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春の毛鉤を夏に巻く|CDC十字スペント

フライフィッシングフライタイイング勉強中
この記事は約6分で読めます。

このところテンカラ熱上昇中でフライが減らないので(そもそも私はフライのロストは少ない方ですが)、主力フライは巻き足さなくても良い状態なんですよね。
それでもたまにバイスの前に座らないとなんだか落ち着かない。フライで釣っていない分、巻く方で楽しみたいということかもしれません。
フライフィッシングって不思議な釣りで、楽しさのの半部はフライを巻くこと、残りの半分が釣りに出かけることって感じなんですよね。
フライは一切巻かずに釣ることだけに専念という人もいるかもしれませんが、私はフライタイイングがなければフライフィッシングの楽しさは半減してしまいます。

フライを巻きながら釣りをしている様子を空想する、それはとても贅沢な時間です。

まあそれはわかったけど、それならこれからの季節に活躍するテレストリアル(陸生昆虫)を巻けば良いのに、前からちゃんと巻いてみたいと思っていた十字スペントを巻くことにしました。普通は冬の間に巻くようなフライですけどね(笑)

水面に落ちたカゲロウを偏食しているアマゴに|CDC十字スペント

カゲロウのハッチ(羽化)の時期。
マダラカゲロウやコカゲロウ類は特に羽化に失敗する例が多いらしく、水面に羽を広げた形、つまり十字型のシルエットで大量に流れることあり、それを偏食して他の虫には見向きもしなくなるという状況になることがあります。
虫がハッチしていてしかも頻繁にライズがあるのに釣れない…そんな時は十字シルエットのスペントフライがなければ指を咥えて見ているしかなくなるかもしれません。

CDC十字スペントの材料

・フック:TMC212Y#12など
・スレッド:ユニスレッド8/0(ダークブラウン)
・ポスト:CDC(白)
・ソラックス: フライライト(ダークレディッシュブラウンなど)
・アブドメン:グースバイオット(ブラウン)
・ウイング:CDC(ナチュラル ライトダン)

グースバイオットを水に浸けてから巻く。

 
ブラウンのグースバイオットを切り出して水に浸けて柔らかくします。

 
バイスをフックにセットして、ダークブラウンのスレッドで下巻き。
フックは下向きにセットし直した方がいいかな。
スレッドで細めのテーパーボディーを成形します。

 
グースバイオットの先端を取り付けて、ボディーに巻きます。
グースバイオットは短いのでギリギリな感じ。ターキーバイオットの方が長さがあるので、巻きやすいかも。

CDCはポスト用とウイング用の二種類を巻き留める

ポストとウイング、どちらを先に取り付けるのが良いのか、ちょっとわからないけど今回はポストを先に取り付けてみます。

 
CDC(ホワイト)を1枚取り付け、ストーク入りの先端をポストにします。アイ側を巻いて立ち上げます。


CDCの余分はカットして、ここまでは順調。

 
続いて、ナチュラルライトダンのCDCを1枚取り出し、先端側を摘みます。

 
写真を撮る都合上右手を離しちゃってますが、実際には右手で先端を摘んだまま左手で中央部のファイバーをしっかりつまんでむしり取ります。
指を開いて人差し指にファイバーを乗せたまま、

 
先ほどとは逆側のファイバーを摘んでむしり取ります(この写真では羽を裏返しちゃいましたが、裏返さずにそのままの向きで重ねた方が良いです)。
そこにドライシェイクのリフィルを少し付けます。


片側をむしり取ってから羽を裏返して反対側をむしり取りましたが、裏返さずにそのままの向きでむしり取った方が、ファイバーの左右のバランスが良くなると思います。

 
親指と人差し指で軽く揉むように転がすと、CDCファイバーがある程度まとまります。

 
ホワイトのCDCポストをベント側に倒しておいて、その上に先ほどまとめたナチュラルライトダンのCDCを取り付けます。
これ、先にウイングを付けてからポストをつけた方が良いのかな。その辺りがよくわからないけど、このまま進めてみよう。

 
CDCの量が多すぎる?
ともかく90度回転させてスレッドをタスキ掛けして、羽を左右に広げます。

 
一旦スレッドで固定して、ウイングの両側を必要な長さにカット。
ウイング片側の長さはボディーの1.5〜2倍くらいですかね。あんまり長くしすぎない方が良さそう。


下から見るとこんな感じになっているウイング。
このままでも状況によっては釣れるだろうけど、ウイングをもっとスリムにして十字シルエットを際立てます。

マルチグルーと瞬間接着剤でウイングをスリムにまとめる

 
マルチグルー楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る)をウイングの先端にちょんちょんと、ちょっとだけ付けます。

 
指で摘んですーっと引っ張るようにして先端をまとめます。
CDCの先端がこんな感じに細くまとまります。

 
ウイングの先端に瞬間接着剤をちょっとだけ付けて固めます。
ウイングにフライライト(ダークレディッシュブラウン)を拠り付けて、ソラックスを巻きます。

 
ソラックスを巻いたらヘッドを成形して、ウィップフィニッシュだとウイングを巻き込みそうなので、ハーフヒッチ3回で固定。
ウイングがちょっとアイ側に寄りすぎたかもね。


CDC十字スペント、できました!


下から見たらこんな感じ。
やっぱりもう少しウイングを後ろに下げて、ヘッドをしっかり巻いた方がいいね。


ともかく何本か巻いてみました。
このフライを巻いている間は、自分の頭の中は春先の里川に立っているんですよね。
ちょっとしたVR(バーチャルリアリティー)です(笑)。

さて、現実世界では早くも梅雨明けしたようで、暑い夏真っ盛り。暑いのはともかく、明らかな空梅雨だったので、渓流は超渇水状態。沢によっては厳しい状況が推測されます。
普段水圧が強くてフライフィッシングでは釣りにくい川へと向かう時がきたかな。

そうは言っても渓魚の主食は水棲昆虫


猛暑の中休み、今日は朝からしとしと雨が降っています。
「梅雨明けした模様」と言っていたけど、予報ではこれから数日傘マークが並んでいて本当に梅雨明けしたのかどうか怪しくなってきました。
プリウスの屋根にカゲロウ がへばりついていました。これはチラカゲロウかな。

夏場は大きくて効率の良い陸生昆虫に惹かれるかもしれないけど、渓魚が年間を通して一番たくさん食べているのは、カゲロウはじめ水棲昆虫であることは間違いないでしょう。

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コメント

  1. すごい❗
    こんな手のかかるフライまず作りません。
    でもスペントが流れる状況を知っていればテンション上がって作れるかもしれないですね。
    羨ましいです。

    • サカガミさん、こんばんは。
      手のかかり具合はそこまでじゃないですが、CDCのウイングとポストのバランスを取るのが難しく、1本巻くのにかなり時間がかかってしまいました。慣れた人ならもっと早いと思うんですが。
      実際のところ、今の季節になってしまうと私は源流方面へ向かうので、カゲロウのスペントよりもテレストリアルの方が釣れるんですよね。
      このフライはたぶん、来春使うことになるでしょう(笑)

  2. 本流のデカいのを狙うのに、マダラ系のスペントは必携ですね。^^
    今年のボクはなぜか違うフライに助けられちゃったけど。(笑)

    やはり水に浸すのが正解でしょうね。
    誰かにフライを巻く時は、やっぱりそうします。
    普段はまずバイオットをひとつ口に含んで、フックを固定して、下巻きして・・・その頃にはふやけているのでアブドメンを巻くのが手抜きタイヤ―の基本です。

    • kuniさん、こんばんは。
      ところが、私、本流のデカイの狙う機会があんまりないんですよね(笑)
      人間が食ってもらいたいフライを素直に食ってくれれば良いんだけど、魚もなかなか気まぐれで。

      なるほど、口に含むという方法もありましたか。どんな味がするのか気になります(笑)

  3. こんにちは
    カゲロウについて深く考えた事はありませんが、今回の文脈からすると春が羽化時期の様ですね。
    一方で、現役時代は長距離通勤し、長良川下流に架かった橋を渡っていましたが、8月下旬から9月上旬の頃、車の運転が危うい程のカゲロウ大量発生していました。
    山渓にはカゲロウが余りいないので論外ですが、里川では5月頃に見掛けます。
    どうも、流域によって、カゲロウの種によって、羽化時期が違うようですね。

    • マンボウさん、こんばんは。
      カゲロウは種類による違いや場所、量の違いはありますが、ほぼ一年中羽化はしていると思います。
      フライフィッシングでこの手のフライが春先によく使われるのは、春はまだ他の餌が少ないので渓魚は羽化するカゲロウを主食にしていることが多いからだと思います。
      初夏以降は、もっと大きくて栄養のある陸生昆虫を食べていることが多くなるので、それらしいフライを使うことが多くなります。
      本流域だと夏場の夕方なんかにもこの手のフライが活躍する場合もありますね。

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