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空飛ぶ魚|トビウオキムチ丼

その他魚介料理
この記事は約4分で読めます。

今の時期になると時々スーパーでトビウオを見かけます。
夏が旬のこの魚、刺身にするとうまいですね。塩焼きもイケます。

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トビウオ2尾で158円。安い!
ぱっと見、ウルメイワシみたいに見えますが、胸ビレを広げてみるとこんな感じ。

一般に陸地に近い沿岸部に多い。海の表層近くに生息し、動物プランクトンなどを食べる。水上に飛び出して、海面すれすれを猛スピードで滑空する。これは主に、マグロやシイラなどの捕食者から逃げるためといわれる。滑空時は100mくらいは当たり前に飛ぶことができ、水面滑走時の速度は35km/h、空中滑空時の速度は50-70km/h、高さ3-5mに達する(大型のものであれば600m程度滑空するものがある)。・・・ウィキペディアより

このヒレを使ってグライダーのように100〜600mも滑空するとは驚きですね。
鳥のように羽ばたけるわけじゃないけど、飛べることは間違いない。
すごいですね、空を飛べる魚って!

トビウオキムチ丼(2人分)

・トビウオ…2尾(25cmくらいのもの)
・醤油…小さじ2
・ショウガ…20g
・白菜キムチ…50g(市販のもの)
・焼き海苔…1枚
・白ゴマ

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鱗を落とします。頭を押さえて、尾っぽ側から頭側に包丁の刃を当てて鱗を落とします。魚のサイズの割りに大きな鱗なので、飛び散るのに注意です。
胸ビレの後ろから斜めに包丁を入れ、中骨まで切ります。

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反対側からも同様に包丁を入れ、最後につながっているお腹側の皮を切ります。

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頭を引っぱると、新鮮なものだとある程度内臓がくっついてきます。
腹に包丁を入れます。

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残っている内臓を包丁でかき出すようにして取りだし、流水できれいに洗います。
血合い部分は親指の爪でしごくようにして洗います。

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背中側を背ビレにそって皮を切り、その後中骨に当たるまで包丁を入れます。
中骨と腹骨の付け根に包丁を入れカリカリと包丁の先端で切り離します。

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尾の付け根に包丁を入れて、中骨の上を滑らせるようにして二枚おろしに。
骨の付いた方も同様に腹骨の付け根を切り離してから、骨を下にして尾の付け根の身と骨の間に包丁を入れ、骨の上を滑らせるようにして骨と身を切り離します。
三枚おろしになりますね。

この辺りの工程はアジのおろし方と同じなので、こちらもご覧下さい。

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腹びれの付け根の骨が硬くて邪魔なので包丁の先端で切れ目を入れて、引っぱって取り外します。
腹骨をすき取ります。

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皮のむき方もアジやイワシと同様です。頭側の皮を少し手で剥いてから、皮を下にしてまな板に置きます。
黄色丸印を左手でしっかり押さえて、包丁の峰(背)をまな板に当てて斜めに右へ滑らせます。

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こちらは普通の皮の引き方。尾っぽ側を押さえて柳刃包丁をまな板に押しつけるような感じでノコギリの様に動かしながら皮を引きます。
写真2枚目、上が包丁の峰で剥いたもの、下が柳刃包丁で普通に引いたもの。
どちらでも問題ないので、やりやすい方でOK。

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柳刃包丁で引く場合は、微妙な加減でピカピカした部分を残すこともできるし、こんな感じに取り除くこともできます。
ヒカリモノの皮の下のピカピカした部分、なんて言うのか知らないけど、これが残っているからこそ“ヒカリモノ”だという気もする。どっちでもいいけど。
斜めにできるだけ薄く切ります。
ウルメイワシの梅オクラ和えをつくった時にこのこの切り方をしましたが、斜めに細く切ると細かい血合い骨が気にならなくて良かったので、今回もこの切り方にします。

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切ったトビウオをボウルに入れ、醤油小さじ2、ショウガ20g(おろしたもの)を加えて混ぜます。
白菜キムチ50gをみじん切りにします。

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キムチも加えてよく混ぜ合わせます。

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丼によそったご飯の上に、焼き海苔1/2枚をちぎって乗せ、その上にトビウオキムチをたっぷり乗せます。
最後に白煎りゴマを振ったら完成!

右奥に移っているのは先日紹介した季節外れのアミタケ味噌汁です。

これ、夏バテで食欲ない時なんかにはいいと思いますよー。
トビウオの身はプリプリで身のうまみとキムチの辛みがベストマッチ。うま過ぎます!

もちろんアジでもうまいと思いますが、イワシみたいに脂が多い魚はあんまり合わない気がします。
ぜひ、皆さんも試してみて下さい。

ところで、先日アップしたウグイのフライウグイの甘露煮の記事が、早くも「良く読まれている記事」の上位にランクされてトップ10の中に4つもウグイの記事がある状態に(^_^;)
ウグイ専門のブログにしようかな。ウソです(笑)

 

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コメント

  1. こんばんは。

    トビウオですか。
    50年以上前は毎年夏休みになると、知多半島先端の民宿で数日過ごしていました。
    その折に、煮魚として度々登場していたトビウオ。
    その胸鰭の大きさに驚いていた記憶です。

    • マンボウさん、こんばんは。
      知多半島ですか。私は小学生の頃“臨海学校”で一泊した思い出があります。確か潮干狩りもしました。
      トビウオは脂が少なめの魚なので、あんまり煮るというイメージがなかったですが、どんな感じなのか興味ありますね。
      胸ビレを使って滑空するなんて、びっくりですよね(^_^)

  2. 見た目はイワシみたいだけど、皮を引いたらアジみたいですね(^_^)
    トビウオのフライは食べたことがありますが、生で食べたことはないですね。
    新鮮なやつなら刺し身にしてみたいです。

    • akiさん、こんばんは。
      そうですね、身質はアジに似ていると思います。
      フライもうまいと思いますが、プリプリした身で生はなかなかイケますよ。
      夏が旬らしいので、今ぐらいが鮮度の良いものが安く出回ると思います。
      新鮮なトビウオの刺身、ぜひ(^_^)

  3. リコさんこんにちは。

    しかし毎回毎回美味しそうですなぁ。
    僕は夏バテはしますけど、食欲は一切落ちません。
    巨大化した腹を何とかしようと、元国会議員がテレビでCMやってる
    スレンダートーンとかいうのを一か月やってますがびくともしませんw

    巨大化を止めようと 米を食べるのは朝飯だけにしているので
    こういうどんぶりものの写真を見ると・・

    胸が苦しいです><

    • やっこおはぎさん、こんばんは。
      私も暑ければ暑いほど食欲が出るタイプなんで、夏バテ知らずなんです(笑)
      風邪を引いても食欲はあるんですが、一度だけノロウイルスを発症した時だけは発熱とひどい下痢で、食欲どころの話じゃなかったです(>_<) スレンダートーンって太蔵さんがやってるヤツですね。あの人が宣伝すると製品の信憑性が疑われそうですが(笑) 美味しい物食べて、運動するのが一番いいんじゃないでしょうか(^_^)

  4. トビウオの刺し身結構美味いですね。
    ボートで爆走していると飛びまくって逃げていきますよ。

    • Nori1022さん、こんにちは。
      トビウオもうまいですよね。
      トビウオはマグロやシイラなどの捕食者から逃げるために飛ぶと言われているらしいですが、ボートからも逃げているんですね。
      魚が飛べるなんて、ほんとにすごいと思います(^_^)