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冬の間に夏の準備を|ライツロイヤル

フライタイイング勉強中
この記事は約3分で読めます。

ロイヤルコーチマンという古典ドライフライがあります。
和名にすると「王室の御者」。名前も見た目も高貴なイメージの伝統的なフライです。

馬車を走らせる人|ロイヤルコーチマン
フライタイイングを始める前から、憧れていたフライがあります。その名は、ロイヤルコーチマン。よくフライタイイング本の表紙に載っていたりするほど有名なフライ。 ピーコックと赤いフロスのコントラスト、個性的な柄のテイルと、存在感ある真っ白なウイン...

前後をピーコックハールで挟まれた赤いボディーが特徴で、ロイヤルウルフもその仲間ですね。
他にも『ロイヤル』を冠したファミリーフライがいくつかあります。
ライツロイヤルもその一員です。

浮力も視認性も良いテレストリアル|ライツロイヤル

  • フック:MARUTO d04 #12
  • スレッド:ユニスレッド8/0(ブラック)
  • ボディー:ピーコックハール&ユニフロス(レッド)
  • リブ:ゴールドワイヤー
  • ウイング:エルクヘア(ナチュラル or ブリーチ)
  • ハックル:コックネック(グリズリーダイドブラウン)

 
フックをバイスにセットしてブラックのスレッドで下巻き。
ボディーエンドにゴールドワイヤーを巻き止めます。

煌めくピーコックに挟まれた赤いボディーが王室の証し

 
ピーコックハールを巻き留めます。
ボディーの3分の1くらいまで巻いてスレッドで固定。

 
レッドフロスを巻き留めます。
ボディーの3分の1くらいまで巻いてスレッドで固定。

 
ゴールドワイヤー逆回転にレッドフロスの手前まで巻いて、スレッドで固定。ワイヤーの余分はカットします。
エルクヘアカディスを巻く要領で、エルクヘアを巻き留めます。
ちょっとヘアの量が多すぎました。もっと少なめの方が良いです。

 
ブラウンの染められたグリズリーハックルを取り付けます。
ピーコックハールを取り付けます。

 
ピーコックハールを巻いてスレッドで固定。
ピーコックハールをあまり潰さないように気をつけてハックル巻いて、ウィップフィニッシュ。
ヘッドセメントを少量塗ったら完成。

エルクヘアをちょっと厚く巻きすぎたせいで前部が太く急傾斜がついてしまって、ハックルを巻いて固定するのに苦労しましたが、まぁなんとかできました。

真夏の太陽の下、大岩魚が飛び出しそうな予感


羽アリっぽくも見えるし、その他いろんな虫に見えそうなフライです。
エルクヘアのおかげで浮力もあって視認性も良いので、真夏のギラギラ太陽の下、釣り上がりに使ってみたいフライです。
落ち込みの白泡に揉まれて流れ出した瞬間に、大イワナが食ってきそうなフライですね。
あくまでも妄想ですけどね(笑)

今年は、長梅雨のせいで7月は全く釣りに行けず、その後はもちろん釣りには行きましたが、どっと人が押し寄せて来たせいか、川の選定を間違えたのかスレた魚を相手にすることが多く、ライツロイヤルは結局出番がありませんでした。

もう今年の渓流シーズンは終わってしまったので、その寂しさを紛らわせつつ、冬の間にいろんなフライを巻き貯めて来シーズンは釣行前夜に慌ててフライを巻くなんてことがないようにしたいと思います(笑)

★21.7.15追記:

後日、エルクヘアの量を少し減らして巻き直してみました。
このくらいのバランスが良さそうです。
そして、梅雨の合間に渓流で投げてみました。エルクヘアカディスよりやや視認性は劣りますが、イワナの反応は良かったです。
ロイヤルコーチマンより巻くのは簡単なので、真夏の源流釣行にはぜひ持っていたいフライですね。

 

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コメント

  1. 気が早いですね 人の事は言えません。私も、大型フライ巻いてます。

    • Kさん、こんにちは。
      ほんとですね。たぶん鬼に笑われるでしょう(笑)
      私は信州生まれの信州育ちでありながら、冬は苦手なんですよ。今年は何年かぶりの厳冬になる予報が出ていて、尚更憂鬱なので真夏のフライでも巻いて気を紛らわせているんです。
      大型フライは巻いていても楽しいですよね (^_^)

  2.  ウーン、いかにも釣れそう!

     でもバーチカルハックルは少なくなっちゃアッタわ。スティミュレーターとホワイトウルフとライツパターンだけで6個くらいの#8、#9、#10、デカフライ。
     フライ保管のboxは、差し込み式はニンフでいっぱいなので、8パート分割のフラップ式にドライを入れるから、ハックルがつぶれないようパラシュートになりました。
     エルクのボディハックルならごく短く分厚く捲くのでOK.

     ホィツトレーの時は2個くらいしか入らないから、縦捲きハックルOKなんだけど、テールやハックルがアルミのバリで切れました。
     
     

    • FFfreakさん、こんにちは。
      私もバーチカルハックルを使った物よりもパラシュートフライを使うことが多いですね。
      今でも、ロイヤルコーチマンやレネゲイドは割と使うことがありますが。
      確かにスタンダードパターンはハックルが潰れないように保管にちょっと気を遣いますね。

      日本製だとアルミのバリが残ってるなんて考えられませんが、海外製では当たり前のようにバリが残っていますよね(笑)
      昨今のキャンプブームで人気のメスティンも、購入したらまず自分でバリ取りをしなければいけないという代物ですし。

  3. おはようございます。
    これからの時期毛ばりを巻くのも楽しいですね、だけど直ぐに飽きてしまいます、テンカラの場合形はほとんど決まっていますし、それはあまり崩したくないですが、フライのマテリアルを上手く活用するのもいいものです、無駄なものを買っては後悔しています(笑)

    • ハックル70さん、こんにちは。
      渓流シーズン中は天気さえ良ければ釣りに行きたくなるので、あんまり落ち着いて毛鉤を巻いていられないんですよね(笑)
      フライの場合は必要以上に(笑)いろんな種類があるので飽きることはありませんが、うっかり釣り雑誌に書かれていることを真に受けて何十種類ものフライがなければ釣りにならない、なんて思ってしまったら大変なことになります。
      いろんなフライを巻くこと自体を楽しむということなら、全然問題ないんですけどね (^_^)

  4. 赤と緑の組み合わせってキレイですよね。ロイヤル感ある(笑)

    • Nori1022さん、こんにちは。
      赤と緑の組み合わせは確かに綺麗ですね。
      釣りをやっていない人からするとクリスマスのイメージが強いと思いますが(笑)
      赤と緑は補色関係にあるので、同様に黄色と紫、オレンジ色と青の組み合わせもコントラストが強くて、フライに使うと面白いかもしれないですね (^_^)

  5. ロイヤル系でもあまり見かけないパターンです
    正直、私は知りませんでしたー

    確かに夏の大イワナには効きそうです。。

    • Keymanさん、こんにちは。
      ロイヤルファミリーのフライはいろいろあると思いますが、このライツロイヤルは浮力があって視認性も良いので使い勝手が良いですよ。エルクヘアをたくさん付けすぎると、アイ側のピーコックとハックルを巻く時に苦労するんですけども。
      来夏はこのフライがきっと活躍してくれることと思います (^_^)

  6. ボクもヘッドの巻き代を残しきれず・・・ってよくやっちゃいます。(笑)
    イメージとしてはボディ後半のピーコックの方が幅を狭くする感じで巻いてやれば、結果としてちょうど良く巻ける気がします。^^
    これ、意外と春でも効く時ありますよね。
    アントっぽくみえたりするのかな?

    • kuniさん、こんばんは。
      お尻の方から巻いてきて、最後に寸詰まりになっちゃうんですよね(笑)
      なるほど、自分でちょうど良いと思う幅より少し狭くすれば上手くいくんですね。ありがとうございます。そんな感じで巻いてみます。
      私は夏に使おうと思って巻いて結局使えずじまいでしたが、来春には投げてみますね。羽ありに見えるのかもしれないですね (^_^)

  7. 見事なフライ毛鉤ですね。
    普段テンカラ毛鉤しか巻けないのでたまには異種格闘技もいいなって
    種類も形もめちゃくちゃ多いので覚えきれないですけど絶対の定番3種ぐらいは持ってて良いのかと今度ぜひテンカラ釣り師が邪道でも準備したい3種をUPしてくださいね。簡単な王道3種をお願いします。

    • 幻の渓流師さん、こんにちは。
      なんとか形にはなっていますが、頭側がちょっと寸詰まり気味になっちゃいました(笑)
      テンカラ釣りだとそれほどいろんな種類は必要ないかもしれませんが、たまには変わった毛鉤を巻いてみるのも楽しいかもしれないですね。

      テンカラ竿で投げるおすすめフライは、ずばりエルクヘアカディスとアダムスパラシュートの二種です。
      https://www.sakanakokoro.com/2014/08/18/3998/
      https://www.sakanakokoro.com/2014/08/19/3999/
      ちょっと慣れると巻くのは簡単だし、ほんとに良く釣れるフライです。私はいつもこの二種をメインに使っています。サイズは#14。
      テンカラ竿で投げるなら、0.6号ハリスを60cm〜1mほど継ぎ足してフライを水面に浮かべてできるだけ自然に流れるようにすると、魚がバシャッと飛び出します。

      もう一つはグレーニンフです。
      https://www.sakanakokoro.com/2015/01/05/3688/
      これは沈むフライなので、テンカラ毛鉤と同じ使い方だと思ってもらえば大丈夫です。
      フライフィッシングではマーカー(小さなウキ)を付けて水面下を流す釣り方をしますが、上記二種のドライフライに魚が出ないような解禁当初からでも釣れます。

      テンカラ竿を使ったフライフィッシング、言い方を変えればフライを使ったテンカラ釣りについては私もいろいろ試していますので、また改めて書きたいと思います (^_^)