諏訪湖をご存じでしょうか。
長野県の真ん中にある湖で、周囲には温泉地もあるのでそこそこ有名だとは思いますが。
いつも秋口に私がワカサギ釣りに行くのは、諏訪湖の流れ出し(つまりは天竜川の始まり部)なんですが、逆に諏訪湖に流れ込む河川がいくつもあります。いずれも平坦でゆったりとした流れで、水郷といった風情の河川です。
それらの河川には春になると諏訪湖からコイやフナが産卵のために上って行くので、昔からそれを狙った釣り人が多く訪れ、シーズンになると毎日のように通う地元のベテラン釣り師もいます。
が、一昨年は4月中旬に出かけてギリギリ1尾、昨年は4月末に出かけてなんとボウズを食らってしまうという散々な状況。釣り人の数も少なく、ほとんど釣れていない様子でした。
今年は桜が咲くのも早かったことだし、さすがにマブナも動き出してるんじゃないの?
ということで、4月20日に出かけました。
春うららのマブナ釣り

午後から出かけてきましたが、のんびりし過ぎて川に到着したのは14時半。まぁ、慌てることはない。
河口から少し遡った辺り、本当にゆったりとした流れ。時間帯によっては水が逆流していることもあります。
オオバンが浮かぶゆったりした流れにウキを見つめる

どの辺りに釣り座を設営しようか、ちょっとプラプラ視察。
オオバンというクイナ科の鳥が群れています。天竜川にも最近たくさんいますが、天竜川のものに比べてここにいるオオバンは少し人慣れしているようです。
鴨の仲間かと思っていましたが、マガモはカモ目カモ科なのに対してオオバンは、ツル目クイナ科と分類上はツルの仲間らしい。
岸辺を歩いていると、50cmくらいの鯉が水面にザッブーン!という音と共にジャンプしました!
突然のことでビックリしましたが、これはフナもこの辺りまで上ってきているに違いない。
練り餌を打ち返し、魚を寄せる。

何なのかわからないけど、水生植物が茂っている付近はいいんじゃないの?
よし、この水生植物コロニーの端を狙ってみよう。

そうと決まったら、急いで釣り座を設営。
こうやって春の穏やかな日にのんびり腰を据えるこんな釣りも好きなんですよね。
普段渓流を動き回る釣りをしているから、余計そう感じるのかもしれません。いや、渓流でも結構のんびりしてますね、良く考えたら私。つまりはのんびりしたい釣り人なんですね(笑)

九ちゃん(アマゾンで見る・楽天で見る・ヤフーで見る)に水を加え少しかき混ぜてボソボソの状態に仕上げます。最初は投入するとすぐにばらけるようにして、魚を寄せます。

とりあえず、魚が寄ってくるまでは慌てず騒がず練り餌を打ち込み続けます。
最初は余裕の心持ちでウキを見つめていましたが全く魚の気配がないので、途中から2本針の下針にミミズを付けてみました。それでも1時間経ってもウキがピクリともしないので、さすがに焦ってきました。
時間はすでに16時近く。うーむ、これはまずい。
少し練り餌を練り込んで打ち込み、この竿をこのままにして、移動しながら短竿のシモリ仕掛けで探ってみることにします。
魚が寄って来ないなら、こちらから居場所を探るしかない

ピンボケになっちゃいましたが、昔買った3mのグラスロッド。
中通しの玉ウキを6つ連ねたシモリ仕掛け。この仕掛けなら、多少水深が変わっても常に川底に餌を這わせることができます。少し竿を持ち上げてまた餌を底に沈める、という動きを繰り返して広範囲を探る釣り方で、餌はミミズがいいですね。

ごく岸際を狙ってみたり、係留されているボート(漁師さんが使う釣り船)の周囲を探ってみたりしますが、うーん、アタリがないですね。
鯉がジャンプして、いかにも乗っ込みシーズン真っ只中なのかと思ったら、フナはまだ早いのか。そもそもあれは本当に鯉だったのか? 魚体がはっきり見える距離ではあったけど、ラージマウスバスだと言われればそんな気もしてくる(苦笑)
もしかして、コイもフナもまだこの辺りにはいないの?
根掛かりしないように気をつけながら、仕掛けをを持ち上げて横移動、少し持ち上げて横移動、を繰り返します。

ほどなく、シモリウキがすーっと引き込まれました!
お、やっと来た!!
が、空振り。あらら、餌がミミズだからもう少ししっかり食わせた方が良いのか。
でも、マブナがいることがわかって良かった。
その後も、アタリは連発するけど、なかなか針掛かりしません。
あれ、これはおかしいぞ。もしかしてブルーギル? いや、モロコの類いか?

とにかく、正体がなんであれ針に掛かって欲しい。
ミミズを小さくちぎって針につけてみることにしました。すぐにまたピクピクとアタリがあって、スーッと引き込まれたタイミングで合わせます。お、今度は掛かった。

やっぱりマブナじゃなかった(涙)
これは、モロコですね。たぶんタモロコという種類かな。さっきからの猛攻の正体はこれなのか。

それからはコツをつかんでなんとか釣れるようになってきましたが、釣れるのはモロコばかり。
モロコが群れているけど、マブナはいないようです。
途中、置き竿の方を見るとウキが見当たらなくなって水中に引き込まれているようなので、竿を上げてみるとこちらもモロコが掛かっていました。

8尾釣り上げたところで、もう夕方になってしまったので撤収します。
結局のところ、マブナは1尾も釣れませんでした。つまりはボウズ(涙)
そして外道が8尾。まぁ、モロコ釣りもなかなかテクニカルで面白いんですけどね。
17年前のようにマブナをたくさん釣りたい。

今回の結果を表しているような寂しい夕暮れ。
と言っても、逆光だからこんなに暗く写ってますが、実際はもっと明るいんですよ(笑)
まぁ、川岸に釣り人が1人もいなかったのが、すでにこの結果を表していたのかもしれません。
昨年も4月末に来て地元のおっちゃんが、「コロナ禍以降なぜかマブナが前ほど釣れなくなったけど、5月になれば釣れるようになるんじゃないのかな」と言っていたのを思い出しました。
でも、3月下旬にもっと上流で釣れた年もあるんですよね。
5月にもう一回行ってみたいと思っていますが、その時間があるかどうか。秋の方が良く釣れるという噂もあるので、秋にとも思いますが、秋はさらに忙しいし…
いずれにしても、この川に1年間通ってみればマブナの動きが掴めると思うんですが、なかなか難しいですね。
ただ、このままで終わらせるつもりはありません。

これは、実に17年前の5月2日に同じ川で釣ったマブナです。
まだ、ブログを始める前ですね。
この頃に比べてマブナが釣りにくくなっていることは確かですが、季節を読んでまたこのくらい釣ってみたいですね。
「鮒に始まり鮒に終わる」と言われるように、マブナ釣りは簡単なようで奥が深いとてもおもしろい釣りなんです。
















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