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障子を自分で張り替えよう!|ウグイス小屋のDIY

DIY
この記事は約7分で読めます。

夏の山小屋は快適でした|ウグイス小屋近況

釣りやキノコなどタイムリーな記事を連投していたので、久しぶりの山小屋記事です。
春から時々暮らすことになったウグイス小屋。

8月になっても朝にはウグイスが鳴いていました。日が高くなるとアブラゼミが鳴いていることもありましたが朝晩は涼いしクーラー無しでもいたって快適。
ただ、今年の8月は、秋雨前線が停滞して雨続き、ウグイス小屋は湿度が高かったです。

 
春に植えたコシアブラ、6本植えたうち2本は葉がしっかりと伸びて問題ないけど、他の4本は葉が枯れちゃった。そもそも芽が伸びる時期に植えたのが良くなかったと思うけど、なんとか来春芽が出てきてくれることを祈ろう。


8月上旬になると、栗のイガもだんだん大きくなってきました。


ウグイス小屋で一番好きな場所、ベランダ。
夏にここに座ってティータイムは最高です。


ベランダからの景色。
景色と言ったって山の中だから、ほとんど木しか見えないけど、鳥の声や蝉の声を聞きながらベランダに座っているととても気持ち良いです。
秋になってカラマツの葉が落ちると、遠くの山並みも結構見えるんですよ。

ここからが今回の本題なんですが、ウグイス小屋は2DKの間取りで、フローリングのダイニングキッチンと畳の和室が二間。
営業宿泊施設として使っていた物件なので、中身はコテージというよりは昔の温泉旅館のような雰囲気(笑)


障子が何ヶ所かあるんですが、ちょっと破れていたり弛んだいるところがあるので、この際気分一新張り替えることにしました。
山小屋のDIYというよりは、一般家庭のDIYって感じですね(笑)

きれいに障子を貼り替えよう|DIY

障子は梅雨や秋雨の季節に貼り替えるのが良い。

まず始めに、障子を貼り替えるのに適した時期というのがあります。
障子紙は吸水するので、湿度の高い梅雨や秋雨の季節に貼り替えておけばその後湿度が低くなった頃に障子紙も乾燥してピーンと張ります。
逆に乾燥した時期に貼り替えると、湿度の高い梅雨時には弛んで皺になってしまうこともあります。

そんな訳で、私は雨が続いていた7月上旬に張り替え作業に着手。

 
破れていたり、弛んでいる箇所も。


以前実家の障子を私が貼り替えたので、道具は揃っています。

障子貼り替えに必要な道具

・はがし剤楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る
・刷毛楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る
・障子のり楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る
・専用カッター楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る
・専用カッターガイド楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る
・霧吹き楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る
・水を入れる容器(ペットボトルを切って自作)
※他に、1mの物差し楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る)もあった方が良いです。

 
障子紙は大きく一枚で貼るサイズ(一枚貼り)と、段ごとに貼るサイズ(美濃判、半紙判)の物があります。実家の障子を貼り替えた時は段ごとに貼り替えたので、深く考えずに買ってきちゃったけどサイズが合いません。やっちゃった。
この障子枠、小さいサイズなんだな。一枚貼りの障子紙を使った方がいいね。
障子紙はとりあえず保留しておいて、今日は古い障子紙を剥がす作業だけ進めよう。

古い障子紙を綺麗にはがす方法

 
裏返してみると、弛んでいた所は後から張り直した箇所だった。
周囲の切り方を見ても、あまり丁寧な仕事はしていないね。

 
適当な容器を用意して(私は2Lペットボトルをカットして使用)はがし剤を水で25倍に薄めます。
この剥がし剤の場合は、250mlの水にキャップいっぱいの薬液を入れればちょうど25倍になるようになっています。
希釈液を刷毛にたっぷり含ませます。

 
床にブルーシートを広げて障子を置き、裏側から糊のついている部分にたっぷり塗ります。
※同じ場所に何回か塗り重ねたっぷりとはがし液を染み込ませるのがポイントです。
そのまま5分ほど置きます。

 
端から障子紙を剥がします。うまくいけばするーっとスムーズに剥がれます。

 
剥がしにくい場合は、プラスチック製のへらを使って剥がします。私は、コーキング剤に付属していたヘラを使いました。金属製のヘラは障子枠を傷めてしまうので使わない方が良いです。
横一列が剥がれたら、縦方向にそーっと全体を持ち上げるようにして剥がしていきます。

 
全体を剥がしましたが、一部剥がれない部分が残ります。
再度はがし剤をたっぷり塗ります。

 
ヘラを使って剥がします。
全部剥がし終わったら、濡らした雑巾で障子枠を綺麗に拭きます。


障子紙が糊で貼り付けられていた部分以外も、全体を綺麗に拭きます。

 
他にも窓用の丈の短い障子が2箇所、計4枚あるのでこの際そちらも全部貼り替えることにしました。
上記同様に障子紙を剥がします。

綺麗に糊や汚れを拭き取ったら、立て掛けて数日完全に乾かします。

新しい障子紙を綺麗に貼る方法…一枚貼りならこんなに簡単!

そして後日。

 
今度はちゃんと一枚貼りの障子紙(楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る)を買ってきました。94cm幅のロール紙です。
実家の障子を貼り替えた時は、美濃判と呼ばれる28cm幅のロール紙を段ごとに横に貼っていく方法でやりましたが、一枚貼りって上手くいくのかな?

 
仮止めテープというのが付属しているので、まずはこれで障子の上辺部の端を仮止め。
上辺も最後に仕上げカットするので、カット位置より長めにしておきます。

 
一旦ロール紙を途中まで転がして、縦方向のズレを修正しながら上辺を3点(黄色矢印)止めます。

 
ロール紙を下まで転がしてもう一度位置確認。仕上げは4辺を切るので多少ずれていても問題ないですが、2枚目以降を貼る場合に垂直にカットしてあった方が作業がしやすいので、できるだけ真っ直ぐに。
位置確認が終わったら、もう一度紙を巻き上げておきます。

 
実家で使った残りと、もう一本新しいのを買ってきました。
これを使って、障子の桟(さん)と外枠、つまり障子紙を貼り付ける部分にできるだけ均一にすーっと塗ってきます。桟に押し当てるガイドが付いているので、簡単に塗れます。

 
全体に糊が塗れたら、巻き上げておいたロール紙をそっと転がしながら、手ですーっと押さえていきます。

 
一枚貼りで綺麗に貼れるのか心配でしたが、段ごとに貼る方式よりもはるかに簡単に綺麗に貼れました。
障子を貼り替えるなら、一枚貼りが断然おすすめ。

最後の仕上げ、四方カットは丁寧に

 
専用のカッターガイドを当てて、専用カッターでカットしていきます。
カッターガイドは外枠に当てると、どこかの位置がカット位置に合うようにできていますが、段ごとに貼っている美濃判や半紙判の場合は使いやすいですが、一枚貼りの場合は長い金属製の定規を使っても良いです。むしろその方が切りやすいかも。
専用カッターは刃が曲線になっていて糊が付いた障子紙でも切りやすいのでぜひ専用品を使って下さい。普通のカッターナイフで切ろうと思うと、間違いなく障子紙に引っかかって破いてしまいます。

 
上辺と両サイドは専用ガイドを使って切りましたが、下辺は専用ガイドでは届かないので結局アルミ製の1m定規を使ってカット。
※障子紙がしっかり切れていないと剥がすときに破いてしまうことがあるので、周囲は専用カッターでしっかり切れ目を入れておきます。
切れ込みをしっかり入れたら、周囲の余った部分を端からぐるっと剥がします。


一枚分貼り終えました。もう一枚も同様に。

 
それから、窓用の小さいものは4枚分同様に貼り替えました。
この状態で一旦障子をはめ込んで、糊を乾かします。

最後の仕上げに全体に霧を吹きます。


数日後、再びウグイス小屋に行った時に、障子全体に霧吹きをしました。
梅雨時に貼り替えれば霧吹きをしなくても良いくらいだと思いますが、霧吹きをすると万全です。


ほぼ完璧にきれいに仕上がりました。


ピーンと張った障子って気持ち良いですね!


障子の上の飾ってあるのは母親が作ったちぎり絵。
数年前までちぎり絵に凝っていて、作品がたくさんあるんですよ。
「釣りが好きだから、魚の絵を飾ればいいじゃん」と私にくれました。
釣りが好きって言っても、錦鯉は釣らないんだけどね(苦笑) ともかくありがたくいただいて、飾りました。

山小屋だとフライタイイングもはかどります。


和室の隅には、フライタイイングコーナーを作りました。
以前は、タイイングをする時にテーブルを片付けてバイスやタイイングツールを引っ張り出してましたが、今はバイスやツールはテーブルに出したままにしておけるので、気が向いた時にすぐフライが巻けます。


窓の外の森も眺めながら鳥の声をBGMに毛ばりを巻いている時間、とても落ち着きます。

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コメント

  1. おはようございます
    いいですね~、別荘ライフ。
    非日常に入るってのはいいです。
    コロナ禍で、昨年2月を最後に引籠りでストレスが続いていますが、別荘なら関係ないですからね。
    障子貼り、面倒ですが、達成感を味わえる作業ですね。
    障子紙の強度と耐久性が上がっているので、今の時代のカナメはノリですね。
    ノリの耐久性があり過ぎると剥がす時に面倒ですが、耐久性が無いと、吸湿と乾燥を繰り返すうちに自然に剥がれてしまいます。
    PVAか、出来ればPVAcが添加された障子ノリは耐久性が高いです。

    • マンボウさん、こんばんは。
      夏の間はとても快適に過ごすことができました。
      秋が深まるとともに早くも寒くなってきているので、冬はとても近寄れませんが(笑)
      障子貼りは、貼るのはそれほどじゃないですが、剥がしてきれいにするのに時間が掛かりました。確かに達成感があります。
      PVAを調べてみると、ポリビニルアルコールというものなんですね。
      なんだか洗濯糊によく使われているみたいですが、耐久性が高くなるんですね。勉強になりました。ありがとうございます (^_^)

  2. 仕事が丁寧ですね 我が家も、以前は 糊で張り替えてましたが、子供が破るので 破れにくい障子紙+障子張り用のテープでの張り替えするようになりました。破れては、張り替り の繰り返しでしたので

    • Kさん、こんばんは。
      以前に張り方がいい加減だったので、とことん丁寧にやってみました(笑)
      障子貼りは貼るよりも剥がすところまでが大変ですよね。
      今は、紙じゃなくて破れないビニールみたいな素材のものがありますよね。小さいお子さんがいるお宅だと本当に何度貼り替えてもキリが無くなっちゃいますよねー (^_^)

  3. こつこつと修繕されてますね。
    将来的にはリコプテラさんのファン向けに貸別荘、レンタルコテージができますね。

    • nanaさん、こんばんは。
      コツコツと地味な作業が続いております。
      コツコツやるのは割と得意な方ですが、あまりにも手が掛かりすぎるような売りに出してしまうかもしれません(笑)
      私のファンだという奇特な方がどれほどいるのかと言う問題もありますが(笑)、貸別荘にして稼いでもらうのも良いかもしれませんね (^_^)

  4. そう言えば、こんな良い別荘もありましたね。^^
    このタイイングスペース良いですねぇ。
    道具を引っぱり出すのが面倒で巻かない・・・なんてことがないのが羨ましい。

    • kuniさん、こんばんは。
      忘れてたでしょ(笑)
      巻こうと思った時に、前準備なしですぐに手を付けられるのがいいです。
      何をするにも、その前の準備が大変だと腰を上げる気もしなくなっちゃうことありますよね。
      そう言えば、私も未だに手つかずの案件がいくつか(笑)