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『パンの耳』という名のフライ|ブレッド・クラスト

フライタイイング勉強中
この記事は約3分で読めます。

フライの名前って大体、素材と虫の形態の組み合わせですよね。エルクヘア・カディスとかCDCダンとか。アダムスとかクイル・ゴードンとか人の名前がついてるのもあるけど。もっと個性的な名前をつければいいのに、ロイヤルコーチマンのように。ロイヤルコーチマンは見た目もかっこいいけど、名前もかっこいい。
そろそろ憧れのロイヤルコーチマンを巻こうか・・・・いや、まだ巻かない。楽しみはまだ先にとっておかなければ。と言いつつホントはまだ巻く自信がないだけなんだけど(笑)

今回はいつもの教本ではなくて、雑誌付録の冊子に載っていたブレッドクラスト(パンの耳)というフライを巻いてみます。なぜパンの耳と呼ばれているかは不明らしいが、こういう名前がいいんです(笑)でも、検索しても出てこないところをみると、それほど有名なパターンではないのかもしれない。

【ブレッド・クラスト】
◎フック:TMC3761 #14
◎スレッド:ユニスレッド8/0(ブラック)
◎ボディー:ウール(オレンジ)
◎リブ:ストリップド・ピーコックハール、コパーワイヤー
◎ハックル:ヘンハックル(グリズリー)
◎ヘッドセメント:ブラック

141122ブレッドクラスト00
↑下巻きをこの辺の位置にちょっとだけ。

141122ブレッドクラスト01 141122ブレッドクラスト02
↑ボディーはウールの毛糸を使うことになってるんで、手芸屋さんに寄ってみたらいい感じのオレンジ色のものがなかったので、ヤフオクでウールの繊維を購入。これ、一色3g70円、5g100円と格安!送料82円で合計282円で入手できました。とりあえず5gずつ「だいだい」と「めじろ」(ネーミングセンスが良い)購入。届いたら、5gでもかなりな量。3gで十分だった(爆)
いろんな色があってこちらで購入できます。
繊維を細長く撚って取り付けます(すぐ撚りが戻っちゃうので撚りながら巻いていきます)。

141122ブレッドクラスト03 141122ブレッドクラスト04
↑ピーコックハール(ピーコックアイの下の方)の下の方の毛羽をむしり取ります。爪でしごいても取れますが、消しゴムでこすると簡単だそうで。あんまり一気にやろうとするとちぎれちゃうので、少しずつゆっくりと。
ピーコックアイって強度はあんまりないけど、お手頃価格なのに使い道がいろいろあって、すばらしい。

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↑ピーコックハールとコパーワイヤーを取り付けます。
オレンジウールをハールとワイヤーの後ろ側に一回巻いてから、アイ側へ向かって撚りを入れながら巻いていきます。

141122ブレッドクラスト07 141122ブレッドクラスト08
↑ピーコックハールをアイの方へ4巻きくらいします。コパーワイヤーで重ねて巻きます。
ゲイプ幅の1.5倍くらいの長さのヘンハックルを選び出し、先端部分を少し残して毛羽を逆なでします。

141122ブレッドクラスト09 141122ブレッドクラスト10
↑ハックルを取り付けて、2〜3回巻き、スレッドで固定してヘッドを成形。
ブラックのヘッドセメントを塗ってなんとか完成!
オレンジ色のボディー、釣れそうな気がする(気のせいかも)

141122ブレッドクラスト11
↑これって、テンカラ毛鉤にも似てるかも。
テンカラには逆さ毛鉤というのがあるけど、あんな感じのも巻いて、フライフィッシングで使ってみたらどうだろう。なんて思ったりもしました。

昨晩の地震、長野県南部は被害が出るほどの揺れではありませんでしたが、北部で被害に遭われた方には心よりお見舞い申し上げます。

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魚ココロあれば水ココロあり

コメント

  1. 美味しそうなフライですね!私も大手手芸店が近くにあるのでちょくちょく顔を出します 釣り具店より色も豊富ですし なにしろ安いので。。

  2. おはようございます。
    テンカラ毛ばりに良さそうですね、ピーコックアイはマテリアルでなく装飾品で買うとメチャ安いですね、私はアイの部分多く使いますので大きなものを探しています。ボディーは気に入った色の毛糸をほぐして細くして巻きます。
    繊維もの特にゼンマイはスレッドに撚って巻きますが太くなり過ぎて、難しいですね、ハックルも先端から巻くのには驚きました、フライはなかなか難しそうです。

  3. こんにちは。

    ウェットフライで逆さ毛鉤(もどき・笑)使ってますよ。

    水流を受けた時のハックルの動きを想像すると、イワナより先に
    自分が釣れてしまいました。日本の伝統は侮れません。

    で、釣れる・釣れないは腕が関係するので、(私では)釣果で毛鉤の性能を評価する事は出来ません(笑・笑)。でも、釣れそう

    ではでは。

  4. テクニカルゲームさんへ。

    魚が「美味しいそう」って思ってくれるとうれしいんですけど(笑)
    手芸店なんて始めて行きましたが、毛糸の他にもビーズや発泡スチロールの小さいボールや、その他フライに使えそうなものがいろいろありました。確かに同じようなものでも、フライのマテリアルとして売ってると高いんですよね−。

  5. ハックル70さんへ。

    ピーコックアイは装飾用としても売ってるんですか。なるほどー、いろいろ探してみます。

    > ハックルも先端から巻くのには驚きました、フライはなかなか難しそうです。

    私もまだまだ素人なんですが、教書によるとドライフライは羽の元の方から巻きますが、ウェットのソフトハックルの場合は先端側から巻くみたいです。
    来年はゼンマイの綿毛を採ってきて、巻いてみたいと思ってます。

  6. 自営業FFさんへ。

    すでに逆さ毛鉤を使っているとは、さすが!
    私もあの形はすごく威力を発揮しそうだと睨んでるんですよー(笑)
    テンカラ毛鉤は職漁師という人たちが使っていただけあって、シンプルなのに生命感があるんですよね。
    私はフライタイイングの勉強中なんで、いろんなパターンを巻きたいとは思ってますが、最終的に目指してるのはリアルなイミテーションフライではなくて、シンプルなのに魚がじゃんじゃん食いつくフライです(^o^)

  7. やってますね!
    ボクはオフには入ってから一本も巻いていません(笑)

    パターンにこだわりがなければピーコックハールとリブのワイヤーを巻く向きを逆にしてクロスさせるとフライが丈夫になります。

  8. いわなたろうさんへ。

    > ボクはオフには入ってから一本も巻いていません(笑)

    いわなたろうさんの場合はいっぱいストックあるでしょうから(笑)。私の場合はスカンピンなんで、今のうちにできるだけ戦力を増強すべくがんばっています。
    なるほど、確かにワイヤーを逆向きに巻けば強度アップできそうですね。ありがとうございます!