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今期のざざ虫漁終わる|川のゴミ拾いをしてみよう!

春夏秋冬
この記事は約4分で読めます。

冬のざざ虫漁をやってみるといろんなことがわかる

12月半ば頃から2月中頃まで、時間のある日にざざ虫漁をやっていました(ざざ虫漁が許可されているのは12月から2月までです)。
今シーズンは私自身が忙しくて漁ができる日に限りがありましたが、各所からの依頼分があるので頑張って寒い川に入っていました。


今シーズンは虫がたくさん捕れる流域が短く、虫が濃い場所は限られました。

 
四手網を据えて足でガサガサ。
この場所は調子良かったので、たくさんのざざ虫(主にトビケラ)が網に入ります。良い流れだと、ゴミ(枯葉や苔など)も少なく効率が良いです。

網に入る常連客と珍客

 
おなじみのヒゲナガカワトビケラ。
そして、いつ見ても迫力があるヘビトンボ。
カワゲラは極端に少なかったです。天竜川は以前よりカワゲラが棲みにくくなっているのかも。

 
ヨシノボリもよく網に入ります。
それから、毎日お裾分け欲しさにハクセキレイもやってきます。

 
それから、こんな珍客も。
最初はウキゴリの大きいのかと思いましたが、カマツカでした。ヨリノボリやチチブはよく網に入りますが、カマツカが入ったのは初めて。


ざざ虫漁に欠かせない鉄製のカンジキ。
ガサガサやっている時になんと鉄が破断するというアクシデントもありました。もうひとつ持っているので大丈夫なんですが、これは溶接して直してもらわなきゃ。


ざざ虫、大漁です!

そして、ここからが本題。

天竜川の浅瀬でゴミを拾ってみた結果


年明けはしばらくこの場所でざざ虫漁をやっていました。
ざざ虫が捕りやすい場所は水深20cmほどの浅瀬です。浅瀬ならどこでも良いというわけではなく、川底の石の状態が良くなくてはいけませんが。

それでですね、こんな浅瀬にはゴミも流れつきやすいんですよね。
ゴミと言っても、枯葉や枯れ枝など自然物はともかくとして自然分解されない人工物がたくさん流れ着いているんですよ。ざざ虫漁をやっているとそれが気になって気になって仕方ないんです。
遠目には一見きれいな川に見えますが、

 
岸際にはあちこちにペットボトルが流れ着いているし、アイスクリームのカップ、それとなぜか納豆のパックもかなり見つかります。

 
レジ袋に詰めたゴミを川に投げ捨てるってどういう感覚?
そして、飲料パックやスナック袋もたくさん。


ほんの30分ほど浅瀬を歩き回っただけで、こんなにたくさんのゴミが。

不法投棄犯は湖池屋のスナック菓子が好き?

このゴミの内容を確認してみると、顕著な傾向があります。そして、わかったことが一つあります。


とにかく湖池屋のポリンキーとスコーンのパッケージが多いです。


ポリンキーとスコーンのパッケージだけで、実に36袋もありました。
これは、どう見ても同一人物が同じ場所から川にゴミを投げ捨ててますよね。
河岸で昼休みしているサラリーマンなのか、それとも学校帰りの学生なのか、とにかく天竜川をゴミ捨て場にしている輩がいることは確か。
これは湖池屋さんの宣伝どころか、逆宣伝になってしまう。
もちろん、湖池屋さんには何の責任もありませんよ。

納豆の発泡パックも多くて、これはどういう状況で捨てられた謎だけど、普通では川に捨てたりしないものだけに同一人物が何回も捨てている可能性が高い。

このことからわかるのは、川にゴミを捨てる不届きものはほんの一握りの人だということ。
仮に100人中99人の人がゴミを川に捨てるなんてことはしないとしても、たった1人でも川にゴミを捨てることをなんとも思わない人がいたら「ゴミだらけの天竜川」になってしまうのです。


1時間ほど浅瀬に立ちこんでゴミ拾いをすると、80Lのゴミ袋いっぱいになりました。
この他にも大きなダンボール箱の残骸が水浸しになって絡んでいたり、ダンボールにゴミが入った状態で流れ着いていたり。
次の日も、少し範囲を広げてゴミ拾い。やり出したらキリがないほど。

 
見える範囲にはゴミがなくなってちょっと気持ちがいい。
川でざざ虫を捕らせてもらっていることだし、今後もざざ虫シーズンの前にゴミ拾いをしようかな。
浅瀬にゴミが絡んでいると、虫が捕りにくいし。

ゴミを拾うのは良いけれど、ゴミ処分費用は…

ところで、ゴミ袋2つ分になってしまったゴミ。これ、どうしよう。
拾ったゴミとはいえ、分別して捨てるしかないよね。分別する手間はともかくとして、うちの地域ではゴミ処理は有料化されていてゴミ袋が結構高いんですよね。
ゴミ拾いや、ゴミの分別はボランティアで良いとしても、ゴミ袋代まで自分で負担しなきゃなのはちょっと勘弁して欲しい。
天竜川で拾ったゴミの処理、行政とか国土交通省とかに言えばなんとかしてくれるのかな。
年に一回くらい漁協でゴミ拾いイベントみたいなことやってた気がするし、漁協に聞けばいいのか。
ともかく、次回ゴミ拾いの時には、拾ったゴミの処理だけはなんとかしてもらおう。

実はこの河原ではざざ虫漁やゴミ拾いとは別にちょっとした事件があったので、それについてはまた近々書きます。

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コメント

  1. さすがです!
    ごみ処理が有料なのに拾って歩くなんて
    リコプテラさんは凄いですね。
    私が住む秋田市もごみ処理が有料です。
    30Lのごみ袋でも10枚で450円くらいしますから
    他人が捨てたごみを自分が処分費払ってまでは
    拾わないですね。
    リコプテラさんの心の余裕が出ています。

    • muraさん、こんばんは。
      ゴミを拾い歩くのは大した労力じゃないんですが、それを分別して捨てる労力が大きいんですよね。
      とにかく、このところ天竜川の浅瀬はゴミだらけで酷い状態です。
      行政?に言って、せめてゴミ処理代がかからないようにしてもらいたいと思います。

  2. 実家が遊休の畑を持っていて、そこの草が育つとよく不法投棄されますが、行政に連絡することで自己負担はなくなってますよ(九州の者ですが)。なので行政に連絡でよろしいのではと思いますがどうでしょう?

    • 匿名さん、こんばんは。
      土地が個人所有だったり、公有地だったりするとすんなり行政が対応してくれそうですが、川となると国土交通省の管轄なので、そこが少し厄介かもしれません。
      ともかく、一度行政(町)に確認してみますね。
      ありがとうございます!

  3. こんばんは
    ヘビトンボ、凄いと言うか、カッコエエと言うか、迫力ありますね。
    いや、ヘビトンボじゃなくて、ジブリ図鑑に従って、トビケラと言うべきでせうか。

    • マンボウさん、こんばんは。
      ヘビトンボは、いつ見ても強い顎が迫力ありますよね。
      風の谷のナウシカに出てきた王蟲をはじめとするあの巨大な虫たち。いつか、ヘビケラが飛び交う時代がやってくるのかもしれませんね。

  4. このゴミの内容から、リコプテラさんの仰る通り同一犯っぽいですね。
    全くのひとりではなくても、ごく少数の輩。

    そうそう確かにゴミ拾いをしても、その拾ったゴミの処理に困るのは分かります。
    以前、持ち込みゴミが然程問題になっていなかった頃は、帰路のコンビニや道の駅などで捨てたこともあるけど、今思えばそれも川にゴミを捨てる輩とあまり変わらない行為ですよね。
    そんなことを考えると、ついボランティアのゴミ拾いを躊躇してしまいます。

    • kuniさん、こんばんは。
      湖池屋のスナック菓子の袋ばかり流れ着いていたのにはびっくりしました。普通なら宣伝になるところですが、逆宣伝みたいなことになっちゃってました。

      確かに、以前は遠出した際にゴミを高速のサービスエリアとか道の駅のゴミ箱に捨ててましたね。私も反省しなくちゃ。
      今回のゴミ拾いはボランティアというか、また来年ざざ虫漁をやらせてもらう自分のため、といった感じです。

  5. ゴミ拾い偉い
    リコさんはSDGS男子ですね。
    ざざ虫はリコさんプロデュースで無印良品から商品出せますね。

    • nanaさん、こんばんは。
      今年はこの浅瀬でざざ虫漁をやらせてもらったので、その恩返しとでも言いますか。
      SDGSなんですかね。あのゴミだらけの天竜川を見たら、少しでもゴミを減らしたいと思ってしまって。
      ざざ虫、商品化しちゃいますか。がんばります!(笑)