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里川のアマゴが釣れるでしょうか|クロカワムシフライ

フライタイイング勉強中
この記事は約5分で読めます。

今回は久々に釣りブログに戻って、フライの話です(笑)

この冬もざざ虫漁をやっていたおかげで、誰よりもたくさん見ているヒゲナガカワトビケラの幼虫(クロカワムシ)。
この虫は天竜川本流には本当にたくさんいます。支流では下の方にいますが上流部にはあまりいません。
アマゴの棲息域でこの虫が捕れれば、良い釣り餌になるでしょう。

 

この虫を模したフライは以前にもカディスラーバを巻いています。
あれは、ちゃんと教書に載っていた通りの巻き方をしていますが、どうもクロカワムシっぽくないんだよねー。自分なりにクロカワムシっぽいのを巻いてみます。

クロカワムシフライ

  • フック:TMC5263 #12
  • スレッド:ユニスレッド6/0(ブラック)
  • ボディー:自己融着テープ
  • ハックル:コックネック(グリズリー)
  • ゴールドワイヤー
  • ブラックバーニッシュ

ロングシャンクのフックと自己融着テープでリアルに。

 
ロングシャンクのTMC5263 #12に#6/0(ブラック)のスレッドで下巻き。
ベンドカーブの真ん中辺りまで巻きます。

 
ゴールドワイヤーを取り付けます。
お尻部分に4回巻いて固定してチラッと見える感じに。余分はカット。


ボディーには自己融着テープというのを使ってみます。
水道管の補修や電線の絶縁なんかに使われるテープですね。引っぱりながら巻くと、テープ同士がくっつきます。

 
テープを5cmくらいの長さに切って、長辺の端からクルクル巻いてチューブ状にします。

 
テープの先端を引っぱって細くして取り付けます。先端がぽっこりしてますが、カットするので気にしません。
先端部分をカットしてから、ボディーを巻きます。
テープを引っぱりながら、一節を一回で巻くのは無理なので2、3回重ねながら巻きます。
これが、かなり難しい。

 

なんとかできたけど、ちょっと納得いかない仕上がりかな。
自己融着テープは引っぱりながら巻くとその名の通り、テープ同士が融合するように強力にくっつくので解くのも困難でやり直しがきかない感じ。これは結構難しい。
足っぽい部分にするためにドライの#16くらいのサイズのグリズリーハックルを取り付けます。

 

ハックルを二巻きして巻き留めます。
スレッドでヘッドを成形して、ウィップフィニッシュ。


ヘッドにブラックバーニッシュを塗って乾かしたら完成です。
うーん、サイズ感はこのくらいで全体の雰囲気も悪くはないかもしれないけど・・・

フックはクロスオーストリッチで使ったあれの方がいいかな。

頭がくの字になったフック形状がクロカワムシっぽい。

 
クロスオーストリッチ用に購入したTMC108SP-BL #14。頭がくの字に曲がっているところが、クロカワムシっぽい。これで巻いてみよう。
スレッドで下巻き。

 
さっきの自己融着テープのチューブを取り付けます。5cmのチューブで結構何本も巻けそう。
さっき使って先端は細くなってるので取り付けやすい。
ボディーを巻いて、ヘッドを成形。


ヘッドにブラックバーニッシュを塗って乾かしたら完成。
ゴールドワイヤーもハックルも使わずシンプルな仕上がりにしてみました。
さっきのより、こっちの方が虫の生命感がある気がします。クロカワムシは流れる時は丸まってるから。

自己融着テープよりツヤがあって巻きやすい素材は何かないかなー。
ティムコのVリブは良いんだけど細いものしかないし、赤虫フライにつかったワプシのストレッチチューブにはもっと太い物があるみたいだけど、現在廃版っぽい。
うーん、何か良いものを探そう。

ダビングボディータイプも作ってみます。

 
下巻きをしてゴールドワイヤーを取り付けます。フライライト(ブラック)をダビングしてボディーを巻きます。


ゴールドワイヤーでリビングしてヘッドを成形。


ヘッドにブラックバーニッシュを塗って乾かしたら完成。
意外とこれも悪くないかも。
でも、ボディーがフライライトだと沈みが悪い?
レッドワイヤーを下に巻いてから、細めにボディーを巻いた方が良かったね、たぶん。

もう一つクロスオーストリッチのようなタイプを。

 
ボディーにはブラックのシェニールを使います。
そして、スレッドの代わりにコパーワイヤーを使うのはクロスオーストリッチ同様です。
ワイヤー専用のボビンホルダーの作り方はこちら。

 
スレッドの代わりにコパーワイヤーで下巻き。シェニールを巻き留めます。
シェニールでボディーを巻きます。


コパーを巻いたボビンはベンド側にあるので、右手でシェニールを押さえたまま左手でコパーをリビングします。途中右手と左手をうまく使いながらなんとか巻きます。


シェニールを巻き留めてヘッドをコパーワイヤーで成形します。
クロスオーストリッチの時には、UVレジンを使いましたが今回はソフトタイプのヘッドセメントを仕上げに塗ってみました。完成です。

これは、もはやクロカワムシというより、毛虫フライだと思うけど(笑)
コパーワイヤーで巻いてあるから、沈み具合は良いんじゃないかな。

ウグイを相手にテストしてみよう。

これら、クロカワムシっぽいやつは、一度ウグイ相手に試してみようと思います。
クロカワムシはウグイの大好物だから、ウグイが釣れなきゃアマゴだって無理。
まず、天竜川に行ってクロカワムシを捕って、ウグイを何匹か釣ってウグイが釣れるポイントだということを確認してから、これらのフライを使ってテスト。
テストに合格したものを改良して、アマゴ釣り実戦に投入という手順にしよう。

天竜川水系トラウト解禁まであと5日。

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コメント

  1. おはようございます。
    自己融着テープは便利ですね、くるくる巻いてチューブ状にするのがミソですね、よいアイディアです、これなら簡単に巻けますいろいろ試すのも面白いですね。

    • ハックル70さん、こんばんは。
      自己融着テープは扱いも簡単で便利なんですが、きれいに巻こうと思うとなかなか難しいです。もう少し練習して思い通りの胴を巻けるようにしたいと思います。
      おっしゃる通り、じゃんじゃん使えるのでいろいろ試してみます。

  2. おはようございます。
    実に楽しそうです。
    ウグイ餌釣りから、ウグイフライ釣り、クロカワ虫フライ改良、アマゴ実戦と戦略的アプローチが面白いです。
    実に楽しそうです。

    • マンボウさん、こんばんは。
      とにかくクロカワムシはウグイ同様なじみがあるので、いろいろ試してみようと思っています。
      まずウグイが食ってくれないことには、アマゴは無理だろうということでこんな手順にしてみました。
      久しぶりにウグイ釣りを楽しみたいってこともありますが(笑)
      楽しいことは間違いないです。

  3. クロカワ虫に良く似てますね
    此れなら渓魚も食欲をそそがれるでしょう
    クロカワ捕りもされ正体も良く知ってみえるから
    こんなフライが出来るのでしょう。

    • 釣りお爺さん、こんばんは。
      まずはウグイが食ってくれるか試してみます。それから、渓魚に挑戦します。
      クロカワムシはたくさん捕りましたからね。虫の構造や動きは良く見ているので、もう少し改良したいところです。
      こちらの解禁もせまってきたので、ソワソワしています(笑)

  4. クロカワ虫って感じで釣れそうですね。
    ざざ虫の纏まった写真なかなか強烈ですね(笑)

    • Nori1022さん、こんばんは。
      魚が食ってくれればいいんですけどねー。
      まず、得意のウグイがどのタイプを食ってくれるか試してみます。
      それから改良を加えて、アマゴに挑戦します(^_^)
      ざざ虫は大量になるとなかなかインパクトありますね。私はもう慣れてしまって、小魚がザルに入っているのと同じ感覚になっちゃってますが(笑)