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シュラフの選び方|モンベル アルパイン ダウンハガー650

おすすめアイテムキャンプ道具
この記事は約6分で読めます。

このところブログのトップページに妙に地味な写真が並んでる気がする(笑)
今回も写真映えのしないシュラフ(寝袋)の話です。

テント泊ではぐっすり眠れるかどうかが重要。

キャンプではただでさえ普段とは違う環境なので、神経過敏になってなかなか寝付けないなんてこともあるかもしれません。
以前に書いたマットと合わせて、シュラフ(寝袋)も快適なものを選びたいですね。
最近はスリーピングバッグとも言うらしいですね。

スリーピングマットの時にも書きましたが、最近私はモンベル製品を選ぶことが多いです。
特別モンベル贔屓ではないのですが、比較的近くにモンベルショップがあるので、実際に商品を手に取って選べることが大きいです。

シュラフには保温力表示の規格がある。

モンベルではEN13537という規格による保温力表示をしています。
「EN13537」は、スリーピングバッグ(シュラフ、寝袋)の保温力表示を統一するためにEU諸国で決められた規格で、最近ではスリーピングバッグメーカーの多くが採用を決めています。

各製品に【コンフォート温度】【リミット温度】が表示されています。

  • コンフォート温度:一般的に代謝の低く寒さに対する耐性が低い人が、リラックスした体勢で寒さを感じることなく睡眠ができるとされる温度です。
  • リミット温度:一般的に代謝が高く寒さに対する耐性が高い人が、寝袋の中で丸まった状態で寒さを感じることなく睡眠ができるとされる温度です。

耐寒性の高い方から順に #0〜#7の番号が振られています。
EXPというのは、南極、北極などでの使用を考慮されたもので、一般人には必要ない性能のものです。

  • EXP  コンフォート温度:-14℃、リミット温度:-22℃
  • #0 コンフォート温度:-7℃、リミット温度:-14℃
  • #1 コンフォート温度:-4℃、リミット温度:-10℃
  • #2 コンフォート温度:2℃、リミット温度:-3℃
  • #3 コンフォート温度:5℃、リミット温度:0℃
  • #5 コンフォート温度:10℃、リミット温度:6℃
  • #7 コンフォート温度:12℃、リミット温度:8℃

シュラフ(寝袋・スリーピングバッグ)の選び方。

寝袋選びは他の製品と違って選び方は極めて明快です。

  1. 同じ重量であれば、耐寒性能の高さに比例して価格は高くなります。
  2. 同じ耐寒性能であれば、軽さに比例して価格が高くなります。

価格に性能が比例します。実に選びやすいアイテムだと思います。
用途によっていろんなタイプがあるスリーピングマットクッカーだとこうはいきません。

必要な耐寒性能で、軽さとコンパクトさをどこまで重視するか。あとはおサイフと相談するだけです。
じゃ、お金持ちなら一番高いヤツを買えば良いかというと、そういうことじゃありませんよ。
高い物は耐寒性能が高いので、例えば3シーズンしか使わないのに、極寒地で使うようなものを買っても、オーバースペックで寝てるうちに汗かいちゃうし、その分意味もなく重くなりますので。
自分に必要な耐寒性能の製品の中から選ぶ必要があります。

シュラフ選びの順序をまとめるとこうなります。

  1. どのくらいの外気温で使うのか。大きく分けると、3シーズン用なのか冬用なのか。
  2. 重量と体積はどこまで許せるかを予算内で検討。

モンベルのシュラフ ラインナップ。

モンベルのシュラフは、オートキャンプで使うファミリーユースの封筒型は除いて、高価な方から、

  • ダウンハガー900
  • ダウンハガー800
  • アルパイン ダウンハガー800
  • ダウンハガー650
  • アルパインダウンハガー650
  • アルパインバロウバッグ
  • バロウバッグ

となっています。

下の二つはダウン(羽毛)ではなく、人工素材(化繊綿)です。
お手頃価格なのと、メンテナンスが楽だという長所があります。
ダウンに比べるとかなり重いのが欠点です。
これだけ科学が進歩しても、自然素材のダウンには敵わないんですね。
羽毛の保温性能ってほんとに凄い!

上の5つはダウンを使っていますが、高価になるほど軽くて温かい良いダウンを使っています。

モンベルサイトの一覧表を見るとわかりやすいですね。
この表を見て自分の必要とする保温性と軽量性で簡単に選べますね。
後は価格の問題だけです。

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・・・モンベルサイトより。

モンベルシュラフの独自構造、スーパースパイラルストレッチ。

モンベルのシュラフはスーパースパイラルストレッチという特許を取得した構造になっています。簡単に言うと、生地の繊維方向を斜めに配置してストレッチ性能を上げ、体にフィットするので保温性も高いということらしいです。
実際に寝てみると、確かに体をしっかり包み込む感じでとても快適です。

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・・・モンベルサイトより。

私が選んだシュラフ。アルパイン ダウンハガー650 #5。

モンベル ダウンハガー650楽天で見るアマゾンで見る)。
コストパフォーマンスの良いスタンダードタイプといったところですね。
選定基準の第一は、ずっと前に購入して持っていた石井スポーツの寝袋よりコンパクトで軽いこと。あとは、夏を中心に3シーズンの使用なので、上記#5くらいの性能でいいかなと。

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左が持っていた石井スポーツのシュラフ。ずっと前にバイクツーリングをしていた頃はこれを使ってましたね。昨年の初渓流泊の時もこれを使ったんですが、二泊三日釣行に向けて荷物のコンパクト化、軽量化を図るために新しいのを購入したわけです。
見ただけでもこんなに大きさが違います。

◎石井スポーツのシュラフ(品番等不明)
サイズ:φ19cm×35cm(実測値)
重量:1,430g(スタッフバッグ含む)

◎アルパイン ダウンハガー650 #5
 サイズ:φ14cm×28cm
重量:642g(スタッフバッグ含む)

サイズもぐっと小さいですが、重量が半分以下というのは大きいですね。
アルパイン ダウンハガー650 #5の方は、スタッフバッグにふんわり入っているので、もっと小さくすることも可能です。
さすがに保温性能は石井スポーツの方が上だと思うけど、春先に石井スポーツのシュラフで寝てみて確かめます。

アルパイン ダウンハガー650 #5は二泊三日釣行で使ってみましたが、実に快適でした。

昨年の10月16日に峠の頂上で星空撮影するために泊まった時にも使いました。

この時は、外気温3℃という寒さだったので朝方は少し寒く感じました。震えるほどではないですが。私は寒いのは嫌いですが、普通の人より耐寒性能は優れているみたいです(笑)
コンフォート温度:10℃、リミット温度:6℃という表示はほぼ正確だと体感しました。
外気温6℃くらいまでの使用が快適だと思います。

雪中キャンプって楽しそうじゃない?

テント泊は春〜秋のスリーシーズンを考えているけど、雪中キャンプも楽しそうだと思ってるんですよね。その時は#2くらいのシュラフが欲しくなりそう。
でも、上記石井スポーツのシュラフの保温性能が条件を満たしていればそれでもいいかも。冬は釣り道具がないから、荷物も少なくできるし。
辺り一面雪のなかで泊まるのもおもしろそう。
雪から水が作れるから、川沿いじゃなくても水の心配がいらないし。
なんだか想像したら楽しくなってきた(^_^)

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コメント

  1. こんばんは。
    今日は良い天気でしたね、シュラフはもう私には必要がありませんが、いろいろあるんですね、今年も渓流泊ですか新緑の頃が待ち遠しいですね。
    ちなみに私はシラフでは寝れません、今年は酒を少し控えようかと思っています。

    • ハックルさん、こんばんは。
      だいぶ寒くなってきましたが、陽射しがあると暖かいですね。
      今年はまた昨年とは別の渓流で泊まろうと思っています。新緑はほんとに待ち遠しいですね。
      解禁が近づいて来たので、ちょっとソワソワしています。
      シラフでは寝られないのに、酒を控えちゃって大丈夫ですか?ハハハ。

  2. 選ぶうえでの捉え方がよく分かりますね。
    以前に使用していたものと新しいダウンハガー650での軽量化は大きいですね。
    これは行動の自由度を広げてくれますね。
    自分は寒がりで雪上もキャンプしたりと範囲が広かったのですがこの先は体力的に限られそうです。
    今までに4つを使い分けてきましたが古いので一つ欲しいものの800の#1、#2あたりが良いかと思うのですが買うとなると2個なので予算と相談です。
    とても参考になりました。

    • 幻の渓流師さん、こんばんは。
      シュラフがコンパクトになったおかげで、二泊三日キャンプ釣行の荷物もなんとかザックに収まりました。
      800の#1、#2はかなり高性能で、冬でも温かいでしょう。
      確かに二つとなると結構なお値段になるところが悩みどころですね。
      少しでも参考になればうれしいです(^_^)

  3. こうして拝見すると寝袋も色々有りますね用途に応じて必要ですね
    メーカー品は高価で買えませんが今持ってるのは安物で、すでに7~8年
    使ってます、これが無いと車泊出来ません寒いのでモーフとセット
    にして使ってます。

    • 釣りお爺さん、こんばんは。
      ひとつのメーカーの中でこれだけ細分化されているので、自分の目的に合った物は選びやすいかも知れません。
      寝袋だけに頼らず毛布と組み合わせるのはいいですね。車中泊だと軽量化はさほど考えなくて良いので、保温性重視でいけますね。
      私も今年はテント泊の他に車中泊もするつもりです(^_^)

  4. こんばんは。
    シュラフも今はこんなに色々とあるんだ。
    夏用,3シーズン用,冬用の3種類だけと思っていました。
    早く実際のアウトフィールドで使って見たいですね。

    • マンボウさん、こんばんは。
      メーカー内でかなり細分化されてますね。一人でいくつか買ってもらおうという戦略だという気もしないでもないですが、耐寒性能の基準があるので選びやすいことは確かですね。
      今年は昨年より早めの時期にも渓流泊してみようかと思っています。山菜を採って調理するのも楽しいかも(^_^)

  5. ボクは基本車中泊だから、コンパクト性能は然程気にしないので、その分若干購入価格は抑えられますね。^^
    主に車中泊は解禁時の釣行の時が多いから、マットもシュラフも真冬用がメインです。
    でも、もちろん車中泊でもコンパクトな方がベターではありますね。

    • kuniさん、こんばんは。
      車中泊なら収納サイズと重さはあまり問題にならないですよね。私も今年はなんとかジムニーで車中泊できるようにしようと思っています。
      解禁当初は寒いですよねー。確かに冬用じゃないとツライかも。kuniさんの持っているあのふかふかマットは寝心地良いだろうなー、と思ってました。ポカポカ陽気の日にあのマットの上で昼寝したら最高でしょうね。

  6. こんばんは。
    シュラフの表示温度に規格があるとは知りませんでした。今までは、あんなのは嘘っぱちだと思ってました(笑)
    私は車中泊にしか使わないので3シーズン用と夏用の安物しか持ってません。
    シュラフがあると寒さをしのげるだけでなく安心して眠れますよね。

    • 七流釣師さん、こんばんは。
      嘘っぱちみたいですが、意外とちゃんと目安になる数値のようです(^_^)
      暖かい季節の車中泊なら、テント泊ほどの性能は必要ないですね。
      シュラフは体全体が包み込まれるよう感じで安心感ありますね。
      私も今年はテント泊の他に、ジムニーをちょっと改造して車中泊もしてみようと思っています。