渓流釣りシーズン真っ只中ですね。ドライフライへの反応も良く、楽しい季節になってきました。
そんな中、今回の記事は2024年の11月、渓流禁漁後の話です。
2024年の渓流が禁漁になり、しばらくしてから例年のように管理釣り場に行こうと思っていましたが、秋のキノコが10月下旬まで採れ続けていたのと地域役員の仕事があったりで、11月上旬まで出かけることができませんでした。寒いのは苦手なので、もっと早く行きたかったのですが。
2023年は、新たに奈良子釣りセンターへ行ってみたんですよね。
自然渓流の雰囲気は良いんですが、エリア区間がそれほど広くないので一日じゃなくて半日くらいで十分かなと思いました。今年は再び FISH ON! 鹿留 に行ってみることにしました。
川鵜にも狙われてしまう管理釣り場|FISH ON! 鹿留
今回はいつもと違ってゆっくりと9時頃到着。曇り予報で天気もぱっとしない平日なので、駐車場はガラガラ。外気温は14℃とそれほど低くは無いんだけど、ちょっと肌寒い。
受付をして、早速、流水エリアへ向かいます。
まずニンフでお土産のニジマスを釣ろう。
先客が2、3人いますが、ほぼ貸し切り状態です。
プールにニジマスが泳いでいるのを確認して、とりあえずはフライタックルでお土産分を釣りますか。
リーダー5X 7.5Fft+ティペット6X 2ft。マーカーニンフの釣りです。結ぶフライは、ヘアズイヤーニンフ#14。
久しぶりにこのロッドを使います。普段6pcロッドばかり使っているので、なんだか新鮮。
ほぼ貸し切り状態なので自由に釣れます。
とりあえず、このプールを下から攻めてみましょうか。
今回はマーカーなしのニンフフィッシングで落ち込みからの白泡の切れ目に遠投。マーカーがないので、ラインの先端辺りを注視。ナチュラルに流してくると、ほどなくしてラインをぐいっと引き込むアタリ。塩焼きにはちょっと大きいけど、三枚に下ろしてムニエルなんかにはちょうど良いサイズ。
良型が順調に釣れます。
以前は1日券で大盤振る舞いの20匹までニジマスをキープできましたが、今は10匹までOKです。今回尺クラスが平均して釣れるので、お土産は5匹で十分ということで、すぐに目標達成。
ニジマスを捌いて、ふと、上流方向に目をやると側道の木にハシゴを掛けて何か作業している人がいます。何やらブルーシートを張っているみたいだけど。
気になるので近くまで行って聞いてみると、この流水エリアにもカワウがやって来て魚をたべられてしまうので、早朝ここに隠れてカワウを銃で撃つのだと。ここもカワウに狙われちゃってるのか。大変だなぁ日本中。
その後、プールを移動してフライをフライをグレーニンフやクロスオーストリッチに替えたりしながらもう少し釣って、少し早めにお昼でも食べますか。
レストランが閉業のは残念だけど、たまには街へ行くのも良いさ
ロッジのレストランでお昼を食べようと思ったら、レストランは営業やめちゃったらしい(泣)
売店でカップラーメンは売ってるけど、うーん、ここまで来てカップラーメンはちょっと寂しい。いっそのこと一旦外へ出かけてみますか。
吉田うどんというのば名物らしいのでやってきました、うどんの駅。
ずらっとメニューが並んでいて迷っちゃうけど、とりあえずお勧めらしい「肉汁うどん」と炊き込みご飯を注文。券売機で食券を買ってセルフサービスです。
出しの利いたあっさりとしたつゆに、柔らかい太めのうどん。
五目ご飯と組み合わせてボリューム満点。美味しいかったです!
止水釣り場のアルビノニジマス
再び釣り場に戻って来ましたが、満腹になったのでちょっと一休み。鹿留湖(止水エリア)をプラプラ散歩。釣り人が数人いる程度で、釣れてんのかね、これ。
管理釣り場でルアーやフライを始めた頃は、ポンドタイプばかりだったんですよね。そもそも、流水エリアのある管理釣り場はそんなにないし。その後、渓流のような流水エリアのあるここ鹿留に来るようになってからは、あんまり止水の釣りをしなくなっちゃんですよね。当時を思い出して少し釣ってみようかな。
タックルは同じまま、ビーズヘッドマラブーをやや遠投して着水後は細かくリトリーブ。
ニジマスかと思ったら、銀毛ヤマメが釣れました。
ニジマスも順調に釣れます。
ドライフライ(マシュマロ&ディアヘアカディス)を浮かべてみます。
活性高く、水面に意識が向いているようで上々の反応です。鹿留湖も混んでなきゃ結構楽しいね。
ずっと昔に買って使わずじまいだった、ペレットフライでも釣ったり。
流水エリアのニジマスより、こっちの方がコンディションが良いね。サイズは小さめだけど。
ウェットフライも使ってみようかな。アレクサンダー#10を投げてリトリーブ。
早速食ってきました。しかも、さっきまでとは引きが違う!
グイングイン#3ロッドを絞り込みます。
さて、止水の釣りでお腹がこなれたところで、再び流水エリアへ。
なんかにわかに空模様が怪しくなってきた。
午前中よりも上のプールへ。
ヤマメやイワナを釣りたくてネイティブエリアへ
ビーズヘッドヘアズイヤーニンフ#14で順調に良型が釣れます。
以前は上流部に喫茶小屋あって営業していたというから、その頃の賑わいが忍ばれますね。
今では管理釣り場内にクマが出没したり、カワウがやってきたり、良く言えばワイルド。悪く言えば廃れてきてるってことになるかなぁ。
この時期厳しいと思いますが、ネイティブエリアでテンカラ竿を振ってみることに。
竿はNISSIN ZEROSUM テンカラ 7 : 3 3207、SUNLINEぶっとびテンカラ レベルライン3号(楽天で見る・アマゾンで見る・ヤフーで見る)を3.3m+FUJINO フロロテンカラハリス0.8号(楽天で見る・アマゾンで見る・ヤフーで見る)を1.5mほど。仕掛け全長は4.8m。毛ばりは銀鼠鉤を結びます。
ここからは本当に普通の自然渓流のような渓相です。ワクワクしますね。
ここは、大岩で二つに分断された落ち込みが合流するヒラキ。またニジマスかな。
今度こそヤマメでした! というか、銀毛化していてサクラマスとも言えますね。
ただ、尾ビレがちょっと弱々しい。
最上流部は源流そのもの。
テンカラ竿仕掛けにグレーニンフやヘアズイヤーニンフを結んで、底に沈めてみますが魚からの反応はないですねぇ。
エリア境界まで釣り上ってみましたが、結局全くアタリがないまま終了。
15時半頃になると、日が陰り肌寒くなってきたので帰ることにします。
帰り支度をしてロッジまで戻ってくると、暮れかけている空に月が浮かんでいました。
雲は晴れたようですね。帰路に就きます。
エリアからちょっと下ったところに、謎の建物が。
来た時にも気になっていたけど、『鹿留リバティステイ ワークラ』って書いてある。
後で調べてみると、元々工場のガレージだった建物を改装した宿泊施設らしい。作業場もそのまま残してあるので、仲間と一緒に物作りをしたりしながら泊まったりバーベキューしたり、なかなか個性的な宿泊施設。おもしろいこと始める人がいるもんですね。秘密基地みたいでワクワク感がある場所です。
フィッシュオン鹿留に想う
以前、ここの管理釣り場は東京電力が経営していました。その頃は潤沢にお金があったおかげか、先述した通り、一日券はニジマス20匹までキープOKだったり、レストランも充実メニューで営業していたし、併設のホテルで2食付きでの宿泊もできました。その頃はなんというか、本当に施設全体に元気なエネルギーがみなぎっていて、ワクワクする管理釣り場だったんですよね。
東日本大震災の後、東京電力はここの経営を手放し、タックルベリーの経営に変わりました。そして、年を追う毎に徐々に寂しい方向に向かい、今では、レストランは閉業してしまい、ホテルも辛うじて休日、休前日限定での素泊まりができるだけになってしまいました。
今、鹿留に行くならパインレイクが楽しいのかも
私は今まで利用したことがありませんが、大型魚限定で放流されていて一日35名限定のパインレイクかわせみというもう一つの止水湖があるんです。
35名限定と言っても、そもそも平日ならそんなにたくさん人が来ないだろうし、ゆったりと釣りができるので、コンディションの良い大型魚が入っているならそちらの方が楽しめそうです。
しかも、鹿留エリア(鹿留湖と流水エリア)の一日券が6:00〜17:00までで、4,700円なのに対して、パインレイクでも釣れる『スーパー鹿留券』というのはパインレイク、鹿留エリア両方で使えて6:00〜19:00まで釣り可能で6,400円。半日券なら12:30〜19:00までで5,000円。
こっちの方がお得感がありますね。
次回はスーパー鹿留券を買ってパインレイクで釣ってみたいです。60オーバーの魚もたくさん入っているので、タックルはそれなりに考える必要がありますけどね。
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