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ウキを付けたテンカラ釣り|これで魚が釣れるの?

テンカラ釣り
この記事は約5分で読めます。

ぶり返してしまった夏風邪と師匠のブログ引退

前回のブログ更新の時に「夏風邪のせいで三日間寝込んでやっとパソコンに向かえる状態になった」と書きました。
実はその後、二泊三日の源流釣行を予定していて、出発日の早朝、予定時刻に目は覚めたんだけど何だか体がだるい。それでも、気のせいかと出かけては見たものの…車止めに辿り着く頃には明らかにMTBで林道を上れる状態ではなく、敢えなくUターン。
這々の体でうちに帰ってきて体温を測ってみるとなんと39.3℃もあるじゃん! 起きた時に無理だって気付よって話ですが、起きた時はテンション上がっていて、具合が悪いんだか悪くないんだか正常な判断ができなくなっていたみたい。バカです。
ともかく、また二日寝込みました。
結局のところ、発症してから2週間以上が経過してやっと小康状態、それでもまだ完治とは言えない状態で、大人しくしてないとまたぶり返すなんてこともありそう。とにかく今年の夏風邪はしつこい。
かくして、二泊三日釣行はお盆過ぎまで(今のところ未定)お預けとなってしまったのです。

私が体調を崩していた2週間くらいの間に、私の師匠のハックル70さんがブログを引退してしまいました(潔くブログそのものも削除されてしまったのでリンクすら貼れない)。
それについては書きたいことがありますが、それはまた後日ということで、今回はまだ梅雨の最中にちょっとだけ釣りに行った件を書きます。
師匠がブログ引退間際にテンカラ毛ばりにウキを付けた「ウキテンカラ」なる不思議な釣り方を紹介されていました。
それを私も試してみます。

ウキテンカラという不思議な釣り方|木曽川水系 しぐれ沢

※しぐれ沢というのは私が勝手に付けた名前で実在する河川名ではありません。

ウキテンカラとは、テンカラのチョウチン釣りにウキを付けた釣り方です。
フライフィッシングのマーカーニンフと似た釣り方ですが、長竿に短仕掛け、そしてニンフではなくテンカラ毛ばりを使います。


今回は5.4mの渓流竿にテンカラレベルライン3号を1m。その先にフロロのテンカラハリス0.8号を60cm接続。テンカラ毛ばりを結んで、毛ばりの上50cmのところにフライ用の大きめなマーカー(ウキ)を付けました。
結ぶのは最近試しに巻いてみた羽アリをモチーフにした毛ばり。

テンカラ竿を伸び伸びと振れない藪沢などで威力を発揮する釣り方です。
が、気になるのはこの短仕掛けと存在感のあるウキ。
そもそも私は毛ばりのチョウチン釣りを普段やらないので、果たしてこれで釣れるのか。

増水の藪沢でウキテンカラを試してみる。


フライフィッシングを始めた頃に一度覗いてみたこの沢。
当時は自分のキャスティング能力不足だったこともあり、チラ見した印象では藪沢で釣るのが難しそうだったので、それ以来一度たりともここへ釣りに来たことがありませんでした。
あらためて訪れてみると、それほどの藪沢じゃなく、普通にフライで釣りができそう。
とは言え、この日は梅雨の最中でかなりの増水。ドライフライでは釣りにくそうではあります。
ウキテンカラで、岸際の小さなタルミとかを狙うにはちょうど良いかも。

羽アリ毛ばりと大きなウキ


この試作毛ばりについてもまた後日書きますが、羽アリをイメージして巻いた毛ばりです。
黒と茶の二段蓑毛の間に比重の大きいタングステンビーズを装着しています。
そして、このオレンジ色の大きなマーカー。これは、river peakさんからオマケでもらった物ですが、渓流のマーカーニンフではちょっと大きくて重いので使ってはいませんでした。
確か師匠も同じタイプのマーカーを使っていたので、これでやってみます。

渓魚は意外とウキを気にしていない?


増水して押しの強い流心の向こう側、ちょっとしたタルミ。
大岩際にマーカーを落とす感じで振り込みます。振り込むというか、仕掛けが短いからポトンと落とす感じ。ゆっくりとマーカーが流れ、ピタッと止まります。根掛かり?


と思ったら、いきなりイワナが釣れました!
こんなに簡単に釣れちゃうの?

ここから爆釣なんてことはなく、しばらくはアタリも無い状態が続くものの…


ここも激流の向こう側対岸崖の際。
仕掛けが短いのと、ウキに重さがあるのも相まって、ピンポイントで毛ばりを落とせます。
軽いウキだとこうはいかないと思うので、重いウキってのがポイントなのかも。


ここも激流の向こう側。対岸の崖の際。


なんとアマゴが釣れました。
フライフィッシングをやっていると、なるべく水面にインパクトを与えないようにふわっと毛ばりを落とすことを心がけていて、マーカーニンフの場合も極力小さめのウキを使うようにしていますが、こんな大きなマーカーでも問題ないの?
イワナはともかく、より警戒心が強く俊敏なこの時期のアマゴが釣れるのがなんだか不思議。


岸から張りだした木々の枝が低く、伸び伸びとテンカラ竿を振れない状況。
短いフライロッドならうまく毛ばりを打ち込めるけど、今日は水圧強くてフライをうまく流すのが難しいかな。


ウキテンカラの場合、ごく小さなポイントでもちょこんと毛ばりを落として流せます。
フライフィッシングのように水面に置いたラインに引っ張られるようなこともないので、自然に流せます。ただ、大きなウキの存在は魚にそれほど影響を与えないのかどうか。


ここでもイワナが釣れました。写真、撮る時にツルンっと逃げられましたが(笑)


落ち込みからのヒラキ、次の落ち込みの肩の部分。夏によく魚が定位しているところです。
まぁ、ここは普通にテンカラ竿でも狙えるポイントなんだけど。


またアマゴが釣れました。


ここから先はちょっと渓相が険しくなりそうなところ。ここからが本番かと思いましたが、雨が落ちてきたので今日はここまで。


急に大粒の雨がざぁーっと降ってきたので焦りましたが、短時間釣り上っただけなのですぐにジムニーに帰還。

ウキ釣りか脈釣りか、どちらが良いのか。

ウキテンカラという不思議な釣り方、テンカラ竿の予備に長竿を装備しておいて、テンカラ竿が振れないポイントを狙ってみるとおもしろそう。
ウキをもっと小さくした方が良い気もするけど、大きなウキの方が毛ばりを狙ったポイントに入れやすいというメリットもあります。

この釣り方、餌釣りの餌の代わりに毛ばりを使った釣り方とも言えるよね。
だとしたら、ウキを使って流すのが良いのか、ウキの代わりに目印を付けて脈釣り風にした方が良いのか。フライで言えばアウトリガースタイル。
脈釣りなら、毛ばりの上にガン玉を付けた方がいいかな。でも、根掛かり多くなるか。
ウキを使って水中を漂うように毛ばりを流しているところが良いような気もするし、もう少し探求してみよう。

さて、7月は体長不良につきあまり釣りに行けなかったので、残り二ヶ月を切ってここから本気で釣りをしようと思っている今日この頃です。

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魚ココロあれば水ココロあり

コメント

  1. 当たり前ですけどナチュラルドリフト簡単に出来ちゃうのでやっぱり釣れますね。
    簡単なので秘密にしておきたい釣り方ですね。

    • サカガミさん、こんばんは。
      そうですね、短仕掛けでウキ無しだとナチュラルに流すのが難しくなりますが、ウキがあるとナチュラルに流しやすいですね。
      簡単に釣れるかというと、そうでもない感じだし、やはり長いラインを打ち込んで釣る方が面白いので、あくまでも通常の仕掛けが振り込めないような場所限定の釣りですかね。

  2. あれま、まさかぶり返してしまっていたとは。
    恐るべし、夏風邪でしたね。
    今度こそ大丈夫でしょうか。
    てんからとマーカーの組み合わせ、面白いですね。

    • こんばんは。
      リコプテラさんへのコメントはここで良いのですかね、奇妙な病気になってしまい、いよいよ終わりかと、残された者の片付けなど等考えて、情報関係の漏洩を心配して思い切って退会し削除しました、ウキテンカラについてはまだブログでは全部公開してありませんが、ご指摘のようにあのマーカーでは大きすぎます、動画を撮るために敢えて使いましたが、実際には小型のシモリ玉でうまく行っています、毛ばりもビーズを使い重めにしてありますので、振り込みも容易です、ブログは10年間分外付けのハードディスクに保存してありますので、その中から動画にしてユーチューブにUPしています、チャンネル名ハックル80です、おいおいウキテンカラの仕掛けや専用の毛ばりなどについてもUPします。
      ご迷惑をおかけしました、まだもう少し生きられそうです。

      • ハックル80さん、こんばんは。
        「返信」ボタンをクリックすると、特定の方への(今回はkuniさんへの)返信という形になってしまうので、「返信」ボタンをクリックせずに、下の方にあるコメント欄にそのまま入力していただけたらと思います。

        ウキは意外と大きいものでも魚は逃げませんが、私もウキはフライフィッシングで使っている玉ウキマーカーくらいがちょうど良いかなと思っていました。今度は小さめのウキで試してみます。ありがとうございます。
        今後もユーチューブの方を見させていただきますね。今後ともよろしくお願いします。

    • 追伸
      毛ばりにガン玉着けて流すのは不思議と釣れないですね、私の義兄は竹竿に毛ばりだけの釣りでした、ポイントにポトリと落とす為、あえて硬い竿を使ったのです、要はウキは重味で振り込み易さを補助し、毛ばりと同様に自然に流れるのが良いのでしょう。

      • ハックル80さん、再びこんばんは。
        フライフィッシングでは春先まだ水が冷たい頃にはガン玉を付けてニンフを沈めて釣ったりしてますが、ウキテンカラ釣法だとガン玉はダメなんですね。
        ビーズで重さを補完する方が良いんですね。ありがとうございます。

    • kuniさん、こんばんは。
      そうなんですよ。多忙な時期に2週間以上体調が悪くて最悪でした。
      今年は(というか年々増してくるんですが)厚さが厳しく、風邪を引いていても部屋でクーラーをかけずに寝ていられない状態だったのも、風邪が長引いた原因のような気がします。
      ほぼ1ヶ月くらいかけてやっと万全の体調にもどりました。
      マーカー付きテンカラ、障害物が多い藪沢では威力を発揮しそうです。

  3. こんにちは
    ウキと毛鉤との距離もポイントの気がします。
    錘を付けると沈んで、距離が縮まって、餌を追う時に自然とウキが魚の視界に入ってしまうんじゃないんでせうか。
    餌釣りでもそうですが、少しブレーキをかけながら、表層付近を流して、上を向いて餌を探している渓魚を狙うってのは、理にかなっていると思います。
    ハックル流の言い方での鯉のぼり釣法も、理にかなっていると納得しています。

    • マンボウさん、こんばんは。
      ウキと毛ばりの位置関係は確かに釣果に影響しそうですね。
      フライフィッシング用のニンフ(水生昆虫の幼虫に似せた毛ばり)とテンカラ毛ばりを使う場合ではやはり何かが違うんだと思います。その辺りを探求するのも面白そうです。