初めてのアユイングではなんとかボウズを逃れて2尾の釣果。そして、2回目のアユイングでも2尾の釣果。
なかなか難しい釣りだと痛感していますが、まぁここからもう少し釣れるように頑張ってみたいところ。前回、前々回の川は連日釣り人が多くなかなか良いポイントに入れないので、今回は別の川へ。
天竜川支流でアユイング|見える鮎を釣ろう
ここは前回とは別の天竜川の支流です。
もちろん鮎は放流されていて、お盆前に下見に来てみたんですよね。浅場に小さめの鮎が群れているのは見えて魚影はそこそこあるようでした。
その時には4人ほど友釣り師の姿があって、そのうちの一人にちょっと話を聞いたんですよね。
そしたら、解禁直後から釣り人が入っていて、大きい鮎は釣られてしまって、残っている鮎は小さくてなかなかオトリを追ってこない、との話。その日はお昼頃行ったんだけどまだ1尾も釣れていないとのこと。
うーん、なかなか難しいね。結局のところ、釣れるポイントに対して釣り人の数が多すぎるってことなのか。
アユイングをするには時間がちょっと遅いですが…
ともかく、再挑戦ということで、お盆明けにやってきたわけです。
ただ時間がすでに15時半ということで、本来ならあまりアユイングに適した時間帯ではありません。前回も書きましたが、鮎は朝晩は釣りにくく、日が高い昼前後が一番釣れます。
そんなわけで誰も釣り人はいません。
少し上流に遡ったところから始めてみます。
誰も釣り人いないので、ここから少しずつ釣り下ってみます。
ルアーは ダイワ アユイングミノー94SF〈クリアギラギラアユ〉
(楽天で見る・アマゾンで見る・ヤフーで見る)に3本イカリフックをセット。
見た目はほとんど渓流と言った細い流れなので、キャスティングというほどの遠投はしません。
ふんわりと下流に落として、鮎が付いていそうな沈み石の周辺でステイさせます。
黄色丸印の茶色沈み石のところにしばらくステイさせて泳がせていると、ゴンっと来ました!
開始早々に1尾釣れたので、これは調子良いかも。
と思ったんですが、それから少しずつ釣り下って以前に鮎がたくさん泳いでいた辺りまで攻めてみますが、アタリがありません。
もう夕方になっちゃうし、時間的にも厳しいな。
もう一度遡って上の方の様子を見てみよう。
鮎のサイトフィッシング
だいぶ上って、鮎がチラチラ泳いでいるのが見えたので狙ってみることに。
黄色丸印の石付近にキラッキラッと鮎が踊るのが見えます。小さいけど、あれ鮎だよね?
ルアーを替えます。
パームス エスケード EC-80MDF〈AL-51アユ〉
(楽天で見る・アマゾンで見る・ヤフーで見る)
こちらの方がステイさせているだけでウォブリングします。
狙いの沈み石をリップで叩くようにステイさせていると、突っかかってくる鮎が見えます。
が、簡単には掛かりません。粘り強く竿先でルアーに動きを与えて水苔を食べている様子を演出すると、来ました!
本日の2尾目。これを釣り上げた後、別の鮎がまだチラチラ見えるので同じ石を狙い続けてみます。
鮎はスイカのような香りがいいですね。本当に夏の魚といった感じ。
さらにもう一尾。小さいけど、追い星がくっきり。小さくても鮎を追ってはいますね。
この川は水苔(藻)がそれほど石に付いていないので、あまり大きくなれない個体が多いのかもしれないです。
鮎はルアーに対してどのように反応するのか。
今回は透明度の高い細い流れで、2尾目以降は鮎の動きを見られる状態で釣りだったので、ルアーをどのように操作すれば鮎がアタックしてくるのかも少しわかりました。
狙う石の周辺(一番良いのは手前側)にルアーをステイさせて時折前後に少し動かし鮎を誘います。
しつこくステイさせていると、鮎がイラッとしてアタックしてきます。アタックしてきても一発で掛かるわけではなく、何度かアタックした末にフッキング。
今回は小さめの鮎でしたが、大きい鮎だともっと早く掛かるのかもしれません。
ルアーと鮎の動きがよく見えたことで、オトリ鮎を使った友釣りとアユイングの違いも少しわかりました。
前回、友釣りに比べるとアユイングはなかなか釣りにくい(10分の1くらい?)という話を書きましたが、それはなぜなのか。友釣りと比べてアユイングのどこが劣るのか(難しいのか)を考えてみます。
友釣りよりもアユイングが難しい理由はどこにあるのか?
オトリ鮎は自ら泳いで水苔がついている石周辺に定位してくれますが、ルアーの場合は意図的に石周りに定位させなければいけない。今回のように水質のクリアな小河川では鮎の付いている石とルアーがはっきり目視できるので操作しやすいが、川幅のある河川では的確に石周りに定位させるのは勘に頼らざるを得ない。
つまり、鮎が付いている場所にルアーを送り込み定位させられているか。この点に尽きると思うんですよね。
前回言った通り、釣果を上げるには鮎がいる川、ポイントを選ぶのが第一ですが、その上で鮎の付いている石を把握し、そこにルアーを送り込み定位させ、水苔を食べている様子を演出する。
釣果を上げるにはこれに集中するしかないでしょう。
前回まで2尾しか釣れませんでしたが、今回は少しアップして4尾(サイズはいまいちですが)。
今回少し感覚は掴めたし、課題も明確になったのは収穫でした。悪くはないです。
8月ももう終わりになるしそろそろ渓流にも行きたくなってるし、今シーズンあと何回アユイングができるかわかりませんが、おもしろくなってきました。
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