オドメーターの数値が11万キロを超えた私のプリウス(DAA-ZVW30)。
これまで特に不具合もなく、今でも走行フィールは新車時と全く変わらないし燃費が悪化するようなこともありません。この車は本当によくできていると思います。
そんなプリウスですが、先日、出かけようとリモコンキーのスイッチで解錠しようとしたところ、いつもならピッと音がして解錠できるのにウンともスンとも言わないんですよね(^_^;)
おや、これはいったい!?
リモコンキーの電池切れってことかな?
とにかくこれはまずいね。早速電池を買いに行かなくては。
プリウス30 リモコンキーの電池交換
リモコンキー側面の「PUSH」と書かれたボタンを押すと、ハードウェアキーが抜き出せます。
この鍵を使えば電池がなくてもドアは開けられるんですが、いずれにしてもリモコンの電池は替えなくてはいけません。
ハードウェアキーの先端を先ほどキーを抜き取った横の穴に差し込んでこじ開けます。
まぁ、これはマイナスドライバーを使ってももちろん問題ないです。
電子キーがパカッと二つに割れます。
基板の入っている部品を裏返すとボタン電池が入っています(写真1枚目)。
電池の型番はCR1632。近所のコンビニに電話して確認したら売っているというので、早速買ってきて入れ替えて、あとは元通りに戻せばOK。
二つに割れた電子キーはパチンと嵌めるだけです。
施錠または解錠ボタンを押してみると写真2枚目の黄色矢印の小さい穴に赤いLEDがチカッと光ります。これで大丈夫。
プリウスの元へ行って、解錠ボタンをピッ。
あれ? ピッて音しないよ。
ちょと冷や汗(^_^;)
これ、まずくない?
んーと、どういうことかな。まさか始動絡みのシステムトラブルじゃないよね。そんなこと今まで一度もないけども・・・
もしかしたら例の補機バッテリーが上がっちゃった?
でも、前回のように冬の間ずっと停車しておいてバッテリーが弱った時はドアは開かないまでもピッという音だけはしたんだよね。
それに、3日前に乗ったときは全然なんともなかったのに急にバッテリー上がりになる?
たまたま3日くらい乗ってなかったんですよ、プリウス。
あ、もしかしてだけど、もしかして、ルームライト点けっぱなしにしちゃったとか?
あり得る。
私は過去にルームライトを点けっぱなしにして朝気付いたというのが、何度かあります。
夜帰って来た時に、ちょっと鞄の中にあるものを取り出そうとしてルームライト点けることあるんですよね。そして消し忘れ。
一晩だけなら、バッテリーは上がらず、事なきを得てきたのですが・・・
今回はたまたま3日ほどプリウスに乗らなかったのが仇となってしまったのか?
単純にバッテリー上がりなら、ジムニーと繋いでエンジン始動すればOKだけど、もし別の要因だとしたら、完全にお手上げ。JAFに出動してもらって、ディーラーまで運んでもらうしかない。
ともかく、ジムニーと繋いでみよう。
プリウスはガソリン車と同じようにバッテリー同士を接続するというわけにはいかないんですよ。
プリウス30をバッテリー上がりから救出する方法
以前のバッテリー交換の記事に書きましたが、プリウス30はハイブリッドシステム用のニッケル水素バッテリーの他に、普通のガソリン車より小さい補機バッテリーというのが積まれています。その補機バッテリーはボンネット内ではなく、車両後部に積まれています。
前回は購入時から5年経過して、バッテリーが弱ってきたようなので交換しましたがそれから4年経った今回はまだ大丈夫なんじゃないかな。
考えてみると、このプリウスももう9年も乗っているのか。走行距離は11万キロを超えているけど、どこまで調子良く走ってくれるのか。まだまだ、頑張って欲しい。
ともかくまずは、ドアを開けなくては。
上記電池交換で説明した通り、電子キーからハードウェアキーを取り出してドアノブの鍵穴に差し込んで回しドアを開けます。
この時点で普通ならセキュリティーアラームが「ブーッブーッ」と連続して大きなブザーが鳴るはずですが、全く音がしません。
やはり補機バッテリー上がりの線が濃厚。
もし単純にリモコンキーの電池切れだった場合は、ブレーキを踏んでリモコンキーのトヨタマークの面でエンジン始動スイッチに触れると「ピーッ」と音がします。
もう一度ブレーキを踏んで、始動スイッチを押せばエンジンがかかる仕組みになっています。
ただし、それは補機バッテリーが正常な状態の場合です。
今回は全くウンともスンとも言いません(T_T)
ともかく、ジムニーと繋いでエンジン始動できるか試してみよう。
ブースターケーブルとジムニーでプリウスを救出
以前に購入してあったブースターケーブルと牽引ロープのセット。
ジョイフル 救急安心キット ブースターケーブル(HV対応)&牽引ロープ
(楽天で見る・アマゾンで見る)
「トヨタプリウス救済端子対応!」って書かれてるけど、特別なケーブルというわけではなくプリウス救済端子を掴みやすい小さいクリップ(絶縁被膜付)になっているってことだと思う。
牽引ロープの方は、2年前の冬、雪に突っ込んで身動きできなくなった二駆車をジムニーで引っ張って救出する時に使いました。
今回は初めてブースターケーブルが活躍時がやってきました。しかも、自分の車を救出するために(笑)
プリウスのボンネットを開けます。
ブースターケーブルを繋ぐ箇所は右側のヒューズボックス内とエンジン左側のマウント部です。
ヒューズボックス手前のクリップ部を押してフタを開けます。
写真2枚目の黄色矢印、赤色のキャップが接続端子です。
「+」と刻印のある赤いキャップを開けると端子があります(写真2枚目黄色矢印)。
ブースターケーブルが届く位置にジムニーを移動させて、ボンネットを開けます。
ジムニー側はバッテリーの端子に繋ぎます。バッテリーはPanasonic caosに交換済み。左奥の青いヤツですね。
プリウス30 バッテリー上がり時のブースターケーブルのつなぎ方
ケーブルを繋ぐときは、クリップの金属部を車体に接触させないようにします。
1. 赤色のクリップをプリウスの(+)端子(救済端子)に繋ぎます。
2. もう一方の赤色のクリップをジムニーのバッテリー(+)端子に繋ぎます。バッテリーの+端子には赤いカバーがついてますね。
3. ジムニーのバッテリー(−)端子に黒いクリップを繋ぎます。
4. 最後にもう一方の黒いクリップをプリウスのエンジンブロック横にある突起部に接続します。
火花が少しバチバチっと飛びますが、大丈夫です。
火花が飛ぶのと同時に、プリウスのセキュリティーアラームが「ビーッビーッビーッ・・・」とけたたましい音で鳴り出しました(^_^;)
とりあえず、止むまで無視。
最後に黒いクリップを繋いだのはこの黄色矢印のところですよ。
最後に黒いクリップで挟むのは、車体の金属部ならどこでも良いんですがちゃんと挟む場所が用意されているので、ここを挟むのが良いです。
ケーブル接続が完了したら、ジムニーのエンジンを始動。
そのまま10分くらいアイドリングしておきます。
そして、プリウスのブレーキを踏みながらエンジンスタートスイッチをオン!
おぉー、エンジンかかりました!
ハイブリッドシステムインジケーターも点灯して、あぁー良かった。
バッテリーが完全に上がってしまったせいで、時計の時刻が狂ったしカーナビの設定も初期値に戻っちゃいました。
バッテリー交換の時には、メモリーバックアップ(楽天市場で見る・アマゾンで見る)を繋いで作業しましたが、バッテリーが完全に0になっても、特別大きな問題はなかったです。
プリウスのエンジンが始動したらブースターケーブルを外します。
ケーブルを外すのは繋いだときの逆の順番で。
1. プリウスに繋いだ黒いクリップを外す。
2. ジムニーに繋いだ黒いクリップを外す。
3. ジムニーに繋いだ赤いクリップを外す。
4. プリウスに繋いだ赤いクリップを外す。
以上で、プリウスのバッテリー上がりからの復活完了です!
このまま少しアイドリングしておくか、ちょっと走ってくればもう大丈夫です。
その後2週間くらい経ち待つが、補機バッテリー自体はまだ大丈夫なようで、特に問題なく毎日始動できています。
今回はジムニーのおかげでプリウスの救出はできましたが、逆の場合は無理なんですよ。
ハイブリッド車では他の車のバッテリー上がりは救出できないので注意が必要です。
インバータ(HVコンピューター)が故障する可能性があるので、絶対やっちゃダメ!
ジャンプスターターという便利なモバイルバッテリー
出先で、今回のようにブースターケーブルを使って他の車に救出してもらうには、まず自分でブースターケーブルを装備しておく必要があります。その上で、周囲に誰かバッテリーに繋がせてくれる優しいドライバーを見つけなければいけません(笑)
それが無理な場所でバッテリーが上がってしまったら、JAFまたは自動車保険などに付帯しているロードサービスを呼ぶしかないですね。
ただ、下記のようなものを装備していれば、自分でバッテリー上がりから復活することができます。
Arteck ジャンプスターター 8000mAh(楽天で見る・アマゾンで見る)
・12V車用
・8000mAh(最大300A)
・LEDライト搭載(LEDフラッシュライト、ストロボライト、SOS信号ライト)
・スマホ急速充電可能
・24ヶ月保証付
・日本語取扱説明書付
・サイズ:135 x 75 x20mm
・重量:240g
これ、2500ccまでのエンジンであれば20回もジャンプスタートできる高性能なのに、リーズナブル(アマゾンならなんと3,999円!)。
使い方は、本体に付属のケーブルの黒クリップをバッテリーの(−)端子に繋ぎ、赤クリップをバッテリーの(+)端子に繋ぎ、ケーブルのソケットをスターター本体に差し込み、エンジンスタートするだけ。
ブースターケーブルと他車を使うよりはるかに簡単!
スマホ用の予備バッテリーとしても使えるのも魅力的。
この製品は渓流釣行にも持って行けるサイズです。重量も240gならそれほど負担にはなりませんね。
もっと大容量のものもありますが、車に積んでおくだけなら良いですがとても渓流に持って行けるような重さではありません。
ちょうど先日からスマホ用のモバイルバッテリーを物色していたところなので、なんともベストタイミング。
私、これ、買います(笑)
詳しいレビューはまたいずれ。
★2019.4.30追記:
上記ジャンプスターター、この記事を書いた翌日アマゾンを見たらすでに在庫切れになってました(T_T)
私のブログを見てたくさんの人が買ったってこと?(笑)
そういう訳じゃないだろうけど、とにかく8000mAhのタイプは現在在庫切れなので(楽天なら買えるけど、高い)、より大容量の12000mAhのものを買うことにしました。
他のメーカーで8000mAhのものものもあるんだけど、評判がちょっと怪しいし。
Arteck ジャンプスターター 12000mAh(楽天で見る・アマゾンで見る)
・12V車用
・12000mAh(最大400A)
・LEDライト搭載(LEDフラッシュライト、ストロボライト、SOS信号ライト)
・スマホ急速充電可能
・24ヶ月保証付
・日本語取扱説明書付
・サイズ:147 x 80 x25mm
・重量:327g
最初に買おうと思ったやつより87g重くなっちゃうけど、これを買おう。
渓流泊に持って行くのにもバッテリー上がりを救済するのにも大容量の方が安心だから、まぁいいかな。
私も積んでます、けん引ワイヤーとジャンプケーブル。(S54年購入のランクルBJ41-Vには輪留めが標準装備だったわ。)
勿論、自分の車がアウトしたときのためです。-断定
前車がすごい故障頻発車両だったもんで。臓物のほとんどはエンジン以外、外国製造パーツです。
まー、人助けも何回かは。アイスをもらった記憶もあれば、キャンプ場では空転タイヤで頭から泥水を浴びたなーー。
今冬、エスクードを室内灯原因で上げましたが、保険会社にTELすると1年に1回は無料でした。3年前はキーの閉じ込めして管理釣り場にも。