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PPバンドで籠を作ろう!|PPバンド大カゴ編

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この記事は約5分で読めます。

以前、荷造り用のPPバンドで腰ビクペットボトルホルダーを作ってみましたが、今回は発注者がいます。と言っても、私の母親ですが(笑)

なんでも、浴室の脱衣場に置く大きめのカゴが欲しいとのこと。
ホームセンターでそれらしいプラの箱なんかを探してみたけど、なかなかちょうど良いものがないので「あの荷造りのヤツで作ってくれない?」と気軽に言ってきたんですよねぇ。

荷造り用のPPバンドで籠を作る(大きいカゴを作る)

サイズの確認。
縦19.5cm×横40cm×高さ40cm。

サイズ指定はあるんだけど、置き場所を確認したら、縦は19.5cmが最大値でそれより大きくなるとまずい。かと言ってあんまり狭くすると安定性が悪くなるので、18〜19.5cmか。横は40〜45cmくらいでOK。高さも40〜45cmくらいでOK。
PPバンドの幅が15mmなので、そこから計算して
縦18cm×横42cm×高さ42cmで作ろうと思います。

だけど、こんな大きなサイズ、PPバンドで作ったらふにゃふにゃしてしっかりした籠にならないかも。そんな気がする。

黄色と青の組み合わせじゃなくて、もっと落ち着いた色にして欲しいという要望もあるんだけど・・・ホームセンターでは他には白くらいしかないので、今回はネットで注文することに。

 
信越工業 手芸用 PPバンド楽天で見るアマゾンで見る
私はアマゾンで買ってその時は100m巻きが700円くらい(送料無料)だったのに、今見るとなぜか倍以上の値段になっている。どうして急に価格アップしたんだろう??
アマゾンって同じものの値段が乱高下することあるよね、理由はわからないけれど。
2018.5.4現在、こちらのショップが最安だと思います。商品自体は一つ430円で別途送料が864円かかるので、まとめて買えばかなり安く購入できると思います。

私が購入したカラーは「深緑」と「こげ茶」。

PPバンドは、外側から引き出さずに中心部から引き出した方が使いかけをそのままの形で保管できるので便利です。

仕上がりサイズが大きいと編むのが大変。

 
PPバンドを必要な長さにカットします。
緑色を底面と側面に使い、横編みに茶色を使います。
計算で割り出した必要な長さと本数は以下の通りです。

  • 緑色 130cm×28本
  • 黄色 150cm×12本
  • 茶色 1350cm×28本(実際に必要のは26本…下記参照)

緑色は最初に必要分をカットしておきますが、茶色は28本だと高くなりすぎて不安定になるかもしれないので、後で少しずつカットしながら編むことにします。

腰魚籠作りと同様に、まず4本を中心で交差させてそれぞれの端を重い本なので固定します。
中心部は荷造りひもで縛って固定します。

※カゴの作り方は腰魚籠と全く同じなので、詳しくはこちらを参照して下さい。
今回は特に新しい技術を使っているわけではないので、簡単に概略を紹介します。

 
PPバンドは巻きグセがついているので逆に巻いてある程度クセをとればやりやすいです。
中心から前後左右にバンドを増やして底面を編んでいきます。

12×28本で底面は完成。
バンドを押さえながらこの大きさまで編むのが結構大変。隙間があるところを詰めてなるべくしっかり編んだ状態にします。

 
底面の長辺方向、外側から内側に折るバンドを一つおきに折ります。
反対面もきっちり折ると両側がしっかり固定されます。

 
この段階で、長辺方向に交差するバンドの隙間を少しずつ詰めて短辺方向の側面も内側に折ります。一つおきに残っているバンドも同じ位置で内側に折ります。

 
茶色バンドを135cmに切って、側面編み開始。
このあたりの工程も詳しくは腰ビク編をご覧下さい。

側面編みが進むにつれて、少しずつ編みやすくなってきます。

 
側面を10段編んだところ。このくらいまで側面が立ち上がると編みやすくなってきます。
写真2枚目は26段編んだところ。
この段階で高さを測るとすでに43cmほどになっています。上下方向の隙間を少しずつ詰めるとしても、これで高さは足りそうなので26本でストップします。

これ、やっぱり全体がちょっとフワフワしてるし、実用に耐えうるのかね?
まぁ、やるだけやって実用にならなかったら、少し解いて高さを低くして持ち手を付ければトートバッグにちょうど良い大きさ。ダメだったらそうしよう。

 
上下方向は爪で隙間を詰めていきます。
横方向はPPバンドを半分の幅に切ったものを使って少しずつ隙間を詰めます。


大体の形になりました。後は縁作りです。

縁は重要。丁寧に仕上げます。

 
1.6mmの針金をカゴの縁にあててサイズを計ります。ステンレスじゃない針金の方が柔らかいので曲げやすいです。少し重なる長さでカット。

 
重なる部分に細い針金をグルグル巻いて固定。
縁に針金をあてて、PPバンドを交互に内側外側に折り返して横バンドに差し込んで固定していきます。
内側、外側とも針金の上を回したら直下の横バンド(茶色)に通してしっかり固定します。

ちょっと針金の外径を小さくし過ぎたかも。ただでさえ上に編んでくるのに従って口が広がり気味だったので、縁を小さめにして引き締めようと思ったけどちょっと無理があるかも。
やはり巻き尺で縁の外周を測ってから針金を長さを決めるのが一番かな。

 
なんとか強引に針金を固定して、縁部分はOK。
あとは、横バンド、縦バンドとも余分に出ているのを全部編み込みます。
この時点で、横方向はバンドを少し引っぱりながら、隙間を詰めます。
縁を仕上げて、残りもバンドも編み込んだらだいぶしっかりしてきた。これなら使えるか。

 
横方向の隙間を詰めただけに、最後の縦バンド(縁を折り返した残り)を編んでいくのが結構大変でした。
それでも、なんとか完成!


少しずつ何日もかけて仕上げました。ふぅー、疲れたぁ。
仕上がりサイズは縦18cm×横42.5cm×高さ43cmです。
計算と多少違うのは、やはり編み目に少しずつ隙間ができるからですね。完全にぴっちり編むのは不可能なので、誤差が出ることを前提に計算した方が良いですね。
集中してやったとしても、丸二日くらいはかかったかも。


前に作った腰ビクと比較するとこんなにデカイんだもん。
腰ビクじゃなくてキノコ狩りの背負い籠にできそうなサイズ。

早速実家に持って行って設置してみたら、想像以上にぴったりはまって自分でもびっくり。
母親も喜んでました。
これ、ちょっと早い母の日のプレゼントってことにできないかな。できないよね(笑)
頭の中ではトートバッグにリメイクするつもり満々だったけど、とりあえず注文通りのものができたし、このくらいのサイズまでは編めることがわかったので良かった。

次回は持ち手のついたバッグを作ってみたい。縁の仕上げ方も他の方法を試したいと思っているところです。

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コメント

  1. こんばんは。
    今回のPPバンド工作は結構な大作でしたね。
    浴室の脱衣籠が洗濯籠か分かりませんが、PPバンドの材質がピッタリですね。

    • マンボウさん、こんばんは。
      そうですね、これは大作でした(笑)
      洗濯物を一時的に入れて置くための籠のようです。隙間に入れるために特殊なサイズで作りましたが、うまく落ち着いて目的は達成できたようです。
      PPバンドは水に強いので今回のような使用目的にはピッタリですね(^_^)

  2. こんばんは。
    確かにカインズには白しかなかったですね、傷んだキノコのビクの口周りに巻いたのですが白だと汚れが目立って良くなかったですね、茶色なんか良いですね、裂いて希望の幅に出来ますので傷んだ釣りビクの補強にも良さそうです。

    • ハックル70さん、こんばんは。
      ホームセンターだと、置いてあるのは青、黄、白くらいですね。
      白は外で使うとなるとやはり汚れが気になりますよね。おっしゃる通り縦に裂きやすい素材なので幅調整はしやすいですね。
      水に強いし強度もあるのでいろんなものの補修にも使えそうです(^_^)

  3. お早うございます。
    見た感じは簡単そうですが、これだけの大物を作るとなるとコツも時間も必要でしょうね。
    お母様もさぞかし喜ばれたれた事でしょう^ ^

    • 七流釣師さん、こんばんは。
      そうなんです、それほど大変そうに見えないですよね(笑)
      実際にやってみると、小さいものを単純に巨大化するというだけではない苦労があります。
      母親は最初自分で作るつもりだったみたいですが、それは無理だろうと思った私が代わりに作りました。喜んでもらえたので苦労も報われました(^_^)

  4. コレはなかなか気合い入った力作となりましたね。自作だとサイズ合わせて作れていいですね!

    • Nori1022さん、こんばんは。
      小さい腰ビクを作った段階で、大きいものを作るのはかなり大変だと想像できていたので、気合いはいれました、ほんとに(笑)
      自作だとサイズやカラーが好きなように調整できるのがいいですね。
      編み方も単純な格子柄の他にもいろんな方法があるようなので、もうちょっと勉強してみようと思います(^_^)

  5. 大きいものを作るには、結構な労力が必要になりそう。
    ランディングネットでも、やっぱり大きくなると大変ですもんね。
    過去に磯玉を編んで、苦労したもん。(笑)

    • kuniさん、こんばんは。
      少し前にランディングネット編みで苦労しておいたのが良かったです。
      あれに比べると、今回のPPバンド大カゴはまだマシでした(笑)
      とは言え、小さいカゴに比べて編み進むうちに隙間による誤差がだんだん大きくなって形が崩れやすくなっちゃうところが難しかったです。
      磯玉を自分で編むのは絶対やりたくないでーす(^_^;)

  6. これは見事な出来ですね。
    真似てみようとまずは一色でなにかと思って買ってきたのですが目的が定まらずに手つかずです。(笑)
    良いデザインで仕上げましたね。
    オーダー品はプレッシャーが程よくかかり取り組み方がちょっと違いますね。

    • 幻の渓流師さん、こんばんは。
      ありがとうございます。
      最初に作るならやはり山菜採りやキノコ狩りに使える小さめの腰ビクがおすすめですね。大きすぎても小さすぎても編みにくいです。
      ホームセンターだと青、黄、白くらいしかないですが、別の色だといろんな組み合わせが楽しめます。
      そうですね、身内とはいえオーダーだと丁寧に仕上げようという気になります(笑)