スポンサーリンク
スポンサーリンク

大根の栽培と収穫|野菜作り

野菜作り
この記事は約8分で読めます。

今年は実家の畑でいろんな野菜づくりを担当している話は書きました。

キュウリはたくさん採れて夏の間はいろんな食べ方で美味しくいただきました。
ジャガイモも思ったより出来が良くて、これは貯蔵して春先まで大丈夫なので少しずつ食べようと思います。
今回は大根です。

初めての大根栽培と収穫

大根は長期保存ができるし、使い道をいろいろあるので家庭菜園でぜひ作りたい野菜の一つですね。
↓今回もこの教科書に従ってやってみます。


藤田智の新野菜づくり大全アマゾンで見る楽天で見るヤフーで見る

8月28日 大根の種まき


耐病総太り大根のタネを買ってきました。いわゆる青首大根の仲間ですね。
右側に写っているのは何年か前の残り。古いタネからもちゃんと芽が出るのか?

 
今年買ったものは生産地がニュージーランド。
古いものは生産地がイタリアで、有効期限が2020年2月と、すでに5年超過してますが大丈夫ですかね?

 
写真1枚目が今年買ったタネ。
写真2枚目が古いタネ。
だいぶ粒の大きさが違いますね。

事前に深さ30cmほど耕し、幅60cm高さ10cmほどの畝を作ってマルチシートを掛けておきました。

 
マルチシートは家にあった20cm間隔で4列に穴が開いているものを流用。
大根は株間30cmくらいが適しているそうなので、一穴おきにタネを蒔いて株間40cmでやってみます。もちろん4列使うのではなく、両端の2列のみに蒔きます。
マルチ穴に栄養ドリンクの空き瓶を押し当てて、深さ1〜2cmのまき穴を作ります。1か所に3粒ずつタネを蒔きます。
教科書では5粒ずつ蒔くということになっていましたが、ケチって3粒にしてみました。母親は大根は1粒ずつで大体芽が出ると言っていますが、それも心配なので3粒。

 
1cmくらいの厚みで土を被せて、手のひらで軽く押さえ、タネと土を密着させます。
マルチの上に不織布をベタ掛けします。そして、その上からたっぷり水やりをします。
夕方から作業を開始したので、もう辺りが暗くなってきてしまいました(笑)

残りは翌日の朝に。

 
不織布を固定するのにこんなの買ってきました。周囲全体を抑えようと思いましたが、周囲は土を被せて、畝と畝の間だけこれで固定しました。


2畝分完成!
不織布は、1回目の間引きまで掛けたままにして、不織布の上から適宜水やりをします。

不織布は害虫防除と保湿のためのものです。
母親に言わせると、大根でマルチを使うなんて聞いたことないそうです。さらに不織布を掛けたのでとても不思議がっていました。
確かに大根をこんなふうに栽培しているのは見たことがない(笑)

ともかく、不織布の上から毎日たっぷり水を掛けました。

9月6日(種まきから9日経過) 不織布を外す

 
不織布を少し持ち上げるように芽が伸びてきたので、不織布を外しました。
両端の列に穴一つおきに生えてくる予定ですが、まだ芽が出てこない穴がいくつもあります。
ここで1回目の間引きをします。芽を一本抜いて2本に。元々2本しか出てこなかったところはそのままに。マルチ穴の少し追肥をします。
※教科書では、ここで防虫ネットを被せることになっていますが、それはしないことにしました。


不織布の上からたっぷり水をかけていたつもりですが、マルチ穴にしっかり水が入っていたのかどうかやや不安。不織布を外してからもたっぷり水やりをしました。

9月9日(種まきから12日経過)

 
種まきから12日経過してもまだ芽が出てこない穴があります。新しい種と古い種をまぜて蒔いているので、古い種だけが発芽しなかったわけではないです。
3日前に芽が出たものは双葉の真ん中からさらに葉が出てきました。

9月21日(種まきから24日経過)未発芽部分と追加畝に種まき

 
本葉がだいぶ生長しましたが、葉が虫にだいぶ食べられています。
ダイコンハムシという体長2mmくらいの小さな甲虫にやられています。目に付いた虫は手で駆除していますが、追いつきません。教科書には防虫ネットを被せるように書かれてたのでそうすべきだったかも。
結局、芽が出ないままの穴あきがあるので、新たにタネを蒔きました。それとは別の場所にもう一つ小さな畝を作って、そこにもタネを蒔いてみました。

9月24日(種まきから27日経過)1穴1本に

 
だいぶ本葉が育ってきました。ここでもう1回間引いて、1穴1本にします。マルチ穴に少し追肥をします。
後からタネを蒔いたところは、たった3日で芽が出揃いました。


新たに作った小さい畝の芽も全部出揃いました。こちらはマルチシートは掛けないで育ててみます。

10月2日(種まきから35日経過)

 
ダイコンハムシの猛攻は続いていますが、それを凌いでうまく成長できた葉っぱ。


しかし、中にはこんなに葉っぱを食い尽くされてしまった株もあり、大根がちゃんとできるのか心配。それにしても、ダイコンハムシの恐ろしさよ。


あたらしく種まきした方の畝は、まぁまぁ順調に葉が伸びてきています。

10月8日(種まきから41日経過)

 
前回から6日後。
畝の周りの雑草がひどいですね(苦笑)。株の周りはマルチシートで覆われているから、というのを言い訳に放置。追加畝の方の葉もだいぶ生長しました。


あれだけダイコンハムシに葉を食い尽くされた株も、中心部から新たに葉が出てきて大丈夫そうです。

10月19日(種まきから50日経過)


水平方向に広がっていた葉がしっかり立ち上がり、大根も太くなって来て少し地上にも顔を出してきています。畝の周囲の雑草も少し駆除しました。

 
大根も太くなってきて、地上に少し首を伸ばし始めました。
追加畝はマルチシートが無い分、成長は遅いですがダイコンハムシにやられた何本かを除いて順調そうです。

10月25日(種まきから57日経過)

 
マルチシート畝の方は、葉がしっかり上に持ち上がりいかにも元気そう。
葉があんまり茂りすぎるのも良くないのかもしれないけど。大根もマルチ穴を押し広げるくらいに太くなってきました。

 
追加畝の方はまだ大根が細いですが、順調そうです。

10月30日(種まきから62日経過)


霜が降りて畑が真っ白に。

 
マルチ畝はもう何本かはかなり太くなっています。

 
マルチ無しの追加畝は、もう少し置いて太らせた方が良さそうです。

11月7日(種まきから70日経過)…漬物用に大根を収穫

 
毎年この時期に母親が大根のからし漬けを仕込みます。
何本かもうすでに太くなり過ぎている気がするので、本日からし漬け用分を収穫してみます。

 
マルチシートなしの追加畝の大根も順調に生長してますが、だいぶ寒くなってきているのでこれ以上あまり太くはならないかもしれません。
ともかく、マルチシート畝の大根をからし漬け用に20kg分収穫します。

 
葉の根本付近を掴んで、垂直に引っこ抜きます。
収穫は簡単です。これは少し小さめの大根ですね。

同様に畝の端の方、一番太いのを力一杯引っこ抜いてみると…


なんだ、これ? 二股になっちゃってるじゃん。
土の中に石など障害物があるとこうなる場合があるらしいけど、まいったな。


他にも同様の大根が4本ほど。いずれも畝の南側に集中していて、おそらく小石が混じっていたんじゃないかと。畑の南の端は砂利混じりの通路に接しているから、小石が混じっていても不思議ではないから。


安心してください。数本を除いては、まっすぐで綺麗な大根ができていましたよ。


美味しそうな大根が収穫できました!

大根のからし漬けを仕込む

 
洗って泥を落とした大根。
二股、五股の大根も、いくつかに切って漬けるので問題ないらしい。

 
長さ2〜3分の1くらいにカットして、細いものはそのまま、太いものは二つ割りにして漬け物桶に並べて漬け込みます。詳細は省きますが塩、砂糖、みりん、酢、粉カラシで漬けます。
漬け込み作業は無事完了です!

今回20本くらい引き抜いて、まだ畑には30本くらい大根が残っているので、少しずついろんな料理に使います。
もう少ししたら、全部収穫して室(ムロ…地下貯蔵庫)に入れる予定です。

大根の使い道はいろいろあるけど、これからの時期はおでんなんかいいですねー。
大根料理はほぼ無限大。

初めての大根栽培まとめ

  1. マルチシート施工について
    マルチシート施工は良かったと思います。大根の周りに草がない状態になり、保湿保温効果もあるので、マルチ無しの畝より育ちが良く、太くてまっすぐの大根ができました(例の股分かれ大根除く)。
  2. 不織布ベタ掛けについて
    不織布を掛けるのは確かに水分保持や保温効果などあると思いますが、その上からの水やりが足りなかったのか、うまくマルチ穴に水が行き渡らなかった気がします。それで、未発芽が多かったように思います。不織布の代わりにマルチ穴にもみ殻を入れるのも保湿効果があるそうなので、来年はそうするかも。
  3. ダイコンハムシの猛攻には課題が残る
    双葉が出た段階で、ダイコンハムシの猛攻を受け本葉が出る前に枯れてしまった苗も数本ありました。本葉がある程度生長すれば、ダイコンハムシが食べるのが追いつかなくなりますが、それまでが来年も心配です。教科書の通りに不織布を取って双葉が出揃ったら、防虫ネットを掛ければ万全ですが、資材と手間がかかるので来年までに検討します。
  4. 股分かれにならないようにするための対策
    先述した通り、二股、三股と股分かれになってしまった大根については畑に入り込んだ石が原因だと思われるので、来年は畝の中の石を除去して今後は入り込まないようにします。
  5. 肝心の大根の食味のほどは
    おでんや大根おろしにして食べてみましたが、とても瑞々しくて美味しい大根になりました。自分で栽培したという贔屓目は否定できませんが(笑)

途中心配はあったけど、大成功!?

初めての大根栽培、1度目の種まきで未発芽がたくさんあったのと、双葉が開いてから本葉がしっかり育つまでの間のダイコンハムシの猛攻にはだいぶ心配し、いざ収穫となって1本目の太い大根を引き抜いた時、二股になっていた時には全部そうなっちゃったんじゃないかと冷や汗をかきました。
手間としてはマルチシート施工の後は、追肥2回したのとダイコンハムシを可能な範囲で駆除、マルチの周囲の草かき程度でこれだけ立派な大根ができたので、大成功!じゃないですかね。

スポンサーリンク
リコプテラをフォローする

コメント