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カーエアコンの臭いに最終兵器|エバポレータークリーナー

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この記事は約7分で読めます。

昨年の夏、プリウスのエアコンフィルターの交換について書きました。

詳しくは記事を見ていただければと思いますが、フィルターを交換して、エアコン消臭スプレー噴射、これですっきり爽快になりました。

まだあれから1年経っていないけど、関東甲信越は梅雨入りしたらしいし、最近少しエアコン始動直後に少し嫌なニオイがするので、早めにフィルター交換をすることにしたのです。フィルターは去年2個まとめ買いしておいたので、在庫あるし。
昨年同様にエアコン消臭スプレーも噴射して、これでスッキリ!
と思ったのも束の間。数日して車に乗り込んでエアコンスイッチを入れた瞬間、またもやちょっと嫌なニオイがするぞ。

そこで、エアコンの臭いについて調べてみると、新たな真実が・・・
ってまあそんな大げさなものじゃないけど(笑)

エバポレーターのカビが悪臭の原因だった。

まずは、この図を見て下さい。


これがカーエアコンの構造。
空気をブロアファンで取り込んで、冷やして車内に送り込む。
空気と接触して冷やす部分、それがエバポレーター。ちょっと舌を噛みそう(笑)
このエバポレーターが結露してカビが発生するんです。そのカビが嫌なニオイの原因です。
クーラーをかけて駐車しておくと、ポタポタ水が落ちるでしょ。あれが、エバポレーターから落ちてきた水滴。

エバポレーターを洗浄して悪臭を追放するのだ!

エバポレーターの洗浄ってディーラーに頼んでもやってもらえるらしいです。料金は5,000円〜10,000円だとか(ディーラーや車種によって違う)。

なんかこれ、自分でもできるみたい。

 
じゃーん!
エバポレータークリーナー楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る)。
これを使えば自分でエバポレーターが洗浄できるのです。
業務用なので、量販店やホームセンターでは手に入りません。私はアマゾンで購入しました。
中身は、スプレー缶とチューブ状のノズル、ノズルホルダー、消臭剤、それから説明書。

このスプレー缶、手に持ってみるともの凄く軽い。中身ちゃんと入ってるの?ってくらいに軽い。水素みたいな軽い気体でも入っているのか。

おまけの消臭剤の準備。あくまでもおまけ。

 
先に消臭剤の準備をしておこう。
エバポレーターを洗浄した後に、グローブボックスの後ろに貼り付ける消臭剤。
これは、まあオマケみたいなもので大して効果に期待してないし、別の消臭剤(ファブリーズ)を設置してるのでどうでもいいけど、一応説明書通りに消臭剤をケースにセットして日付シールを貼り、裏面に付属の両面テープを貼って準備完了。

業務用の強力洗浄スプレーは人体に有害なので、取り扱い注意。

 
スプレー缶の蓋を取って、ノズルをセット。
ここでうっかりスプレーを押さないように注意。これ、吸い込むと人体に害があるので惨事になります(>_<)

 
助手席のグローブボックスを外します。
この辺りはエアコンフィルター交換の記事に詳しく書いたのでそちらをご覧下さい。

 
エアコンフィルターのカバーを外し、フィルターを取り出します。


先日交換したばかりなので、新しいですね。

 
説明書を見ると、ブロアファン下部からの液垂れに備えてフロアマットや精密機器などをウエスや新聞紙で養生しろと書いてある。付近にUSBのコネクタ(黄色矢印)があるので、フロアマット前方とコネクタを一応梱包用の厚紙で覆っておきました。

 
ノズルホルダーの穴にノズル先端部を差し込み、そのままカチッと音があるすまで上に上げて固定。セットする穴が二つあるので、両面テープで貼り付けた時に、ブロアファンの中央部(写真2枚目黄色矢印)にノズル先端が向くようにどちらかを選択します。

ノズル先端の向きとエアコン設定に注意。

 
ブロアファン中央部にノズル先端が向く位置に、ノズルホルダーを付属の両面テープで貼り付けます。
もう少しノズルを下に向けたかったので、写真2枚目のような形でビニールテープで補強(写真2枚目黄色矢印)。私はこの状態で使いましたが、薬剤噴射中にノズル先端がノズルホルダーから外れると惨事になるので、ノズルホルダーのところもビニールテープで補強した方が安全です。ノズル先端はただ挟まっているだけなので外れやすいです。
実際に、アマゾンには大変なことになったレビューが載っています。このスプレーの中身は人体に有害なので、扱いには気を付けた方が良いです。

 
車の窓を全て全開に。ドアも全て全開に。
そして、エアコン設定を写真2枚目のように。
(1)吸気は室内循環に。
(2)温度設定は最低温度に。
(3)送風はVENT(顔に風が当たるマーク)。
(4)風量は最大に。
(5)エアコン(A/C)はOFFに。
風量は最大ですが、この段階ではA/CはOFFなので間違えないように。

 
ノズル先端部がブロアファン中心部に向き、確実に固定されていることを確認してから、噴射ボタンを上から下に押し込み(黄色矢印方向に噴射)、連続噴射状態にします。
不安定なので缶を倒さないように。

 
約3分間噴射し続けます。
説明書の注意書き:

この間、作業現場から離れずに常にブロアファンが回転していることを確認して下さい。万が一ブロアファンが停止した場合は直ちに噴射を止めてエンジンを切り、ドアを開けた状態で約20分間放置して下さい。

作業中に吹き出し口からの風を直接吸い込まないようにして下さい。

上にも書きましたが、このスプレーは強力なだけあって人体に有害です。
スプレー噴射中に車内に近づかない方が良いです。
特に小さいお子さんが近づいたりしない場所でやって下さい。

3分くらい経って、全量が噴射されたのを確認してから、ノズルホルダーとスプレー缶を車外に出します。


そして、エアコン(A/C)スイッチをON。
そのまま5分間エアコンを最大風量で回し続けます。

エアコンフィルターを取り付けるときに、送風を吸い込まないように。

 
説明書を見ると、この5分の間にエアコンフィルターを再装着しろと書いてある。
有害な風がガンガン出てるのに、そんなことやらせるの?
仕方ないので、息を止めてなるべく風に当たらないように素早く装着(^_^;)

このエアコン稼働で、エバポレーターに結露が発生して汚れが洗い流されるという仕組みです。念のため10分間回し続けました。


タイヤの隙間から下をのぞき込むと、ポタポタを水滴がたくさん落ちていきてます。よしよし、これできれいになりそうだ。

 
例の消臭剤をグローブボックスの裏側に貼り付けます。
ホントはもっとブロアファンに近い側に貼り付けた方が良いと思うけど、以前にビビリ音を止めるためにディーラーで貼り付けてもらったフェルトがあるので、まぁ、ここでいいでしょ。これは気休めだし(笑)
10分後にエアコン、送風をストップしてから、グローブボックスを取り付けたら完成。


養生はしたけど、水垂れはありませんでした。これにて作業完了。


日が長くなりましたね。7時でも明るい。
イブニングの釣りが楽しい季節だけど、梅雨入りしたらしいのでしばらくは釣行回数は減るかもと思っていたけど、梅雨入りしてからなぜか晴天続き。少し雨が降って欲しいような状況。

エバポレータークリーナーの実力は。

翌日、翌々日、エアコン始動してみましたが、今までとは違って始動時にも全く嫌な臭いがしません!
最初だけ少し化学薬品?の臭いが残っていましたが、2日ほどで消えます。

プリウスは乗り始めてからかれこれ7年が経過しました。
このくらいの年数が経つとエアコンの臭いが気になるかもしれません。
以前使っていたAgイオンの消臭剤はあくまで消臭剤だし、エアコン吹き出し口から吹き付けるだけではエバボレーターまでは届きません。
エバボレーターを洗えるこちらは方法論が違うので、効果は格段に違います。
このスプレー、ちょっと高いですがディーラーに頼んでも、この業務用のエバボレータークリーナーを使うらしいので、自分でやった方が安上がりですね。
もし、エアコンのニオイが気になってお困りの方は、ぜひこのエバポレータークリーナーを試してみて下さい。プリウス以外の車種でもやり方は同じです。

フィルター交換と合わせて、1年に1回エバポレータークリーナー施工をしようと思います。
これで梅雨どきも爽快にドライブができそうです!
あ、そうだ、ジムニーにも施工しなくちゃ。

★2019.6.13追記:
「1年に1回施工しようと思います」なんて書いておきながら、気付くと2年経過した梅雨時にまた少し嫌なニオイがし始めたので、2回目の施工をしてまた爽やかなエアコン風になりました!

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コメント

  1. おはようございます。
    これでスッキリ快適に過ごせますね。
    エアコン臭は、オオババ様が運転していた頃の車が酷かったです。
    理由は、循環エアで、電気が勿体ないと思いこんでの最低風量でのエアコン運転でした。
    自分は目的地に着く直前にエアコンスイッチをオフにして、最大風量で空運転する習慣です。
    臭いを誤魔化すのでなく、元から絶つ今回の洗浄法が王道ですね。

    • マンボウさん、こんばんは。
      このエバポレータークリーナーは抜群の効果がありました。
      なるほで、エアコンは停車前に最大風量で空運転するとクリーニング効果があるんですね。確かに期待できそうです。
      「くさいニオイは元から絶たなきゃダメ」ってCMがありましたよね。正にそうだと思います(^_^)

  2. いつもながら色々とやりますねぇ。(笑)
    ボクの車みたいな古い中古車こそ、すべきことなのでしょうが物ぐさなボクは逃げちゃうなぁ・・・

    • kuniさん、こんばんは。
      色々と広く浅くやっております(笑)
      kuniさん年数経ってる車でしたっけ? 今現在くさくなければ問題ないと思いますが、夏場のエアコン稼働直後に嫌なニオイがしたらエバポレータークリーニングをすればピタリと解決できます。ディーラー施工でも良いですけど。
      アイの付いたフックを伸ばして編み込みラインで再度アイを作る、なんてことをやっているkuniさんが物ぐさなわけないでしょう(^_^)

  3. “この間、作業現場から離れずに常にブロアファンが回転していることを確認して下さい。万が一ブロアファンが停止した場合は直ちに噴射を止めてエンジンを切り、ドアを開けた状態で約20分間放置して下さい。”

    “上にも書きましたが、このスプレーは強力なだけあって人体に有害です。
    スプレー噴射中に車内に近づかない方が良いです。”

    噴射中は車外から見守る感じですか? 窓は全開ですか?

    • あきさん、初めまして。
      コメントありがとうございます。
      そうですね、噴射中は窓も全開にしてドアも全開(ハッチバック車の場合は後ろも開けて)にした方が良いです。
      そして、車外はもちろんですが、車からもなるべく離れて風上側に移動した方が良いです。本文にも書きましたが、お子さんなど近づかない場所で使用してくださいね(^_^)

      • 返信ありがとうございます。
        もう10年ほど前の話ですが、私もプリウス30を新車で買った時から、AC_OFFの時(常時)とAC_ONの時(初めだけ)に汗臭いような臭いに悩まされ、オートバ。クスで2度のエバポレーター洗浄を行いましたが、改善されませんでした。

        ひょんなことからこの商品に辿り着きましたが、ダメ元でやってみたいと思います。ありがとうございました。

        • あきさん、こんばんは。
          AC_ONの時の嫌なニオイ、わかります。私の場合はこのエバポレータークリーナーを使ったらすっきりニオイがとれました。
          オートバックスでエバポレーターの洗浄をしてもらったのに、改善されなかったというのが気になりますね。
          すでにやられているかもしれませんが、エアコンフィルターの交換と消臭剤の吹きつけもも同時にやった方が良いかもしれないですね。
          https://www.sakanakokoro.com/2016/08/04/13331/
          嫌なニオイがすっきり解消されると良いですね(^_^)