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アウトドア用のお勧め折り畳みノコギリ|高儀 替刃式折込鋸

キャンプ道具
この記事は約7分で読めます。

渓流釣り時の調理用火器はガソリンのMUKAストーブ、ガスのマイクロマックス・ウルトラライト、アルコールのソロアルコールバーナー、それから小さい焚き火ができるソロストーブ、主にこの4種類を場面によって使い分けています。
例えば、

  • 寒い時期や風雨など過酷な条件下ではMUKAストーブ。
  • 微妙な火力調整や頻繁に着火消火を繰り返すような場合は、マイクロマックス。
  • フライパンを使った焼き物や保温に使うならソロアルコールバーナー。
  • ゆっくり調理時間がとれる渓流泊釣行ならソロストーブ。

こんなに具合にそれぞれに適した場面があり、一つだけではなく二つを組み合わせて持っていくことも多いですね。

この中で、ソロストーブは現地で薪を作る必要があります。
薪と言ってもソロストーブは小型なので、太くても直径2cmくらいまでの小枝を燃やすことになります。
太い流木の場合は、まずノコギリで適度な長さに切ってからモーラコンパニオンで、縦に割ります(バトニングと言いますね)。その辺りについての詳細はこちら
これでも十分調理はできるんですよ。上手く使えばイワナの塩焼きだってできます。

で、今まではこんなノコギリ使ってたんですよ。

 
これ、はっきり憶えていないけど、だいぶ前にホームセンターで買ったと思うんだよね。
「OREGON」て書いてあるからアメリカ製?


刃のところよく見たら「MADE IN USA」と書いてあった。
刃の目が粗くていかにもアメリカ製っぽい。アメリカではこういう刃がスタンダードなのかな。

この刃、太い流木を切る時にはグイグイ切れるけど、2〜3cmなんていう細い枝はとても切りにくい。
渓流泊の時には現地で薪作りをすることが多くなるので、もっと細い枝も切りやすい折り畳みノコギリを買うことにしました。

コンパクトで切れ味抜群!高儀(タカギ) 替刃式折込鋸 万能目
収納ケース付 赤 125mm


高儀 替刃式折込鋸 万能目 収納ケース付 赤 125mm
楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る
楽天とアマゾンの検索結果にリンクは貼ってみたけど、なんかこれ、製造中止になったのかな。取り扱いがなくなっちゃった(T_T) アマゾンのレビューでもかなり高評価だっただけに残念。そのうちリニューアルして復活するのかもしれないけど・・・さっき見たら、アマゾンではこれの紫色のやつは売ってるね(^_^)
刃物で有名な新潟県三条で生産されていて、切れ味は抜群!


二つを並べてみると、今まで使っていたものよりも少しコンパクト。
グリップは遙かに握りやすいです。

 
スムーズにこの形に折り畳めます。
この細かい刃は切れ味抜群で、細い枝もストレスなくスイスイ切れます。

 
そう簡単に切れ味は落ちませんが、このノコギリは替え刃式なので、切れ味が落ちたら、写真1枚目の黄色矢印のビスを外して簡単に交換することもできます。
刃を少し畳んでみるとわかりますが、刃の2箇所に切れ込みが入っていて、固定した時の刃の角度を2段階に変えられます。

 
写真1枚目は標準的な使い方の時の角度。
写真2枚目は逆への字型。こんな角度で使うことなんてあるの?って感じですが、実はこの角度が役立つことがあるんですよ。


実際にアウトドアで使う時は、地面に倒木や石なんかを置いてその上に薪になる材料を載せて切ることになりますが、その時に握った拳の下にスペースがないと(写真黄色丸印)切りにくいんですよね。
これについては、ページ下部で実際にアウトドアで使っている様子をご覧ください。

 
この折込ノコギリにはしっかりしたケースも付属しているのがうれしい。
ケースには、ベルト通しもあるので腰にぶら下げておいて使う時にいつでもさっと取り出せます。小さいので、釣りをしている時に装着していても邪魔になりません。

 
グリップ後端とケースには穴が開けられているので、双方をダイソーで売っていたヘアーゴムで結んでおくことにします。ナイフもそうですが、ノコギリもうっかりどこかに置き忘れる可能性が高い道具なんですよね。

 
こんな具合にノコギリ本体とケースを連結。
これでよし、と思ったんだけど実際に使ってみたらこのヘアゴム、結んでも次第に緩んでくるんだよね。
ナス環付きのカールコードで連結した方が良いかな。

アウトドアで実際に薪作りテストをしてみよう!

早速、近くの沢に出かけて薪作りと焚き火のテストをしてみます。
沢に行くなら釣りもすればいいじゃないって感じですが、残念ながらこの沢にはイワナもアマゴもいません(^_^;)


細い沢なのでそれほど流木がなさそうだと心配していたけど、一段上がった林の中にはたくさんの倒木や枯れ枝が落ちていたので、薪づくりの材料には不自由しません。
その辺にあった石の上に枯れ枝を置いて横から出ている邪魔な枝を切り落としてから、30cmくらいの長さに切っていきます。

 
これが、上の方に書いたノコギリの刃の角度を変えると都合が良い場面です。
写真1枚目は、普通の角度で切っている状態。切り進んでいくと、こぶしの下側が地面に当たりそうになるし、姿勢的にもキツくなってくるんですよ。
写真2枚目のように逆への字になっていると、こぶしの下のスペースに余裕があるし、姿勢も無理なく最後まで切れます。


直径3、4cmの枝ならあっという間に切れちゃいます。
以前のノコギリとは雲泥の差。もっと早く買い換えれば良かった。

 
直径6cmくらいの木だってサクサク。
切り口もとてもきれいにスパッと切れます。この刃は切れ味良いですねー。

 
直径10cm以上あるこんな倒木だと、刃長が12.5cmしかないのでさすがに地面と刃を水平にしたまま切り進むのは難しいです。
刃を回しながら切っていきます。ちょっと苦労しましたが、ご覧の通りこんな倒木でも切れます。もし夜通し焚き火を燃やさなきゃいけない状況であれば、このくらい太い薪があると心強いですね。


今回は、ソロストーブ用ではなく、渓流泊でもっと大きな焚き火をするのを想定して、かなり太い薪まで作りました。
ある程度の量の薪を作るときは、ロープで縛って運ぶのが効率良いです。

そして、作った薪で焚き火使用の調理テストもしました。焚き火で調理するにあたって新グッズを購入したんですが、それについてはまた後日。


その時の焚き火調理の様子をチラ見せ(笑)
私が何を買ったかわかる人にはすぐわかるでしょう・・・詳細は近日中に。
→詳細はこちら

こちらも自信を持ってお勧めできる二種類のノコギリ

高儀の折込ノコギリの他にも折り畳み式で切れ味の良さそうなノコギリはいくつかあります。
上記製品のようにケース付きではないけど、こちらもおすすめできます。


シルキー ポケットボーイ 万能目 340-18
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こちらも刃物で有名な兵庫県小野市で生産されていて、比較的お手頃なので海外でも非常に評判が良いです。
これは刃長170mmのものですが、他に130mmのものもあります。そちらにはクリアケースが付いていますが、そのケースがイマイチ使い勝手が良くなさそうであまりお勧めできないです。ポケットボーイなら170mmがお勧め。


神沢精工 SAMURAI鋸 騎士 FC-180-LH
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森林業や果樹、造園などのプロが愛用しているSAMURAI鋸シリーズの折込ノコギリ。
こちらも同じ兵庫県の小野市の隣の三木市で生産されていて、非常に評判が良いです。
神沢精工さんのサイトを見てもらえばわかりますが、SAMURAI鋸シリーズは多彩なラインナップなので、用途に応じて自分にぴったりの物が見つかるはずです。
携行性を無視するなら、折込じゃない鞘付きの240mmとかの方が良いかも。いつかそっちを買っちゃうかも(笑)

モーラナイフとかオピネルとか海外製の定評のある刃物を使ってみてよくわかりましたが、刃物についてはやはり日本製が一番だと思う。決してモーラやオピネルがダメだというわけじゃないけど、やはり私は日本の刃物が好きです。

もし、無人島に一つしか道具を持って行けないとしたら。

仮に無人島でサバイバル生活をするとして、どれか一つだけしか道具を持って行けないないとしたら、もちろんナイフを選ぶことになるけど、もう一つ選んで良いとしたらやはりノコギリでしょうね。
ノコギリがあれば、簡単な小屋だって建てられるけど、ナイフだけだと非常に厳しい。

よーく考えると、ナイフは石を割ったりしてなんとかそれらしいものを作ることは可能かもしれないよね。もちろん切れ味はそれほど良くないだろうけど、魚を捌くくらいのものはできるかもしれない。
でも、木を切断できるほどのノコギリを作ることは絶対不可能だよね。
無人島に一つだけしか道具を持って行けないなら、むしろノコギリを選んだ方が良いのかもしれない。
と、子どもの頃から無人島生活を妄想するのが好きな私(笑)

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コメント

  1. 僕もソロストーブのようなものにぴったりの燃料生産するノコギリをほしいと思っていたところです。小枝すぐに燃え尽きるのをどんどん投入していって二次燃焼眺めるのが楽しい(笑)

    • Nori1022さん、こんばんは。
      ソロストーブサイズなら細い枝を切ることが多くなるので、目が細かくてコンパクトなものが良いですよね。
      二次燃焼システムは火力は強くて調理向きですが、その分燃え方も早いですよね。焚き火を眺めているだけでほんとに飽きないんですよねー(^_^)

  2. 子供が必要だったので 100均 で買ったノコはすぐに切れなくなりました。ノコギリにケース付きは有難いですね。

    • Kさん、こんばんは。
      百均はいろいろ便利なものが売られていて私も良く愛用しています(特にダイソーさん)が、さすがに刃物類はイマイチですね。
      100円に求める方が無理かもしれませんが耐久性はないので、使い捨てと割り切るしかないですね。
      刃物類はケース付きが安全で良いですよね(^_^)

  3. おはようございます。
    ポケットボーイは持っていませんが、兄貴分のゴムボーイは愛用品です。
    生木でもサクサク切れるので、剪定ノコギリとして腰に下げての庭木手入れです。
    もっとも、生木を切ると寿命が短く、お高い交換刃が痛いです。
    この会社、他にもビッグボーイやガンファイターなどのユニークな名前が目白押し。
    面白い会社です。

    • マンボウさん、こんばんは。
      シルキーの「ボーイ」シリーズも定評がありますね。
      私はあまり生木を切る機会はありませんが、樹液によって刃が傷んでしまうんでしょうね。替え刃は結構高いんですよね。
      シルキーに限らず他のノコギリメーカーも面白い名前の製品が多いんですよね。独特のセンスを感じます(笑)

  4. おはようございます。
    折りたたみ式のノコギリは便利ですね、私ももう50年ほど前の物ですが、果樹の技術員が鋏と一緒に腰にブラサゲていたのが気に入って未だに使っています、時々目立てをしていますが便利ですね。

    • ハックル70さん、こんばんは。
      切る時の使い勝手で言えば、固定式の長い刃の物が良いと思うんですが、渓流釣行で荷物が多い場合はやはり折りたたみがありがたいですね。
      50年前のノコギリが今も現役というのは素晴らしいですね。
      今回のは替え刃式なんですが、できれば私も目立てをしてみたいと思います(^_^)

  5.  必要かなと考えるものは皆テストしてくれてる気がするわ。
    今回もフムフムと読ませていただきました。

     はい、米沢は町内会の幹事会議にぶつかって順延になりました。(つд⊂)エーン
     今日は天気が良いから近所の10km先の山で渓流釣りしました。この時期は雪が多くて餌釣りなんですが、フライでがんばりました。

     ニンフではじめたらインジケーターにパク。でもそのままニンフで釣り上げました。
    25と24センチのいわなはいい引きでした。
     ヤマメはちびちゃんがドライで出てびっくりしました。

    • FFfreakさん、こんばんは。
      参考になればうれしく思います(^_^)
      米沢釣行は延期になってしまったんですかー。残念ですね。
      でも、順延ってことはまた近々予定が組まれるんでしょうか。
      インジケーターに反応してくるようなら、魚の活性は意外と高そうですね。
      良型イワナが釣れているようでうらやましい。私は今シーズンまだアマゴしか釣っていないんです(笑)

  6. 横引き用の刃だと、比較的万能で使えますよね。^^
    元々お持ちの刃は縦引きっぽいので、木の繊維と平行に切るには良いけど繊維を断ち切る方向だと苦労します。

    今回購入されたのは、フォールディングなのにしっかりとした感じで、見るからに使い勝手が良さそうです。

    楽しみが増えますねぇ。(笑)

    • kuniさん、こんばんは。
      なるほどー、このアメリカ製のやつは縦引き用なんですか。
      そう言えば、大工さんが使うような両刃のノコギリ(最近は大工さんも手動ノコギリを使わないですけど)って縦引き、横引きの刃がついてましたよね。すっかりそういうことを忘れてました(^_^;)
      今回のノコギリは手にフィットしてとてもグリップ感が良いです。
      楽しみを増やしすぎて、楽しむ時間が足りない私です(笑)

  7. 携帯用ノコギリと携帯用スコップとロープは常時リックサックに入ってます
    此れはコンパクトで良いですね、見つけたら取り替えます。

    • 釣りお爺さん、こんばんは。
      日帰り釣行だとノコギリも持たないことが多いですが、渓流泊釣行の場合はノコギリ、ミニシャベル、ロープなんかは必需品になりますね。
      今回紹介したノコギリはいずれも日本製で切れ味も抜群なのでお勧めできます。
      折りたたむとコンパクトになるし、腰ベルトにも装着できるので渓流釣行の際も邪魔になりません(^_^)