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自動車のブレーキパッドを交換する|プリウス30

プリウス
この記事は約11分で読めます。

2022年も残りわずかですが、今年は多忙で車をいじらなければいけない部分が多々あるのはわかっていつつも、なかなか手をつけられずにいました。
釣りシーズン、キノコシーズンが終わってからやっとまとめて手を付け始めたので、しばらくは車整備が続きそうです。

プリウス30を前回車検に出した時(2021年6月)に、
「車検は通りますが、ブレーキパッドの厚みが残り3.5mmくらいしかないので交換しますか?」と言われて、とりあえずもう少しこのまま乗り続けます、と返答しておきました。

それから半年ほど経って、自分でブレーキパッドを交換することにしました。走行距離はすでに15万キロを超えました。

自分でできる|プリウス30のブレーキパッドを交換しよう!

まずは、必要な材料と道具を購入。

 
ブレーキパッドは純正品にするのが無難ですが、今回はアマゾンでレビュー評価の良さそうな物(アマゾンで見る)をセレクト。
ちなみに、純正を使いたい方は品番04465-47070(購入はこちら
それから、油圧シリンダーを押し戻すための道具、ブレーキパッド戻しアマゾンで見る)も購入。
他は現在持っている工具で対応できます。
※必要な工具は記事最下部にまとめて記載してあります。

作業に入る前に忘れてはいけない準備

まず補機バッテリーのマイナス端子を外します。
なぜそんなことをしなければいけないかというと、プリウスの場合ドアの開閉がブレーキピストンのリセットスイッチになっていて、パッド交換の途中にうっかりドアを開け閉めしてしまうとブレーキピストンが迫り出してきて最悪の場合ピストンが脱落して大変なことになるそうですよ。
パッド交換の途中にドアを開閉しなければ大丈夫ですが、うっかりってことはよくあるので念のためバッテリーのマイナス端子を外すことをお勧めします。

↓大変なことになった記事はこちら。
プリウス30後期Lグレードのブレーキパッド交換DIYで大出費!!

プリウスの補機バッテリーについては下記記事をご覧ください。


しっかりサイドブレーキを掛けて後輪に輪止めを設置します。
これ超重要ですよ!

ジャッキアップしてタイヤを外す

 
そして、タイヤのホイールナットを少しだけ緩めます。
そして、フロアジャッキでジャッキアップ。このジャッキは自分で直したので調子は抜群。
両輪を一気に持ち上げます。


フロント側から車の下を覗き込むと、プリウスの場合樹脂カバーで全体が覆われています。
真ん中奥に樹脂カバーに円く穴が開いている部分があって、そこが両輪を持ち上げるためのジャッキアップポイントです。

 
両サイドのジャッキアップポイントにウマ(ジャッキスタンド)をかけます。
フロアジャッキで持ち上げる時に、車正面からみて左側(つまりは右サイド)がやや下がった状態で上がっていくので、ウマを掛ける時にはゆっくり降ろしながら慎重に位置合わせする必要があります。
このフロアジャッキは最大410mmまで持ち上げられるものなんですが、これでギリギリなんとかウマを掛けられました。本当はもっと高く持ち上げられるジャッキの方が良さそうです。
ジャッキアップしてジャッキスタンドを掛けたら、タイヤを外します。

キャリパーを開けてブレーキパッドを取り外す

 
これは右側のブレーキキャリパー部分です。黄色矢印の二つのボルトを緩めます。
が、これがナットと共回りしてしまうので、スパナとメガネレンチを用意します。
必要なのは17mmのスパナと14mmのメガネレンチです。
こういう時にもKTCのスパナは肉薄なので使い勝手が良いです。
下側はボルトを抜き取りますが、上側はボルトを緩めるだけにします。

 
メガネレンチで回せれば良いんですが、ちょっと力が入りにくかったのでスピンナハンドル+14mmソケットで対応しました。
下側のボルトだけ抜き取ります。


すると、上側のボルトを軸に回転しながらカパッと蓋が開きます。


ブレーキディスク(ローター)を手前側と奥側で挟んでいるパッドを取り外します。
少しずつ引っ張り出すようにすれば簡単にはずせます。
この時に、ブレーキローターのディスク面に触らないように気をつけます。


取り外したブレーキパッド。
片側に金属プレート(シム)が2枚ずつ装着されていますね。
内側と外側でシム形状が違うので、どちらが内側なのかわかるようにしておきます。

 
写真1枚目、すり減ったブレーキパッド。現状でもまだ3mm以上は残りがあります。
15万キロ走って初めてブレーキパッドを交換しますが、プリウスの場合電磁ブレーキも併用なのでパッドはかなり長持ちしてくれました。
写真2枚目は、新しいパッド(左側)と古いパッドの比較。新しいものは10mmくらいの厚みがありますね。

新しいブレーキパッドを取り付ける


新しく買ったブレーキパッド。

 
この金具はブレーキパッドに同梱されていないので、再利用。
新品パーツを発注しておけば良かったけど、まぁ今回は問題ないです。
この金具、パッドウェアインジケーターと呼ばれるもので、パッドが減って使用限界に近づいてくると、ブレーキローターに接触してキーキーと音が出て知らせてくれるものです。
パッドウェアインジケーターとシムを一枚取り付けます。

 
シリコングリースメイト(楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る)をシムとシムの間に塗ります。ブレーキパッド背面と一枚目のシムの間にも塗った方が良かったかな。


もう一枚シムを乗せます。
前述した通り、内側と外側はシム形状が違うので間違えないように。


ブレーキローターを挟むようにパッドを取り付けます。

迫り出しているピストンを専用工具で押し戻す


ブレーキパッドが減ってくるとその分ピストンが迫り出してきているので(黄色矢印部分)、それを押し戻す必要があります。ウォーターポンププライヤーで挟んでも大丈夫らしいですがピストン面を傷つけたりブーツを破る恐れもあるので、素直に上記ツールを使います。


こんな風にピストンを挟んでねじ込んでいけば、ピストンを押し戻すことができます。
このやり方でも問題はないですが、後でよく調べたら私このツールの使い方を間違えていたようです(苦笑)


黄色矢印部分に二枚の羽を当てて、押し広げるようにするのが正解のようです。
確かにこの方が力が入りやすいです。


ピストンを押し込んだ状態。
ピストン面が汚れていたら、ブレーキクリーナーで綺麗にしましょう。


あとはキャリパーをパカっと被せて、外したボルト1本を入れて2本とも規定トルクで締め付けます。

ここで、自動車整備をする上で重要なことを一つ

車はいろんなところにボルトやナットが使われていて、分解したら当然また締め付ける必要があります。そこで重要なのが「締め付けトルク」です。
ボルトと言っても、例えば車内の内張りを固定するのにも一部ボルトが使われていますが、その程度なら規定トルク云々と言わなくても緩まない程度に締め付けておけば大丈夫です。
しかし、今回のように車の制動を担うブレーキキャリパーのボルトやショックアブソーバーを固定しているボルトなど、安全性に関わる大事なボルトは定められたトルクで締め付ける必要があります。

一般ユーザー(特に積雪地域)でも触る機会が多いタイヤのホイールナット。これを締め付ける時に、ホイールレンチを足で踏んづけて力任せに締め付けている人が結構いますが、あれは間違いなく規定トルク以上の力をかけ過ぎ。最悪の場合ハブボルトが折れてしまうこともあり得ます。
ホイールナットの締め付け規定トルクは、それぞれの車の取扱説明書に明記されているので、それにしたがってトルクレンチを使って締め付けなければいけません。
しかし、それ以外の締め付けトルクってどこで調べれば良いの?

私の場合、ジムニーに関してはサービスマニュアルを持っていて、それに細かく記載されているので問題ありません。
しかし、プリウスは? こちらはサービスマニュアルなるものを入手はできないようで、今までそのためにあまり手を出さずにいました。
が、先日、とてもありがたいサイトがあることを知りました。

このサイトでは、国産メーカー各車の足回りのボルト締め付けトルクが写真付きでわかりやすく紹介されています。
全車種を網羅していないのが残念ですが、プリウス30についてはしっかり掲載されているのでありがたい限り。これで、プリウスもある程度自分でいじれます。

キャリパースライドピンボルトを規定トルクで締め付ける

 
キャリパーを開ける時に緩めた2本のボルト(キャリパースライドピンボルト)をトルクレンチを使って締め付けます。締め付けトルクは、34N・mです(写真では37になっていますが)。


締め付ける時には最初は共回りするので、緩める時と同様にスパナを当てがって締め付けていきます。ある程度締めると、共回りはしなくなるのでスパナは外して大丈夫です。

 
左側も同様に作業。右側で手順は理解しているので、こちらはスイスイ進みます。

 
左右ともパッド交換が完了したら、ブレーキオイルリザーバータンクの油量を確認します。
ピストンを押し戻すとその分オイルも押し戻されるので、場合によってはオイルがMAXレベルを超えてしまうこともあります。私の場合ほんの少しMAXを超える状態になりましたが、まぁ問題ないでしょう。


あとは元どおりタイヤを装着すればOKですが、もうこちらは積雪の恐れがあるので、ついでにスタッドレスタイヤに交換しました。もう冬ですね。

ブレーキパッドを交換したら、プリウスの場合は前述した通りドアの開閉をすることでピストンが押し出されるので大丈夫ですが、念のため走り出す前にブレーキペダルを数回踏みましょう。

プリウスのブレーキパッド交換まとめ

必要な部品

ブレーキディスクパッド 純正品または互換品
(純正品番:04465-47070)

必要な工具など

  • ジャッキ&ジャッキスタンド
  • スピンナハンドル
  • ラチェットレンチ
  • ソケット:21mm(ホイールナット用)、14mm
  • スパナ:17mm(KTCなど肉薄のもの)
  • トルクレンチ
  • ブレーキパッド戻し
  • シリコングリースメイト

ソケット14mmの代わりにメガネレンチでも大丈夫ですが、力が入りにくいです。

注意すべきこと

  1. ブレーキパッド交換の途中で絶対にドアの開閉はしないこと。もしくは、補機バッテリーのマイナス端子を外してから作業すること。
  2. ディスクローターに油分を付けない。
  3. キャリパースライドピンボルトはトルクレンチを使って規定トルクで締め付ける。
  4. リアブレーキのピストンを押し戻すには専用工具が必要

プリウスはリアもディスクブレーキなので交換方法はほぼ同じなんですが、ピストンはねじ込み式になっているので、押し戻すには専用工具が必要になります。

 
リアブレーキピストンツール楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る
このキューブ型のツールを使ってこんなふうにブレーキピストンを押し込みます。
が、リアのブレーキパッドは例え15万キロ走ったとしてもそれほど減っていないでしょう。自動車の制動時にはフロントに荷重が集中するのでリアブレーキにはそれほど負荷が掛からないんですよね。

ブレーキパッドを交換して変わったこと

ブレーキパッドを新しいものに交換して、明らかにブレーキタッチが変わりました。
今までの純正パッドの場合は、ちょっと踏んでもガツンッとブレーキが効きましたが、今回のパッドはジワーッとブレーキが効く感じです。効きが弱い訳ではなく、踏み代が長くなってその分微妙なブレーキコントロールがしやすくなった感じです。
まぁ普通のブレーキはこんな感触だと思います。プリウス購入当初は、ちょっと踏んだだけでガツンッと効くブレーキにかなり違和感を感じたし、微妙なブレーキコントロールに慣れるのにかなり時間がかかりましたから。
ともかく、ブレーキは今のところ全く問題ありません。パッドの減りに関してはまだわかりませんが、ブレーキの効き方から推測するに純正よりも柔らかい素材のような気がするので減りも早いかもしれません。

最後に

ブレーキパッド交換は特に難しいことはないので自分でやってみるのも良いと思いますが、ブレーキは自動車安全の要なので慎重に確実に作業してくださいね。

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コメント

  1. もうね、リコプテラさんの自動車整備日記については、ただただ「凄いですね」としかコメントが浮かばない。(笑)
    ボクの車はまだブレーキパッドは一回も交換していないですが、秋の車検の時に未だパッドは充分あると言われたので大丈夫でしょう。
    スタッドレスは、来週交換の予約を入れました。

    • kuniさん、こんばんは。
      私自身も10年前にはこんなに自分で車をいじるようになるとは思ってもみませんでした。購入した中古ジムニーがポンコツだったことが功を奏したかもしれません。ほんとにポンコツジムニーのおかげです(笑)
      20万キロ越えとのことなので、ブレーキパッドはきっと何回か交換されているでしょう。

      こちらは一昨日そこそこの雪が降り、早速スタッドレスが活躍しました。

  2. はようございます

    ブレーキパット交換のDIYって、少しドキドキしますね。
    前回の車検時にブレーキパッド交換の初DIYしましたが、作業後にピストン戻しのハンドルボルト対のネジを無くしてしまいました。
    逆ネジなので、入手に苦労しそうです。
    それにしても、キチンとトルクレンチを使うのは流石です。

    • マンボウさん、こんばんは。
      ブレーキは自動車の安全の要ですから、ちょっとドキドキしますよね。

      あ、そうなんですか。「ハンドルボルト対のネジ」とはナットのことでしょうか?
      逆ネジになってるんですね。私の買ったのはどうだったかな。
      安全に大きく関わるボルトはトルクレンチを使わないと不安になります。

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