先日作ったそばお焼き。見た目は百点満点、味も香りも良かったんですが、何しろ固さが半端ない(>_<) お焼きは本来固めのものかもしれませんが、もう少し万人受けする軟らかいお焼きにしてみたいと思います。
そばお焼き(カボチャ餡)
・そば粉…150g
・薄力粉…50g
・水…110cc
カボチャ餡
・カボチャ…1/8個
・醬油…大さじ1/2
・みりん…大さじ1
・日本酒…大さじ1
・砂糖…大さじ1
アレンジ用
・とろけるチーズ(スライスタイプ)
・練り味噌(味噌とみりん1:1)
この前と同じ味じゃつまらないから、中にカボチャを入れたものを作ります。
まずはカボチャ餡作りから。
↑カボチャを2cm角くらいに適当にカット。
耐熱容器に入れてラップをかけ、軟らかくなるまでレンジにかけます。今回は上記レシピの倍の量の餡を作ったので、ちょっと写真の量が多いです(^_^;) 今回は600Wで4分くらいでした。カボチャの種類やカットした大きさによっても違うので、様子を見て時間調整して下さい。
↑軟らかくなったら一度取り出し、醬油大さじ1/2、みりん大さじ1、日本酒大さじ1、砂糖大さじ1を入れ、かき混ぜさらにレンジ600Wで1分かけます。
取り出してフォークで潰せば出来上がり。ポテトサラダと同様、完全に潰さないで少し形が残るくらいがいいですね(^_^)
↑そば粉150gと薄力粉50gをふるいにかけてボウルに入れ、良くかき混ぜます。前回はそば粉十割で作りましたが、今回は薄力粉を25%入れて、軟らかい仕上がりを目指します。
前回も書きましたが、そば打ち道具があればこね鉢を使うのがベストですが、ボウルでもできます。
用意した水の大体8割くらいを粉の上に「の」の字を書くように回し入れ、すぐに左手でボウルを押さえて右手の指先をボウルに押し当てるようにしてガーっと素早くかき混ぜます。
残りの水をまた「の」の字を書くように回し入れ、また素早くかき混ぜます。とにかくぐるぐるかき混ぜていると、写真2枚目のように自然に粉が小さな塊にくっついてきます。
↑さらにかき混ぜていると、だんだん塊が大きくなってくっついてくるので、ひとまとめにしてこねます。
蕎麦切り(麺)にするなら、それなりのこね方がありますが、お焼きの場合は気にせず適当にこねて大丈夫です。
↑蕎麦切りより水分量を多くしているので、こんな感じに手に粉がくっついてきます。ある程度こねたら手を洗って丸くして下さい。
そば打ちをやっているとどうしても、写真2枚目のようなモンブランケーキみたいな形に(へそ出し)したくなりますが、こんな形にする必要はないです。まん丸にすればいいです(^_^;)
↑長方形っぽく伸ばして、八等分にします。この辺はどんな形でも八等分できれば問題ないです。
前回は4つ分にしましたが、今回は一つずつを小さくして、皮を薄くしようと思います。
↑それぞれを丸くして、潰して円盤状にします。
真ん中にくぼみを作り、そこにカボチャ餡を乗せます。たっぷりめに乗せて大丈夫です。
↑周りから生地を寄せ、伸ばしながら包み込んでいきます。
継ぎ目はさするようにして滑らかにしておきます。
↑蒸し器にクッキングペーパーを敷いた上に並べます。
フタをして15分くらい蒸します。白っぽかった生地の色が濃くなり、つやつやになります。うーん、うまそう!!
この状態で食べられますが、これだと“お焼き”じゃなくて“お蒸し”だよ(笑)
焼きます!
↑ただ焼くだけじゃおもしろくないので、とろけるチーズを乗せた物と、練り味噌(味噌とみりんと1:1)を乗せた物を作ることにします。これ、イケるんじゃないの(^_^)
もう火は通っているので、焦げ目さえ付けば完成です。
↑じゃーん!! 出来上がりました〜!
一番奥の二つは蒸したままのやつ。その手前がプレーンなお焼き。左の二つは練り味噌、手前右の二つがチーズ。
食べてみると、今度は固くなくてうまい!!
中にカボチャ餡が入っているので、シンプルな蒸しただけのやつやそれに焦げ目のついたやつもうまいですが、特に味噌仕様が気に入りました。チーズの焦げた香りも捨てがたいなー。チーズはたっぷり二枚重ねにした方が良い気がする(^_^)
冷めると固くなっちゃうので、焼きたてを食べるのがポイント。もし冷めちゃったら、レンジで温めれば元通りの軟らかさになります。
前回からだいぶ進歩しました。
そば好きの人にはちょうど良い配合だと思いますが、もっとふんわりやわらか仕様が良い方は小麦粉5割くらいにしちゃってもいいと思います。なんなら小麦粉だけで作ってもいいしね。
そばって、乾麺の場合JAS法では30%以上そば粉が入っていれば配合比率を書かなくて『そば』と表示できるそうです。30%未満でも配合比率を書けば『そば』と名乗れるそうで。つまりそば粉5%と袋の後ろに小さく書けば、それは『そば』ということになります。なんだかインチキな感じ。
それに比べれば、5割もそば粉が入っていれば立派なそばお焼きですね(笑)
今回はやっと皆さんにお勧めできるものになりました。包むときに極力皮が薄くなるようにするのがポイントです。厚いと固くなりますので。
ぜひ、お試し下さい(^o^)/
コメント
5パーでも表示したら蕎麦でいいんですか(笑)
知らなかった、ほぼ小麦粉食わされてる。
Nori1022さんへ
こんばんは。
表示さえすれば、そば粉何パーセントだろうが“そば”と名乗って良いらしいです。それはもはや“黒っぽいひやむぎ”でしかないですけどね(笑)
遠出した先で出てきたそばが正にそんな感じのもので、心底がっかりしたのを思い出しました(T_T)
いやぁ、しっかりリベンジされてるし。^^
しかも3種類作っちゃってるあたり、マメですよねぇ。
うまそ。
kuniさんへ
こんばんは。
失敗を覚えているうちに早めに再挑戦しました。
3種類と言ってもトッピングを加えただけですけどね(^_^;)
“マメ”という話になれば、kuniさんのフライタイイングのマメさにはとても及びませんよ。
今回は美味くできたと思います(^_^)
こんばんは。
今回のは、表面に艶もあってオヤキって感じですね。
その上で、やはり焦げ目は見た目の美味しさも誘ってくれます。
ところで、蕎麦の香りはどうでしたか?
マンボウさんへ
こんばんは。
蒸してから焼くと焦げ具合もイイ感じになりました。
蕎麦の香りについてはやっぱり前回のそば粉100%のものが最高でした。
今回のもそば粉75%なので十分そば粉の香りはしますが、チーズや味噌をトッピングしたものはそちらの香りに負けますね(^_^;)
こんばんは
かぼちゃあんも美味しそうですね。
ちょつと甘めにしておやつにしたいですし焼いてないのも美味しそうですね。
幻の渓流師さんへ
こんばんは。
かぼちゃ餡はまずますの出来でした。完全に潰さずにある程度食感を残したいですね。
次回はナス味噌や野沢菜を入れたのを作ってみたいです。
お焼きとは言えないかもしれませんが、蒸しただけのヤツは香りも良く、ふんわりした仕上がりでうまかったです(^_^)
おはようございます。
蒸すのと小麦粉の配合が柔らかくなる秘訣だったんですね、すぐリベンジするから大したものです、やはり焦げがあった方が美味しそうですしオヤキらしくて良いですね
ハックル70さんへ
こんばんは。
そば粉の比率を上げれば香り高くなりますが固くなり、小麦粉の比率をあげれば軟らかくなりますが香りは落ちてきますね。あとは好みでバランスを変えれば良いようです。
蒸してから焼けば、好みの焦げ加減に調整するのも簡単です。“お焼き”は焦げた芳ばしさがポイントですね(^_^)
こんにちわ。
よくやる裏ワザなんですが
冷めたり多少硬くなったりしたおやきや焼きもちをさらっと水に浸し
耐熱容器に水を入れ割りばしで橋渡しし
その上にお焼きを乗せラップでチン。
原理は蒸し器そのものなんですが
忙しい時の技です。
粉ものって素朴でいいですね。
テクニカルゲームさんへ
こんばんは。
電子レンジの“お手軽蒸し器”いいですね!
単純に電子レンジで温めるのより、しっとりと仕上がりそうですね。
今度試してみます。ありがとうございます。
私も粉ものは好きですね。素朴系も良いし、たこ焼きやお好み焼きのようなこってり系も好きです(^o^)