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コントロール性能抜群のテンカラ竿|NISSIN ZEROSUMテンカラ

テンカラ釣り釣り道具
この記事は約6分で読めます。

先日の釣行でテンカラ竿をへし折ってしまった件を書きました。

その竿は、折れた二番のみパーツ取りして交換。保証対象外なのに2,200円という良心的な価格で蘇り、ありがたい限りです。
竿が直ったのでこれで今まで通り釣りはできるんですが、竿が折れてしまったことを口実に、新しいテンカラ竿も買ってしまいました(笑)

ダイワとシマノのテンカラ竿を振ってみる

竿の修理(パーツ取り)は上州屋さんにお願いしたので、その時に展示してあったダイワのエキスパートテンカラのLT36とLL36を振ってみました。LTは先調子でテーパーライン&レベルライン仕様。LLは胴調子でレベルライン仕様とのこと。
どちらも振ってみましたが、3.6mということもあるとは思うけど、今まで使っていたNISSINのAIR STAGE 冨士流テンカラに比べると、持ち重りがするし振り込み後のブレが大きいように感じます。それとルアーロッドのようなセパレートグリップがなんとも私にはピンときませんでした。
3.3mを振ってみたかったけど、在庫がありませんでした。
次にシマノの渓峰テンカラNR33を振ってみます。こちらも3.3mと3.6mがあるんですが、3.3mの在庫があったので振ってみました。この竿は、持ち重り感も無く、しかも8 : 2調子という極先調子でシャープな振り抜け感があります。6 : 4調子のAIR STAGE 冨士流テンカラと比べると当然と言えば当然ですが、竿全体がやや硬く感じますね。
この竿なら買ってもいいかな、と思ったけど、上州屋の店員さんがダイワやシマノの竿はNISSINの竿より出来が良いというようなことをしきりに言ってくるので、逆に買う気が失せました(笑)
上州屋でもNISSINの竿は扱っているんですが、テンカラ竿は置いてなかったってのもあるんでしょうけど、過度なセールストークが苦手な私。

家に帰った新しいテンカラ竿を検討しよう。
今使っている竿が胴調子(6 : 4調子)なので、もう一本は先調子のもの、そして重量は今使っている竿と同等かそれ以下。ズーム竿は絶対に選ばない。この3点で竿を選んでいくと、結局NISSINの竿になるんですよね。

ピンスポットキャストと俊敏なアワセ|NISSIN ZEROSUM テンカラ


NISSIN ZEROSUM テンカラ 7:3 3207楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る
7:3調子と6:4調子の2タイプがあって、3.2m、3.6m、4.05m、4.5mの4つの長さ、つまり8つのバリエーションがありますが、私は7:3調子の3.2mを選択。
渓流では3.3mくらいの竿が扱いやすいです。来年辺りは4.5mの竿で本流もやってみたいと思っていますが。


スウェード調の竿袋が付属します。
仕舞寸法がなぁ…あと5cm短ければベストなんだけど。

軽くてシャープ、この竿いいかも!

 
私は竿の見た目はそれほど気にしませんが、高級感のある仕上がりです。

 
グリップはひょうたん型と言われるもので、少し長めのコルクグリップの真ん中辺りが窪んだ形になっています。
写真1枚目のように竿尻付近を握ることもできるし、写真2枚目のようにグリップ前端付近を握ることもできます。


通常は窪んだ中央部付近が握りやすいと思いますが。
最近は黒いEVA(エチレン-酢酸ビニル共重合樹脂)製のグリップを採用する製品も多いですが、私はコルクの方が好きです。AIR STAGE冨士流テンカラの檜グリップもいいですけどね。

AIR STAGE 冨士流テンカラとZEROSUM テンカラの振り比べ


仕舞い寸法は57cmとAIR STAGEより5cm長いんですよね。バックパックサイドに装着する場合は藪漕ぎの時にちょっと引っかかりそう。ギリギリなんとかOKでしょう。
AIR STAGE も直ったので、2本の竿を振り比べてみます。

 
AIR STAGEの75gも十分軽いんですが、ZEROSUMはそれよりも15g軽いたったの60gしかないので、持った感じもかなり軽いです。

ZEROSUMは7:3調子ですが強く振ると胴まで曲がり込む感じがあり、硬さは感じません。
両者を振ってみると、AIR STAGEもブレの収まりは良い方なんですが、ZEROSUMはさらに振った後のブレがピタッと収まります。

最近使っているラインについて。
私はナイロンのテーパーラインとフロロのレベルライン、どちらも使いますが、このところレベルラインで釣ることが多いです。
小さいスポットを叩く叩き釣りならテーパーラインの方がコントロールが効きますが、ある程度の距離毛鉤を流す流し釣りならレベルラインの方が自然に毛鉤を流せます。
最近はレベルラインに慣れてピンスポットキャストもできるようになってきたこともあり、レベルラインを好んで使っています。


実際に川で釣ってみました。
キャスティングは、手首のスナップで軽く振るだけでラインが飛んでいきます。そして、ピンポイントキャストの精度もAIR STAGEよりも向上。
アワセもビシッと決められるし、良型が掛かっても寄せやすいです。


この時の釣行記はまた改めて書きますが、こんなイワナが釣れました。

良いことずくめのようですが、AIR STAGEに比べてバラシが多い気がします。
AIR STAGEは胴からぐーっと曲がる柔らかさがあるので、魚が掛かりさえすればほぼバラすことはない信頼感がありますが、ZEROSUMはそこまで柔らかくないので、浅掛かりの場合弾いちゃうんじゃないですかね。
というか、AIR STAGEと同じ感覚でアワセると、早合わせになってしまい浅掛かりになりやすいということかもしれません。
まぁ、この辺りはもう少し使ってみて、対処法を考えられると思いますが。

竿の滑らかな曲がりによるゆったりしたキャスティング感、魚が掛かった後のバラシにくさを重視するならAIR STAGE。
キャスティング技術はややシビアになるがピンポイントキャストと俊敏なアワセ、魚の寄せやすさを重視するならZEROSUM。
そんな感じです。

NISSIN ZEROSUM テンカラ 7:3 3207 レビューまとめ

ZEROSUMテンカラの良いところ

  1. とても軽く7:3調子でシャープに振り抜くことができる。
  2. 振り込み後のブレがすぐに収まる。
  3. AIR STAGE 冨士流テンカラに比べ大物でも寄せやすい。

ZEROSUMテンカラの気になるところ

  1. 仕舞い寸法57cmは、バックパック釣行にはほんの少し長い。あと5cm短ければ…
    AIR STAGE 冨士流テンカラに比べるとバラシが多い(早合わせし過ぎないように注意)。

私個人としてはどちらも甲乙付けがたいですがテンカラ竿ですが、初心者にお勧めするならAIR STAGE、ある程度慣れていてピンスポットキャストを追求したい方にはZEROSUMをお勧めします。

NISSINのテンカラ竿、私は相性が良いのでお気に入りです。

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コメント

  1. ニューロッドおめでとうございます。
    NISSINの銘柄知りませんでしたがよさそうです。
    竿は買わなくなって久しいですがその昔ファストアクションが良いって雑誌が煽るもんだから、奮発してトーマス&トーマスのフライロッド買ったら、普段がスローなせいか全く使えず、オイカワしかキャッチすることができなくて先輩に一万で譲ったことがありました。

    相性がよいとよいですね。

    • サカガミさん、こんにちは。
      NISSINはルアーロッドやフライロッドは作っていないので馴染みがないかもしれませんが、Made in Japanでテンカラ竿には力を入れているメーカーです。

      釣り雑誌を読むと、「なるほど〜」って思って、新しい道具買いたくなっちゃったりしますよね。私も感化されることがあるので、最近は雑誌読みません(笑)
      トーマス&トーマスを1万で譲ってもらえたとは、その先輩はラッキーでしたね!

  2. ボクのてんから竿は折れてしまって、そのままです。
    でもこんな記事を見ちゃったら、欲しくなっちゃうじゃないですか。
    シーズンオフ目前じゃなかったら、もうポチっていたかも。(笑)
    今のところ、耐えてます。

    • kuniさん、こんにちは。
      テンカラ竿、どこのでしたっけ? 折れたところだけ(穂先とか2番とか)パーツ発注したらどうです? 廃盤になっている製品だと無理かもですが。
      それより、新しい竿買う方がワクワクしますけどね(笑)
      私の使っている2本のNISSINのテンカラ竿だったら、kuniさんにはAIR STAGE 冨士流テンカラの方が向いていそう。というか、楽しいと思う気がします、なんとなくですけど。