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二次燃焼構造を持つネイチャーストーブ|ソロストーブ

キャンプ道具
この記事は約5分で読めます。

先日、solo stove アルコールバーナーを買って使っている話は書きました。

アルコールバーナーはあくまでもオマケで(気分的に)、メインは今回紹介するソロストーブライトの方です。
私は、釣り道具やキャンプ道具に関しては(それ以外のものでもそうだけど)実用重視なんですよね。いろんなものをコレクションして飾っておくとかそういう趣味は全くありません。
ただ、刃物類と火器類だけは実用を超えてちょっとコレクションしたくなる気持ちもあります。火と刃物が好きって、ちょっとアブナイ人ですよね(苦笑)

ところで、ソロストーブは木の枝とか松ぼっくりなど自然物を燃料にできるエンバーリットストーブと同じいわゆるネイチャーストーブなんですが、他にはない独自の魅力があるんですよね。
それは、ロケットストーブに似た二重壁構造になっていて、火力が強いということ。

二次燃焼構造を持つネイチャーストーブ|ソロストーブライト

 
ソロストーブ ライト楽天で見るアマゾンで見る
[ソロストーブジャパン 公式サイトはこちら]

■サイズ
・高さ:約10cm(収納時)、 約14.5cm(使用時)
・直径(幅):約10.8cm
■重 量 約255g
■材 質 ステンレススチール(SUS304)、ニクロムワイヤー
■内 容 本体、ゴトク、収納袋、日本語説明書
■生産国 中国

以前は「ソロストーブ」という製品名でしたが、サイズの大きいソロストーブタイタンソロストーブキャンプファイヤーソロストーブボンファイヤーと機種が増えたのと、メーカー名もsolo stove(ソロストーブ)で紛らわしいからだと思うけど「ソロストーブライト」という名前に変更されました。
ボンファイヤーなんて直径50cmもあって、もはや普通の薪ストーブ。40,000円以上もするし(^_^;)

「アメリカ テキサス発」と謳っているのに、中国製というのがちょっと残念な気持ちになるけど、今や中国は世界の工場だということでしょう。


正に手のひらサイズで実にコンパクトで軽量。

 
ゴトク兼風防を取り出して、装着したところ。
使う時はこの形になります。

 
下の方に開いている穴から空気を吸い込み、二重壁を通って上部の穴から可燃ガスが出て完全燃焼する仕組み。


ソロストーブの構造図(画像は公式サイトより)
この図を見てもらえば二次燃焼の仕組みがわかると思います。
底の通気口から取り込まれた空気が1次燃焼を起こし、暖められた空気が2重壁の間を上昇して2次燃焼を起こすという極めて燃焼効率の高い構造です。
特許も取得したこの構造により、少ない燃料で十分な火力を生み出す事ができる上、丈夫で軽いスレンレス構造なので耐久性も高くコンパクトなのも魅力。


ちょっと近くの小沢へ行って火を燃やしてみよう。
別にベランダでテストしてもいいんだけど、落ちている枝とかで実践風にやってみたいじゃない。

 
ソロストーブライトとチタンパーソナルクッカーでお湯を沸かしてみよう。

 
ここは杉の木が多いので、杉の枯れ葉や落ちている木の皮なんかを焚き付けにして燃えやすそうな枝も拾います。
いつもなら細めの枝を燃やしますが、今回は太めの枝を拾ってのこぎりとナイフで薪をを作ります。

 
こんな感じに長さを揃えてノコギリで切って、太いものはナイフで割ります。
このナイフ、薪割りや木を加工するために買いました。それについてはまた詳しく紹介します。
杉の葉があれば直に火が着くと思うけど、一応麻ひもを火口にしよう。

 
10cmくらいの長さに切ってほぐせばOK。これならすぐに火が着きます。ティッシュペーパーよりもじわっと燃えていい感じ。
枯れた杉の枯れ葉は焚き付けとしては最高。

 
本当はファイヤースターターを使えばさらに雰囲気出るけど、今日はもう夕暮れ時で時間がないから、SOTO ガストーチ楽天で見るアマゾンで見る)を使ってさっさと着火。
最初は杉の葉や木の皮なんかを投入して、木の枝で作った薪も徐々に追加。
結構勢いよく燃えますが、薪が湿っているものしかなかったのでイマイチ火が安定しない。

 
とりあえず、水を200cc入れて沸かしてみよう。
鍋を下ろさなくてもゴトクの隙間から薪の追加はできます。

 
湿っている薪の割にはよく燃えてますね。
写真1枚目の黄色矢印のところ、温められたガスが出てきて二次燃焼しているのがわかるでしょうか。
ただ、上流から吹き下ろす風が強くて火が流れちゃって鍋を効率よく加熱できてない。
どうしてもガソリンやガスよりは風に流されやすいか。
そうこうしているうちに辺りはかなり暗くなってきた。

二次燃焼のおかげか火が安定し始めると湿った薪でも良く燃えます。
こんなにコンパクトなストーブだけど、太めの薪を使えば焚き火としても使えそう。

私は、河原の石の上や砂地で焚き火をしてもちゃんと原状回復させれば問題ないと思っていますが、昨今は焚き火台楽天で見るアマゾンで見る)なるものを使わなければいけないという風潮になっているようで・・・このソロストーブライトを使えば簡単にかつ誰にも文句を言われずに(笑)小さな焚き火が楽しめます。

 
200ccの水が沸騰するのに6分ちょっとかかりました。
意外と時間がかかったな。
solo stove アルコールバーナーで200ccの水を湧かした時は、4分45秒だった。アルコールバーナーの場合、温度が高い炎の先端部が鍋に当たるけど、ソロストーブライトで薪を燃やす場合はアルコールバーナーの炎ほど効率よく鍋に当たらないし、何より今回は風で炎がなびいてしまったのが大きいと思う。

エンバーリットストーブは600ccの水を湧かすのに10分くらいだったので、これら三つを使って全く同条件での燃焼テストを近々やってみます。

今回使ってみて一番感じたのは、エンバーリットストーブと比べて湿った薪がよく燃えたことです。エンバーリットストーブは、幽霊谷一泊二日釣行の時に湿った枝を燃やすのに相当苦労して、岩魚の塩焼きを諦めかけたくらいだから。
乾いた良質な薪を使った場合でもエンバーリットストーブより火力があるのか、その辺りも確かめたいです。

現段階で一つだけ確実に言えるのは、また楽しいオモチャを手に入れてしまったということだけ(笑)

★後日追記:
ソロストーブとエンバーリットストーブを同じ条件で使用し、比較テストしてみました。
詳細はこちら

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コメント

  1. おはようございます。

    刃物とストーブは私もおんなじです。
    写真の刃物は北欧製でしょうか?

    ランドールのトラウト&バードが昔から欲しいけど。
    ラブレスは40年前に手に入れようかと直前まで悩んだ→CB550
    バイクに変更。ほぼ同額だったわ。

     今日は朝日山系の沢に行きます。
    林道部分だけで20kmも入っていきます。

    • FFfreakさん、こんばんは。
      刃物好きとストーブ好きは危険です(笑)
      ナイフはおっしゃる通り北欧製です。そんなに高い物じゃないですが、結構使えそうです。それについてはまた近々書きます。
      CB550と同額のナイフってオソロシイですね(^_^;)
      林道20kmは車で行けるのかな、歩きだとしたら大変ですね。楽しい釣行だったでしょうか。

  2. おはようございます。
    木枝燃料で高効率燃焼だと、短時間勝負かなと思いましたが、燃料追加できる構造なら安心ですね。
    小型薪を使った薪ストーブってな風で、薪作り工夫からアウトドアを楽しめそうで”エエがん”です。

    • マンボウさん、こんばんは。
      このストーブは燃料はこまめに追加して燃やしていく感じです。
      乾いた太めの流木を拾って、ミニチュアの薪作りをして小さい焚き火を楽しめる、そんな実用的なオモチャです(^_^)
      実際にどんな調理ができるのか、これからテストしてみます。

  3. リコプテラさん、こんにちは

    今回のも良さそうですね(笑
    何かを炙ったりするのにも使えそうです。

    ただ、これからの時期雨が降って乾いた薪を探すのが大変なのが残念ですね。
    まぁ年中行事なのでしょうがないんですがね(汗

    • むらさきいもさん、こんばんは。
      このソロストーブはネイチャーストーブの中では定評があるので、かなり使えるんじゃないかと思います。
      そうですねー、梅雨時は流木も湿ってしまってなかなか燃えにくいのが難点です。それでも、このストーブは二次燃焼構造なので、一度火がつけばある程度湿った薪でも燃やせそうです。その辺りも使いながらテストしてみます(^_^)

  4. 刃と火は、コレクター魂に火がつくのは分かる気がします。(笑)

    ただリコプテラさんの場合は、ただコレクションしているわけではなく、ケース・バイ・ケースで使い分けして、しっかり実用品としているあたりがそこらのコレクターは違うところでしょう。^^

    多くのコレクターさんは、たくさん集めて実際に使うのは簡単なシングルバーナーだけ・・・なんてことが多いんじゃないですか。
    いや、それも楽しみの内だと考えたら、全然問題ないんだけど。

    • kuniさん、こんばんは。
      わかってくれます?刃と火に取り憑かれちゃっている気持ち(笑)
      そうですね、私は道具類は使ってこそだと思っているので、ピカピカの状態で飾っておくおとはないですね。実用的な機能美のある製品に魅力を感じます。
      楽しみ方は人それぞれだと思うので、私も純粋なコレクターさんの趣味を否定する気はないですけども(^_^)

  5. 良いですね釣りだけでなく枯葉や木を集めて火をおこす
    釣行すると釣りに時間をかけ枯葉等を集める時間さえ惜しむのが
    一般の釣り人です
    こんなゆとりの過し方は釣果にガツガツせず楽しむ—–良いですね
    道具にも拘り研究熱心な処は流石です。

    • 釣りお爺さん、こんばんは。
      私の場合、シャカリキに渓流を釣り上ってもそれほどの腕じゃないのでそんなに釣れないんですよね(笑)
      だから釣りにまつわる調理だったり、山菜採りだったりそんなこともやって飽きないようにしているってこともあります(^_^;)
      道具はいろいろ試して、使い込むのが好きですね。

  6. 火力が強いなら中華料理ができたりして(^^) 前に、ソロストーブにアルコールバーナーをセットして使いました。アルコールが揮化して、着火のときに注意が必要かと思いました。ウォ~焚き火がしたい(^^)

    • Kさん、こんばんは。
      火力が強いと言っても、中華料理屋さんのコンロのようにはいきませんけどね(笑)
      アルコールバーナー、確かに着火時に注意が必要かも。ボッと音がして着火しますよね。アルコール燃料を入れたらすぐに着火するのが良い気がします。
      焚き火は楽しいですよね。焚き火を眺めてチビチビ呑みながらの釣り談義なんて最高ですよね!

  7. 想像よりもサイズが大きかったです。
    小さい焚火でのんびりとした時間を過ごすには良いですね。
    お燗をして酒の肴も焼きながら酒を頂いたら最高ですね。

    • 幻の渓流師さん、こんばんは。
      実物は手のひらサイズでかなり小さいですよ。
      つい先日、テント泊の時に調理には使いませんでしたが、小さい焚き火を楽しみました(^_^)
      少ない薪でかなり長時間燃えてくれてしかも、完全燃焼するので白い灰しか残りません。酒呑みにはちょっと楽しいストーブですね。