山ゴボウとヤマゴボウ|アザミのお浸しと炒め物

「野草を食べよう」シリーズです(笑)
先日のワサビ沢釣行の前にパトロールした木曽川本流のほとりで見かけたアザミの葉。
土から放射状に出てくる葉っぱをロゼットと言うらしいです。
先日登場したナズナタンポポなんかもそうですね。
このアザミの葉、食べられるらしいので、ちょっと採っていってみよう。


アザミの花はこんな感じ。見たことあるでしょ。

チクチク痛いけど、アザミの葉を採取。

 
地面から出てきたロゼット。根元からナイフで切り取ります。
こんな感じの葉っぱ。根生葉とも言うらしいです。

 
葉っぱにかなりしっかりしたトゲが生えています。無造作に触るとチクチクします。
とりあえずこれだけ採らせてもらいました。

アザミのお浸し

 
持ち帰ったアザミ。
採った後、網に入れて車の中に置いといたからちょっとしんなりしちゃったな。
ナズナの時はそれぞれの葉をばらさないようにしましたが、アザミの葉は大きいので根元からバラバラになるように切ります。

 

バラバラになった葉っぱ。枯れた物やゴミを取り除きます。
ボウルに入れて水洗いします。手で触るとチクチクするので、箸で洗います。
これ、こんなにチクチクしててほんとに食べられるのかな?

 
鍋にお湯を沸かし、アザミを入れて30秒くらい茹でたら、すぐに冷水に取ります。
水分を絞って、皿に盛って醤油をかけ細かくしたかつお節を振ったら、お浸しの完成!
水分を絞った段階でちょっと食べてみたら、結構苦味があるので、お浸しはちょっとだけにして、後は炒め物にしよう。

アザミと鶏もも肉の炒め物

  • アザミのお浸し…50g(茹で上がった状態で)
  • 鶏もも肉…50g
  • シイタケ…中2個
  • 丸鶏がらスープの素…小さじ1
  • 塩…少々
  • コショウ…少々
  • ゴマ油…小さじ1

 
アザミのお浸しを粗めに刻みます。
ゴマ油小さじ1を引いたフライパンで、鶏もも肉を皮目から焼きます。

 
鶏肉に火が通ったら、アザミのお浸しとシイタケのスライス(2個分)を加え、AJINOMOTOの丸鶏がらスープを小さじ1入れて炒めます。


塩、コショウを軽く振って味を調えます。
丸鶏がらスープに塩分が入っているので、塩は入れなくても良いくらい。


皿に盛って白ゴマを振ったら完成!

お浸しは茹でるとトゲも気にならなくなるかなと思ったけど、意外と存在感残ってるね(^_^;)
歯応えはしっかりしていて、結構苦味が強い。
これ、ほんとに食べて大丈夫なの?ってもう食べてるから今さら遅いけど。
確かに苦いけど、ゴーヤほどじゃないし、食べてるウチに慣れてきて味わいは春菊を少し苦くしたような感じ。それにしてもトゲが気になるので、注意深く良く噛んで食べます(笑)

炒め物の方は、苦味が和らいでうまいですね。しっかり炒めたのでトゲも気にならなくなっし。写真にはトゲがちゃんと写ってるけどね(笑)
ゴマ油で炒めたのが良かった。こちらはかなりイケます。

アザミにはいろんな種類がある。

アザミっていろんな種類があるらしいですね。

世界に250種以上があり、北半球に広く分布する。地方変異が非常に多く、日本では100種以上あるとされるが、現在も新種が見つかることがある。さらに種間の雑種もあるので、分類が難しい場合もある。
・・・ウィキペディアより

日本に100種類以上もあるとは。春に花を見かけるアザミは大体ノアザミという種類らしい。
よく温泉地なんかでお土産に売られている「山ゴボウ」ってあるでしょ。あれは、栽培されたモリアザミの根です。あれ、結構うまいので好きです。

本物のヤマゴボウは有毒植物。

植物の名前って結構ややこしいところがあって、正式な名前(学術名、標準和名)と俗名が混同されていることがある。キノコもそういうことが多々あるけど。
上記の通りお土産で売られている「山ゴボウ」とは別に、正式名がヤマゴボウという植物があるんです。これも、アザミの根と同様にゴボウみたいな根になるですが、アザミとは全く別系統の植物でこれは有毒です。
中国原産のヤマゴボウと、アメリカ原産のヨウシュヤマゴボウというのがあります。
ヨウシュヤマゴボウはたまに見かけます。こんな花や実ですね。山を歩く人なら見たことあるんじゃないかな(画像はウィキペディアより)。
Pokeberries
By Huw Williams (Huwmanbeing) (Own work) [Public domain], via Wikimedia Commons

Phytolacca-americana-berries
By User:Gerhard Elsner (Own work) [GFDL or CC-BY-SA-3.0], via Wikimedia Commons

この植物、全体にわたって毒があり、果実も有毒。毒性は、根>葉>果実の順だけど、果実中の種子は毒性が高い。死亡例もあるくらいなので、危険です。
これの根を掘って食べるなんてことはしないだろうけど、この実、ちょっと試しに食べてみたくなる雰囲気がある。絶対に口に入れたりしないで下さいね。
って、そういうの、私が一番危ないけど(笑)

『山ゴボウとヤマゴボウ|アザミのお浸しと炒め物』へのコメント

  1. 名前:マンボウ 投稿日:2017/04/15(土) 07:46:34 ID:1b0669db6 返信

    おはようございます。
    「アザミの葉をを食べる」なんてのは、かなりのレベルですね。
    此処まで来ると、猫マタギにイナゴやヘボなんてのは当たり前の世界に感じますから立派です。
    でも、表題を見た所では、春菊みたいで美味いかもと思う自分がいました(笑)

    • 名前:リコプテラ 投稿日:2017/04/15(土) 19:23:00 ID:78c870928 返信

      マンボウさん、こんばんは。
      「野草を食べる」シリーズは、ウグイシリーズに次ぐ私のライフワークになるかもしれません(笑)
      アザミは確かにイナゴ、蜂の子よりもマニアックですね、むしろ。でもやっぱり「ざざ虫」には敵いませんね(^_^;)
      アザミはほんとに春菊をもう少し苦くしたような味ですよ。

  2. 名前:ハックル70 投稿日:2017/04/15(土) 08:15:44 ID:f44a1178f 返信

    おはようございます。
    山菜係のババはアザミは食べられると言っていますが、まだ食べた事はありません、これからはいろいろの山菜が出ますね、本を見て探すのも面白そうです、それにしてもそれに合う料理を考えてしまうのは流石ですね。

    • 名前:リコプテラ 投稿日:2017/04/15(土) 19:27:20 ID:78c870928 返信

      ハックル70さん、こんばんは。
      奥さんはアザミを食べたことがあるんですね。さすが、隊長!
      この間少し南の方の山を歩いて見ましたが、コシアブラの芽が少しだけ出てきたところでした。
      これから、山菜が楽しみな季節ですね。私は今年はなんと言っても例のシオデを見つけたいと思っています。
      初めての野草はとりあえず、天ぷらか炒め物にすれば間違いないです(笑)

  3. 名前:patri 投稿日:2017/04/15(土) 11:22:49 ID:6011b8726 返信

    トゲがあるアイコでしたっけ?あれとは違いトゲが溶けないんですね〜
    自分的にはこれは無しかなあ
    リコプテラさんが毒味役になってくれて有り難いのかも(笑)
    いつも勉強させて頂いてます、ありがとうございます!

    • 名前:リコプテラ 投稿日:2017/04/15(土) 19:30:46 ID:78c870928 返信

      patriさん、こんばんは。
      アザミはアイコよりもトゲがしっかりしてますね。
      アザミは私もあまりお勧めしません。特にお浸しは気を付けないと口の中までチクチクしそうです。火をしっかり通すと気にならなくなりますが。
      毒味役はお任せ下さい。「野草を食べる」シリーズじゃなくて「毒味」シリーズにしようかな(笑) 今年は初めて食べる食材が増える予定です。

  4. 名前: 投稿日:2017/04/15(土) 14:13:24 ID:bb26bcea5 返信

    アザミって食べられるんですね(゚-゚) 触ると かなり痛い記憶がありますが、調理すれば大丈夫なんですね。

    • 名前:リコプテラ 投稿日:2017/04/15(土) 19:33:30 ID:78c870928 返信

      Kさん、こんばんは。
      アザミの葉、採る時には本当にチクチクして痛いですね。これ、本当に食べられるのだろうか、と疑うほどに。
      アザミは食べられることは間違いないですが、お浸しレベルだとまだトゲがチクチクするので、炒め物や天ぷらなど火をしっかり通す調理法が良さそうです。
      次はトゲのないタンポポの葉を食べてみようと思っています(^_^)

  5. 名前:kuni 投稿日:2017/04/15(土) 17:54:14 ID:e491eaee1 返信

    ヨウシュヤマゴボウっていうんですね!
    あの独特の実を見て、「何だろう、あれ?」と思っていました。^^

    って、また本題外れてます。(笑)
    ボクもてっきり火を通しさえすれば棘は気にならないのかと思っていましたが、おひたしくらいじゃ棘の存在感は変わらないんですね。
    やっぱり最も無難なのは、てんぷらかも?
    もちろんリコプテラさんの作られた、炒め物も旨そう。

    • 名前:リコプテラ 投稿日:2017/04/15(土) 19:38:27 ID:78c870928 返信

      kuniさん、こんばんは。
      ヨウシュヤマゴボウの実は存在感ありますよね。林道なんか見かけるので、渓流釣りをやっている人なら記憶に残っている人が多いんじゃないでしょうか。
      熟した実はちょっと食べてみたくなる感じが危険(^_^;)
      アザミの葉はお浸しレベルだとちょっとキツイです。天ぷらは良いと思いますね。ともかくしっかり火を通せばイケます。

  6. 名前:Nori1022 投稿日:2017/04/15(土) 20:27:37 ID:9b557e1e4 返信

    植物めっちゃ詳しいですね。
    僕は昨日妻とイタドリとタラの芽とったくらいがせいぜい。

    • 名前:リコプテラ 投稿日:2017/04/15(土) 21:38:34 ID:78c870928 返信

      Nori1022さん、こんばんは。
      植物それほど詳しいわけじゃないですよ。調べて初めてわかることも多いので、日々勉強です(^_^)
      そちらはもうタラの芽が採れるんですね。こちらはまだ芽がカチカチです。
      イタドリは昨年Noriさんに塩漬けすると酸っぱさが抜けると教えてもらって、キンピラにしたら美味かったです。ありがとうございます!