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年に数回しか食べられないうまさ|大根の煮物

野菜料理
この記事は約4分で読めます。

 

先日作ったウグイの甘露煮の煮汁。
このまま捨てちゃうのはもったいない気がして、これで何かを煮たらどうだろう。
とりあえず大根があるから、煮てみよう。

大根の煮物(甘露煮の煮汁再利用)

  • 大根…中1本
  • ウグイ甘露煮の煮汁


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大根は2.5cmくらいの幅に切り、皮を剥いて面取りをします。
左手で写真撮ってるから写ってないけど、実際には左手で大根持ってますよ(^_^)

面取りが大好きな私。

大根を煮る時はやはり面取りをしたいですね。
煮崩れ防止ってこともあるけど、何よりその方がうまそうに見えるから。
「面取りするなんてもったいない」みたいなこと言う人がいますが、皮も面取りしたクズも味噌汁の具にすれば全然もったいなくないです。

「もったいない」んじゃないくて「めんどくさい」んじゃないの?実は。
でも、大根1本や2本、面取りするなんて全然めんどくさくないでしょー。
私は面取りという作業自体が結構好きなんですよ。
料理だけじゃなくて、木材の角をカンナで面取りしてヤスリがけなんて作業は大好きです。
角が滑らかな手触りになるのがたまりません。ちょっとおかしな人ですね(笑)

米のとぎ汁で下茹でする理由。

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面取りした大根の両面に十字の切れ込みを入れます。隠し包丁ってやつです。火の通りを良くして、味も染み込みやすくなります。
鍋に米のとぎ汁を入れて、大根がやわらかくなるまで下茹でします。
米のとぎ汁で茹でると以下の効果があります。

  • 苦味、臭みなどのアクを抜く。
  • 柔らかくする。
  • 透明感を出す。
  • 味がしみこみやすくなる。

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茹で終わった大根は、さっと洗います。
ここで、ウグイの甘露煮を作った時の煮汁の登場。

とりあえず普通に煮てみよう。

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とりあえず、ひたひたの水を入れて煮汁100ccを加え、落としぶたをして煮てみます。

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10分ほど煮ると、結構いい色が付きました。
下茹でしてあるから柔らかさは大丈夫です。

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食べてみると、色の割りには味がそれほど染み込んでないですね。
この状態でも十分おいしいのですが、ちょっと圧力をかけてみよう。

おなじみのゼロ活力鍋の登場。

ゼロ活力鍋の詳細はこちらをご覧下さい。

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以前にふろふき大根を作りましたが、その後、圧力鍋を使って作りました。
圧力鍋だと、下茹でなしで沸騰してからの加熱はたったの2分!
あとは冷めるまで放置するだけ。
それだけでほんとに柔らかいふろふき大根ができちゃうんです。
それと同じ方式で、2分だけ加熱。
冷めたらフタをあけて中を確認。さらに色が濃くなりました。見た目はしょっぱそうに見えるけど・・・
クッキングペーパーで落としぶたをして、一晩寝かせておきます。
何回も書いてますが、煮物は一旦冷ますことが重要です。冷める過程で味が染み込みます。

色の濃さに反して、優しい味わいに。

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できましたー!
見るからに塩辛そうな見た目ですが、食べてみると全然塩辛くないです。
甘露煮の色味成分は強く出ているけど、塩分はウグイの方にかなり入ってしまって、煮汁にはそれほど残ってなかったんじゃないかな。糖分の方が染み込んでいる感じです。
魚臭さみたいなものは全く感じません。これ、うま過ぎます。
今日みたいに寒い日には、もう一度温めてから食べれば最高です。

おでんみたいに他の練り物が入っていれば別だけど、大根だけでこんなにうまくなるとは。
この味はやっぱり甘露煮の煮汁だからこそだと思います。
ということは、ウグイの甘露煮を作った時しか食べられないということになりますね(苦笑)
年に2、3回ってとこかな。

今回は始めに少し煮ましたが、圧力鍋を使うならその工程はなしで、2分の加熱だけで同じ仕上がりになると思います。

年に数度しか食べられない激うまの大根の煮物、両親にも好評でした。
私がもし居酒屋をやるとしたら、ウグイの甘露煮と合わせてぜひメニューに加えたい料理です。
今のところ居酒屋を開店する予定はありませんけれども(笑)

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今日は午後から雪になりました。
湿った重い雪です。夜になって雪は止んできましたが、外の景色をチラッと見ると、う〜寒〜。寒いのは苦手なんです。
こんな日にこそ温かーい、大根の煮物を食べたいですね。

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魚ココロあれば水ココロあり

コメント

  1. 大根は鉄板ですね。
    おでんの具材で一番好きなのは大根かもしれません。

    • Nori1022さん、こんばんは。
      冬は大根がいいですね。
      私もおでんでは大根が欠かせません。大根ってそれ自体は大して味がないのに、他の食材のうまみを吸い込んで抜群にうまくなりますね。
      ちょっとずるい食材かも(笑)

  2. こんばんは。
    実に良い色に煮上がっていますね。
    面取りまでした大根、本格的です。
    我家では、ふろふき大根にして尾張名物の八丁味噌ダレをかけるの専門です。
    リコプテラさんの大根煮物写真と比べると品が無いですね。

    • マンボウさん、こんばんは。
      色だけ見るとかなり味が濃いように見えますが、不思議と薄味の仕上がりです。
      面取りしなくても味は変わりませんが、面取り作業が好きなので(笑)
      ふろふき大根に八丁味噌、抜群ですね!
      私も八丁味噌好きなんですよ。

  3. メチャ的確な接客を受けられるアウトドアグッズshop兼居酒屋、これは新しい!
    楽しみにしています♪(笑)

    • Cervo_SR さん、こんばんは。
      アウトドアグッズのショップ+居酒屋っていいですね。ほんとにやりたくなっちゃいます。ちょっと新し過ぎますが(笑)
      アウトドア好きが集まって酒を飲んだら、話題が尽きませんねー。
      毎晩寝不足になりそう(^_^;)

  4. あぁ、これは反則だ。(笑)
    この季節に大根の画は駄目!反則!!
    絶対旨いはずだって。^^

    居酒屋開店するなら、極力こちらから日帰りできるギリギリの距離希望!!
    って、開店予定なしかぁ・・・残念。

    • kuniさん、こんばんは。
      そうです、反則なんです(笑)
      冬は大根ですねー、なんといっても。ウグイ甘露煮の煮汁が良い仕事をしてくれました。不思議と魚臭さは皆無でした。
      居酒屋やるときは、なるべく西の方にしますね(笑)
      でも、日帰りできる距離だとしても、飲んじゃったら結局泊まりになっちゃう気もしますが(^o^)