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野外で気兼ねなく使えるナイフ|モーラ コンパニオン

おすすめアイテムキャンプ道具
この記事は約5分で読めます。

先日紹介したオピネルは、刃が薄く研ぎさえすれば切れ味は抜群なので、料理など繊細な使い方に最適のナイフです。
今回紹介するのは木を削ったりロープを切ったり、薪を割ったりもできる頑丈なナイフです。スウェーデン王室御用達の認定を受けているメーカーだけど、お手頃価格なのも魅力。

気兼ねなく使える堅牢なナイフ|モーラ コンパニオン


モーラ・ナイフ コンパニオン楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る
私が購入したのは、コンパニオン ヘビーデューティMG カーボンというタイプ。
〔メーカーサイトはこちら
■ 柄素材:ラバー 刃素材:カーボンスチール
■ 刃長:約104mm
■ 全長:約224mm
■ 刃厚:約3.2mm
■ 重量:101g(ナイフのみの重量)
■ 付属品:プラスチックシース
■ 生産国:スウェーデン
■ 本体価格:2400円(税別)

あれ?カーボン??
調理用のオピネルはともかく、こちらはヘビーデューティーな使い方をするからステンレスを選択したつもりだったのに、なぜかカーボン(炭素鋼)が届いているではないか。カーボンの呪いか(苦笑)
まぁいいよ、炭素鋼でも問題ないです。皆さんにはステンレスをお勧めしたい(笑)
この際これも黒錆加工しちゃう? いや、やらない。これはこのまま使ってみよう。

★後日追記:
このナイフ、一度ひどく錆びさせてしまって(汗)、結局研いで黒錆加工をしてみました。詳しくはこちら

 
樹脂製のシース(鞘)が付属しています。出し入れがしやすくて、収納時もうまい具合にグリップ部がはまってカタカタしたりするようなこともなく、逆さまにしても落ちません。

 
シースの裏にはベルトクリップが付いているので、腰に装着できます。
クリップの裏はこんな風になっていて、これは壁のピンとかに引っかけられるようになっているんだと思う、たぶん。

 
グリップは硬質ゴムでできていて、太めのこの形状がとても力が入れやすくていい感じ。
刃はそれほど繊細な刃付けがされてないけど、このくらいがちょうど良い。敢えて研がないで使い始めます。

ネイチャーストーブの薪作りにも大活躍!

前から使っていたエンバーリットストーブと、先日使い始めたソロストーブ ライトの比較テストをしました。その時に、均質な小さな薪が必要になるのでこのナイフで薪作りをしました。

 
使うのは折りたたみノコギリともちろんこのナイフ。
薪に使うのは、実家に転がっていた杭用の角材。材はたぶん米松かなんかだと思う。
3cm×4cmの角材。乾燥してるからよく燃えるだろう。

 
今回はなるべく同条件で比較テストをしたいので、丁寧に薪作り。
まずは、ソロストーブに入るサイズ9cmの長さを計って印を付けます。

 
ノコギリでギコギコ。
熱い日差しの下、この作業が結構大変。

 
このようにナイフを立てた薪(今回は角材だけど)の上に当て、ナイフの背を流木か石で叩きます。

 
流木で一回軽く叩くだけで、スパッと割れます。割った物をさらに半分に。

 
それをまた半分に。1本の角材を8本に割ります。
さっきのノコギリ作業と違って、この薪割り作業はとても楽しいです。
コツンと叩くだけで、スパッと簡単に割れるので気持ち良い。しっかり乾燥された角材だから割りやすいってこともあるけど。


あっという間に、ネイチャーストーブ用の薪が完成。
薪割り、最高に楽しい!

 
小さい薪2本をさらに4等分にします。
火が着きやすいように、フェザリングというのをやります。鉛筆を削る容量で細い薪を毛羽立たせる作業です。さっきの薪割りに比べると地道な作業であんまり好きじゃない(笑)

 
正式かどうかわからないけど、まぁこんな感じでいいんじゃないの。

 
後は麻紐を適当な長さに切ってほぐし火口にして着火する予定。

★ここから先のネイチャーストーブテストの結果については、こちらをご覧下さい。

箸なんかも簡単にできるよ。

 
ネイチャーストーブの湯沸かしテストをしている間にヒマだったので、流木で箸を作ってみます。沸かしたお湯でカップラーメンを食べる予定だったのに箸を忘れただけだけど(笑)
まぁ、適当な長さに切ってナイフで削ればできますよね、箸は。

 
ちょっといい雰囲気の箸完成。持ち手が太目だけど。
本日の工作物、ミニ薪と太箸。

もっと太い薪も割れるよ。

刃長104mmなので、直径80mmくらいまでの流木なら割れると思います。
普通はそんなの割ろうと思ったら、小さな斧とか鉈とか使うことになると思うけど、意外や意外、こんな小さなナイフでも割れるんですよね。

 
後日、場所を実家に変えてテスト。
実家に転がっていた丸棒。これ、たぶん稲刈りの「ハザ」と呼ばれる稲を掛けるための横棒だと思う。短く折れたものがあったので、さらにそれを30cm長に切って割ってみることに。
直径75mm×長さ30cmの流木を想定して割ってみます。
昔はウチでも田んぼをたくさんやっていたけど、今は食べるだけしか作らないのでハザもハザ足もそんなにたくさん必要なくなりました。
コンクリート板の上に立てて薪割りをしてみます。

 
このようにモーラナイフを当てて、上から木槌で叩きます。
金槌を使った方がサクッと割れると思うけど、実際に河原でやる場合は流木なんかで叩くことになるだろうから、木槌くらいがテストとしては妥当。

 
刃の峰を叩くとそれほど力を入れなくてもナイフが入ってきます。
刃の峰が隠れたら、ナイフの先端部(黄色矢印)を叩きます。この先端部を叩いて刃を入れていく必要があるので、やはりこのナイフで割れる薪の直径は80mmが限界だと思う。

 
刃の先端部とグリップ(黄色矢印)を交互に叩いて刃を進めます。それほど力は要りません。
石で叩くと、ゴムのグリップ部が傷む可能性があるので、やはり流木でしょうね、河原でやる場合は。薪がきれいに二つに割れていきます。

 
このくらいまで刃が入ったら、刃を少しこじればサクッと割れます。
二つに割れた薪。斧や鉈がなくても簡単に割れました。


必要があれば、さらに薪を細くしていきます。細くなればなるほど、力をいれずに簡単に割れますね。

実際に河原の流木を割る場合は、しっかり乾いていてなるべくまっすぐな流木を選ぶこと。
ネイチャーストーブ用だったら長さは10cm以下になるので、曲がっていてもそれほど気にしなくて良いけど。

このナイフは木の蔓やロープを切るのも得意。
もしも、もしもですよ、なんらかの理由で海を漂流して無人島に流れ着いたら、折りたたみノコギリとこのナイフで簡単な家が作れるかも。そういうのにちょっと憧れているところがある私。
家と言ったって、木と椰子の葉でできたテントみたいなもんだろうけど(笑)

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コメント

  1. このナイフ、けっこうコスパ高そうですね。^^
    ボクは指先が利かなくてフォールディングナイフは引っ張り出せないので、シースナイフは大いに興味があります。
    既に3本ほどシースナイフは持っているから、次を購入とまではいきませんがコレは良さそうです。

    • kuniさん、こんばんは。
      そうなんですよ。お手頃価格なのに品質はしっかりしてますね。
      わかります。フォールディングナイフって爪を引っかけて引っ張り出すのに結構指先の力が要ります。特に、前回紹介したオピネルは木製グリップと刃がきつめです。
      シースナイフはビックリするような価格の物もありますが、アウトドアでは一本ベルトにぶら下げていたいですよね(^_^)

  2. こんばんは。
    丈夫いですね、今回のナイフ。
    ナタのような使い方も出来るとは立派です。

    • マンボウさん、こんばんは。
      前回紹介したオピネルとは違って、ハードワークに向いているナイフだと思います。
      丈夫という意味では、炭素鋼ではなくステンレスの方がお勧めですけども。
      重量を気にしなくても良い局面では、鉈の方がはるかに使いやすいと思いますが、私の場合渓流に一泊するとなると少しでも荷物を減らしたいので、このナイフで代用しようと思います(^_^)

  3. このナイフはよく見かけるのですがコスパが良すぎて少し心配なぐらいです。^^;
    結構ハードな使用にも耐えられるのですね。
    意外な使い方もありとは驚きです。

    • 幻の渓流師さん、こんばんは。
      そうですか、よく見かけますか。ナイフに限らずですけど、あんまり安いと不安になることありますよね(笑)
      本当はハードな使い方をする場合は、刃こぼれしにくいステンレスの方がお勧めです。刃こぼれしても研ぎやすいのは炭素鋼の方ですが。
      このナイフでミニ薪を作るのは楽しいです(^_^)

  4. サバイバル関係の本や記事が好きです。ディスカバーチャンネルで、元SASの隊員だった人の番組をよく見てました。
     かってサバイバルナイフにも関心があったけど、多目的に使えるのは個別のニーズには合わないなと思いやめました。
     
     モーラの値段には驚きです。モーラのガンガンっ使用して惜しくないのは道具として最適。 腰ベルトに付けたいです。
     今はレザーマンのマルチツールですが、一昨日の同行者のリールフットが緩む事態に役立ちました。精度がいいのがレザーマンです。
     雪代っぽい濁りで反応が薄く、2匹でしたが泣き尺岩魚も釣れて満足感がありました。トンボ・甲虫・セミの陸生昆虫ばかりです。

    • FFfreakさん、こんばんは。
      私と趣味嗜好が似てますね。私は最近「Fielder」という雑誌をたまに買って読んだりしています。山の中で木と蔓を使って野営地を作ったりなんて記事が出てたりしますが、今の日本でそんなことして良い場所あるんかいな、と突っ込みながら楽しんでいます(笑)
      モーラはガンガン使いまくるつもりです。私はビクトリノックスを持っていますが、マルチツールも良いですねー。
      テレストリアルの季節ですね。私も先日見たイワナの胃袋の中は陸生昆虫ばかりでした(^_^)

  5. おはようございます。
    この時期、特にアウトドァー派には道具選びも楽しいものですね、キノコ採りでも山に入る時、特に使う事は無くても腰にナタかナイフなど付けているだけで何となく心強いものです。

    • ハックル70さん、こんばんは。
      道具選びは確かに楽しいんですよね。特に私は刃物が好きなので、それらをあれでもないこれでもないと見ているとあっという間に時間が経っています(笑)
      おっしゃる通りで、キノコ狩りや山菜採りの時もナイフを持っているだけで違いますよね。剣鉈があればさらに心強いですけども(^_^)

  6. おはようございます。
    私も同じナイフでステンレスを使っています。よく切れるし薪割もできるし万能タイプですね!ただ、私、忘れっぽいのでカラーはオレンジにしてその辺においても目立つようにしています(^^♪

    • ゆっちさん、こんばんは。
      ネイチャーストーブ用に薪割りできるナイフというのが、選択基準でした。
      私も本当はステンレスを注文したつもりだったのですが(苦笑)
      渓流泊の時に腰からぶら下げていると重宝しそうです。
      確かに目立つカラーの方が良かったかも。この色だと、草むらに置いたらまず見つけられない気がする(^_^;)

  7. ナイフも調べれば調べるほど奥が深いと言うか、どれもこれも欲しくなってきて困ります。これを買うかコロンビアナイフ買うかでコロンビアナイフ買ってしまいました。でもこれも買うかも(笑)

    • Nori1022さん、こんばんは。
      私は刃物好きなので、いろんな意味で危険です(笑)
      アマゾンや楽天でナイフとか検索し出すと、本当にあれもこれも欲しくなってしまいます。
      コロンビアナイフは刃渡りが長いところが良いですね。
      私はオピネルと今回もモーラ、しばらくはこの2本と使い倒そうと思っています(^_^)

  8. モーラナイフ 最近、雑誌で見ました。これがあれば重いナタを持たなくてもよさそうですね。 

    • Kさん、こんばんは。
      そうですか、モーラのナイフが雑誌に出てましたか。
      品質が良い割にお手頃価格なので、人気があるかもしれないですね。
      重量を気にしなくて良いシーンでは、もちろん鉈を使った方がはるかに効率的ですが、私のように荷物をなるべく減らしたい場合はこのナイフでもある程度対応可能です。モーラはいろんな使い方を試してみたいと思います(^_^)

  9. ナイフの役割ナタの役割と便利な物ですね
    これが有れば釣行時も便利ですね、

    • 釣りお爺さん、こんばんは。
      もちろん普通に鉈を使った方が簡単に薪作りができますが、ネイチャーストーブ用に小さい薪を作る場合は却ってこのナイフの方が使いやすいです。
      渓流釣行ではこのナイフを腰からぶら下げ、折りたたみナイフをポケットに忍ばせておけば大体こと足りそうです(^_^)