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クレバーパイプで長芋を栽培しよう|2021植え付け〜芽出し編

野菜作り春夏秋冬
この記事は約6分で読めます。

昨年、気まぐれに植えた長芋5本のうち、2本はとても立派な芋が収穫できので、今年はさらなる収穫を目指して、クレバーパイプというのを使って植えてみます。

二勝三敗|長芋の袋栽培に挑戦しました
昨年の11月に、実家の畑に自然に生えてきたというヤマノイモ(長芋)を掘りました。 1本はそこそこ立派な芋になっていましたが、気合いを入れ直して掘ったもう1本は枝分かれした小さな芋が採れただけでした。 その時に、来年は試しに実家の畑に長芋を作...

クレバーパイプで長芋を栽培しよう!

このクレバーパイプというやつ、一見とても便利そうに見えますが、これを使って栽培した成功事例というのがあまりなくて、私の周辺でも使ってみたけど芋が真っ直ぐ長く育ってくれなかったという人が多い。
一番身近なところでは、うちの兄貴が何年か前にクレバーパイプを使って長芋を植えてみたんだけど、うまくできなかったらしい。
ということで、眠っていたクレバーパイプを引っ張り出して、諦めの悪い私が再度挑戦してみることに。これでダメだったら、来年はまた肥料袋で囲って普通に植えます(笑)

平均気温13~14℃となる葉桜のころが植え付け適期とのことです。

これが賢い筒らしい|クレバーパイプ


これが噂のクレバーパイプ楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る
この中に長芋が伸びてくれれば掘る時に苦労せずに済むという代物です。

クレバーパイプを使った長芋栽培のノウハウは、こちらのサイトに従ってやってみます。
深さ30cm、パイプの角度15度で埋めれば良いそうなので、どのくらいに溝を掘れば良いか計算してみます。
パイプの長さが1150mmなので、確か高校生の時に習った『サイン、コサイン、タンジェント』で溝の長さをどのくらいすれば良いか割り出せますね。
今は便利なもので、ネットで何でも計算できますね。こちらで、数値さえ入力すれば答えを出してくれます。

斜辺の長さ=クレバーパイプの長さ=1150mm
傾斜角=15°
を入力すると、


長さ1111mm、高さ298mmにすれば良いということがわかります。

パイプの中には肥料分のない山の赤土を入れる

このパイプの中に入れる土は、肥料分の少ない赤土のような土が良いとのこと。
実家の持山にちょうど赤土が露出しているところがあるので、土を取りに行きます。

 
軽トラに赤土を積んで来ました。
前々日くらいに雨が降ったのでちょっと湿っているのが気になるけど。もっとさらさら状態の方が良かったかも。

 
これを昔から実家にある篩い(ふるい)にかけて、木の根や小石などを取り除きます。
やっぱりちょっと水分が残っているせいで、篩いの目が詰まってやりにくいです。

 
これをクレバーパイプに詰め込みます。
こんな感じに入れます。しっかりと土を詰めこんだ方が良いらしいです。

 
6本詰めました。
クレバーパイプにゴムのシールみたいなので留めた形跡が残っています。
新品のパイプにはこのシールが付属していてパイプを留めるらしいけど、今回はそれは無視します。

植え付け場所のサイズを計算

 
溝の長さは2611mm+α、最終的な畝の幅は1mくらいにします。


最終的な畝のサイズイメージはこんな感じ。

 
鍬で溝を掘ります。植えるところの幅は30cmくらいで大丈夫かな。

 
深さは30cmくらい、長さは262cmくらい。

 
1本目の接地位置約1111mmのところ(誤差があるので厳密でなくてもいいですが)に目印の棒を立てます。
そこから、30cm間隔で棒をさらに5本立てます(写真2枚目黄色矢印)。

クレバーパイプは掘るのも簡単だけど、植えるのも簡単!

 
1本目の受皿の部分を掘った溝の縁に当て、反対側の設置部を先ほど立てた目印の棒に合わせます。
これで、クレバーパイプは約15°の角度になる計算です。
パイプの下に土を入れ、安定させます。


そして、2本目以降は30cmの間隔を開けて同様に埋めていきます。


一本目の位置がちゃんと合っていれば、後は簡単です。
受皿を30cmずらし、反対側は目印の棒に合わせます。そして、パイプの下と周囲を土で埋めていきます。
簡単に6本設置完了。

受皿の中心に目印をつけた棒を立てる


長さ30cmの棒を6本用意し、15cmの位置とそこからさらに5cmの位置にマジックペンで印を付けます。

 
クレイバーパイプの受皿の真ん中に目印棒をあてがい、土で回りを囲んで支えます。
なんだか、小鳥のお墓みたいになってますが、大丈夫ですかね(笑)


とりあえず、目印棒を6本立てました。


周囲にさらに土を盛ります。取ってきた赤土が余っていたので、それを使いましたがここは畑の土でも問題ないです。


目印棒が10cm出る位置まで畑の土を寄せて、1m幅くらいの畝を作ります。

 
買ってきた長芋のタネイモ。結構長いですね。

タネイモを受け付ける位置と深さ、これ重要!

 
目印棒の根本を掘って、5cm下の印の所に発芽点を合わせてタネイモを植えます。


図にするとこんな感じです。
タネイモは発芽点を目印棒にしっかり合わせて、クレバーパイプと同じ方向に横向きに植えるのがポイントです。
これで、新しい根が目印棒に沿って伸び下がっていき、クレバーパイプの受皿に突き当たると、そこからはクレバーパイプの中を斜め下に向かって伸びていくという寸法です。
ほんとにそんな上手い具合にいくのかね? 半信半疑(笑)

 
発芽点を記しに合わせて、横向きに植えます。
植え付けたら、元通り発芽点から5cm上まで土を被せます。


昨年収穫した長芋のうち、分裂して小芋になってしまったものも保管してあったので1つ植えました。こちらは売っているタネイモよりかなり小さいですが、先端にはすでに芽が少し出ています。

肥料は芋の近くではなく、畝の両側に施す。

 
上記参考サイトでは、チッソ:リン酸:カリ=8:8:8の化成肥料を1株につき40g目安で畝の両側に撒くとのことです。そして、60日後に1株につき30gを追肥。
今回実家にあったのは、チッソ:リン酸:カリ=14:14:14のなので、少し少なめに最初に30g、60日後に20gにしてみます。
植え付けたタネイモの近くに撒かずに、必ず畝の両側に撒きます。

とりあえず今回の作業はここまででもOKなんですが、この際、芽が出てきてから慌てないようにネットも張っちゃいます。
芽が伸びて蔓が巻き付いていけるようにネットを張ります。昨年は棒を立てただけでしたが、蔓が伸びてから風で倒れたりしたので、こんかいはしっかりとネットを張ります。

支柱を立てて蔓が巻き付くためのネットを張る

 
百均でも売っている、キュウリネットとネット張り用のロープ。
それから、山へ行って2.5mほどの長さの竹を切り出してきました。


こんな風に、竹を組んでネットを張れるようにしました。
足元奥に写っているのは、ウド栽培用の囲いなので関係ないですよ。

 
あとは横渡しの竹棒にネットの上部を掛けて、

 
横渡しの竹棒を支柱に固定。
下側にもロープを通しします。

 
側面片側を支柱に固定してネットを広げ、反対側側面に固定して余分をカットすれば完成。

適度な地温と湿度を保つためにマルチまたは敷き藁を。


適度な地温と湿度を保つために、マルチか藁を敷いた方が良いらしいです。
とりあえず藁を敷いときました。


これでいつ芽が出てきても大丈夫。
と、言っても芽が出てくるのはだいぶ時間がかかると思いますが。

とりあえず、植え付けに関してはやれるだけのことはやりました。
あとは、芋がどれだけ生長してくれるのか。まずは、ちゃんと芽が出て蔓が伸びて昨年のように葉が茂ってくることを祈ります。
一つ、懸念材料としては、長芋は連作を嫌うので同じ場所での栽培は避けた方が良いということ。
一度栽培した場所では2〜3年は作らないのが無難だと。
今回、私は昨年と同じ場所に植えてしまったので、それだけが心配です。

ともかく、やれるだけのことはやりました。
あとは芽が出てくるのを待つばかりです。

↓続きはこちら。

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コメント

  1. おはようございまっす。

     昨日フライフィッシングのサイトでも50位台にありましたね。
    タイトル名を聞いたことある気がするはずだわ。今までランク内で見たことなかったような??

     ユーチューブでFF視てると疲れるときは、さっと一瞥していくのね。
     あの川行けるようになったとか、釣果写真がイイとか。フライフィッシング順位サイトをルーチンにしてます。クリックしてまーす

     長イモは唯一、イモ類で普通に生食ができるといわれて納得。ーとっても不思議
    そういえば、タロイモ、サツマイモ、ヤムイモ、ジャガイモは加熱だよね。子供時代は口の周りが痒くなったけど大好き。海苔と合わせてご飯たべたいな。酒のつまみもにもいいね。

     近所の川が釣れるので、80歳近い先輩が釣り行きたいとのこと。餌竿にパラシュートの点釣りでね。釣れた原因は、放流があった模様です。でも上下流ともブルック系以外は鰭ピン。
     漁協に聞こうとサイトに行くも受付クローズです。日光湯川に行かなくても会津漁協は
    ブルックをいれてますね。放流できない極小沢の魚止にもいて遡上したことにビックリ。落差あるところ超えられたんだ。

    • FFfreakさん、こんばんは。
      フライフィッシングのサイト? しばらくやめていたブログ村への登録を再開したからですかね?

      確かに、生食できる芋って長芋類だけですね、言われてみれば。
      海苔と合いますよねー。

      近所の川で釣れるのいいですね。釣りは何歳になっても楽しめる趣味ですよね。
      餌竿にパラシュートフライですか。釣れますよね、その釣り方。ユーロニンフ突き詰めればそういう釣り方だし、川幅さえあれば長い延べ竿にフライというのはかなり釣りやすいですよね。
      会津漁協はブルックを放流しているんですか。
      イワナとの共生関係は気になりますが、おもしろいターゲットではありますね (^_^)

  2. おはようございます
    長芋作りは楽しそうですね。
    隣の畑の人も作っていますが、自分自身は未だ未経験です。
    そんな長芋作りより、実に良い畑土ですね。
    長年、キチンと土つくりされて来た結果が出ている感じのエエ土。

    • マンボウさん、こんばんは。
      長芋みたいに蔓が伸びていく様子を見るのは、朝顔の観察日記みたいで楽しいです(笑)
      マンボウさんはいろんな野菜を作られているので、来年はぜひ長芋も。
      実家の畑は、爺ちゃんの時代から(私が知らないだけで実際にはもっと前から)ずっと野菜作りをやっているので、畑の土は良いかもしれないです。
      ありがとうございます。今は亡き爺ちゃんも喜んでいると思います (^_^)

  3. 長芋栽培も、かなり研究されてますね              自分で植えた長芋、上手く収穫できると良いですね。 私は、今シーズン 裏庭の家庭菜園はやめました。 どうもプランター栽培が上手くいかず、今年は花だけにしました

    • Kさん、こんばんは。
      昨年は深く考えずに栽培して、掘るのがもの凄ーく大変だったので今年は、掘る時のことを考えてしっかり準備してみましたが、釣り同様準備万端だと往々にして成果はイマイチってことが多いので、どうなりますか(笑)

      そうなんですね、今年は野菜作りはしないんですか。花の栽培も楽しそうですね (^_^)

  4. おはようございます。
    流石にきちんとやりますね、これだと成功するでしょう楽しみですね、新芽の防虫、土の中に潜むヨトウムシだと芽をそっくり切り取ってしまいます、これだとダイアジノンを根元に撒いておけば良いですが、新芽だけ食べるのは飛来する虫の様にも思えますね、防虫ネットを小さく切って支柱に被せるように取り付ければどうでしょう。

    • ハックル70さん、こんばんは。
      昨年は袋栽培で適当に植えただけなのに、5本のうち2本は大きいのが採れたので、今年は掘る時楽なようにパイプを使ってみましたが、これが上手くいくのかどうかとても心配です(笑)
      そうですそうです、兄貴が撒けば良いと言ったのは、そのダイアジノンです。これが奏功したのかわかりませんが、本文に追記した通り、食われた芽の脇から新しい芽が出てきて今度は食われないなので、しばらく様子見してみます。
      今後まだ虫に食われるようなら、防虫ネット検討します。ありがとうございます (^_^)

  5. 何をするにも手抜きなし!
    リコプテラさんの真骨頂って感じ。^^
    上手く育ちますように。

    • kuniさん、こんばんは。
      いえいえ、実際はいろいろ手抜きすることもあるんですが、今回のは手順通りにやらないとちゃんと収穫できない気がしたので、やれるだけのことはやってみました。
      だけど、頑張っても報われないってのは往々にしてありますので、結果が楽しみなような怖いような(笑)
      私も後は、祈るばかりです (^_^)

  6. 小鳥の墓w
    ぱっと写真でみる限りでは店頭でたまにみるご立派様ぐらいまでは太くならないんですかね?
    無理せず握れるぐらいの面積だと逆に擦りやすいのかな?(長さで逆に摺り疲れてしまう)
    もうちょっと地面に近いとヨトウムシとかなんだろうけど色々いすぎですね
    (家の庭もヒマワリを種で植えたら発芽した端から30粒一袋全部やられました・・・)

    • トロロだいすきいつもの通りすがりさん、こんばんは。
      私、実際こんな感じの小鳥のお墓作ったことあります(笑)

      このパイプを使っても、上手くいけばかなり太くなるみたいですよ。太い方が川を剥きやすいし、すりおろしやすいと思います。
      ひまわりの芽をやられちゃったんですか。
      昨年の袋栽培ではこんなことがなかったので、私はビックリしました。
      兄貴がダイアジノンというのは撒いたら、芽が食われなくなったので、ヨトウムシなのかもしれません。今後も気が抜けないです (^_^)