スポンサーリンク
スポンサーリンク

vs 梅の木(切り株の抜根)

春夏秋冬
この記事は約4分で読めます。

唐突ですが、梅ってバラ科の植物らしい。
科の名前になっているバラはもちろん、他にもサクラ、モモ、イチゴ、リンゴ、ナシなどもバラ科です。結構美味しい果物が属しています。
先日採ってきてジャムを作ったキイチゴもバラ科で、確かにトゲのある様子はバラに似ている。

木イチゴ?黄イチゴ?|モミジイチゴのジャム
先日のキイチゴ沢釣行の帰りに採ってきたモミジイチゴ。 今まで“キイチゴ”と呼んでいたけど、木イチゴにはものすごくたくさんの種類があって、そのうちの一つということでは間違いではないし、別名“黄苺”らしいので、キイチゴと呼んでも良さそう。ちょっ...

実家の畑の隅に梅の木が植えられていたんです。母親は「中梅」と呼んでいましたが、確かに小梅よりちょっと大きい梅がなっていました。
その梅なんですが、結構大きな木になってしまい父親がもう消毒をするのも大変だからとかなんとかで昨年切ってしまったんです。
それは問題ないんですが、畑に地上部1mくらい残ったままになっていたのがさすがに邪魔だと先日、
「重機を持っている人に頼んで株をこいでもらおうかな」と父親が言うので、
「そんなの俺が人力でこいでやるよ」と気軽に言ってしまったのです。

午後からは雨が降るという6月16日の朝、7時から作業開始です。

160610梅抜根01
↑直径10cmほどなんですが、根元から枝分かれしていて元の方は20cmほどあります。
思ったより太いな。

160610梅抜根04 160610梅抜根02
↑スコップとトンガってやつで広めに周りを掘っていきます。
トンガっていうのは唐鍬(トウグワ)がなまった呼び名のようです。

160610梅抜根03 160610梅抜根05
↑少し掘るとすぐに根に突き当たるので、古いノコギリで根を切っては掘り、切っては掘り。
土に埋まった根を切っていくので、良いノコギリを使うと刃をダメにしちゃうと思います。
結構掘ったので幹を力一杯押してみましたが、ビクともしません(T_T)

こりゃ、思ったより大変だぞ。この時点で
「余計なこと言わなきゃ良かった・・・」と後悔しきり。
1時間もあれば終わるだろうと思っていたけど、そんな甘いもんじゃなさそうだ。
とにかく手を付けちゃったからには地道に作業するしかない。朝のウチに終わらなきゃ後日に持ち越すしかない。
もう気分は梅の木との戦いになってきている(笑)

160610梅抜根06 160610梅抜根07
↑根元がしっかり土で固まっているので、ツルハシを使って詰まった土を取り除くことにしました。土のせいで株が重たくなって動かないんだ、きっと。
土を取り除くと根が出てくるので、先の方で切ってある根をさらに根元で切って軽量化します。

160610梅抜根08
↑根元と切り離してあるので株本体の抜根とは関係ないけど、トラクターのロータリーに絡みつくと困るので、地表に近い部分の根はある程度掘って抜いておきます。
黄色矢印の根は掘り出したものですが、赤線のようにこんなに長ーくつながっているんです。
梅の根ってすごいな。

160610梅抜根09 160610梅抜根10
だいぶ土を落として根も切ったので、幹の先端を掴んで揺すってみると、今度は動く!
両手で体重をかけて思いっきり幹を押してみると、ぐぐぐぐーっと傾きますが、まだしっかりつながっている根があるようで倒れない。

160610梅抜根11
↑ぐいぐい押しながらノコギリを下に差し込んでみると、真ん中辺りに引っかかりがある。
黄色矢印のやつが一番太い根だったようだ。

160610梅抜根12
これを切るとようやく株が倒れた。やったー!

160610梅抜根14 160610梅抜根13
↑倒した株は根に詰まった土をなるべく落として軽くします。
掘った後も、ロータリーに引っかかりそうな根は掘り起こします。

160610梅抜根15
↑あとは穴を埋め戻します。

160610梅抜根16

↑ふぅー、疲れたー。9時少し前に終了。
一時はどうなることかと思ったけど、予定の約2倍の時間をかけてなんとか終了。
なかなかの強敵だった。

ちょっと樹木ってものを甘く見てたな(>_<)
このくらいの木でもものすごく広い範囲にしっかりと根を張っていた。あなどれない。

木の種類によっても違うだろうけど、これが直径30cmくらいのものだったら相当大変だろうなー。
今回、切り株の掘り方の要領は掴んだから人力でも不可能ではないけど、それなりの覚悟を持って時間をかけて取り組まないと無理だと思う。
それと長靴を履いて作業していたけど、履いていたズボンは泥だらけ。
こんなに汚れると思ってなかったけど、抜根作業はできるだけボロい服装でやった方が良い、というのは今回わかったもう一つのこと(笑)

ともかく、植物の生命力の強さを改めて実感する出来事でした。

切り株を一輪車に乗せてとりあえず邪魔にならない場所に運び終えたら、西山の方から沸いてきた灰色の雲から、ポツポツと雨が落ち始めた。

スポンサーリンク
リコプテラをフォローする
魚ココロあれば水ココロあり

コメント

  1. こんばんは。

    株抜き、大変ですね。
    株の大きさより一回り大きな穴を掘るのは大変ですが、大変さはマアマアです。s
    株抜きの場合は、株自体の根が邪魔をするのが曲者です、
    自分も庭整理の時に、直径10~15㎝程度のヒノキやヒバなどを抜きましたが、大変でした。
    自分の場合は、最後は自家用車で抜きました。
    株の一番高い所に牽引ロープを縛り、牽引の要領で株を引き倒しながら露出して木を切っていくと、案外簡単に株が抜けました。

    • マンボウさん、こんばんは。
      いやー、想像より大変でした。値があんなに張っているとは・・・
      1本だけだったのでなんとかなりましたが、何本もあったら途中で心が折れていたと思います。
      なるほど、車で引っ張るというのは良いかもしれませんね。
      今回人力のみでやって大変さが良くわかりました(^_^;)

  2. お疲れ様でした。
    めちゃ達成感ありますね!

    • Nori1022さん、こんばんは。
      ほんとに疲れました(笑)
      ちょっと甘く考えていて、途中で「気軽に変なこと言わなきゃ良かった」とぼやいてました。
      株が揺れ出してからは俄然やる気になって、一気に方が付きました。危ないところでした(^_^;) 達成感はハンパなかったです!