイングポストに巻き付けます。ウイングポストの時と同様に。このパターンはボディーが沈むので浮力確保のために、通常の#14サイズより毛先が少し長めのものにしてみました。

160617GRアントパラシュート09 160617GRアントパラシュート10
ウイングポストの根元前後に、尻同様にフライライトを巻きます。
ハックルを6回転巻き付けてスレッドで固定。

160617GRアントパラシュート12
ウイングポストをカットして、ハックルと胴の間でウィップフィニッシュしたら完成!
ウイングポストは見やすさと浮力確保を重視して長めにしてみました。
もうちょっとくびれ部分が長い方がいいかな。サイズももっと大きくても良さそう。★2017.8.26追記:
そうは言っても今になってみると、このウイングポストは長すぎる(笑)
この時はエアロドライウイングはファインタイプを使っていましたが、標準タイプの方が縮れていて、インジケーターとして見やすいと思います。
今現在はこんな感じのバランスで巻いています。

160617GRアントパラシュート13
ブラウンのハックルとフライライトを使って蜂っぽいのも作ってみました。
龍の川の沢泊釣行の時に、イワナの胃袋の中からスズメバチが出てきて、それ以来蜂っぽいフライも巻こうと思っていたので。

このゴールドリブド・アントパラシュート(GRアントパラシュート)は、夏の釣行でかなり実績を上げています。
やはり夏になると蟻を餌にすることが多いのでしょうか。

雨が降ると、泥に混じって蟻は流されてきそうですよね。
夏のにわか雨の後とか、もしかしたら爆釣できるのかもしれない(^_^)

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コメント

  1. アントパターンですか。夏場は頻繁に使うフライですよね。
    ブラウンのスレッドとハックルで巻いたやつは、本当に蜂っぽいですね(^^)目みたいなのもつけてみればより蜂っぽくなるかもしれませんね。

    • akiさん、こんばんは。
      真夏はアントパターンは威力ありますよねー。
      蜂に見えますかね(^_^;)
      おぉー、目玉付けるといいかもしれないですね!
      このアントでは結構釣れてるんですが、蜂の方はこれから試してみます。

  2. アントパターンって、持ってて安心みたいな毛鉤のひとつですね。^^

    以前はアントは腹部と胸部と頭部を形作って・・・と、無駄にリアリティを求めてたけど、最近はアントパラなんて腹部とパラシュートポストとハックルだけ。

    一番大事なのは、総合的なリアルではなく、「アリっぽい」とか「蜂っぽい」という漠然としたリアルなんじゃないかな・・・なんて思うようになりました。
    手抜き?(笑)

    • kuniさん、こんばんは。
      真夏はアントがあると心強いですね。
      人間から見た“リアル”と水中の魚から見た“リアル”はきっと違うんでしょうね。
      それほどリアルに見えないアダムスパラシュートなんかが良く釣れるし。
      手抜きフライで釣れるのが最高です(笑)

  3. イワナって何でも食べていますよね。
    今なんか無理やり飲み込んだろみたいな腹の奴釣れたりしますね。

    • Nori1022さん、こんばんは。
      そうなんですよね。イワナの悪食ぶりにはびっくりします。
      それだけ餌の少ない環境だから、大きい餌が流れて来たら、千載一遇とばかりに何でもがぶりといっちゃうんですかね。
      腹の中を見てみたいような、ちょっと怖いようなの、釣れることありますね(^_^;)