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漁協に見放された沢|天竜川水系 フライフィッシング

フライフィッシング野外調理
この記事は約5分で読めます。

これは梅雨明け間もない頃の話です。
長梅雨の大水はまだ引けておらず、まともに釣りをしようと思ったら前回のような源流部まで行かないと無理そう。
この日はそれほど時間がないので、近くの小さな沢へ渓流メシを食べに行ってその後イワナが棲息してるのか調査してみようと思いました。
まぁ、この前ビールを飲んでいたあの沢のように釣りにならない可能性が高いけど・・・

この沢にイワナはいるのか?|天竜川水系早霧沢 フライフィッシング

※早霧沢というのは私が勝手に付けたもので、実在の河川名ではありません。

 
普段はほんとに細い流れだけど、増水のおかげで普通の渓流っぽく見える(笑)
今回も、フォックスファイヤー SCダウナーキャップ楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る)を被ってテストしてみましたが、メマトイにはかなり効果がありました。

そうめんもいいけど、冷製パスタもいいね!

 
なんか空には厚い雲が張り出してきているし、とりあえず今日も渓流メシとします。
この石を水際に運んでイスにしよう。

 
マイクロマックスU.L.エスビットポケットストーブを設置。
実家から持ってきたトマトとモロッコインゲンをオピネルでカットします。

 
モロッコインゲンは3cm幅くらいに、トマトはできるだけ細かくカットして軽く塩コショウを振って火に掛けます。水は入れません。

キャンプに必要な道具っていろいろありますが、このSOTOガストーチ楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る)は必需品と言えますね。
単なるライターとは違ってバーナー炎なので、雨の日の着火にも強力だし他にもいろいろと使い道があるので、これからキャンプを始めようという人は必ず買った方が良いです。

 
トマトからしっかり水分が出て煮えてきたら、「シーチキンチキン」という不思議な名前のこれを投入。Hagoromoとプリマハムのコラボ商品だそうで、シーチキンと鶏肉両方が入っているらしい。


トマトソースは川の水で冷やします。

 
鶏もも肉を、『味噌+日本酒+生姜+ネギのみじん切り』で漬け込んで持ってきました。
あとは、スパゲティーとわかめスープ。

 
ポケットストープに着火して、パール金属 グリルパン楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る)で鶏肉を焼きます。もちろんニトスキでも良かったんですが、しばらくしまってあったグリルパンも使ってみようと思って。
味噌が焼ける香りがたまりませんね!

 
1.4mmのスパゲティーを茹でまして、川の水で冷やします。
ゆで汁をわかめスープに注ぎます。
冷やしておいたトマトソースを絡めて最後にもう一度ブラックペッパーを振ったら出来上がりです。鶏肉もちょうど良い頃合いでしょう。


できましたー! 本日の渓流メシ
・トマトとモロッコインゲンの冷製パスタ
・鶏肉のネギ味噌焼き
・わかめスープ
・麦茶

暑い日は渓流そうめんが定番ですが、酸味が爽やかな冷製パスタもいいですね!
鶏肉の味噌焼きも抜群です。
今日も満腹です。

漁協に見放された沢にもイワナはいるのか。


しばし休憩しまして、この沢にイワナがいるのかどうか調査を開始します。

 
タックルは、Caps キッズシックス 6’0″ #2/3楽天市場で見るアマゾンで見るヤフーで見る)+オービス バテンキルクリックII楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る)。
今回は普通に#3ラインでいきます。
全体に増水してるので、強い流れの中のちょっとしたたるみの部分を狙います。

エルクヘアカディス#14を結んで一投目、意外なことにピチャッと魚が出ました。
いるんじゃん!


普段はちょろちょろした流れなのに、この増水ぶり。イワナは岸際のたるみに待避しているんじゃないかな。
対岸の張り出した枝の下になんとかフライを送り込み、次の落ち込みに引っ張られそうなギリギリのところで狙い通り出ました!


おぉー、イワナがいましたよ!

こんな沢にも昔は放流されていました。実家のすぐ近くの小さな沢にも放流されていたくらいだから、今より昔の方が漁協は丁寧に細い沢にも放流をしていましたね。
その頃のイワナが世代交代を繰り返し生き残っていたんでしょう。放流以前からこの沢にイワナがいたのかどうかは定かではありませんが。

ともかく、釣り人が全く来ないこんな沢にもイワナがいることがわかって嬉しい!


ここからさらに釣り上って行きますが、なんせ水勢が強すぎてところどころにある巻き返しやたるみになんとかフライを浮かべられる程度。

 
写真1枚目の黄色丸印でピチャッと出ましたがフッキングせず。
写真2枚目の黄色丸印からも出ました。


23cmくらい。このくらいまでなんでしょうね、この沢のイワナは。


堰堤に先を塞がれてしまったので、高巻き。

 
林道がすぐ近くにあったのか。
さらにその先の流れ。この辺りは階段状で少し釣りやすそう。

 
岸辺にはミズがたくさん生えています。
葉の脇には花が咲いてもう少しするとムカゴができそうです。


釣れるポイントは大体同じようなところですね。


サイズは20cm弱で、大きめの白点にうっすらオレンジ色が乗せられています。

 
サイズは同じくらいだけど、魚影は意外とそこそこありますね。

 
フライをレッドハンピー#12に替えてみました。

 
アダムスパラシュート#14に替えたら、こんなチビも釣れました。


途中倒木だらけになったので、今日はこの辺りで引き返すことにします。

夏の終わりに、山の恵みもちらほら

 
ちょうど食べ頃のクマイチゴを見つけたので、少し頬張りながら川を下ります。


沢を下っていく途中、ちょっと山の方へ入ってみると・・・

 
チチタケ発見。
ちょっと色が薄くてわかりにくいけど、傘をしたから覗き込んでみると、やっぱりチチタケ。

 
周辺には他にも小さいのがポツポツ生えていました。


誰にも見向きもされないこんな沢でもイワナ釣りが楽しめることがわかって嬉しい。
他にも漁協から見放された沢がいくつかあるので、探索してみようかな。

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魚ココロあれば水ココロあり

コメント

  1. シーチキンチキン、初めて見ました(^_^) 色々な料理に使えそうではないですか。          しかし、岩魚は小さな沢でも生き残って たくましいですね。    こちらも、コロナの影響で 人が入らないのか 結構 魚が残ってい増すね。本日も楽しませてもらいました。

    • Kさん、こんにちは。
      シーチキンチキンは私も初めて見つけましたが、スーパーの魚介の缶詰コーナーの近くにあると思いますよ。いろんな料理に使えて、缶詰よりゴミが少ないのでアウトドア向きです。
      今は全く放流されていない沢なんですが、意外と魚影が濃かったのでビックリしました。
      楽しい釣りができたいみたいですね (^_^)
      あと一か月ほどで渓流も終わりですね。台風が怖いですが、適度な雨は欲しいところです。

  2. こんばんは、ブログの更新ありがとうございます。
    シーチキンチキン、面白いですね!お料理も釣りも、こちらまで清流に遊びに行けたかのよう(^^)v
    クマイチゴ、初耳でした。ヘビイチゴかな?と思って調べたら、全然違っていました。

    • テスラさん、こんにちは。
      こちらこそ、いつも読んでいただきありがとうございます。
      シーチキンチキン、ネーミングに惹かれて買ってみましたが、単なるシーチキンより旨みも食感も良くレトルトなので使い勝手も良いですよ。アウトドアには最適です。
      川に遊びに行った気分になってもらえたなら嬉しいです (^_^)
      ヘビイチゴは無味無臭で美味くないですが、クマイチゴは酸味と甘みのバランスが良くて美味いですよ。プチプチ感が強くちょっとワイルドな感じですが、見かけたら食べてみて下さい。

  3. おはようございます。
    確かに昔は細かく放流があったみたいですね、漁協も人手不足なのかいつも同じところの放流が多い感じです、釣り客を集めないことには資金的に無理になっていると言うことでしょう、これからの釣りは放流魚を皆で競って釣る方法に代わって来ていますね、ただ、遊漁料を徴収している以上、しっかりした説明は当然するべきでしょう。

    • ハックル70さん、こんにちは。
      私が子どもの頃は、実家の近くの小さな沢にも放流があって高いところからアマゴが泳いでいるのが見えたくらいなんですよね。今から思えば、あの頃は良かったなぁと、懐かしいです。
      長野県ではあまりないですが、他県では放流場所に人だかりができて釣り堀状態の解禁日というのを良く見かけますね。
      シーズンを通して釣りが楽しめるような放流方法の方が良いと、私は思います (^_^)

  4. 漁協から見放された川ですか・・・なんかいい感じです(笑)
    魚影の濃い川はいいですね。そのうちデカイのが来るんじゃないのかと妄想しながらワクワク楽しそう(笑)

    先日出かけたのですが、超減水で別の川でした。増水とは別の意味でポイントは限られますが、ほとんど反応ありません。気が付くといたる所に新旧の足跡だらけ(笑)

    そんな中マグレ的に一匹いいサイズのヤマメでなんとかボウズを免れて帰路につきました。
    長野県のように川の選択肢が多いリコプテラさんが羨ましいかぎりです。

    • イッケンヤさん、こんにちは。
      昔から釣り人はほとんどいない沢ですが、それでも昔は漁協が放流をしていたんですよね。釣り人のためというよりは、地域に魚を増やそうという意識でやっていたのかもしれません。
      今はこの沢で釣りをする人はほぼ皆無なので(私は釣りましたが笑)、魚は安心して暮らしているようです。いつか大岩魚が釣れる可能性もないとはいえませんね (^_^)

      おつかれさまでした。0と1の間には大きな差がありますよね。釣れた良かった!
      遠出した先で予定が狂うとツライですよね。
      長野県は本当に渓流には恵まれているので、ありがたいことです。

  5. おはようございます
    漁協から見放された沢こそ、大好きです。
    今回の沢も実にいい感じですね。
    こんな細い沢で、所々にある小さな小さな1m程しかない渕。
    渇水になっても水が豊富なそんな貴重な場所は、強者が支配しています。
    大好きです、漁協から見放された超源流釣。

    • マンボウさん、こんにちは。
      漁協から見放された沢の最大の良さは、釣り人がいないことです。
      魚がいなければ話になりませんが、サイズはともかく魚さえいてくれれば伸び伸びと釣りができますよね。
      今年は夏が短かったので予定が狂っちゃいましたが、残り一か月、そんな沢にも出向いて大岩魚に出会いたいですね。これからの季節、熊に出会う可能性もアップしますが(笑)

  6. 自分が自宅でささっと作っている飯よりも、こちらの渓流めしの方がクオリティ高くて素晴らしい。コレ食べてイワナ釣れて最高ですね。

    • Nori1022さん、こんにちは。
      Noriさんの自宅料理はクオリティー高いですよ!
      私の場合、自宅でささっと作る時はクオリティー低くなることが多いですけど(笑) 渓流だから力が入っているってこともあるかもしれません。
      渓流で食べると同じものでも3倍美味く感じるし、それほど期待していなかった沢でイワナが釣れたので、これ以上望むことはありません (^_^)

  7. チキン尽くしのランチが二重丸・・・いや、花丸ですねぇ。^^
    むちゃくちゃ旨そうに見えます。

    そして開拓した沢が増える喜びもプラスですね。
    以前、イワナの沢を新規開拓しては白い地図に赤鉛筆で印を入れていた時の楽しさを思い出しました。
    今は新規開拓どころか、イワナ釣りそのものに殆ど行けていないもんなぁ。

    • kuniさん、こんにちは。
      チキン尽くしのつもりはなかったんですが、言われてみるとチキンだらけ(笑)
      シーチキンチキンは私の中では意外なヒット商品です。単なるシーチキンよりも美味いです。

      沢の新規開拓はほんとに楽しいです。ただ昨今は渓流釣り人口が増加しているようで、穴場みたいな沢はなかなか見つけるのが難しいです。
      お仕事忙しいそうですが、今年は残暑が厳しいので禁漁になる前に沢へ涼みにお出かけ下さい (笑)