スポンサーリンク
スポンサーリンク

スパークプラグにオイルがべっとり|ジムニー(JB23)

ジムニー
この記事は約12分で読めます。

先日、デポジット対策の効果は出ているのかとスパークプラグを外して点検してみたわけです。

電極の焼け具合は良好だったのですが、ネジ部分にオイルが滲んでいます。三気筒のうち、特に真ん中のプラグにはベットリ。何なんですかこれは!?

プラグホールにオイルが入ってきてるってことは・・・


パーツカタログを見てみると、赤矢印(13番)のガスケットが劣化してオイルがプラグ穴に入り込んでいるんだと思う。これを交換しよう。
青矢印のところにシンダーヘッドカバーの外周囲むガスケットがあって、ここからはオイルは漏れていないけど、ついでにこれも交換しよう。


それから黄色矢印のところからもオイルが滲んできてるから、このホースと中にあるバルブも交換します。
このバルブはPCVバルブ(ポジティブ・クランクケース・ベンチレーション)と呼ばれるもので、車検の点検項目ではメターリングバルブという名称になっています。

エンジンで発生した未燃焼ガスをそのまま大気に放出してしまうと環境に悪影響を及ぼすので、そういったガスを開放しないようするブローバイガス還元装置というのがついています。未燃焼ガスはこのPCVバルブを介してホースでインテークマニホールドに誘導されます。
以前は全くわからないパーツだらけでしたが(今で何のホースなのかわからないものだらけだけど笑)、いろんな整備をしていくと少しずつ車の構造がわかってきて面白いです。
普通は車の構造を理解していないと整備なんてできないと思いますが、私の場合、その都度勉強したり試行錯誤したり、何倍も時間がかかっちゃいます(苦笑)

交換用のパーツ発注

今回発注したパーツは、
・シリンダーヘッドガスケット(純正品番:11189-78G01)×1
・スパークプラグホールガスケット(純正品番:11179-73G00)×3
・PCVバルブ(純正品番:18118-78G50)×1
・PCVバルブシール(純正品番:11198-58B00)×1
・PCVホース(純正品番:11193-81AA0)×1
・クリップ(純正品番:09401-13417)×1

クリップは外してみると特に傷んでいなかったので、結果的に必要なかったです。
他にシール剤として、
・スリーボンド1215楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る

以前にも書いた通り、ジムニー整備にはパーツカタログが必需品になりますが、私はこの他にサービスマニュアルが手元にあるので、それに従って作業します。
全ての作業工程が詳しく書かれているわけじゃないですが、各ボルトの締め付けトルクが書かれているのが大きいです。
特にエンジン回りや足回りは適正トルクでちゃんと締め付けないと危険です。小さいボルトの場合は締め付け過ぎになりがちなので注意が必要だし、ともかくサービスマニュアルがあれば問題なく作業が進められます。

スパークプラグにオイルがベットリ|シリンダーヘッドカバーガスケット交換(JB23)

 
今日も活躍、KTCの工具セット
ボンネットを開けて、いつも通りインタークーラーを外すところから始まります。

 
続いてシリンダーヘッドアッパーカバーを外します。
インタークーラー、シリンダーヘッドカバーの外し方についての詳細はこちらをご覧下さい。

シリンダーヘッドカバーにつながっているパーツを外す。

 
インタークーラーの後ろ側を支えるステー(赤矢印)を外します。
写真1枚目の黄色矢印のボルト二つを外し、ステーを真上から覗き込むと裏側に見えるボルト(写真2枚目黄色矢印)も外します。

 
ステーに固定されているホース(写真1枚目黄色矢印)も外しておこう。これ、なんのホースなんだか知らないけど(笑)
そして、シリンダーヘッドカバーから出ている2本のホース(写真2枚目黄色矢印)を外します。

 
ホースのクリップをラジオペンチで挟んで奥へずらします。
手前側のホースクリップも同様に。

 
手前のホースは新品に交換するので、インテークマニホールドに接続されている反対側もクリップを緩めて外します。

 
奥のホースはヘッドカバー側だけ外して、邪魔にならないように曲げて適当なところにちょっと引っかけておきます。

 
ここにあるPCVバルブ周辺からオイルが滲んでいたので、このバルブも新品交換します。
マイナスドライバーで少しこじてから抜き取ります。ここにゴムシールがくっついてるけど、それは後で外そう。

 
イグニッションコイルを外していきますが、奥のコイルにこの細いホースが干渉するので、外しておこう。なんのホースか知らんけど(笑)
そしてそのホースが刺さっていた金属管を支えているステーがシリンダーヘッドカバーにボルト締めされているので(写真2枚目黄色矢印)、これも緩めて外します。

ついにジムニーの心臓部を開けてみることに。


よし、これで黄色矢印5箇所のボルトを緩めればシリンダーヘッドカバーが開けられるぞ。とカバーを上に引っ張ってみるけどびくともしない。
なんか固着しちゃってるのかなぁ・・・ちょっと接合部をマイナスドライバーでこじてみる?
いやいや、ちょっと待て、もう一本真ん中のプラグホールの近くにボルトがあるじゃん(赤矢印)!
おー、気付いて良かった。
シリンダーヘッドカバーはアルミなんだから下手にこじたりしちゃダメまずいよ。危ない、危ない。


こんなに長いボルトが真ん中に入っていた。これじゃ蓋が開くわけがない(苦笑)


シリンダーヘッドカバーを開けたところ。
なんだか、心臓の蓋を開けたような気分。ちょっとドキドキ(^_^;)
黄色矢印のプラグホール3箇所にゴムのガスケットが付いていて(一番奥のはヘッドカバーの方にくっついて外れちゃった)、本来ならこれがプラグホールへのオイルの浸入を防いでいるはず。これが劣化していて、スパークプラグのネジ部にべっとりオイルが付いていたんだと思う。


常にオイルで潤滑される部分だからべっとり層状になっているところがあるけど、まぁきっと問題はないんでしょう。これ、シリンダーヘッドも外してオイル汚れをきれいさっぱり洗浄したら気持ち良いだろーねー。
これだけオイルで汚れていても、カムは常に回転しながらバルブを押しているのでツヤッツヤの新品みたいに輝いてますね(黄色矢印)。ちょっと感動。

★2019.3.7追記:
コメントで「いわなたろうさん」が教えてくれた通り、このオイルがべっとり層状に付着しているのはよろしくないらしいです。
次回オイル交換時に、ワコーズのエンジンフラッシュ楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る)で洗浄してから新しいオイルを入れてさらにeクリーンプラス楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る)を添加して走行時にも洗浄効果を高める方針でいきます。
ワコーズのヒューエルワンはデポジット除去にはかなり効果があったと思われるので、ワコーズ製品にはとても期待しています。


シリンダーヘッドカバーとの接合面の外周をぐるりと囲んでいるガスケット。外側にオイル漏れがあるわけじゃないけど、ついでに今回はこれも交換します。

以前にも書きましたが、ここでもう一度ガスケットについて。
「ガスケット」って日常生活であんまり出てこない単語だよね。

ガスケットとパッキンの違い
どちらもシール材なんですが、私は金属製のものをガスケットと呼んでゴムなど軟質材のものをパッキンと呼ぶのかと思っていたら違いました。
ガスケットは固定用のシール材のこと。パッキンは運動用シール材のこと。
運動用シール材とはシール材が可動部に使われているということです。水道の蛇口のところなんかは、パッキンの代表例ですね。

オイルべっとりのシリンダーヘッドカバーが見事に綺麗に。

 
シリンダーヘッドカバーは洗浄するので、その間ゴミが入ったりしないようにシリンダーヘッドを覆うように大きなビニール袋をかぶせておきます。
写真2枚目は外したシリンダーヘッドカバー。結構汚れてるね。

 
これを洗浄剤を使って洗うつもりですが、その前に、この油汚れってウエスで拭くだけで簡単に落ちたりして・・・
力を入れてゴシゴシ拭いてみたけど、全く汚れが落ちる気配なし。やはり洗浄剤が必要か。インタークーラーは灯油で洗ったけど、今回はもっと本格的なやつでやってみます。

 
ケーエムクリーン KMC-500楽天で見る
中身は怪しげな白い粉(笑)
油でべっとりしたエンジンパーツの洗浄などに使える、業務用のパーツ洗浄剤です。強力な洗浄力があるのに環境負荷が少ない薬剤なので、希釈濃度を変えれば車の水垢や油膜落としにも使えるし、油だらけになってしまった作業服の洗浄にも使えるらしいです。

 
シリンダーヘッドカーバーが入る大きさの容器を用意して(今回はホームセンターで売っている樹脂製のケース)、そこにKMC-500を100g入れ、80℃に湧かしたお湯5Lを注いでよく溶かします。強力な洗浄が必要な場合の希釈濃度は2.5%。今回は2%くらいにしてます。
この薬剤は70〜80℃で一番洗浄力を発揮するそうです。

 
全体が浸かるのにはもう少しお湯の量が必要なので、急いでお湯を追加で沸かし白い粉も適当に追加。結局濃度がテキトーになってしまった(笑)
水温を維持するためのヒーターってものあるらしいですが、まぁそこまでやらなくてもある程度きれいになるでしょ。
写真2枚目は30分浸けたところ。溶液に汚れがかなり溶け出ていて、これはかなりきれいになってるんじゃないの。

 
40分くらい浸けたら、ほとんど汚れが落ちてきている感じ。
リベット回りなど、油が固着しているところは少しブラッシング。


そして、引き上げてみると、おぉー、凄いぞこれは!!
あれだけべっとりだった油汚れが嘘のようにきれいになっちゃった。
こんなにきれいになるなら、エンジンをバラしてパーツを全部ピカピカにしたくなるけど、さすがにそれは素人では無理か(^_^;)

 
汚れが落ちたらよく水洗いして、薬剤成分を落とします。

古いシールを外すのと、新しいバルブの装着に難儀

 
あ、そうだ、ここのゴムシールも外さなくちゃ。これも多分劣化してるはず。
ラジオペンチで引っ張ってみたけど、やっぱり劣化しているせいか、ちぎれて細切れになっちゃった。縁の部分だけボロボロになって、このままじゃ、中に入っている部分が外せない。
カッターで少し切れ目を入れることにします。


なんとか外せた。これ、ヘッドの内側に脱落したら厄介なことになってたよ。

 
ドライヤーで全体をよく乾かします。

 
新しいゴムシールを装着して、新品のバルブを挿入。
と思ったけど、これがなかなか入らない(>_<)

 
新旧のバルブはちゃんと同じものなんだろうな。比べてみると、色使いは違うけど形状は全く同じなので問題なし。
写真2枚目のように、最初にバルブにゴムシールをセットしてから差し込むのかな、とやってみたけど無理っぽい。

 
結局、また最初のようにゴムシールを先に装着してからバルブを押し込む方針で。
貫通ドライバーのグリップエンドでぐいーっと押し込むとなんとか、装着できました。あぁ疲れたー。

密閉性を確保するガスケットの重要性

 
外周をぐるっと囲んでいるガスケット、これも新品に交換。
今回は大丈夫だったけど、シリンダーヘッドとヘッドカバーの間からエンジン外側にオイルがにじみ出ていたら、このガスケットが劣化しています。

 
これがプラグホールのガスケット。裏表があります。
写真2枚目の側を下にして取り付けます。


ガスケットに付いている小さい環は真ん中のホールの脇にあるボルトホール(黄色矢印)に合わせるためにあります。ボルトホールって、ヘッドカバーを外す時に見落としていた真ん中の長いボルトが入る穴ですよ。


他の二つにはボルトホールはないので、ガスケットの環は意味ないですが(黄色矢印)こんな感じに装着。
たぶんわざわざ別パーツを作るより3つとも共通の方が製造コストがかからないから、3つとも同じにできているんだと思う。

ゴムのガスケットに加えて、部分的に液状ガスケットというものを使ってさらに密閉性をアップします。隙間ができそうな部分を液状のガスケットで埋めるという感じですね。


ThreeBond 液状ガスケット1215楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る
これを指定箇所に塗ります。乾くとゴム状のシールになります。


液状ガスケットを黄色丸印に塗ります。

 
割り箸を使って少しずつ塗りました。
後で箱の中をみたらこんなノズルがついてました(^_^;)
でも、これって一回使うだけなら良いけど、使用後このノズル内にガスケットが残って結構無駄が多くなるよね。掃除するの大変だし。

 
液状ガスケットを塗り終わった状態。
あとはヘッドカバーを合わせて、ボルトで固定 。
タイヤホイールを取り付けるハブナット用なんかの差込角12.7mmのごついトルクレンチは持ってるけど、もっと小さい締め付けトルク用の差込角9.5mmのトルクレンチを今回購入。

組み付け時に一番大事なのは締め付けトルクの管理

 
SK11 デジタルトルクレンチ SDT3-060楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る
差込角:9.5mm(3/8インチ)
・測定範囲:3~60N・m
・測定精度:右ネジ±3%・左ネジ±4%
・測定単位:N・m(単位換算機能付きkgf・cm、lbf・in、lbf・ft)
・ラチェットギア数:52山
・電源:単4乾電池2本

締め付けトルクの測定範囲が3〜60N・mなので、比較的小さめのボルトを締め付ける時に使います。
トルクレンチは測定誤差があるけど、およその締め付けトルクがわかるのが重要です。
手の感覚で締め付けトルクがわかるなんて言う人もいますね。
確かに作業スペースのある箇所なら大丈夫かもしれませんが、力の入れにくい狭い箇所だと感覚だけで締め付けトルクを判断するのは難しいと思います。

このデジタルトルクレンチは、数値設定したトルクになると音と光で教えてくれるので狭い箇所での使用でも適正トルクで締め付けることができてとても便利。おすすめです。

 
ラチェットハンドルとエクステンションバーの間に例のクイックスピンナ楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る)を取り付けて、指でクルクル回していきます。
6つのボルトをとりあえず指で回るところまで締めます。

 
ダイヤルをR側に回して締め付けトルクを「11N・m」に設定します。

6本あるボルトを少しずつ交互に締め付けて、最後はトルクレンチを使ってピピッと音が鳴るまで締め付けます。

 
バルブのところからオイルにじみがあったPCVホースは劣化していたので、新品に交換。ホース両側を留める、クリップも念のため購入してあったけど特に問題ないので古いのを再使用しました。

 
奥のホースも装着。これも交換した方が良かったかな。
右側についていた細いホース用のステーを取り付けます。

高温になる箇所のネジにはこれを塗ろう

 
ワコーズ スレッドコンパウンド楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る
これ、高温になる場所のネジの焼付き防止、カジリ防止に使うと良いらしいです。

 
このステーを取り付けるボルトはエンジンにねじ込むことになるので、ネジ山に少し塗ってみました。
ホースを差し込んで元通りに。

 
インタークーラー後部支持用のステーも元通りに装着。
シリンダーヘッドアッパーカバーも装着。カバーのボルト締め付けトルクは書かれてないですが、まぁ、これは簡単に緩まない程度に締め付けておけば大丈夫でしょう。

問題解決。新しい発見やら、作業の続きやら。

サービスマニュアルの中の「エンジン整備書」を見ていたら、ボルトの呼び径による標準締め付けトルク値が掲載されているのを発見。サービスマニュアルに記載されていない箇所の場合は、これに従えば良さそう。その辺りについてはまた後日書きます。

あとは、インタークーラーを取り付ければ作業完了ですが、インタークーラーのインレットホース、アウトレットホースも劣化していそうだったので、ついでに交換しました。それについても、また後日。>>詳しくはこちら

ともかく、これでスパークプラグがオイルでべっとりしていた問題は解決です。
あのままだと、燃焼室内にオイル混入の恐れがあったし、もしかしたらデポジットの一因だったかもしれません。ターボチャージャーからのオイル漏れの疑いが完全に晴れたわけじゃないけど(笑)

スポンサーリンク
リコプテラをフォローする
魚ココロあれば水ココロあり

コメント

  1. いや、もうホント凄いとしか言葉が出ませんね。^^;

    でも、時間を掛けて少しずつ学んでいくと、徐々に面白くなるっていうのは分かる気がします。
    以前職場で農家さんが使うような運搬車(三輪の低速で走るヤツ、イメージできます?)の調子が悪くなった時に、メーカーさんに電話で指示を受けながらエンジンを簡単にバラシてキャブレターを分解掃除しながら面白く感じた経験があります。

    リコプテラさんがエンジンをフルオーバーホールする日も遠くはなさそう。(笑)

    • kuniさん、こんばんは。
      実家は元々農家なので三輪の運搬車はよく知っていますよ。
      わかるでしょ、面白くなってくるの(笑)
      できなかったことができるようになるのが嬉しいんですよね。これは車いじりに限った話じゃなくて、フライフィッシングも最初は全くダメでしたがキャスティングできるようになって自分で巻いたフライで釣れるのは本当におもしろいです。
      エンジンのオーバーホールはさすがに無理でしょー。でも、分解してパーツ全てをきれいにして組み直したい気持ちだけはあります(笑)

  2. 僕は土曜日に釣りに出た先150キロ離れたところで、エンジンがおかしくなって低速だとガクガクなって止まりそうになっていました。そのときにリコプテラさんなら自分でなんとかしそうと思っていたところでした。

    • Nori1022さん、こんばんは。
      遠出した時に車のトラブルは困るんですよねー。私もバイクや以前に乗っていたミツビシの車では何度か大変なことがありました(>_<) エンジンが低速でガクガク? 走行距離がどのくらいの車かにもよりますが、スパークプラグかイグニッションコイルの問題でしょうかね。 すでに復調していれば良いのですが(^_^)

  3. おはようございます。
    難しくてよくわかりませんが、私も最後の車にジムニーが欲しいなぁ~、マニュアル車はジムニーと軽トラしかなくなってしまいましたのでね、しかし、高いですね、やはり軽トラで終りになりますかね。

    • ハックル70さん、こんばんは。
      ぜひ、ジムニー仲間になりましょう(笑)
      さすがに新型のジムニーの新車は高いですが、私が乗っている一つ前のJB23という型なら中古の台数も結構あって、程度の良いものが50万円くらいで出ていることもありますよ。
      私が乗っているのはJB23の中でも一番最初の型でもう20年前の車なので、あちこち手を入れなくてはいけませんが(^_^;)

  4. エッ エンジンの中が見えてる‼️ ここまでバラスなんて凄い。家の車が壊れたらお願いします(^-^) 

    • Kさん、こんばんは。
      ついに心臓の蓋を開けてしまいました(笑)
      といっても、まだ蓋を開けたというだけなので、見た目ほど凄くないんですよ。
      先日、足回りをかなりいじったんですが、その時は「これ、本当に元に戻せるんだろうか?」とちょっと不安になりました。
      ここまでいじれるのは、ジムニーならではってところがあります。近々プリウスのスパークプラグくらいは点検してみようと思っていますが(^_^;)

  5. とうとうヘッドを開いてしまいましたか(^^)
    流石ですね。
    プラグ交換時に「スパークプラグの電極部にデポジットと呼ばれる堆積物が付着」から始まった今回のメンテですがプラグ交換をしようとしたきっかけは何なのですか?定期交換時期?それとも何かの症状からですか?
    現在の走行に症状が無いのですが自分が同様の交換をするタイミングが判断できません^^;
    早めの点検と思うのですが時期の判断やスキルに心配もありいつ踏み切るかを思案中。
    驚いたのはヘッドはクリーニングすると凄く綺麗になるのですね。
    今はただ故障しないことを願うのみです。(笑)

    • 幻の渓流師さん、こんばんは。
      ついに手を出してはいけないところに踏み込みつつあります(笑)
      プラグ交換については、前回車検を受けた時に事前点検を担当した整備士さんが「スパークプラグの交換をしたほうが良いですよ」と言ってくれたんです。
      特にその時には自覚症状はなかったです。
      症状が発生するとしたら、アイドリングが不安定になるとかノッキングするとかだと思いますが、症状がなくても一度点検してみたらどうでしょう。
      スパークプラグ交換の記事にも書きましたが、プラグは点検して問題なければそのまま再利用できますし。
      トルクではなく角度で締め付けを判断するなら、新品のプラグはガスケットが着底してから180°ですが、再利用の場合は30°というところだけが注意点です(^_^)

  6. おはようございます。
    パーツカタログ大活躍ですね。
    サービスマニュアル以前にパーツカタログと素人小売店の確保が良かったですよ。
    OHCエンジンの蓋を開けるとは、感動ものです。
    アルカリ洗浄剤もピッカピッカで見事ですが、アルカリ洗浄での膨潤と安定剤抜けは避けられないので有機部品の洗浄前外しは必須ですね。
    こんなんを見ると、エエコロ加減レンチを抜け出して、トルクレンチも欲しくなります。

    • マンボウさん、こんばんは。
      パーツカタログは本当に役に立ちます。というか、これがないと始まりません(笑)
      私がいつもお願いしているアルプス商会さんというパーツ屋さんは、個人にも業者と同じようにパーツ一つから取ってくれるのでとても助かってます。
      カムシャフトが見えた時は私も感動しました!
      バルブのところのゴムパッキンは、洗浄前に外しておくべきでしたよね(^_^;)
      デジタルトルクレンチ、かなり使えますよ。

  7. 結構オイル焼けしてますね〜
    前オーナーのオイル管理がイマイチだったのでしょうか・・・
    焼けはいいけど積層したスラッジはあまり良くありません。
    洗浄力の強い化学合成油やジーゼルオイル入れるのもオススメです♪
    ちなみに比較的オイル管理のいいクルマはこんな感じです笑笑
    https://foolsbar.blog.fc2.com/blog-entry-688.html?sp

    • いわなたろうさん、こんばんは。
      前オーナーのオイル管理は全くダメだったと思われます。オイルに限らず、車の扱いがなってません。まぁ、そのおかげでいろいろいじって直す楽しみを与えてくれましたが(笑)
      見て見ぬ振りをしておこうかと思いましたが、オイルがベットリはやはり良くないですよねー。ありがとうございます!
      オイルは今はモービル1(100%化学合成油ではないけど)を使っていてフィーリングはとても良いので、もうしばらくそのまま使うつもりですが、次回オイル交換時にワコーズのエンジンフラッシュを使って洗浄し、その後、新油にeクリーンプラスを添加しようと思っています。
      たろうさんなら、きっとこれらをお勧めしてくると思ってましたが、ワコーズの回し者ではなかったのか(笑)

  8. こんばんは

    一連の整備凄いですね~
    わたしは自力でヘッドあけたことないです(笑)

    基本的にスズキのF6&K6はとても丈夫なので、消耗管理がキッチリしてればそれほど神経質にならなくともよいのですが。。
    K6はN1ホモロゲでレースに出られるくらいなんで。。

    ただ、お手元のジムニー君は、走行距離とオイル管理の感じからして。。。根本的な手入れが近いかもですかねー
    点火系はだいぶ手を入れられてるので、あと考えられるとすればセンサー系で改善するといいんですけど。。。

    ちなみに、カプチーノの場合はさらに原始的な機構なので、オイル管理のスパンを短めにするだけで、大概okだから、却って気が楽です(笑)

    • Keymanさん、こんばんは。
      ジムニーのサービスマニュアルがあるので、それに従っていじっていますが、根本的には良く分かってないんですよ(笑)
      F6&K6はかなり丈夫なエンジンだとは聞いていますが、なんせ前オーナーの整備が怪しかったのでいろいろ気になってしまってf^_^;
      センサー系って何をすれば良いのか全くわかりません。単純にセンサーを新しいのに交換すれば良いのでしょーか?? また教えてください。
      カプチーノも楽しそうな車ですね。走り屋には(いや、私は走り屋ではなかった笑)たまらない車でしょう。
      ジムニーより原始的な機構なんですか。それはそれで、とても魅力的^_^

  9. こんばんは
    現象の発生原因から考えると、推理しやすいのですが・・・

    デポジットが黒色:燃焼不全(燃えカスがカーボンとして生じる状態)
    燃焼不全:混合気が適切に燃焼できない∴①(オイル上がり等で)混合気に燃焼しきれない異物が含まれているor②点火不良or③燃調不良

    ①の原因が経年及びメンテ不良によるエンジン全体のクリアランス増大の場合、根本的にはオーバーホール前提。特定箇所からなら、その場所の修理をするればよい。

    ②シリンダー内の混合気に点火不良で火が回り切らずに不完全燃焼になる場合は、点火系の部品交換で大体解消する。

    ③電子制御インジェクションの場合、基本的には制御情報を得る部分の不良から発生する燃調不良がほとんどなので、怪しいセンサー系を見直してみる。タイアグノーシスに異常出力が無くても機能喪失している場合がある。ただし、センサー系は部品価格が高価なのと、交換にリスクを伴う。

    とかですかね~。
    10万キロオーバーで怪しい燃調系センサーというと、O2センサーとエアフロ(K6Aの場合はプレッシャー)センサーが二大巨頭ですが、特にO2センサーは素人が手を出して折ったりすると、触媒全交換@10万円オーバーになったりすることも(ガクブル
    →これが「リスク」例です。

    。。。と、言っておきながら、単純にセンサーハーネスカプラの接触不良が原因で、カプラー抜き差しするだけで直るというオチもあるんですが(爆

    いずれにせよ、カプチーノの8ビットコンピューターより、16ビットコンピューターのジムニーのほうが遥かに細かな制御でエンジン制御してるので、そのぶん不具合時の解消も細かくなる傾向があるようです。
    これを嫌って、今時の車は機構のアッセン化を進めていたり。(関連部分をあらかじめまとめておき、不具合時は丸ごと交換したほうが楽なので)

    ま、今車@スマホからすると、8ビット@ファミコン も16ビット@初代プレステ も大差ないですけども(大笑)

    • Keyman さん、こんばんは。
      詳しい説明ありがとうございます。勉強になります^_^
      ③燃調不良 に関しては全くいじってないので、怪しいかもしれないですね。O2センサーとプレッシャーセンサーですか。
      デポジット対策をとってからエンジンフィールはとても良いので、今のところ問題なさそうにも思いますが、今のうちにサービスマニュアルで勉強しておきます。
      カプラー抜き差しだけで調子よくなるなら、それだけでもやっておこうかな(笑)
      ファミコンと初代プレステの差はかなりあるような気がします。確かに細かく制御できる分、不具合も起こりやすいでしょうね。人工衛星には故障リスクの低減のため、あえてビット数の低いコンピュータを搭載していると聞いたことがあります。
      今のスマホの高性能ぶりは凄いですよね。パソコンも一眼レフカメラもその存在価値を脅かされそうですよねf^_^;

  10. 車種は違いますが、アイドリング不調?でエンストします、今度PCBバルブとパッキンの交換しようと思ってます(買ってあります)。
    心配事は、パッキン触るとカチカチですので、絶対に割れると思います。
    割れて破片がヘッドの中に落ちた時、web見ると仕切り板が有るからタペットやシャフトには落ちないと書いてあります。
    落ちてもどこかの部屋に入ってタペット等に悪さをしない様な構造なのでしょうか?そうであればヘッド外してまでして取り出す必要が無いと思いますが、どうなんでしょうか、実際にヘッド外されておられるので、お伺いします。
    [質問]パッキンがヘッド内に落ちても、そのままにしておいていいのでしょうか、絶対にヘッド外してでも取るべきでしょうか?
    よろしければ、教えて下さい、よろしくお願いします。

  11. 鈴木さん、こんばんは。
    PCVバルブのシール(パッキン)は古くなると割れるというかラジオペンチで掴んで引き出そうとするとたぶんちぎれます。私は途中からカッターナイフで少し切れ目を入れて引き出したら上手くいきました。ヘッドカバーを外さなくても手前側に引っ張り出す感じでやればヘッドカバー内部にちぎれたゴムを落とすことはないと思いますが、その辺りはやってみないと、というところもあります。

    そして、仮にちぎれたゴムが内側に落ちてしまった場合ですが、おっしゃる通り仕切り板があっってヘッドカバー内に留まる構造になっています(ヘッドカバーが二重構造になっています)。なので、カムシャフトの上に落ちるということはないです。が、それを取り出すにはヘッドカバーを外して落ちた穴を下にして振ってみるしかありません。ちぎれたゴムの形状によってはそれでもかなり取りだしにくくなる場合もありそうです。

    ただ、ヘッドカバー内にちぎれたゴムが落ちていても特段問題は無いように思います。

    シリンダーヘッドカバーを外しても外さなくても、ゴムシールの取り外しやすさはさほど変わらないので(ヘッドカバーを外せばPCVバルブの穴を下に向けて作業することができるのでちぎれたゴムを内部に落とす可能性を低くすることはできます)、とりあえずヘッドカバーを外さずに慎重に作業してみて、無理そうだったり、万が一内部にゴムが落ちてしまって気になるようならヘッドカバーを外すということで良いのではないでしょうか。
    気にしなければ、上記した通りちぎれたゴムがヘッドカバー内に留まっても問題はないと思いますけれども。

    以上、参考になれば良いのですが。

    • リコプテラ さん
      詳しく丁寧な説明ありがとうございます。 今までの疑問が全て解決しました。 ありがとうございました。 おっしゃる通りの手順でやってみます。再度感謝。