前回は、本格的にキノコ狩りを始めて10年間見たこともないアミタケの大発生に遭遇し、しかもマツタケも何本も採れて今年の運は使い果たしただろうと思うような僥倖でした。
こんな幸運に恵まれるとは、翌日私は死ぬんじゃないかと思ったほど。実際には今でも生きているんですけどね(笑)
さて、2日後の9月14日に近場の低山へちょっとだけ様子を見に行ってみました。午後2時くらいからの超のんびりスタートで。
低山は全くだめかと思いきや|2024年秋 第3回キノコパトロール
ここはアイコ(ミヤマイラクサ)が採れるポイントでもあるんですが、今年の春は多忙で見に来ることはできませんでした。
今ではもうこんなに大きくなってます。
雨が少なくキノコも干からびそうな9月中旬
これ一瞬ショウゲンジかと思ったけど、別種(食毒不明)でした。
これはハツタケ。刺激を受けた箇所が緑青色になるのが特徴のベニタケ科のキノコ。
いかにも毒っぽく見えるけど食べられますよ、これは。
暑いと虫に食われていることが多いんですが。
開いて干からびそうなタマゴタケ。
それから、チチタケもちらほら。
山が乾いていますね。もう少し雨が欲しいところ。
アミタケがほんの少しと、おなじみのドクベニタケ(毒)も。
タマゴタケの仲間のキタマゴタケ。割とレアなキノコですが、タマゴタケ同様に食べられます。
アカヤマドリもありました。
これ一瞬、ヤマドリタケモドキかと思いましたよー。
でも、よく見ると傘がひび割れる前のアカヤマドリでした。残念!
シロオニタケ(毒)の幼菌はなんともかわいらしい。
タマゴタケを何本か追加。
見たこともないような大行列
やはり低山はまだ早いのか、あんまりキノコが出ていないね。
山も乾いていてキノコも干からび気味だし。
今日はこれで帰ろうかな、と山を下り始めると…
サクラシメジが列をなしてどっさり生えているじゃないですか!?
こんなにたくさん行列になっているのは初めて見ました。
しかも状態の良いものばかり。
サクラシメジはまとまって生えるキノコですが、こんなにまとまって綺麗に列になっているのは初めて見ました。
サクラシメジがたっぷり採れたので、もう満足です。
というか、これ以上腰ビクにキノコは入らないので素直に帰ります。
カラカサタケが目に付きました。
これも食べられて意外と美味いんですが、今日はスルーです。
登ったところを下りてきたつもりでしたが、ヨウシュヤマゴボウ(毒)やホオズキがあったりして、あれ? いつもと違うところを下りてきてしまった。
山を下る時って、ちょっと方向がズレるだけで、全然違う場所に向かってしまうことがあるから要注意。
だいぶ位置がズレたけど無事林道に到着。
スタート時刻が遅かったせいで、すでに夕暮れ時。
本日の主な収穫:
サクラシメジ、チチタケ、アミタケ、ハツタケ、タマゴタケ、アカヤマドリ、
キタマゴタケ。
この日は極上のサクラシメジがどっさり採れてご満悦。
ですが、もしこの大群落を見つけなかったら収穫は寂しいものになっていたでしょう。
山全体の感じとしてはキノコが少ないんですよね。
サクラシメジは、少し苦みがあって通好みのキノコ。秋鮭や鶏肉と一緒にマヨしょう油炒めにすると絶品ですが、そんなにたくさんあっても困るので、少しグリーンファームへ出しに行きました。
ところが、グリーンファームには全くキノコが出ていません。これは、上伊那全域やはり不作なんだな。
あ、そう言えばつい先日、NHKのドキュメント72時間という番組でグリーンファームが取り上げられてました。10月4日までは見逃し配信されてますよ。
10月1日現在のキノコ速報
今朝(10/1)も近くの低山を歩いてみました。例年ならショウゲンジがたくさん採れる山なんですが、ショウゲンジはおろか毒キノコもほとんどない状態で、オニシロタケ(毒)が一本だけあったかな。
今日から10月ですが、この先も菌根菌類はあまり期待はできそうにありません。腐生菌はどうだろう。
10月下旬までキノコパトロールは続きます。
コメント
リコプテラさんが、こんなにたくさん採られているのでキノコ豊作なのかと思いきや、全体には悪いのですね。
と言うことは、やはり今年のリコプテラさんは「持って」る感じ?^^
おはようございます。
今年は出だしから好調ですね、さくらシメジの群生は私も出会った事がありますが、雨の後乾いた時でしたので、塩蔵しようと茹でましたが泥が傘に付いてしまいなかなか取れず大変でした、茹でると白くなりますね、昨日からの雨でまた期待が持てそうですね。