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2021秋のきのこ狩り速報(11)|ムキタケとシモフリシメジ

きのこ狩り
この記事は約4分で読めます。

10月22日に山を歩いたところ、チャナメツムタケシモフリシメジは全く見つからず「今年はこれできのこ狩りは終了だな」と思っていたんですが、昨年や一昨年の自分のブログを見ると10月25日以降、11月に入ってからシモフリシメジは採れているんですよね。
今年はキノコの出始めが早かったし、急速に寒くなってきたのでキノコの終わりも早いんだろうと勝手に思っていましたが、まだこれから出てくる可能性もあるよね。

そう思って、10月29日にメインフィールドの山へと向かいました。

晩生の美味いキノコたち|2021年秋 第十一回キノコパトロール


今年はシーズン初期からキノコが豊作で、特にこの山はほとんどの人がマツタケ目当てなので、車止めは車で溢れていましたが、現金なもので、マツタケが採れなくなると潮が引くように全く人はいなくなりました(笑)
この日は、お昼くらいに到着したこともありますが、1台も車は停まっていません。
山には静けさが戻ってきたようです。


いつもの林道もだいぶ秋が深まってきていますが、例年より紅葉が少し遅れているのかな。


上の方の山は、色づいてきてはいますけども。


モミジの葉が黄色くなっていますが、これはこの後赤くなるんだっけ?
それともこの種類は黄色いまま?


モミジを見ながら歩いていると、太いモミジの幹に何やらキノコが生えています。
ん、あれって?
ヒラタケ、ムキタケ、ツキヨタケ(毒)のいずれかだと思うけど・・・


近づいてみると、ムキタケでした。
この写真一枚で判定しろと言われたら、私も迷います。キノコは実際にその場で細かい部分や全体の質感なんかも見て判断しないとはっきりしない種類も多いです。

 
太いモミジの古木の幹から出ていました。

 
周辺の広葉樹をチェックしながら歩いていると、樹種がはっきりしないけど、別種の広葉樹からもムキタケのようなキノコが。


この木からもそこそこ出ていました。
この写真だけ見るとヒラタケのようにも見えますが、これもムキタケです。

 
ムキタケの傘は緑黄色〜オリーブ色。
表面は黒い短毛に覆われていて、黒いツブツブがあるように見えます。


そして、ツキヨタケ(毒)との違いでもう一つはっきりした違いは、縦二つに割ってみて黒いシミがあるかどうか。ツキヨタケにはここに黒いシミがありますが、形が似ているヒラタケ、シイタケ、そしてこのムキタケにはシミはありません。
※ムキタケとツキヨタケの見分け方の詳細はこちらでご覧下さい。


途中、前回ナラタケを採った場所をチェックしてみますが、もうすでにナラタケは全くありませんでした。

 
近くにコガネタケかと思える大きなキノコがありましたが、こんなに柄が細くはないと思うんだけど・・・これ何だろう?

 
さらに林道を歩いて、いつもの登り口に。
さぁ、シモフリシメジが出ているでしょうか。

 
しばらく登ってみますが、シモフリシメジの姿はなく、腐ったカキシメジ(毒)がある程度。


このところ雨が降らないので、山は乾いていますね。

 
おっ、ちょっと乾燥しちゃっているけど、シモフリシメジ発見!
だけど、たったの1本だけ。

 
ハエトリシメジもたった一本。これも干からびる寸前。

 
オウギタケもポツンと一本。
辛うじてキノコが生き残っているといった状況。


これは厳しいねぇ。シモフリシメジどころではないかも。
昼から登ってきたけど、日が傾くとすでに山の中は夕方のような雰囲気。

 
諦め半分でさらに登って行くと、お、色が抜けてるけど、これはシモフリシメジだね。

 
さらに、ここにはまだ幼菌と言えるようなものも。
そして、乾いて割れてるけど、虫に食われていない大きなものも。

 
そんなにたくさんはないけど、虫食いのない良い物がパラパラ採れます。

 
これ、何だろう?と思ったら、季節外れのショウゲンジでした。

 
キシメジ(注)が1本。
それからクリタケが2本(笑) ほんとうに辛うじて生き残っているキノコたち。

 
そして、これはちょっと変わったキノコ、カベンタケ(食不適)
このキノコを割とたくさん見かけました。

 
極上のシモフリシメジ。

 
乾いて傘の質感が妙に艶やかですが、これも季節外れのショウゲンジ。


今日は長老アカマツのところまでは行かず、この辺りでUターンして下ります。


午後4時近くなると、日が翳って寒くなってきます。
冬がもうすぐそこまでやって来ていますね。


今回の収穫:
ムキタケクリタケオウギタケショウゲンジシモフリシメジ

ムキタケは以前にも採ったことはあるんですが、久しぶりに採れて『おいしい山菜&きのこ図鑑』に載せることができたのは良かった。
今度こそ、これで今年のキノコパトロールは終わりでしょう。
キノコ抜きで山歩きはするかもしれないけどね。

あ、そうそう、今回のムキタケとシモフリシメジは実家で鶏肉と一緒に水炊きにして食べました。
ムキタケは下茹でしてから皮を剥いて、鍋に入れるとゼラチン質のツルンとした喉ごしでとても美味しいです。
シモフリシメジは炊き込みご飯にしても美味しいし、鍋物に入れても、茹でて大根おろし和えにしただけでもとても美味しいキノコです。

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コメント

  1. とうとうキノコシーズンも終了しちゃいましたか。
    ホントに山は陽が翳るのが早いですよね。
    今の職場になって、そのことヒシヒシと感じます。
    そして陽が傾くと、一気に寒くなりますね。

    • kuniさん、こんばんは。
      そうですね、これで本当に終わりだと思います。
      山は午後3時になるともう夕方って感じですよねぇ。kuniさんの職場も冬の訪れが早そうですね。
      今年も雪が少なければ良いけど、どうなんでしょうね。
      通勤、くれぐれもお気を付け下さい (^_^)

  2. おはようございます
    本当に名前の通りなんですね、シモフリシメジ。
    でも、この時期ですと、一つ間違うと”霜降シメジ”では無くて、”雪降シメジ”になりそうです。
    キノコ狩りも結構な長期間を楽しめるんですね。

    • マンボウさん、こんばんは。
      そうなんですよ、本当に霜が降りる頃に出てくる晩生キノコです。
      うちの方はもう高い山の頂付近には真っ白に雪が積もっているので、それが早々と里に降りてこないことを祈るばかりです。
      うちの辺りではほとんど採れませんが、ナメコなんかは雪の中でも採れることがあるし、ヒラタケはほぼ一年中採れたり、そんなキノコもあります (^_^)

  3. 鍋の季節のきのこ狩りやる気出ますね(笑)自分で採ったキノコ美味いだろうな。

    • Nori1022さん、こんにちは。
      キノコは鍋が王道ですね。特にヌメリのあるキノコは鍋に入れると最高です。
      確かに、後に美味しい鍋が食べられると思うと、きのこ狩りは確かにやる気が出ます。
      釣りの場合は、食べるの抜きってこともありますが、きのこ狩りは食べるの抜きは考えられません(笑)