10年ほど前は、春先によく諏訪湖流入河川にマブナ釣りに来ていました。
諏訪湖に流れ込む川はたくさんあって、いずれも田んぼの用水路といった側面もあり、ごくごくゆったりとした流れで岸際には葦などが生い茂り、いかにもマブナやコイが暮らしやすそう。
実際に10年前にはマブナがよく釣れました。しかも、諏訪湖で大きく育った大きなマブナが釣れたんですよね。マブナに混じってブルーギルも良く釣れましたが(苦笑)
それが、昨年4月下旬に出かけてみたらマブナのアタリは全く無く、渓流メシならぬ田んぼメシを食べて場所移動の末にボウズ逃れの1尾。マブナ釣りでギリギリ1尾、こんなことあります?
その時はもっとしっかり準備してまた秋に来よう、なんて言っていましたが、昨秋はキノコ狩りが忙しくて実現しませんでした。
そして今年4月中旬、桜が満開となり日中は少し汗ばむほどの気候になったので、満を持して再び諏訪湖流入河川へと向かったのです。
コロナ禍以降、魚が減ってしまった!?|諏訪湖流入河川のマブナ釣り
桜舞う暖かな日にのんびりマブナ釣り…のはずが
この日は桜は満開を迎え少し散り始め、そよ風がとても気持ちいい。
正午近くに到着して、川岸の土手でお昼を食べてから釣りを開始しようという算段。
一人だけ先客のおっちゃんが釣っていたので、「釣れてますか?」と尋ねてみると、
「全然ダメ。餌をつつきもしない」とのこと。
9時頃に来たということだから、3時間全くウキがもぞっとも動かないとは、厳しいねこれは。
10年くらい前は3月末頃からマブナがよく釣れたのに最近どうしたんですかねー、なんて話をしてみると、おっちゃんが言うには、ちょうど新型コロナウイルスが世間を賑わせていた頃から急に魚が減ってしまったとのこと。マブナだけでなくブルーギルでさえ釣れなくなったらしい。
まさかコロナウイルスとマブナには何の関係もないと思うけど、その頃から諏訪湖周辺にカワウの群れがやってくるようになったので、そのせいかもしれないと。
確かに、昨年も近くの川でカワウを見かけたことだし、あながち間違いでは無さそう。とは言え、魚影が薄くなったとは言え、マブナが全滅したわけではないのでもっと水温が上がって5月になれば諏訪湖からマブナも上がってくるんじゃないかとのこと。うーん、なるほどね、マブナそのものが減ってしまったんだ。
お昼を食べたいところだけど、とりあえず練り餌(九ちゃん)を練って、釣り座を設営。
竿掛けのところに付ける竿受けを忘れちゃった。まぁ仕方ない、竿がしっかり固定できないけどなんとかなるか。仕掛けもセットして、ウキも調節して練り餌を付けて放り込んでから、お昼の準備。
SOTO TriTrail ST-350(アマゾンで見る・楽天で見る・ヤフーで見る)を取り出しまして。
釣り座近くは可燃物が多いので気をつけないと。
大きな石を近くから拾ってきて台座にしました。そうこうしているうちに、対岸少し離れたところにもう一人釣り人がやってきました。
花よりだんご。釣りよりだんご。
本日のメイン食材は、来がけにスーパーを覗いて買ってきたそら豆と菜の花。春らしいでしょ。
さやに入ったそら豆初めて買ったけど、さやに大きいのが3つとか4つとか入っていそうな感じだけど、大きいのが一つか二つであとは小さいのしか入ってないんですね。ものによるのかもしれないけど。もっとたくさん入ってるのかと思った。
取り出したそら豆とBROTHER -1512でカットした菜の花。
山フライパンに少量の油を引き、厚切りのベーコン(カット済みのものを買ってきました)を炒めます。無風で静かーな川辺にジュージューという音と共に、香ばしい匂いが川辺に広がります。対岸の第二おっちゃんが、あいつ何やってんだろう? という表情で(実際には離れていて表情まで読み取れないんだけど)こちらを見ています。
大声を出さないと聞こえない距離なので、弁解しようにもできずにとりあえず料理を進行。いや、別に悪いことはしてないよ(笑)
菜の花を投入し軽く塩コショウ。しょう油を回しかけます。
アルパインクッカー16でお湯を沸かし、油揚げ投入。
練り餌は溶けていってるようですが、全く動きなし。3時間やってる人が全く反応ないんだからまぁそんなもんでしょ。
鍋の方はめんつゆで味付けし、うどんとボイルホタルイカを投入。
刻みネギをあしらったら、あっという間に出来上がり!
本日の渓流、もとい、水郷メシ
・ホタルイカうどん
・そら豆と菜の花の炒め物
・ハッサク
・食後の紅茶
渓流と違って川辺に石があんまりないから、クーラーボックスをテーブルに。
旬の食材を使うと、それほど手を加えなくても美味しいですね。
しかも、満開の桜の下、春風を頬に感じながらランチは最高です!
ただ、対岸の第二おっちゃんはきっと、
「あいつ、釣りしないで何やってんだろ??」って思ってるに違いない(笑)
ちなみにおっちゃんは対岸左側に停まっている白い車のさらに左の方で釣っています。
とりあえず練り餌を付け替えて、再投入。釣り台に移動してまじめに釣りをしているフリをしよう(笑)
マブナよ、いったいどこへ行ってしまったのか?
お昼を食べ終わって、二本針の片方にはミミズを付け、本当にまじめに釣りを始めましたが、まったくウキが動きません。
何回も練り餌を打ち返しているうちに、竿を上げると少し重みを感じます。ゴミでも絡んだか。
ミミズの方の針に何かくっ付いてる。
タニシ? これ生きてるかどうかもわからないけど、たまたま針が掛かっただけだよね。タニシがミミズを食ってきたわけじゃないよね。
いずれにしても、魚以外が掛かっても意味がない。
その後もまーったくアタリなし。
しばらく寝転んで昼寝したりして。15時頃には撤退。
つまり、今日は完全なボウズ。渓流ではなくマブナ釣りでまさかのボウズとは。とほほ。
最初にあったおっちゃんに、お先にと挨拶をして様子を聞いてみるとさっきやっともぞっとウキが動いたとか。この後、おっちゃんにマブナが釣れることを祈りつつ帰路に就きました。
5月中旬以降にまた来るか、いや、その頃は渓流もいいシーズンだしな。
ともかく、マブナ釣り、このままでは終われないですね。
コメント
>とりあえず練り餌を付け替えて、再投入。釣り台に移動してまじめに釣りをしているフリをしよう(笑)
いやいや全然、フリさえできてないじゃ~ん。(笑)
そしてまさかのマブナ完封負け試合でしたか。
魚種関係なく生き物相手の遊びだから、そんなこともあるでしょう。
とは言え、魚に限らず生物全体の生態が乱れているようで、少々怖い気もします。
そんなことは杞憂に終わって、シーズンが進めば、もしくは来シーズン以降は元通り・・・となれば良いのですが。