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屋根の上で安全に作業を|屋根専用シューズ 屋根やくん

DIY
この記事は約7分で読めます。

高所恐怖症の私が屋根に上って作業|必要な安全装備

これは昨年(2020年)の梅雨時に発生した事案です。

実家の二階にはベランダが付いているんですが、そこに後から樹脂製の屋根をくっ付けてバルコニーというかテラスというか、今はそんな状態のものになっています。
屋根をつけたのはもう20年くらい前の話だと思いますが、元々無理のある施工だったのか(私の目から見るとどうしてもおかしな構造のような気がする)、コーキングのところから雨漏りするようになってしまったんです。

工事を依頼したのは個人で仕事をしている人だったらしく、その当時でもお爺さんだったのですでに他界しているという悲劇。

もちろんプロに依頼して診てもらうこともできますが、コーキングの補修だけならなんとか自分でもできそうな気がするので、私が見てみることに。

ここで一つ大きな問題があります。

屋根に上って作業しなければなりませんが、私は高所恐怖症なのです!!

しかし、以前だったら「ムリムリムリ!」と絶対に拒否していましたが、源流の方へ行って大岩を登ったり、滝横から滑落しそうになったり(笑・・・いやいや笑い事ではない)しているうちに、少しは高い場所にも慣れてきたかもしれません。なぜか自分でやってみようと思いました。

とは言え、物理的にも精神的にも安全を担保しなければ。

まず、一番重要だと思ったのは、足元。つまり靴です。
検索してみると屋根用の靴というのがあるではないですか。

屋根作業専用のシューズを買おう!

とっても便利なアマゾンプライム ワードローブ

アマゾンでプライム会員向けのワードローブというサービスを展開しています。
ワードローブ対象商品(衣類や靴、鞄など)で試着したいものを1〜6点選んでワードローブカートに入れて『発送』手続きをするだけ。
到着後7日間の試着期間の間に購入するもの、返品するものを選んで(全て返品も可能)、購入品以外は無料で返送できるというサービスです。
商品を選んで送ってもらう段階では一切お金は請求されません。

今回は、候補がいくつかあって画面上では判断しかねたので、このワードローブサービスを使ってみることにしました。


早速届いたアマゾンからの荷物。


今回は、二種類のシューズ、それぞれ26.5cmと27cm、合わせて4足送ってもらいました。
屋根用のシューズなので、できるだけ足にピッタリしていないと危ないので、サイズ確認も重要ですが、まずは二種類のどちらの方が屋根用としてより安全なのか。

アッパーの作りが安っぽいけど、信頼できるソール|マルゴ 屋根やくん 03


マルゴ 屋根やくん 03楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る
屈曲性(足の曲げやすさ)、防滑性(滑りにくさ)、耐熱性(日光で高温になった瓦、鉄板からの足保護)を追求した、屋根職人に信頼を得ている屋根専用シューズ。

 
足の甲は左右対向にしまるマジックテープ仕様。
踵のマジックテープと合わせて足をしっかりホールド。

 
ただ、踵に付けられたクッションが、ほんとに取って付けたような感じで、フラフラしてるんですよね(笑)
まぁ、しっかり履いちゃえば別に問題はないけど、耐久性がなんだか怪しい。
アッパーの作りが安物のスニーカーみたいな感じなんですよね (^_^;)

 
ただ、ソール部分だけはしっかりしています。


爪先、側面、踵とぐるっとソールが覆う形になっているので、足がどんな風に屋根に設置した場合でもグリップしてくれそうです。これは安心感ありますね。


ソールの材質もパターンも、グリップ力は高いです。

 
実際に足に履いてみるとフィット感は良く、ソールは見た目よりも良く曲がりますね。
履き心地は良好です。
普段は27cmの靴を履いていますが、今回のようなピッタリフィットを重視する場合は26.5cmが良さそうです。

地下足袋のような抜群のフィット感|日進ゴム ハイパーV 屋根プロ #1200


日進ゴム ハイパーV 屋根プロ #1200楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る
様々な現場で滑りにくいハイパーVソールを搭載。3本のマジックテープで足の甲から足首までをしっかりとホールド。ミドルカット&サイドゴアデザインで、かがんだ際に靴が脱げにくい安全設計。


こちらは以前から屋根職人さんでも使っている人が多い製品らしいです。
甲が薄い布地で、地下足袋のようなフィット感があります。


こちらのソールも滑りにくい物になっていますが、上記屋根やくんのようにソールが側面まで巻き込んでいるタイプではないので、エッジ部分のグリップ力はありません。

 
足のフィット感やソールの曲げやすさはこちらの方が上ですね。こちらもサイズは26.5cmで良さそうです。

二つのシューズを比較してみて

  • 足へのフィット感、ソールの曲げやすさは屋根プロの方が勝ります。
  • 一方、ソールのグリップ力は屋根やくんが勝ります。

今回登る屋根は瓦葺きなので瓦の上で、キュッキュッとちょっとソールを当ててみたところ、屋根やくんの方が安心のグリップ感があったので、それが決め手になって屋根やくんを選びました。

アマゾン ワードローブは返品も簡単。

 
残りの3足を返品するには、送られて来た箱に製品を入れてこの紙を同梱し、荷物に同梱されていた返送伝票にこちらの住所氏名を書いて貼り付けるだけ。


それから、注文履歴画面で、それぞれ『購入』か『返送』かを選択して『購入を確定する』ボタンをクリックするだけ。

後は、集荷依頼の電話をしても良いし、コンビニに持ち込んでも良いです。
着払いなので送料は掛かりません。素晴らしい!

安全確保のためシューズの他にも購入したもの

さてシューズが決まったところで、他の物も購入。
他にも必要なものがあるの?
そりゃ、ありますよ。とにかく安全第一でやりますからね(笑)


だって、こんなに急なんですよ屋根が! おぉーコワっ
せめてもの救いは、二階のベランダから屋根に出られるので、下からハシゴを掛けて登らなくて良いということです。それが本当に救いなのかどうか、高所恐怖症の私にはよくわかりませんが(笑)

ともかく、屋根から落ちて骨折なんてことがないようにしなければ!


屋根に登ってひょいひょいと作業してる人から見たら「そんな大げさな」と思うかもしれませんが、素人かつ高所恐怖症の私はこのくらいしないと屋根の上でなんて作業はできません!

今回の道具類は以下の通り


ロープをベランダの両端とセンターにある三つのアルミ支柱に固定。
ロープの末端が二つ折り加工されてカラビナがくっついていたので、とりあえずこんな風に。
行動範囲の端から端までロープを張りました。

 
そしてハーネスを腰に装着。

 
そして自分の体(ハーネス)とロープを、スリングと2個のカラビナで接続。
これで、万が一の場合の落下防止対策をした上で、屋根の上を左右に自由に移動できます。
自由って言ったって、恐いからビビリながらそろりそろりと歩くんですよ(笑)

 
例のシューズをしっかり履きまして、それからグローブも。


屋根の瓦の上に立って移動してみますが、このシューズはしっかりグリップしますね!
斜面でも『滑る』という感じは全くなく、むしろ、グリップが効き過ぎてつまづかないように注意ししなければいけないほどでした。

このグリップ力のおかげで、瓦の上でも足が滑るようなことは全くありませんでしたが、濡れている時や乾燥が続いて砂埃がたまっているような時は屋根に上ると危険です。


それにしても、この高さ、目がくらむよー。

なんとか無事作業を終え、ほっと一息。


コーキングガン楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る)とコーキング剤楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る)を使って、雨漏りの原因として疑わしいところをしっかりコーキングしました。
作業をするのが精一杯でとても写真を撮っている余裕はありませんでしたが、なんとか無事作業を終え、まぁまぁ上手くできました。

後日かなりの量の雨が降りましたが、雨漏りは収まったようで、ビビリながらも頑張って作業した甲斐があったのです。めでたし、めでたし。

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コメント

  1. アマゾンで そんなサービスがあるんですね‼️ しかし、完全防備で挑まれましたね 確かに、落ちたら大変ですしね。       私は、釣りに使えるかと思い、ワークマンで大工さん?が使っている靴を 先シーズン購入しました。(高所作業はしませんが)結構グリップしてましたが、釘の踏抜きのインナーを入れたら キツくなってしまいました。

    • Kさん、こんばんは。
      そうなんですよ、アマゾンのワードローブは追加費用一切なしで本当に便利なので、機会があればぜひ使ってみてください。なんだかアマゾンの回し者みたいですが(笑)
      なんと言っても私は高所恐怖症なので、万全の体制で挑みました。
      ワークマンは何かと使える物が売られてますよね。
      釘を踏んでも大丈夫なインナーを入れたということは、そういう可能性のある場所で使うのかな。
      ともかく、安全第一ですね (^_^)

  2. おはようございます
    40年ほど前に家を建てたとき、セキスイの現場監督から屋根に上るときはバスケシューズが良いと言われ、以来、バスケシューズや似た靴ばかりです。
    現場監督いわく、ゴム底が厚くて、屈曲はある程度あるが、荷重が集中しないのが、滑りにくくて、屋根瓦(カラーベスト)が割れにくいと。
    アンテナ取り付けや、ペンキ塗りをやっていますが、今の所(笑)は屋根から落ちた事はありません。
    ハーネスまで準備とは凄いです。
    釣にザイルは緊急用で持っては行きますが、今までに、使った事は一度もありません。
    以前は、万一のロープワークの為にと、釣時のベルトは安全ベルトにしていました。

    • マンボウさん、こんばんは。
      今回私が買わなかった方の『ハイパーV 屋根プロ』は正にバスケシューズのような靴でした。脚へのフィット感はこちらの方が良く、ソールも柔らかかったです。
      私は中学生時代バスケットをやっていたので、確かに言われてみればあの「キュッキュッ」と床に食いつくグリップ力は屋根でも活躍できそうです。
      私は高所恐怖症なので、とにかく何が起こっても屋根からは絶対落ちない装備にして、安心を確保した上で挑みました。普通の人はそこまでしなくても、たぶん大丈夫だとは思いますが(笑)

  3. こんにちは!
    屋根のコーキングまでやられるんですね。準備万端なのも恐れ入ります(笑)
    私も高所は苦手ですね。目がくらんで足が震えます。
    でも、若いころはハンググライダーで高度500~1000mくらいの大空を飛び回ってました(笑)

    地表を感じるテイクオフとランディングの時には緊張してましたが、高度が100mを超えるとマヒして恐怖心は消え失せてました。自分一人の自由空間で好き放題でした。
    飛行中は常に緊急用のパラシュートは携帯しておりましたけど(笑)

    • イッケンヤさん、こんばんは。
      親は私のことを何でも屋だと思っているようですが、高所作業は一番苦手な分野です(笑)
      高所恐怖症でもハンググライダーをやっていたり、カナヅチなのにスキューバダイビングをやっていたりする人いますよね。

      実は私も、一度だけパラグライダーの体験をしたことがありまして、その時は不思議と怖いと思いませんでした。おっしゃる通り、テイクオフとランディングの時だけビビリますよね。
      空中にいる時は本当に怖いという感覚が麻痺しますね (^_^)

  4. いやはや、そのうちきっとリコプテラさんは、イチから家を建てちゃうな。(笑)
    その準備の良さは、リコプテラさんらしいと思いました。

    ボクも泳げないのに潜水士の免許持ってます。

    • kuniさん、こんにちは。
      家は建てられませんけど(笑)、修繕はある程度やってみるかもしれません。
      本当はプロに頼んだ方が良いってことも多いと思いますが、ケチなのでとりあえず自分でやってみるという感じです。
      高い所はビビっちゃうので、万全の体制で挑みました。で、結局結構お金掛かってたりして(苦笑)

      あれ? kuniさん泳げないんでしたっけ? 意外過ぎる (^_^)