早朝山へ行ける日は、きのこパトロール(笑)に出かけています。相変わらずショウゲンジはたくさん採れます。アミタケは盛期を過ぎたようで、少し減ってきました。ハナイグチは今年は本当に少ない気がします。
↑朝日がまぶしいです(^_^) 山を歩いて毎日きのこを食べていると健康になった気がする。いや、実際健康そのもの。
今年初登場のキノコたちを紹介します。
↑写真1枚目、マツバハリタケ。食べられますが、今のところ食べていません。マツタケと同じような場所に生えているので、遠目には傘の開いたマツタケかと見間違えることもしばしば(^^;) 今度味を確かめてみます。よく似ているものにケロウジ(注)があります。ケロウジは傘にささくれがあり、柄の根元が黒っぽいです。苦味が強くて食不適らしいですが、それを好んで食べる人もいるとか。
写真2枚目、ホコリタケ。キツネのチャブクロとも呼ばれます。若いうちは食べられるらしいですが、私は食べません。老菌になると、たたくと埃(煙のような胞子)が出ます。子どもの頃、これを踏んで遊んでました(^^;)
↑写真1枚目、カラカサタケ。ハックル70さんの記事を読むまで、これが食べられるとは知りませんでした。生で食べると中毒を起こすので良く火を通した方が良いらしいですが、これを生で食べる人はいないでしょう(笑)それと、ドクカラカサタケ(毒)、オニシロカラカサタケ(毒)とにているので、注意が必要です。
今回はビクがいっぱいだったので、採りませんでした。このキノコ大きいんですよ(°0°)
写真2枚目、ニガクリタケ(毒)。クリタケと同じように木の切り株などにまとまって生えます。クリタケと誤食もあるようですが、クリタケよりかなり黄色っぽく弱々しい印象のキノコで、私にはあまり似ているようには見えません。ニガクリタケはかじるとその名の通り苦いです。
↑写真1枚目、ハツタケ。傘は漏斗状に開きます。ヒダは赤身を帯びていて、傷つけるとワインレッド色の乳液が出ますが、すぐに青緑色に変わります。毒のように見えますが、食べられます。ただ、この辺りではあまり人気がないようです。見た目もそうですが、味もチチタケに近いです。ボソボソした感じですが、良い出汁がでます。ハツタケご飯や汁物に入れても美味しいです。傘が漏斗状に開くキノコにはドクササコ(毒)など、毒のものもあるので注意。
写真2枚目、タマゴタケ。こちらも知らない人は毒キノコだと思うんじゃないでしょうか。根元についたツボ、縦線の入ったツルッとした赤い傘。黄色にオレンジのだんだら模様が入った派手な柄と黄色いヒダ。一度覚えたら間違えません。幼菌はホントに卵から生まれたようでカワイイです(^^) このキノコ、美味いんですよー。バター炒めや汁物、生のまま薄くスライスしてサラダに入れても良いです。下に登場しているベニテングタケ(毒)に、似ている? 良く見ると全然似てないでしょ(^^)
↑写真1枚目、キヌガサタケの仲間だと思いますが、種類不明です。
写真2枚目、アカヤマドリ。大きくなるキノコで、もっと成長すると傘にひび割れができます。普段は傘の表面は少し粉っぽく艶がありませんが、この日は雨に濡れて少しぬめりがあるように見えます。肉厚でなかなか美味しいです。パスタの具にも良いかも。
↑写真1枚目、ベニテングタケ(毒)。上記のタマゴタケに似ているという人もいるけど、比べてみると全然違うでしょ。まず、傘に白いイボが付いています。傘の裏も柄も白いし。
↑写真2枚目、クリフウセンタケ。ちょっとクリタケに似ています。シャキシャキした食感がとても良く、好きなキノコです。
↑写真1枚目、コウタケ。このキノコは個性的な風貌で、間違えません。醤油のような良い香りがするのも特徴です。干しシイタケのように、乾燥させて保存し、お湯で戻してコウタケご飯や煮物などに。通好みの高級キノコといったところでしょうか。群生するので、今回もたくさん採れてビクがいっぱいになっちゃいました(^_^;)
写真2枚目、アイシメジ。キシメジ(注)とシモフリシメジの中間の色合いです。キシメジと判別が難しいような個体もあります。キシメジは昔から良く食べられていますが、体質によっては中毒を起こすらしいです。キシメジは茹でても傘は黄色ですが、アイシメジは灰色になります。そして何より、キシメジはかなり苦いですが、アイシメジは微かに苦い程度です。
↑マツタケモドキ。マツタケが生えるような場所に生え、マツタケをミニチュアにしたうようなキノコ。遠目にはマツタケと見間違えることも。食べられるけど美味くもなく、不味くもなく。マツタケのような香りはありません。
キノコの種類は本当に多いですよねー。
山を歩けば、名前を知らない毒キノコと思われるヤツはいっぱいあるし。
ここまでで、良く採るキノコでまだ今年登場していないものと言えば、チャナメツムタケ、クリタケ、シモフリシメジくらいかな。どれも終盤に出てくるキノコなので、これらはもう少し先。
ハックル70さんや無茶1さんのブログで拝見した、オオツガタケ、オオモミタケは今まで採ったことがないので、見つけたいですね。普段とは違う樹種の山を歩かないと無理そうだけど(^_^;)
とにかく、今の時期、山を歩くのは楽しいです(^o^)
が、今、夕方のニュースを見ていたら、木曽と信州新町できのこ狩りに出かけた人が行方不明になっていると。捜索に出た警察官も滑落して骨折したとか。今日の雨で山は滑りやすくなっているので、気をつけなければいけませんね。
コメント
こんばんは。
見事なキノコたちですね。
長年の経験蓄積で、探すと言うより確認するような採り方だと思いますが、訪ね歩くのが楽しいと思いますね。
モロに毒々しいキノコでなくても危険な奴があったりして僕のような素人は怖くて手を出せん(笑)
こんにちわ。
画像を拝見しますと
毒茸のほうがビンビンにいきり立ち
生命感を感じますよ。特にベニテングタケ!
一点の曇りもなく天迄伸びていますね。
禁漁迄数日、お気をつけて。
こんばんは。
全く同じような事を考え行動していますね、思わず笑ってしまいました。
山歩きは楽しいですね、今年はハナイグチが全く出ていませんね、今日はシモフリシメジが少し採れました、美味しいキノコですので期待したいですね。
こんばんは!
この時期は山の幸が多くて良いですね〜。
そう言えば、僕もミョウガがたくさん生えているところを見つけました。
と言うかミョウガくらいしか見分けられないのですが。笑
キノコや山菜を見分けられるというのは本当に羨ましいです。誰か山の先生に教えてもらったんですか?
みなさんキノコに詳しいですね。
読んでいるだけで混乱してしまってます。(笑)
やはり子供頃から山に親しんでないと無理ですね。
にわか知識でキノコを食べると年に何人かの人になりますね(^_^;)
でも知識が有ったらそうとう楽しいでしょうし美味しいでしょうね。
キノコに関しては知識が有りません
でも何となく毒キノコは外見からも
分かる気がしたます、
素人は手が出ませんが
順次勉強させて下さい。
マンボウさん、こんばんは。
> 見事なキノコたちですね。
> 長年の経験蓄積で、探すと言うより確認するような採り方だと思いますが、訪ね歩くのが楽しいと思いますね。
毎年大体同じ場所に、同じキノコが生えますが、狙っていってもなかなか見つからないキノコもあります。
通い慣れた山を歩くのも楽しいし、新しい場所に分け入っていくのも楽しいです。渓流釣りに似てますかね(^_^)
渓流と違ってキノコには禁漁がないのがうれしいです(笑)
Nori1022さん、こんばんは。
> モロに毒々しいキノコでなくても危険な奴があったりして僕のような素人は怖くて手を出せん(笑)
まさにその通りで、派手で毒々しくても食べられるものもあれば、いたって普通の顔をしていながら毒キノコもあって、共通の判別方法がないところがキノコの難しさですね。
カキシメジ、クサウラベニタケ、ツキヨタケ、この三つ、いかにも食べられそうに見えるので、中毒三大キノコです(>_<)
テクニカルゲームさん、こんばんは。
> 画像を拝見しますと
> 毒茸のほうがビンビンにいきり立ち
> 生命感を感じますよ。特にベニテングタケ!
> 一点の曇りもなく天迄伸びていますね。
そうなんです。これは柄もどっしりと肉厚で、かなり生命力強いと思いますよ。よく群生してますし。
美味そうに見えるんですよねー、毒だけど(笑)
> 禁漁迄数日、お気をつけて。
ありがとうございます! 明日、川に行きます。気をつけて行ってきます(^o^)/
ハックル70さん、こんばんは。
> 全く同じような事を考え行動していますね、思わず笑ってしまいました。
ハハハ、山の(川も)大先輩と同じような思考と行動とはウレシイですね(^o^)
キノコハンターが考えることは似通ってきますかねー。
> 山歩きは楽しいですね、今年はハナイグチが全く出ていませんね、今日はシモフリシメジが少し採れました、美味しいキノコですので期待したいですね。
どうやらハナイグチは大量発生しないまま終わりそうですね。シモフリシメジ、私も少し採りました。やっぱりシンクロしてますね(笑) シモフリシメジは私も美味いと思います!
タキビさん、こんばんは。
> この時期は山の幸が多くて良いですね〜。
> そう言えば、僕もミョウガがたくさん生えているところを見つけました。
> と言うかミョウガくらいしか見分けられないのですが。笑
キノコは本当に山の恵みですね。山菜も良いですが、お腹いっぱい食べられるのはキノコの方ですね(^_^)
ミョウガもいいですね。あの苦味がなんとも言えません。
> キノコや山菜を見分けられるというのは本当に羨ましいです。誰か山の先生に教えてもらったんですか?
小学生の頃、爺ちゃん婆ちゃんについて山へ行ってました。その頃は、私が三大雑キノコと呼んでいる、アミタケ、ショウゲンジ、ハナイグチだけ採ってました。中学生になってから、ポケット図鑑を持って一人で山を歩いたりしてましたね。ちょっと変わった中学生だったかも(笑)
山の先生というような人はいませんが、山で偶然出会ったキノコ名人やキノコ販売所のおじさんにもわからない種類は教えてもらったり、おかげで徐々に自分のわかるキノコが増えました。
採ったキノコを自分で調理すると、さらにそのキノコのことがよくわかります(^_^)
幻の渓流師さん、こんばんは。
> みなさんキノコに詳しいですね。
> 読んでいるだけで混乱してしまってます。(笑)
写真や文章だと、実際の質感とかが伝わらないのでなかなか難しいですね。
> やはり子供頃から山に親しんでないと無理ですね。
確かに、私は爺ちゃん婆ちゃんに連れられて山を歩いていました。地面からニョキっと頭を出したキノコを見つけた時は、本当にうれしかったですね(^_^)
> にわか知識でキノコを食べると年に何人かの人になりますね(^_^;)
> でも知識が有ったらそうとう楽しいでしょうし美味しいでしょうね。
ともかく確実にわかるもの以外は食べない方が良いですね。
長野県ではこの時期、各地の保健所にキノコ判定師のような人がいて、持ち込めば教えてくれます。わからないキノコを採ってもプロのお墨付きがもらえれば安心して食べられます。
他県の保健所ではそういうことやってませんかねー?
釣りお爺さん、こんばんは。
> キノコに関しては知識が有りません
以前にもお聞きした気がしますが、かなり山深い谷まで出かけていた釣りお爺さんがキノコに明るくないのはちょっと意外です。でも、それだけ釣りに集中していたということですね。本物の釣りキチ(笑)
> でも何となく毒キノコは外見からも
> 分かる気がしたます、
> 素人は手が出ませんが
> 順次勉強させて下さい。
これからもブログ新登場のキノコを採ったらアップします。
少しでも参考になれば幸いです。
でも、不安なものは自分で最終判断せずに、わかる人に見てもらってから食べる方が安心ですね(^_^)
そちらでは、保健所でキノコ判定とかしてませんかね。長野県の保健所には、この時期キノコ判定師がいますよ。