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出会いと別れ|天竜川水系2泊3日釣行(3日目)

ソロキャンプテンカラ釣り野外調理
この記事は約9分で読めます。

明けましておめでとうございます、と言いたいところですが、元日の夕方に北陸地方で最大震度7の大地震が発生して多くの方が被害に遭われ、大変なお正月となってしまいました。
未だ被害の全貌も掴めていないような状況で余震も続いている状態ですが、被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。

 

年末にアップできなかった、2泊3日釣行の3日目をアップします。

やっと写真に収められたヤツ|天竜川水系イタチ谷(3日目)

源流泊釣行2日目は、尺上を始め綺麗な野性イワナがたくさん釣れたので心満たされて河原で眠りに就きました。特に動物もお化けも(?)寄ってくることはなく雨も降らない平穏な夜でした。

さて、今日もそろそろ起きますか。


まだ辺りは暗いけど今日は帰り日だから早めに活動開始して、とりあえずは林道のある地点まで下ろうと思う。
朝4時の気温は15℃でした。

キャンプ村を更地に戻し、川を下る。

 
火を熾して、今日もフリーズドライ頼みの朝食を食べよう。


急速に明るくなってきた河原。
なんか朝から風が吹き下ろしてきているような。


お湯を注ぐだけ(ご飯は少し待たなきゃだけど)で出来上がり!

本日の渓流朝メシ
・山菜おこわ
・揚げ茄子の味噌汁
・食後のミルクティー

私はどちらかというと和食派なので、朝は味噌汁食べると元気が出ます。

 
和食派ですけど、飲み物はだいたい紅茶かココア。
今日は紅茶オレを飲んでちょっと休憩。

 
瀬戸際ハウスを畳みます。

 
エアマット寝袋も畳んで、バックパックに収納。
今回はこの40L+5Lのバックパックに全荷物を詰め込んできました。今後も源流泊釣行の場合は何泊であろうがこのバックパックに入るだけの荷物に制限したいところ。


更地に戻ったモミの木キャンプ村。


天気は良さそうです。

 
今日はこれより上は攻めず、朝のうちに自転車まで戻って下の方で釣って帰るつもり。


この、木からぶら下がっているのはサルオガセという地衣類です。

サルオガセとは?
落葉広葉樹林や針葉樹林など、霧のかかるような森林の樹上に着生して懸垂する糸状の地衣で、霧藻とも呼ばれます。レース状の大群落をなすことが多く、長さ50~100cm、時には3mを超えるものもあります。
サルオガセはいくつかの表記がありますが、猿の尻尾に絡みつくようなその容姿から「猿尾枷」とも書かれます。

恐れていた光景と逃げない熊

川岸をだいぶ下って、川から一段高いところを歩いていると、

 
恐れていた光景が。
直火の焚き火をしてビールの空き缶が投げ込まれていました。一人の仕業か、それとも焚き火跡を複数回使用した結果なのかわかりませんが、ともかく焚き火跡を残すと往々にしてゴミ捨て場と化してしまうのです。
だから初日に書いた通り、私は源流であっても焚き火台を使って焚き火の痕跡は一切残さないようにしています。

 
太陽はすっかり空に昇り、9時近くにようやくMTBに辿り着きました。
ここまで来ればもう安心。もう少し釣りを楽しんで、今日は余裕を持って早めに帰ろう。


ゆっくりと林道を下って行くと、熊と遭遇!
こちらの存在に気付いて、右側の斜面に逃げていきました。毎回カメラを手にするんだけど、すぐに逃げていっちゃうから未だ写真には収められず。
と、思っていると、あれ? 斜面で立ち止まってこちらを見てない?


斜面からじっとこちらを見つめるツキノワグマ。
まだ子熊という感じだけど、それでも体長は1mくらいはあるかな。
こっちもじっと見返すけど、熊は全然動こうとしない。
MTBでゆっくり通り過ぎるか。


真横まで行ってもまだ逃げない。
山奥にいる熊にしては珍しい。今年はここで何度も人に行き会っているのか。
ともかく、もう一枚写真を撮っておこう。これまで8回くらい熊(そのほとんどが子熊)に出会ってますが、初めて写真に収めることができました。ちょっと嬉しいかも。
来年までさようなら。

思い出のとんがり岩キャンプ村から釣り上がる。

 
その後は林道を軽快に下って、到着したのは思い出のとんがり岩キャンプ村
ここは一段高い平らな河原があるから泊まるのには最適。
だけど、夜中に鹿がカチャカチャと近づいてきたりするので、ちょっと怖いんだけど。
MTBを停め、バックパックからお昼の道具と食材だけベストの背中ポケットに入れて、ここから釣り上ってみよう。

 
6:4調子のテンカラ竿も持って来ているけど、今回は7:3調子のNISSIN ZEROSUM テンカラ 7:3 3207のみでいこう。
9時40分の気温22℃、水温15℃。


なんか面白い模様に紅葉した葉っぱ。もう秋が近づいていますね。

浅瀬にイワナはたくさんいるけど、小さいのが多い。


釣り始めてすぐの浅瀬で小さいのが出ましたがフッキングせず。

 
対岸の石際から出ました。
この辺りは夏休み中に人がたくさん入ったと思われ、大きいのはあまり残っていないのかもしれません。


奥の大石の際に毛ばりを打ち込んで少し流すと、小さな落ち込みの肩からバシャバシャとイワナが毛ばり目がけて突進したので、一呼吸おいて合わせます。


今日は多くは望みません。このくらいのが釣れれば満足。

 
大岩と沈み石に挟まれたところから出ました。


小さくても綺麗な色合いをしてます。


小さめのしか釣れませんが、イワナはたくさんいて青空の下の遡行は気持ち良いです。

 
ごく浅いところにもイワナはいます。

 
ごく小さな落ち込みも探ってみると、イワナが飛び出します。

 
大岩の際に打ち込んで(赤矢印)、巻き返しに乗せると流心から出ました。このサイズしが出てくるということは、大きいのはやはり釣り上げられてるんでしょうね。

お昼を食べようと思ったら、恒例の忘れ物。


大淵の流れ込み。大石の際で大きくラインを引っ張るアタリがありましたが、フッキングせず。それが2回続き、おそらくチビイワナでしょう。
直後にカワガラスが、からかうようにヴィッヴィッと鳴きながら水面ギリギリを飛んでいきます。


ここでは毛ばりに反応してギラッとイワナが姿が見えたので合わせましたが、早すぎたのか一瞬ブルッと竿をふるわせて、逃げていきました。

 
その後も何尾かばらしを交えながら、小型が続きます。
この辺りでお昼を食べよう。
ガス缶を取り出して、火を付けようと思ったら、なんとマイクロマックスULをバックパックに残したまま来てしまった。あらら。
まぁ、小さな焚き火をするという手もあるけど、ここで時間を取りたくはないので、お昼はちょっとおあずけ。
もう少し釣り上ってみよう。

急に強い風が吹き下ろしてきました。そろそろ帰れというお告げか。
とりあえず、退渓しやすい場所まで足早に釣り上ろう。


ここからしばらくは渓相が良くて、何度も良い釣りができた区間。
でも、今日は反応ないですね。

かつてイタチが水を飲みに来ていた大淵で。


私がここをイタチ谷と呼ぶようになった由来の場所。
対岸でイタチが水を飲んでいたんですよね。この淵はイタチ淵と呼んでいます。
この淵も以前はもっと深さがあって、一度は大物にぐいぐいと走られテンカラのハリスをぶっちぎられたこともあります。
ただ、今日は出てきません。


大岩の上側に回り込み、流れ込み付近を狙ってみます。
お、ここでガツンと出ました!
下へ走り、ぐいぐい引きます。良いサイズのようです。流れに逆らって寄せなければいけないので、少し慎重にやりとりして無事ランディング。


最後にいいイワナが出てくれました。
これで、心おきなく帰れます。


来年までさようなら、イタチ谷のイワナたち。
林道に上がってMTBまで戻ります。それほどの距離を釣り上っていないので、すぐに到着。

お昼を食べて早めに帰る準備を。


これを背中に入れ忘れちゃったんですよ。
コンパクト過ぎて忘れがちのマイクロマックスUL。

 
フライパン一つで5分でできるというパスタ。モンベルで売ってました。
あとは、ねばねば具材スープ。

 
フライパンにお湯を沸かし、水分がなくなるまで煮込むだけで出来上がります。


本日の渓流昼メシ
・きのこパスタ
・ねばねば具材スープ
・食後のココア

きのこパスタという名前の割にはシイタケが少し入っているだけなんですが、渓流の端で食べると格別ですね。
まだまだ釣りをする時間はあるけど、今回は難なく目的地まで上ってくることができて、いいイワナもたくさん釣れて、特に怪我もなく無事にここまで来られたので、あまり欲張らない方が良い気がします。風の吹き方がなんだか気になるし、予定よりも早く下界へと向かいます。

 
林道への登り口にキノコが。
これはたぶん、ヌメリツバタケモドキ。

無事に帰ってこられて、また元の生活に戻れる幸せ。

 
荷物をまとめて、軽快に林道を下ります。
途中の木陰ではミンミンゼミの声が響き、まだ夏は終わっていないと主張しているかのようです。

 
今日は大して体力を使っていませんが、途中でエネルギー補給をして休憩しながら下ります。


こんなに日が高いうちに車に戻ってきたのは初めて。
ちょっと早く帰って来すぎたかな(笑)
まぁ、3日間を谷で過ごし無事に帰って来られたので文句なしです。

この後、9月は多忙で全く渓流に行くことはできず(その割にはキノコ狩りにはよく行ってましたが笑)、これが2023年最後の渓流釣行となったのでした。

2024年の年明けに思う。

この記事は2023年中にアップしたかったのですが、結局年が明けてしまいました。
2023年はとにかく地域役員の仕事などで時間をとられてしまって、釣行回数も限られました。役員の任期は今年の2月までなので、3月からはもっと自由に釣りに行ける予定です。あくまでも予定ですが。
ブログ更新の頻度も上げたいと思っていますので、今後ともよろしくお願いします。

冒頭にも書きましたが、未だ能登の大地震は余震が続いている状態です。
普通に暮らせることのありがたさを噛みしめるとともに、救助を求めている方々が一刻も早く助けられますように祈るばかりです。

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コメント

  1. 味噌汁を食べると元気が出る・・・大いに同感です!
    焚火跡と残されたゴミ、これはホントに山の中で最も見たくないもの。
    そして会っちゃったのね、熊さん。
    下流に戻るとイワナは小型が多くなると読んでいると、やはり上流に頑張って登れば桃源郷があるかもと考えるのは、あながち間違いではないと思っちゃいますね。
    でもきっちり最後は、下流部でも良型で締めていらっしゃるけど。

    この国に住んでいる以上、いつ大きな地震がきても不思議はないですが、まさか新年早々にこんな事態になってしまうとは。
    ホントに何もできなくてもどかしいけど、これ以上大きな被害が広がらないことを、お祈り申し上げます。

    • kuniさん、こんにちは。
      味噌汁を食べられるのは「日本人で良かったなぁ」と思うことの一つであることは間違いないですね。
      かなり源流部でも人がたくさん入っていればやはり良型は少ないし、下の方でも人が入らない場所であれば良型が残っているし、今の渓流釣りブームの中にあっては、人が入るか入らないかが全てみたいなところありますね。

      被災された方々が1日も早く安心して暮らせるようになることを祈るばかりです。

  2. 焚き火でなんでも燃やしちゃうって、この川で会った人達結構な確率でやっちゃってるんですよね。
    自分は渓流釣り、山登り、カヤックなどに加え最近は普通のキャンプにも手を出しているので、いろいろな界隈のマナーに触れることがありそれぞれのマナー相違を感じることがあります。
    また昔のマナーと今のマナーの違いもありますよね。
    自然に与えるインパクトを考えると登山の世界でよくいわれる「とっていいのは写真だけ、残していいのは足跡だけ」が理想なのはわかるんですが、自分もきのこも山菜も取りますし、ここのイワナも燻製にして持って帰ったこともあります。
    リコプテラさんの影響でピコグリルの偽物を使って焚き火はしますが、正直燃え残りは埋めて帰っています。
    とんがり岩の少し下流のキャンプ場ぽい所で、以前藪こぎ登山者さん達と宴を一緒にしたことがありましたが、直火で焚き火をし、いわゆる可燃ゴミはすべて燃やしていました。
    リーダーさんはTJARに出るほどの意識高い系ランナーさんですが、おそらく沢は直火焚き火OK(大水で流れるから)、可燃物も跡形さえ無くなればOKが彼らのルールなんでしょうね。
    それについてあれこれ言う気はまったくありませんし、ルールがあるわけでもないので規制することも難しいのだと思います。
    ただ去年11回行ったイタチ谷であきらかなポイ捨てやたばこの吸殻などは殆どみた記憶がないので、おそらくビールの空き缶を燃やされた方もきっと空き缶のポイ捨てはしない方のでしょう。
    ヘルメットや焚き火台、シングルフックやバーブレス、何十年も前から沢で遊んでこられた先輩方にとってうっとうしいマナーが聞こえはじめてきているとおもいますが、自分としてはせめて水を被らない場所での直火禁止と灰にならなかったごみは持ち帰るだけは徹底して欲しいです。

    あと昨年9月のラグジュアリー釣行の装備は、ティピー、薪ストーブ、椅子、テーブル、シュラフ、マット(背面パッド兼用)、カッパ、釣り道具一式、コット、登山用具一式(濾過器とかコンパスとか)、救急袋、食糧で17kgでした。思ったほど重くなかったですよ。

    • Ctcnさん、こんにちは。
      焚き火で可燃物を燃やすのはともかく、アルミ缶は焚き火程度の熱では燃えないのでNGですよね。
      源流部で直火の焚き火が絶対ダメかというと私もそうは思いません。ただ、焚き火跡をそのままにしておくと、往々にして今回のようにゴミ捨て場のようになってしまうので問題だと思っています。
      このところ「燃え残りの灰は有機物ではなく生分解されないので持ち帰ること。埋めたりすると河川汚染の原因にもなる」というような記事を目にすることが多くなりましたが、それはキャンプ場のように大量の人が訪れる場所でみんなが灰を埋めたらって話でしょ、という気がします。
      そんなに人が訪れない源流部で川から離れた場所に灰を埋めても問題ないと思います。ただ、これも程度問題で、源流部といっても毎日人が訪れて同じ事をしてたら問題でしょうけど。
      有機物は埋めても良いけど無機物はダメっていう論理にもやや疑問は感じます。無機物って、河原の砂だって無機物でしょ、って。その辺りはもう少し考察してみます。

      それだけの装備で17kgとは、かなり装備を厳選してますね。
      私は源流泊始めたばかりの2泊3日の時は、24kgの荷物を背負ってしかも小径タイヤの折り畳み自転車で上り、ほぼ死にました(笑)

  3. おはようございます
    楽しい2泊3日の釣行でしたね。
    地域役員とは大変ですが、仕事と地域貢献と遊びとの三つ巴は大変だったでせう。
    私の住んでいる地区では農業委員と町内会は別組織でやっていますが、それでも町内会にすら入らない世帯も増えて来て、地域活動のナリテ確保が難しくなりつつあります。
    その為、町内役員を受けると3年連続のタコ部屋方式?で、自分も今年3月迄の最終年です。
    地域役員、お疲れさまでした。
    今年はユッタリと釣を楽しめると良いですね。

    • マンボウさん、こんにちは。
      全く人工物のない携帯電波も届かない場所に何泊かするのは、私が一番心安らぐ時です。おかげさまで楽しかったです。

      地域役員の中でもかなり仕事量の多い会計業務も含まれていたので、大変でした。こちらも町内会に入らない世帯も増えてきているし、役員が現役世代に下りてきているので、今後の運営はかなり大変だと思います。
      マンボウさんも3年連続とは大変ですね。もう一年がんばって、肩の荷を下ろせますように。
      今年は全ての役員から逃れたいです(笑)

  4. こんにちは。
    これはかなり勇気のいる釣行ですね、流石と言うか驚くばかりです、本当の釣り好き、そして、自然を愛し楽しむ姿に感心するばかりです、クマとの遭遇、私も何回かありますが逃げて行く姿ばかりで写真に収める事は出来ませんでしたが、逆にクマの生態に変化が来ているとすれば恐ろしいですね。

    • kitaさん、こんにちは。
      今年は仕事が多忙なのに加えて地域役員の仕事でヘトヘトになっていたので、全く人間のいない山奥に籠もった三日間は本当に楽しかったです。人間よりは熊の方がマシっていう心境でした(笑)

      山奥でひっそりと暮らしている熊の生態は今も同じだと思いますが、里山に下りてくる熊は野生動物とは違う行動をとるので、危険ですね。
      熊が里に降りてこない対策は真剣に考えるべきだと思います。

  5. 暖冬ですね。
    まだまだ遊べますね。

    • nanaさん、こんばんは。
      そうですね、今年はうちの辺りも例年に比べて暖かいです。
      そして、何より雪が全くありません。2月になれば何回か雪は降ると思いますが、春の訪れも早く桜の開花も早いのではないかと思っています。
      もうすぐ春ですね!