久しぶりの更新となってしまいました。
ここ最近はずっと例の地区役員の仕事をやっていたんですよね。
水路係をやっているので春から秋にかけては水量調整のための作業やら水路周りの草刈りやらとにかく忙しかったです。
そして、冬になったら2月初旬の会計監査に向けて、書類をチェックしたりプリントアウトして整理したり。大人数とのお金のやりとりがあり、しかも全体の額は大きいのでかなり大変な作業でした。
それと、ここ7、8年、問題があるにも関わらずずっとうやむやになっていた懸案事項が二つあって、それを私の任期中になんとか解決すべく全力で動きました。おかげさまでその件はなんとか解決の道筋はついたのでやっと一息つきました。
というわけで、しばらくブログを構っている時間はありませんでした。ごめんなさい。
という言い訳からスタートしましたが(笑)、今回は昨年の10月末に出かけた管理釣り場について書きます。
手軽に自然渓流の雰囲気を楽しめる|奈良子釣りセンター
管理釣り場と言えば、毎年秋に渓流禁漁になってすぐに山梨県都留市にあるFISH ON! 鹿留に行くのが恒例になっていましたが、前回の記事にも書きましたがここ数年、以前より管理が行き届かなくなっている印象があって、別の管理釣り場はないかなぁ、と思っていたのでした。
止水エリアなら長野県内にもあるけど、流水エリアとなると…探してみると、山梨県にもう一つ渓流を使ったエリアがあるじゃん。そこへ行ってみることにしました。大月市にある奈良子釣りセンターです。ナラコかと思ったら、ナラゴと読むらしい。
ウチからだと鹿留とほぼ同じくらいの時間で到着。
初心者でも気軽に楽しめるポンドエリアとストリームエリア
手前の駐車場に車を停めまして、坂道をてくてく下って行きます。
橋を渡ってすぐ左側が受付です。
奈良子釣りセンター(定休日:木曜日)
止水エリアなら長野県内にもあるけど、流水エリアとなると…探してみると、山梨県にもう一つ渓流を使ったエリアがあるじゃん。そこへ行ってみることにしました。大月市にある奈良子釣りセンターです。ナラコかと思ったら、ナラゴと読むらしい。
料金は上記の通り。私は遠路はるばる(と言っても隣県だけど)やって来たので、一日券でのんびり楽しませてもらいます。
受付奥にはトイレと魚を捌くための水場、自販機もありますね。
その右側には休憩小屋があります。
男女別のトイレ。簡易水洗のボックスタイプなので狭いですが綺麗です。
魚を捌くための流し台は蛇口が5つもあって広々としてます。
魚を捌くためのハサミが用意されていて、ハサミを使った捌き方も大きく貼り出されています。確かに、魚を捌いたことのない人もハサミを使えば簡単ですね。
ここの水道の水は良質な井戸水だそうで、飲用にも使えます。
まずポンドエリアをちょっと覗いてみましょう。ここは、ならご池という名前のメインポンド。この日は平日で、まだ早朝なので誰もいません。
塩焼きサイズのニジマスがたくさん泳いでますね。大きいのはあまり見当たらないです。
その奥には小さめの池がもう一つ。やまめ池という名前になっているので、ヤマメが入っているということだと思うんだけど、ニジマスが多くヤマメもいるにはいるかな、という程度。泳いでいる魚は少ないです。
これは魚がストックされている生け簀です。
さすがにうじゃうじゃ魚が入っています。ここから随時放流してるんですね。
充実のバーベキュー施設は手ぶらでも楽しめる
ポンドエリアとストリームエリア(自然渓流を利用した流水エリア)の間にはバーベキューハウスがあります。
バーベキューセット 2,800円/1人前(画像は公式サイトより)
牛肉、豚肉、野菜、ウィンナー、焼きソバと鉄板・焼網の用具一式セット(炭は別途800円/1組)になっているので、手ぶらで来場してお気軽にバーベキューが楽しめます。
家族や友達と出かける時にはぜひ頼みたいですね。
バーベキューは上記バーベキューハウスの他、場所は限られますがエサ釣りエリアの河原でもできるので、暖かい季節にはおすすめ。
エサ釣りとバーベキューのお得なセットもあります。
飲食関係では他には、ニジマスの塩焼きを頼めるし、冬季限定で焼きマシュマロや焼き芋、山梨名物のほうとう(要予約)なんかも食べられますよ。
さて、本命のストリームエリアで釣りをしましょう。私がこのエリアに来たのは自然渓流を利用した流水エリアが目当てですからね。
メインはニジマスだけど、イワナやヤマメも釣れる流水エリア
自然渓流を階段状に区切ってゆったりしたプール状になっています。鹿留の規模を小さくした感じですね。
下流部はエサ釣りエリアになっています。
エサ釣りエリアの水中を凝視してみるけど、魚は見えないですね。
ここは、たぶんお客さんが来てから放流する方式のよう。普段は魚はあまりいない模様。
小っちゃい娘さん連れのお父さんが二人でルアーを投げていたので「ルアーで釣るならもっと上の区画の方が魚がたくさん泳いでますよ」と余計なお節介をしつつ、上流へ向かいます。
上のストリームエリアでは魚が泳いでいるのが見えます。とりあえず、フライのタックルでお土産用のニジマスを釣ります。
7時半、気温10℃、水温、10℃。
タックルはリバーピーク JP6 7636+オービス バテンキル クリックII。ラインはDT-3F、6X9ftリーダー。マーカーを付けてフライはBHヘアズイヤーニンフを選択。
魚を入れておくためのスカリを新調しました。
タカ産業 D.P-8 コンパクトスカリ。これ、魚を入れやすくて良い感じです。
簡単には食ってこないけど、何度か流していると、第一号のニジマス。
同じくらいのサイズを何尾か釣ったところで、反応なくなったのでフライをクロスオーストリッチや、グレーニンフに替えながら釣ります。小さなイワナも混じりました。
同じ場所で同じフライを投げているとスレて反応しなくなるので、ガラッと違うタイプに変えるとまた反応してくることが多いです。
ニジマスは同じくらいの塩焼きサイズが順調にポツポツ釣れます。これくらいのサイズなら10尾釣っても2kgにはならないから、制限の10尾キープさせてもらおうかな。
ヒレは欠損していたり、尾ビレは小さく丸かったり、コンディションあまり良くないですが、そもそも管理釣り場でヒレピンの魚を求める方が無理です。
同じような釣りをしていても飽きてくるので、落ち込みの際を狙ってみます。
フライはグレーニンフです。
水中でフライが少し留まるであろうポイント(黄色丸印)に打ち込んでしばしそのまま待っていると、ツツっとマーカーが引かれました。
少し良型のイワナが釣れました。白点の大きいニッコウイワナ系です。
なんだかすっきりしない天気。もっと青空の下で釣りたいところなんだけど。
見える魚を凝視すると、ヤマメもいるような、いないような(笑)
ドライフライに替えてみよう。ティペット7xを1mくらい継ぎ足し、クイルボディーパラシュート#14を結びます。
斜め下流方向に立ち位置を取り、アップクロスでキャスティング。緩い流れの流心にフライをプカプカ浮かべてラインを上流方向にメンディング。自然渓流のプールを狙うのと同じ要領で、と思っているとすぐに魚が出ました。
もう一尾、秋色に染まったヤマメ。やっぱりイワナやヤマメが釣れると嬉しい。
公式サイトを見ると、アマゴもいるみたいだけど。
今日はお客さんが少ないので、もう一つ上のプールに移動したりしながら。
タックルはテンカラに持ち替えて。
NISSIN ZEROSUM テンカラ 7:3 3207、SUNLINEぶっとびテンカラ レベルライン3号(楽天で見る・アマゾンで見る・ヤフーで見る)+FUJINO フロロテンカラハリス0.8号(楽天で見る・アマゾンで見る・ヤフーで見る)。
毛鉤は、スギッパ巻きといつも渓流で使っている仕様。
テンカラでもヤマメも釣れますが、元々ニジマスの方が多く入っているので主に釣れるのはニジマスです。
さて、スカリの中はイワナ、ヤマメ混じりで10尾になったので、お土産用に捌いてクーラーボックスに入れちゃおう。
先にも書いた通り、簡単に捌けるようにハサミが用意されています。まな板もありますよ。まぁ私は持参の包丁の方が慣れてますけども。
流しの横にはスカリが掛けられていて、これたぶん貸してくれるんだね。
ならご池にはニジマスがたくさん泳いでます。
今の時期(10月下旬)なら、マーカーニンフでもドライフライでも適度に釣れます。上にも書きましたが、同じフライで釣れ続くのは難しいので頻繁にチェンジした方が良いですね。
こちらの池でドライフライを使ってヤマメを狙ってみます。
ストリームエリアでヤマメの反応が良かったクイルボディーパラシュートを浮かべてみますが、釣れるのはニジマスばかり。この池、水流がほとんどないからそもそもヤマメには向いていないような。
本格渓流エリアは自然渓谷そのものの雰囲気
さて、先ほど釣っていたストリームエリアのさらにその上、本命の本格渓流エリアへ向かってみよう。
ウェーダーとウェーディングシューズを履き、バックパックも背負っていつもの渓流スタイルです。
おぉー、一歩踏み入れるとほんとに本格渓流といった佇まい。
ただ、両岸が高い崖になっているので川の中を歩かなければならず、さっき一人入っていったので、後追いだと釣りにならないかも。
ともかく、ここから上はテンカラオンリーで狙ってみます。
浅くて広いプールの対岸の深みに泳いでいる魚が見えます。
鏡面のように静かな水面なのでテンカラ向きではないですが、あまり毛ばりをじっくり見られないように1、2、3で引き上げる、また打ち込む、を繰り返します。
二度目に食ってきました。
あれれ、ヤマメかと思ったらニジマス。下の方にいるのよりはコンディション良いですが。その後同じポイントでもう一尾釣れたのもニジマス。
本格渓流エリアもニジマスメインのようなので、よりヤマメがいそうなポイントを狙っていきます。
今度こそ、と思ったのにまたもやニジマス。ヤマメやイワナはあまりいない様子。
この辺り、対岸の岸壁にミズがたくさん生えていて良い雰囲気。
水中の石に囲まれたポイント。緩やかな流れの流心が上を通っています。
今度こそヤマメか。
と思いきや、またしてもニジマス。
途中で下りて来た先行者とすれ違いました。どうやらエリア境界までそれほどの距離はないようです。
途中で遅いお昼。セブンイレブンで買ってきたカレーパンとおにぎりを食べます。
のんびり休憩してから、再度釣り上ります。
ここも水中の石に囲まれたポイント。
バブルライン(流心の水面に小さな泡が流れる辺り)の切れ目、打ち込んで毛ばりが少し沈みながら流れ始めた瞬間にガツンと食ってきました。
渓相は良いですが、その後はニジマスしか釣れないままエリア境界まで到達。
後追いだった割にはニジマスは良く釣れました。
やはり思っていたより区間は短いです(※後で調べたら区間は700m)。
Uターンして下ります。
その後は池に戻ってきて、のんびりとテンカラでニジマスを釣りました。
この時期、すでに太陽の軌道は低く、場所が山間なので15時くらいには池が翳ってきました。もう十分釣ったし、今日は早めに帰ろう。
まだ青空が広がっていますが、ストリームエリアもすっかり日陰に。
エリアから出ると、まだ日は高くもうちょっと釣ってれば良かったかな。
なんて思いながらハンドルを握っていると、前方を猿の家族が横切りました。
ガードレールに隠れてるつもりの親子猿。丸見えなんだけど。
これから厳しい冬を乗り切ってね。さようなら。
奈良子釣りセンターまとめ
お気に入りなところ
- 中央自動車道大月ICより10kmとアクセスが良い(ウチからは結構遠いけど、東京からなら1時間くらい)。
- 河川エリア上流部は自然渓流そのものの雰囲気が味わえる。
- お子さん連れや初心者でも安全に釣りが楽しめる。
- バーベキューとセットで楽しさ倍増。
個人的に少し残念に思うところ
- 魚のコンディションが全体的にあまり良くない。
- 本格渓流エリアの区間が短く、イワナやヤマメがあまり入っていない。
- エリアがそれほど広くないので、冬期はともかく夏場の休日はかなり混み合いそう。
私が管理釣り場に行くのは、渓流釣りができない時期の釣りの練習的な要素が大きいんですよね。スレているけど魚はたくさんいるわけだから、新しい毛鉤(フライ)を試したり、新しい釣り方を試したり。
そういう意味では、鹿留の方が自然渓流エリア(ネイティブエリア)の区間が長いし、広々としているので練習には好都合なんですよね。イワナやヤマメも多いし。
ただ、それほど釣りをやったことのないグループやお子さん連れで魚を釣ってそれを焼いてバーベキューを楽しむということなら、奈良子釣りセンターは最適だと思います。
お近くの方はぜひ一度訪れてみてください。
雪のない解禁なのか、それとも白銀の解禁なのか。
そんなわけで例年にも増して忙しい冬を送ってきましたが、2月を持ってお役御免となります。
さぁ、今年は思う存分釣りを楽しむぞ、と思っていたんですが、なんと3月からは今年度よりも大役を仰せつかってしまいました。とほほ。
でも、今回の水路係に比べれば、携わる時間や労力は全く比にならないほど小さいです。
だから、今回のように放置された問題に首を突っ込んだりしなければ(性格上どうしても放っておけなくなっちゃうんだけど笑)釣りを楽しむ時間はたっぷりあるでしょう。そう信じよう。
まずは、2月16日の天竜川水系の解禁日。今のところ全く雪はないですが、2月上旬は雪マークもちらほら。果たして雪のない解禁日になるのかどうか。
ともかく、午前中だけなら釣りに行けそう。まずは、そこから再起動です!
ワクワクします。
コメント
おはようございます
何はともあれ、釣り池では無くて、渓流釣りの記事、刺激を受けて、解禁まで後何日かと指折り数えてしまいます。
ホントにいるんですね、ニジマスだけでなくヤマメもイワナも。
ウジャウジャ泳ぐニジマスたち、釣堀と言うより養鱒場に近いですが、渓流エリアに出ると一気に雰囲気が変化して良いですね。
マンボウさん、こんばんは。
まぁ一応渓流釣りの記事ってことになりますかね。ヤマメやイワナも釣れるんですが、メインがニジマスなのがちょっと残念ですけど。
渓流エリアの渓相はほんとに自然渓流そのもので良い雰囲気でした。ただ、流れの規模や長さ、魚影の面でも昨年まで行っていたFISH ON! 鹿留の方が私には向いているかもしれません。
結構古くからある管理釣り場ですよね?
たぶん昔まだ「アングリング」という雑誌がフライも扱っていた頃に、誌面で読んだような記憶が・・・いや「フライフィッシャー」だったかな、「フライの雑誌」だったかも・・・
いや、そんなことはどうでも良くて(笑)
てっきりボクも「ナラコ」だと思って読んでましたよ。
管理釣場でもヤマメ、イワナが釣れると、ちょっと嬉しいですね。^^
渓流エリアは流石にヤマメ、イワナは先行者が歩いた後では、厳しかったのかもしれませんねぇ。
と言いつつ、ひとつキャッチされてるけど。
ニジマスは個体にもよるけどボクが一時通っていたキャッチ&リリース区間でもホントに他の釣り人の後追いでも、喰ってくる個体が意外といて驚きました。
竿抜けポイントを狙ってならともかく、教科書通りのポイントでも出たりしますし。
勿論、個体によっては影を落としただけでスプークすることもあるだけど。
なんだかんだで楽しい時間を過ごされたようで♪
>今回のように放置された問題に首を突っ込んだりしなければ
間違いなく「なにか」見付けたら、突っ込んじゃうでしょ。(笑)
ボクもマンションの組合で理事長に当たった時、同様にいくつかの案件に首を突っ込んじゃったクチだから、リコプテラさんの動きは想像が付きます・・・
kuniさん、こんばんは。
「釣りセンター」という昭和感漂うネーミングからして、かなり古くからある管理釣り場なのがわかりますよね(笑)
ニジマスはヤマメやイワナに比べて警戒心が薄いというか性格が大らかというか、それとも餌に対する執着心がより強いのか、後追いでも食ってきますね。だからと言って野性魚になればそう簡単な相手でもないと思いますが。
気になり出すと、とことんやってしまう性格、自分ながら困ったもんです(苦笑)
おはようございます。
一足先に渓流釣りの楽しさを実感させて頂きました、10月頃の体験でも自分の釣りに置き換えて楽しむ事が出来ました。
大変な役をやっておられるんですね、年度末大変でしょう頑張って下さい。
kitaさん、こんばんは。
渓流禁漁になってしまうと禁断症状が出てしまうので、年に1回はオフシーズンに渓流エリアのある管理釣り場に出かけるようにしています。
本当に今回の役員や大変でしたが、なんとか引き継ぎまでできました。
これでようやく無罪放免かと思いきや、今年も別の役が回ってきてしまいました(涙)
ただ、昨年度の役員に比べればどうってことないので、今年はもっと釣りには行けます。そのハズです。
自然渓流エリアは良いですね!色々と楽しめる施設合って良いな。
僕もあと5年はボランティア系統の役職で動けないです。
1月だけで飲み会10回あって死にそう(笑)
Nori1022 さん、こんばんは。
渓流禁漁になってしまうと禁断症状が出てしまうので、オフシーズンに渓流っぽい管理釣り場に行くことにしています。管理釣り場は釣りだけじゃなくていろんな楽しみがあった方がいいですね。
なんであれ役職に就くと自由が制限されますね。一通り役を終えて早く自由の身になりたいです。その頃には年金生活になっていそうですが。
コロナ明けで飲み会も復活してますね。私は友達以外との付き合いの飲み会は極力避けたいです(笑)