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ランディングネットの木枠作り|その2…フレーム材を曲げる

ランディングネット作り
この記事は約8分で読めます。

以前にランディングネットを自分で編んだり、市販のランディングネットの塗装し直しをしたりしてみました。

その後、今度は自分でランディネットのフレーム(木枠)を作ろうと、型枠だけは作ったんです。

続きは時間がある時にやろうと思ってはいたんですが、気付けばそれから早3年近く経過してしまっているじゃないですか!
本当に時の流れは速いです。いったいいつになったら続きをやるんだよ!と思っていた方もいるでしょう。すみません、遅くなりましたが続きを再開です。

ランディングネット フレーム材をグリップ材に沿わせて曲げる


約3年前に型枠は完成していたわけです。本当にあれからもう3年になるの?

 
この後の工程をよく考えてみたら、型枠の表面に設置した木ネジは裏面にも必要なんじゃないかということに気づきました。普通はもっと早く気づくよね。
というわけで、裏側にも木ネジを設置。表面の木ネジと木ネジの中間の位置になるような感じで、それほど厳密には考えずに大体の位置にドライバーでねじ込みます。
よし、これで準備は完了。

フレーム材の組み合わせを考える。


約3年前にAkasaka Wood Worksさんから購入しておいたフレーム材。まさか3年も寝かせて置くことになってしまうとは。


4種類の材を2枚ずつ購入してありました。すでに何の樹種を注文したか記憶になく、しかも悪いことにパソコントラブルによりその当時やりとりしたメールデータも失っているんですよね。
Akasakaさんのネットショップを見てみても、いくつかは現在掲載されていない樹種のようだし・・・メールでAkasakaさんに当時の注文内容が残っているか確認したら、教えてくれました。

上から、ウェンジ、ウォールナット、メープル素杢、レッドシダーです。
いずれも曲げ難易度は『普通』のものを選定しました。

 
他にサービス品として、パーロッサとチーク、それに50cmくらいの端材(これはウォールナットかな)も同梱してくれました。
これらを曲げて3〜5枚貼り合わせて、ネットを装着するための強度のあるフレームにするわけです。
組み合わせに特に決まりはなく、自分の好みでOK。

 
上から、ウォールナット、メープル素杢、ウェンジ、メープル素杢、パーロッサ。
写真2枚目が貼り合わせたイメージ。
4枚でも十分な強度がありそうだけど、5枚で作ってみます。
強度アップということであれば、一番内側にグリップも含めてぐるっとさらに一枚「内張り」を貼る方法がありますが、難易度が高くなるので今回は無しです。

パーロッサは紫檀に似た木材だそうで、この色合い好きです。良い物をサービス品としていただいちゃいました。ありがとうございます。
フレーム材の厚さは1〜2mm。長さは1m。これを曲げてランディングネットのフレームにするわけです。

ガスコンロとヒートベントを使ってフレーム材を曲げる。

曲げ方にはいくつか方法があります。
(1)ヒートベントに押し当てて曲げる。
(2)お湯または水に浸して曲げる。
(3)やかんなどを使ってスチームを当てながら曲げる。
これらいずれかの方法、またはいくつかを組み合わせて曲げていきます。

私はAkasakaさんからヒートベントを購入しておいたので、今回はそれを使って曲げます。

 
その前に、フレーム材の真ん中50cmのところに鉛筆で印を付けておきます。
それから、型枠の頂点部分にも鉛筆で印を。
フレーム材を曲げていく時はこのセンター部分から曲げます。

 
ヒートベントってこんな物です。
鉄製(最近流行の黒皮鉄板?)で、かなり重いです。
どっしりした底板の上に大小二つの円筒が溶接されています。
底板の裏には縁があって、フレーム材を押し当ててもガスコンロのゴトクから外れないようになっています。

これ、最初に買おうと思った時には在庫切れになっていて、再入荷したら連絡くださいとお願いしました。
その際Akasakaさんが、百均で売っているような小さい鍋を裏返してヒートベント代わりに使えると教えてくれました。ただ、小鍋でやる場合は鍋が動かないように何らかの重石を乗せる必要があると思います。それでもフレーム材を押し当てる時に思わぬ火傷をしないように注意が必要です。
専用品のヒートベントはその辺りがしっかりできているので、不安はありません。

 
キッチンのガスコンロでももちろん問題ないですが、私はカセットコンロでやります。ヒートベントはサイズ的にカセットガスの上を覆うようなことはないので、安全ですね。

 
ガスコンロに着火して、ヒートベントを温めます。手で触れないくらい熱くなったら、弱火にして作業開始。
最初ヒートベントの向こう側に当てて、こちらに曲げてこようと思いましたが、手前側から向こうへ押し当てる方が作業がしやすそうです。

 
まずは一番内側になるパーロッサを曲げます。
先ほど印を付けた真ん中部分をヒートベントに押し当てて、じわーっと力を入れていきます。
少し力を加えつつ押し当て続けるとじんわり曲がってきます。
位置を左右にずらしながら少しずつ少しずつ曲げていきます。

※これ、素手でやっちゃってますが安全上、軍手をした方が良いです。
私も2枚目のフレームからはちゃんと軍手をして作業しました。

 
少し曲げたら型枠にあてがってみます。まだどんどん曲げて良さそう。
と思って、一気に力を入れたら、メリッといやな感触が。
写真2枚目の黄色矢印のところ、少し割れましたー!
でも、これは一番内側になる材でこの上に別の材を貼り付けるからなんとかリカバリーできそう。
やっぱり油断せずに慎重に曲げていかなくちゃいけないね。

 
だいぶ良い感じに曲がってきました。
型枠にあてがってみます。写真2枚目の黄色矢印の辺りを今度は逆方向に曲げる必要がありますね。


この段階で型枠にぴったりの形に曲げる必要はないよね? というかそれは無理だよね?
どのくらいまできっちり曲げれば良いのかわからないけど、この後糸でぐるぐる巻きにして癖付けする予定だから、このくらいで良いよね?

 
2枚目のメープル素杢。白っぽくて模様もほとんどない材です。
これはかなり曲げやすい材で少し力を入れていくとぐいぐい曲がっていきます。
熱を掛けていくと、少し木が焼けるような芳ばしい匂いが漂ってきます。木の種類によって匂いも少しずつ違います。
この匂いも含め、フレーム材を曲げる作業は面白いので結構好きです。

 
この材、曲げやすいんだけどねじれも出やすいです。
センター付近を曲げる時に両端をぶらぶらさせたままだったのがいけなかったのかも。
写真2枚目のようにある程度曲げたら、両端を合わせ持った状態で曲げたい部分をヒートベントに押し当てるというやり方が良さそうです。

 
2枚目のメープル素杢。
そして、3枚目のウェンジも同様に曲げました。ウェンジは厚さ1mmなので簡単に曲がりました。
4枚目は2枚目と同じメープル素杢。

ぬるま湯または水にに材を浸すと曲げやすくなる。

 
最後、5枚目のウォールナット。
この材だけ2mm厚だし、一番外側でよく見える部分になるので、慎重を期してお風呂の残り湯に少し浸してから曲げることにしました。透明タイプのバスクリンが入っちゃってるけど、大丈夫かな? まぁ大きな問題はないでしょう。

材によって長く浸した方が良い物と、短時間だけ浸した方が良い物があるそうですが、今回は10分だけ浸してから熱を掛けてみることに。
浸した材をヒートベントに押し当てると、ジューッと美味しそうな音がして、みるみるうちに材が乾いてきます。それと同時に内側に簡単に曲がっていきます。お湯に浸すとこんなに違うんだ。
次回曲げる時は、全ての材をお湯に浸してからヒートベントで曲げる方式でやろうかな。


全ての材がおよその形になったら順番通り重ね合わせてみます。
良いんじゃない?
あ、それからもう一枚、一番外側に曲げ癖をつける時と接着する時の保護用に一番外側にもう一枚。
これは、サービスでもらったチークを使うことにします。
都合6枚を曲げました。

 
ホームセンターで1.5mm×15mm×900mmのヒノキ材を見つけたので、試しに買ってきて曲げてみました。ヒノキは『曲げわっぱ』などにも使われるだけあって、とても曲げやすいです。
ただ、残念ながら900mmでは今回のランディングネット用には短か過ぎました。やはり最低でも1000mmはないとランディングネット用には厳しいですね。

水糸でしっかり固定して曲がり癖を付ける。

 
あ、そうそうこれは型枠を作った時にもっとしっかりやっておかなきゃいけなかったんだけど、写真1枚目の黄色矢印のところ。型枠よりグリップ材の方が少しだけ高くなっていないとフレーム材としっかり接着できないので、型枠の方が高くなっているようなら少し削って整えます。
そして、最初にマーキングした各フレーム材のセンター位置を合わせます。


左下の部分からスタートして糸で締め付けていくので、その辺りに鉛筆で再度マーキング。

 
ホームセンターで水糸を買ってきました。
それを力を入れやすい角材など(私はドライバーのグリップを使いました)に巻き付けます。
3mくらいで足りるかな、と思ったけどしっかり固定するには5mくらいはあった方が良いです。

 
左下部分からスタートして水糸を表裏表裏という順番で木ネジに引っかけながら締め付けていきます。


黄色矢印のところ、この写真だと鉛筆のマーキングがずれてますが、これが揃うようにして水糸で固定していきます。


各フレーム材がずれていないか確認しながら型枠部を一周。

 
フレーム部をぐるっと一周したらそのままグリップ部へ移行。
グリップ部は力を入れて締め付けながらぐるぐる巻けば大丈夫。最後は木ネジのところでしっかりと巻き留めて完了。


このまま2、3日放置して曲がり癖を付けます。ここまではまずまず上手くいったんじゃないかな。
次はフレームの接着編です。
・・・つづく。
↓続きのフレーム材接着編はこちら。

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コメント

  1. こんばんは
    凄い、集積材まで作っちゃうんですね。

    • マンボウさん、こんにちは。
      洋風のランディングネットを作る場合は、こんな感じに薄い板を何枚か貼り合わせて作るのが一般的なんですよね。
      曲げる作業は楽しかったですが、何枚も合わせて接着する工程はかなり大変でした。それについては、また近々書きますが (^_^)

  2. ボクはネットのフレームを最後に作ってからだいぶ経つけど、今さらながらリコプテラさん同様の治具を使った時、「ネジと糸」の組み合わせもアリだけど、ネジ部を単なる穴にしてタイラップで締めたら良かったなぁ・・・なんて思ってます。(笑)

    続き、楽しみにしてます。

    • kuniさん、こんにちは。
      近々接着工程についても書きますが、ネジと水糸の場合は型枠をもっと強い材を使わないと厳しかったです。
      穴を開ける方法だと水糸で締めていくのが大変そうだなと思いましたが、なるほどタイラップを使いのは良さそうですね!
      次回は型枠自体も作り直すので、その方法も検討してみます。ありがとうございます (^_^)

  3. こんにちは。
    久しぶりにこちらのサイトを訪ねたところ、ランディングネットの製作が再開されたので興味深く読ませて頂きました。
    以前こちらで勉強させて頂いたお陰で、自宅で製作出来る様になり、オフシーズンの日課になっています。
    さて、フレームの曲げ方なのですが、自分の場合、ヤカンでお湯を沸かし、注ぎ口から吹き出す蒸気を使っています。
    管理人様の様に金属製ベンダーを使うとフレームから水分が蒸発して、自分の様な不器用ではモタモタしていると曲げられなくなってしまいます。熱湯の蒸気であれば、熱と水蒸気の両方を与えられるので、非常に曲げ易いです。ただ、フレームの幅方向に縮が入っている木材は曲がり過ぎるので注意が必要です。ご参考になれば。

    • sasuraiflyfisher さん、こんにちは。
      以前の記事を参考にしていただけたようで、とても嬉しいです。

      やかんのスチームを使う方法はかなり曲げやすいんですねー。
      次回は(と言っても来シーズンオフになるかもしれませんが笑)ぜひ試してみたいです。
      今回は比較的曲げやすい材を選んでいるのでなんとかなりましたが、曲げにくい材だとスチームの力を借りないと難しいかもしれないです。
      とても参考になりました。ありがとうございます (^_^)

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