実家の畑でいくつかの野菜作りを担当することになったことは前回書きました。
今回は夏野菜の定番キュウリです。
キュウリ、ナス、トマトが三大夏野菜ですかね。
初めてのキュウリ栽培
4月6日 種まき
まず、種を買ってきました。
袋の裏側に簡単な栽培方法も書かれています。
あとは、苗を育てるためのポットとポットの底に敷く網も用意。
家庭菜園で使う資材は全部ホームセンターで入手できますよ。
底網を4cm角くらいにカットして、ポットの底に置きます。中の土が水やりで流れ出してしまわないようにするためですよ。
畑の土でも良さそうですが、培養土という土も買ってきました。元肥の入った土です。14Lで200円ちょっととお手頃価格。
ポットにこの土を八分目くらい入れます。
ペットボトルのキャップを土の真ん中に押し当てて、5mmくらいの凹みを作ります。
種を3粒、放射状に蒔きます。
培養土を被せて、手で少し押して圧着します。
ダイソーでこんなのも買ってきました。ペットボトルに取り付けてジョウロとして使えるというもの。ミッキーマウス型になっているのがお茶目。これ、ちゃんとディズニーの許可取ってるらしい。
実際に使ってみると水の勢い強すぎ。
もう一つの口の方がポット用の水やりに使えそう。
水をたっぷりやって、6つのポットを家の中の窓際暖かいところに置いておきます。
4月14日 ちょびっと芽が出てきました
土が盛り上がってきて、ほんのちょっと芽が顔を出しました。なんだか凄く嬉しいです!
4月19日 双葉が開き始めました
ポットによって成長度合いにばらつきがありますが、双葉が開いてきました。
6つのうち1つだけまだ芽が出てこない。
土の水分を観察しながら、適宜水やりをします。
4月23日 双葉がしっかり開くも1つだけは発芽せず
置き場所を屋外に移動。屋外と言っても、半透明なポリカ波板で覆われた物置みたいな場所ですが。
1つのポットを除いて双葉が順調に生長。
4月27日 残りの1つも発芽し、ぐんぐん成長
双葉はぐんぐん大きくなって、芽が出ていなかったポットも芽が出て双葉が開きました。
左下1つだけ本場が開いているのは、別途ホームセンターから買ってきた苗です。
種からのものと比較するために、苗を2本買ってきたのです。1本の苗はすでに畑に植え付け済み。
5月4日 双葉の緑色が濃くなり本葉も出てきました
5月9日 本葉2枚になったところで1本に間引きます
本葉2枚くらいになったところで、1ポットにつき1本に間引きます。間引くと言っても引き抜くと隣の苗の根を傷めてしまう可能性があるので、1本を残して他を根元からハサミで切ります。
一番最後に芽が出てきたポットはまだ双葉の状態なので2本残し、他は1本だけに。
5月13日 一番遅かったポットも本葉が出てきて順調
5月21日 畑に植え付け
一週間ほどでぐーんと成長しました。本葉3〜4枚の状態で畑に植え付けます。
キュウリに関しては昨年と同じ場所に植えるので、支柱はすでに立ててあって網もはってあります。
支柱の根元に移植ごてで穴をあけ、ジョウロで水をたっぷり入れます。
ポットから取り出したキュウリの苗。根がしっかり張っていて良い感じ。
写真2枚目は、母親が蒔いた種から生えた長ネギの苗。これをキュウリを植える時に根の横に一緒に植えると防虫効果があるらしいので、一緒に植えてみました。が、ちょっとネギの苗が小さすぎるかも。
ポットの土ごと苗を置いて、周りに土を被せ少し落ち着けるように定着させます。
麻ひもで支柱にくくりつけて支えます。
植え付けた後もたっぷりと水をやります。
写真2枚目は、ホームセンターから買ってきた90円の苗を事前に植えたもの。こちらはすでにしっかり定着していますね。
これも事前に植えたホームセンターの230円の接ぎ木苗。
写真2枚目の黄色矢印は一緒に植えた長ネギの小さな苗。この苗は接ぎ木で病気に強いはずなんだけど、なぜか、ウドンコ病の兆候が。赤矢印のところに、白い斑ができてきてます。ちょっと不安。
ともかくこんな感じで植え付け完了です。
植え付け後は株から離れたところに2週間おきに追肥していくと良いらしい。
6月8日 葉っぱの色は濃くなってきたが低温だったせいか成長は一休み
5月の後半、雨の日が多く気温も低めだったのでそれほど伸びていない気がしますが、黄緑色だった葉っぱは、だんだん色が濃くなってなってきました。
6月19日 花が咲いて小さなキュウリができてきました
蔓を網に巻き付けて、ぐんぐん成長してきました。5節目以下の脇芽は摘み取ります。
花も咲いて、小さなキュウリができてきました。
うどんこ病になってしまった高い苗はこの辺りで脱落。葉っぱがどんどん白くなるので、苗を抜き取ることにしました。
6月25日 大きな葉が茂り、生き生きと成長
1番目と2番目にできたキュウリは8〜10cm頃に採ってしまって、栄養を株の成長に向けるようにするとのとこでしたが、気付かぬうちに普通に食べられる大きさになっているものも2本(苦笑)。
収穫して食べてみると、本当の採れ立ては格別でした。
7月3日 雨のおかげかぐんぐん伸びて初物収穫
2日前にゲリラ豪雨に遭い、ちょっと心配しましたが、キュウリには全く影響なし。
この一週間でぐんぐん成長しまし、花もたくさん咲きました。
一週間前にはほんの4、5cmだった実がこんなに大きくなるとは、キノコ並みの成長ぶりにビックリ!
うどんこ病になってしまったキュウリの成長が怪しいので、他のキュウリを植え付けた時に、もう一度2つのポットにキュウリの種まきをしておきました。
時期的な問題か、ちょっとひょろっとして弱々しい苗になりましたが、これを新たに支柱を立てて植え付けてみました。マリーゴールドもポットに蒔いておいて、まだ小さい苗ですが近くに植えてみました。マリーゴールドはコンパニオンプランツとか言って、キュウリの病害虫予防効果があるとか。今回は気休め程度にやってみます。
採れ立てのキュウリを食べてみよう!
キュウリは採れ立てを生のまま食べられるのも良いところ。夏の間は旬の味わいを堪能できそうです。食べきれないほどになりそうな予感がちょっとしますが(笑)
今日はたたきキュウリにしてみます。
たたきキュウリ
キュウリの両端を少しカットして、断面を擦り合わせると蟻酸(ぎさん)という渋み成分が排出されてまろやかな味になるらしいですよ。
2分くらいクルクルやっていると、断面に白い物質が集まってきます。これが蟻酸。
他に、塩を振ってまな板に転がす「板ずり」というよくやる方法も同様に蟻酸の排出効果があるそうです。
蟻酸は皮のすぐ下の維管束の中に存在しているので、 皮を剥けば蟻酸も取り除かれますが、全部剥いちゃうととキュウリの風味がなくなっちゃうので、写真2枚目のようにところどころ剥くのもいいですね。
まな板の上にキュウリを置いて左手で押さえ、すりこぎでバンバン叩いて割れ目を入れます。
結構思いっきり叩いていいので、ストレス発散したい方はお試しを(笑)
あとは食べやすい大きさに手でちぎって、くばら きゅうりのうまたれ(アマゾンで見る・楽天で見る・ヤフーで見る)を適量回しかけるだけ。
この状態で置いておくと水分がどんどん出てきてしまうので、回しかけたらかき混ぜて少し馴染ませる程度ですぐ食べるのがお勧め。
採れ立てのキュウリはやっぱりスーパーで売ってるのとは違いますね。最高です!
自分で種から育てたので、その気持ちもたぶん加味されてますが(笑)
キュウリは95%が水分だけど、少量とはいえビタミンやミネラルがバランス良く含まれていて、旬のキュウリをバリバリ食べれば健康になること間違いなし。
うま過ぎて2本分くらいは一人で食べちゃいますね。
他にも手がけている野菜の紹介をちょこっと
これ、落花生です。これもポット種まきから始めました。
ちょっと種まき時期が遅かったかもしれませんが、根付いて成長はしています。
落花生は親も作ったことはなく、ちゃんと採れるのかどうかは不透明。
これはトウモロコシ。これは種は直まきにして、先日一本ずつに間引いたところです。
一昨日のゲリラ豪雨で何本か倒れ気味でしたが、根元を固めて立ち直らせました。美味しいトウモロコシが何本かは食べられるんじゃないですかね。
サツマイモです。
これは、苗(根の付いていないもの)を買ってきて、挿し木にしたものです。挿し木にしてしばらくは萎れたままで、大丈夫なのこれ? と思っていましたが、全部の苗が見事に根付き。今は順調に見えます。サツマイモは強い植物ですね。これも収穫が楽しみ。
家庭菜園楽しいです。
種から芽が出てきた時が、まず嬉しいですね。そして、それを植え付けぐんぐん成長していく姿を見るのも楽しいです。さらに、もちろん収穫して食べる時は喜びもひとしお。
少し大袈裟に言えば、今まで採取生活をしていたけれど、「栽培」という便利な方法を身につけた人類のような気持ち。
キュウリは食べきれなくなる恐れがありますが、家庭菜園を楽しむコツは「作り過ぎない」ことかな、と思います。欲張ってたくさん作ると無理して食べなきゃいけなくなって、最後にはイヤになってろくな事がありません。
うちの畑も現在野菜を作っているのは全体の半分の面積で、まだまだたくさん作れる面積はあるんだけど、調子に乗ってたくさん作り過ぎないことを念頭に、いろんなものを少しずつ作って楽しみたいと思います。
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