諏訪湖のワカサギ釣りシーズンになりました。
私の場合、正確には諏訪湖からの流れ出し「釜口水門」でのワカサギ釣りですけどね。言い方を変えると天竜川の最上流部ということになります。
今シーズン一回目は、ブラックバスが入れ食い。そして二回目はワカサギも無反応なら、あれだけ入れ食いだったブラックバスも沈黙。帰りに池でブルーギル釣って持ち帰り、ブルーギルバーガーを作って食べました(笑)
というわけで、シーズン三回目。テレビでは諏訪湖のワカサギはドーム船で順調に釣れているとのことでしたが、果たして三度目の正直となるのでしょうか。
三度目の正直となるか。諏訪湖(釜口水門)のワカサギ釣り
釜口水門に到着。
長雨続きで増水して、濁りも強いですね。
すでに先客がぞろぞろ。これだけ人がいるってことは釣れるようになったってことだね、きっと。
写真2枚目の赤丸印、水門の際に6人くらいが固まって釣ってるよ。そんなに近づいてたらオマツリ(隣の人と仕掛けが絡むこと)しそうだけど大丈夫?
左端に魚道があってその向こう側(赤矢印付近)を7〜8mの渓流竿で狙っている。ここで釣ってる地元の常連さんたちはそこがお気に入りのポイントらしい。確かにワカサギがその辺りに固まっているようで釣れている様子。
私は、仮に人がいなかったとしてもそこは狙わない。
私の使う竿は6.4mなので、魚道の向こうまで届くことは届くけどもっと手返し良く釣れるところがあるから。
どんな魚でも餌の集まる場所が最高のポイント。
これから釜口水門でワカサギを釣ってみたいと思っている人に、とっておきのポイントをこっそり教えましょう。あんまりこっそりでもないけど(笑)
ここです。
魚道の流れ出し。奥の黄色丸印は魚道仕切りの終端。
ここは第一回釣行ではブラックバスが溜まっていたところ。餌が溜まるからワカサギも溜まり、ブラックバスも溜まるって寸法ですね。
そして手前の黄色丸印は、魚道からの流れと本流からの巻き返し(赤矢印)がぶつかる辺り。ここにも餌が溜まるでしょう。
私からするとここが第一級ポイントなのに、なぜかみんな水門際の狭い範囲に並んで釣っている。不思議だ(^_^;)
ところでこの魚道はなんの魚のためにあるの? 鯉とか?
岸から釣る場合のワカサギ仕掛け。
私がワカサギの岸釣りに使っている宇崎日新のFINE MODE 流 6.4m(楽天で見る・アマゾンで見る)。
オイカワ用の竿なので、ワカサギの繊細なアタリもよくわかって楽しいです。手返しだけ考えるともっと先調子の竿の方が良いけどね。
仕掛けは今までは写真1枚目のオーナーばりの狐ワカサギ(楽天で見る・アマゾンで見る)を好んで使ってましたが、写真2枚目の「わかさぎ工房 極 II」というやつが上州屋岡谷店で3セットパックで格安で売っていたので買って試してみました。
オーナーのものはブラックバスが掛かると針が折れたり糸が切れたりしてたんだけど、こちらは丈夫で仕掛けのトラブルが少なくて使いやすい。
ただ、これ諏訪湖周辺のみで売っているのか、ネット検索しても出てこない。
この仕掛けのもう一つ良いところは、使い終わっても赤矢印のところに針の本数分の切れ目が入っているので、そこにハリスを掛けてしっかりと針を固定できるので、きれいに収納できます。
一方オーナーばりのものは、仕掛けを再度仕舞おうと思ってもなかなか難しい構造のパッケージです。まぁ、一つの仕掛けをそんなに長く使われても困るから、敢えてそうしてるのかも。
釜口水門で私が使っている仕掛け。隣の人と接近して釣る場合は、なるべく仕掛けが暴れないようにもっと先調子の竿の方が良いと思います。
長竿で針を15本くらい付けて釣ってる人もいますが、針が多ければ良いってもんでもないし、そもそも水深もそれほどないので扱いやすい7本針がおすすめ。
午前8時頃、釣り開始。
開始早々、二連、三連、四連と絶好調。
仕掛けを投入して、一旦底まで沈めて、オモリがコツンと底についたら少し持ち上げてまた底に落とす。これを繰り返して餌を踊らせます。
すると、すぐにブルブルブルと小気味よいアタリがきました。
ワカサギは口が弱く抜き上げる時に外れちゃうこともあるので、強く合わせたりせずにそのまますぅーっと引き上げます。最初からダブルできました。幸先良いね。
その後もほとんど入れ食い状態で絶好調。サイズも一昨年ほどではないですが、大きめです。
今日みたいに食いの良い時は、ブルブルとアタリが来てもしばらくそのまま待っていると、餌が絶妙に動いて、2尾目、3尾目が掛かることも多く、三連、四連で釣れてきます。
3、40分でこんなに釣れました。
1時間で100尾ほどになったので、一旦ワカサギをクーラーBOXに移します。ワカサギは弱いので、こうやってバケツに入れておいてもどんどん死んでっちゃうんですよね。
もうだいぶ水温が低いので、ブラックバスの活性は極端に落ちた模様。全く掛かりません。
そして、また再開。
大型バスからぞろぞろと降りてきたオジサン集団。
9時過ぎになって青空が広がりました。
さっきの魚道の流れ出しの下の方も釣れますよ。ただ、仕掛けを前方に投げると藻やら石やらがあって根掛かりしやすいので、手前の壁際を狙います(写真2枚目黄色枠)。
ワカサギは回遊魚なので時間によるムラはありますが、水門際と比べても釣果はそれほど遜色ないです。ここは4.5m竿でも釣れます。
10時近くなってもう200尾近く釣ったのでそろそろ帰ろうかなと思っていたら、駐車場に大型バスがやって来ました。そこからオジサン達がぞろぞろ降りてきました。
なんか知らんけど、バスガイドさんを先頭にこっちに歩いてくるよ。
ワカサギが釣れてるのを見て、珍しそうに集まって来て30人くらいのオジサンに囲まれちゃった(^_^;)
バケツの中をのぞき込んで
「何が釣れてるのー?」
ワカサギです。
「これは飼うの?食べるの?」
飼うわけないだろう。食べるのだ(笑)
「餌は何を使うの?」
こんな感じに赤く染めた虫です。釣具店で売ってます。
「コンロ持って来てここで食べさせてくれればいいのに」
何調子いいこと言ってんだよ(笑)
しばらく私が釣っているのを見てから、賑やかに水門方向へ歩いて行きました。
水門の上の橋を渡っていくオジサンたち。名古屋から来たと言ってたけど、後から添乗員さんに聞いたところによると、とある業界の研修旅行だとか。ふーん、研修ねえ。
今の時期ならカラバリでも釣れる。下流の赤い橋付近でも釣れる。
そうこうしているうちに、大体200尾になったと思うので、あとは餌を外してカラバリでも釣れるから試してみます。カラバリって餌を付けない針だけの状態のことです。ワカサギは、それほど寒くない時期なら餌がなくても結構釣れるんですよ。キラキラ光る針を餌だと思うみたい。
やってみると、今の時期だと餌がなくてもまぁまぁ釣れることがわかった。でも、餌があった方がやはり食いは良いけどね。
今日釣った感じだと今年は調子が良いので、これから釣り人が増えて混雑状態になる日もあるかも。
そんな時は下流にある赤い橋のところまで少し歩いて行くと、そちらでも釣れますよ。
今日は増水してるから岸が狭くなってるけど、通常水位だともっと広いです。写真2枚目の黄色丸印辺りで釣れます。
ここは3〜4mくらいの短竿でも釣れるので、手返し良く釣れば釣果が上がります。椅子を置いてのんびり釣りができますよ。
下流方面から見た水門ポイント。写真1枚目の黄色矢印がさっき私が釣っていたところ。
写真2枚目は逆側の水門から見たポイント。
私が片付けていたら「こっちでも結構釣れるんじゃん」と、さっきまで水門際にまとまっていたオッチャン達がやってきて釣り始めましたよ(赤丸印)。
厳寒期になると岸釣りのポイントは湖内になります。
今は水門から下流で釣れてますが、もっと寒くなるとだんだんここでは釣れなくなり、諏訪湖内へとポイントが移動します。
水門の橋の上から見た左側、この辺りにズラッと釣り人が並ぶようになります。
写真2枚目は反対側から見た写真。この手すりに竿掛けを設置して、みんな釣ってますね。
私も一度こちら側で釣ったことがありますが、とにかく寒い!
そのくらい寒くならないとここでは釣れないので、寒さとの戦いとなることを覚悟して下さいませ。
あんまり詳しく釣り場紹介してると、また怒られるかな(^_^;)
まぁ、でも諏訪湖のワカサギ釣りくらいギスギスせずにおおらかにみんなで楽しめばいいよね。
本日の釣果。
うちに帰ってきて数えたら205尾でした。2時間で205尾、重さにすると640g。
今年の諏訪湖ワカサギは絶好調だと思います。
湖内のドーム船でも調子良く釣れているらしいし、昨年は遠方からわざわざワカサギ釣りに来るのはやめた方が良いと書きましたが、今シーズンは諏訪湖のワカサギ釣りを思う存分楽しめるチャンスです!
寒い時期にはやっぱり温かいドーム船がいいね!
岸からももちろん釣れますが、厳寒期はやはり温かいドーム船がいいですね。
ワカサギドーム船はこちら。
民宿みなと 諏訪湖観光汽船
昨年、漁師さんたちが苦渋の決断で禁漁にしてくれたおかげもあって、今年の諏訪湖のワカサギはおそらくここ5、6年では一番の豊漁じゃないかと思います。
キノコが不作だったので、ワカサギも心配してましたが、今年は絶好調。
今回のワカサギは実家に持っていって天ぷらにして食べました。やはりワカサギの天ぷらは最高! サイズが良いので100尾でも結構な量になりました。
まだ100尾残ってるので、明日兄貴たちが来て食べるということに。
また近々釣りに行って、今度は甘露煮を作ろうかな。
★2018.1.8追記:
秋口は絶好調だった諏訪湖のワカサギですが、釜口水門付近は年末から年明けにかけてかなり渋い状況になっているようです。
どこか別のポイントへ群れが移動したのかもしれません。
★2018.1.21追記:
ワカサギはなんと言っても天ぷらが最高ですが、刺身にしてぽん酢醤油で食べたらこれもイケました。詳しくはこちら。
コメント
こんばんは。
い~ですね~、ワカサギ釣り。
鈴なり君は釣って面白いし、食べて美味しいし。
王ケ頭に行った時に、紹介されている水門の所に行ったら、数人が晩のオカズ釣りに来て見えて、その日常姿が実に楽しそうでした。
天気が良かった今日あたりの美ヶ原は綺麗だったでしょう。
遠くの頭が白くなったアルプスを眺めながら、眼下のカラ松の黄葉を愛でる。
美しいでしょうね。
マンボウさん、こんばんは。
そうなんです。ワカサギ釣りは時合いさえ外さなければ誰でも簡単に釣れるし、食べても抜群にうまいので楽しいんですよね。
今の時期ならこの水門はベストポイントなんですよ。
この日は青空が広がったので美ヶ原はきれいだったと思いますね。
台風がまたやってきて、大雨になってしまいましたが、台風が過ぎ去ればしばらく行楽日和になりそうです(^_^)
こちらでは、裏磐梯で11月からワカサギが解禁になります。
でも氷が張ってからの穴釣りが熱狂的に支持されてます。昔の同僚には1日1000匹目標というものが3人ほどいましたが、その人たちは競技のように腕を洗練させてます。
私は道具立てと片付けのおっくうさから年に1回で十分。100匹釣れれば恩の字という手合いです。
なんせいわな・サクラマスのいるきれいな冷水湖なので、キュウリウオ科はカミさんでも好む淡水魚。
ワカサギなら釣り好きという同僚もいるし、アユ釣りなら全国大会3連続ファイナリストという猛者もおりました。
FFfreak さん、こんばんは。
そちらは11月から解禁なんですね。
ワカサギ釣りで一番おもしろいのは穴釣りだと思います。私は寒いのが苦手なので、1度しかやったことがないですが、釣ったワカサギをその場で天ぷらにして食べるのはワカサギ穴釣りの醍醐味ですね(^_^)
ワカサギは生だともの凄く生臭いですが、天ぷらやから揚げにすると川魚が苦手な人でも間違いなく「美味しい」と言ってくれますよね(^_^)
おはようございます。
しばらく行っていませんが、釣れるんですね驚きました、釜口水門はやった事が無いですがあそこなら近くて良いです、やはり7本鍼が良いでしょうね、特に入れ食いの時は手返しに楽です、手の臭いがなかなか取れないので苦労しましたね、今は良い洗剤があるようですが。
ハックル70さん、こんばんは。
昨年は夏の間に全滅状態になってしまって全くダメでしたが、今年はここ数年来では一番釣れると思います。
釜口水門へ隊長と二人でおかず釣りにいらしてはいかがですか(^_^)
あんまり針が多いとトラブル続出になるので7本にしています。
ワカサギの臭いは本当になかなか落ちないんですよね。普通の石鹸で洗って程度では落ちません。釣り用の良い洗剤があるんでしょうか。ちょっと調べてみます。
ワカサギ釣り、やりたいです(^^) 知り合いに、穴釣りは寒いよ~って言われて冬は考え中です。今のシーズンならまだ我慢できそうかな。
Kさん、こんばんは。
釜口水門へ出かければ、今の時期なら岸からちょっと長めの竿を使ってお手軽に楽しめますよ。
釣りそのものの楽しさはやはり穴釣りが一番だと思います。氷に開けた穴から超短竿を使ってアタリをとるのは本当におもしろいです。
ただ、私は寒いのが苦手なので北信の湖で一度だけやったことがあるだけです(^_^;)
釣りたてのワカサギを氷の上で天ぷらにして食べるのは最高なんですけどねー。
ワカサギのシーズンになりましたね
やはり場所を知ってないとこれだけの
釣果は出ないでしょう、天麩羅が美味しいですね
此方にも池で釣りできますが
ボートを借りての釣になります、
経験不足で釣りは苦手で出来ません。
釣お爺さん、こんばんは。
例年よりは少し遅れてワカサギのシーズンになりました。
諏訪湖内の他のいろんなポイントでも釣った経験がありますが、今の時期にはこの水門が一番釣れるんですよね(^_^)
新鮮なワカサギは天ぷらが一番うまいですね。
そちらにもワカサギが釣れる場所があるんですね。ボートでも釣ったことがありますが、ポイント選定が岸釣りより難しいです(^_^;)
こんばんは。
こちらのワカサギは主にリザーバーでパン粉に魚粉を混ぜた撒き餌を使いますが、餌だけどころか素針で釣れるとは魚影の濃さが伺えますね。
その場所のワカサギは寒くなると何処に行くのでしょうか?
七流釣師さん、こんばんは。
そちらでもワカサギ釣れるんですね。
昨年は夏の間に全滅状態になっちゃったので、全くダメでしたが、今年は例年になく豊漁の予感です。
諏訪湖のワカサギ釣りでは特に撒き餌禁止ではないと思いますが、基本的に使いません。カラバリでも今の時期なら釣れますが、厳寒期は無理ですね。
厳寒期になるとこのポイントでは釣れなくなるんですよね。意外と天竜川のかなり下の方もワカサギが釣れたりするので、下って行くのでしょうか?
やっぱり1回目と2回目の釣行の際は、タイミングが悪かったんですね。
今回は大漁で良かった、良かった。^^
因みに面倒なのを我慢して、釣ってすぐにキンキンに冷やした塩水をクーラーに作っておいて放り込んでやれば、そのままバケツ内で死んでしまうより遥かに食べる時に旨いですよ。
帰りは一旦ザルなどで魚の水気をサッと切ってからクーラーで冷やして持って帰ると、帰路のクーラーボックスの重量も軽減できます。
海でアジやイワシを釣るときは、特にこの方法で〆るかどうかでまるで違う魚かと思うほど鮮度が変わって旨いです。
後半の写真を見ると充分に鮮度が保たれているように見えるので、余計なお世話かもしれませんが・・・
kuniさん、こんばんは。
厳寒期になると外気温でワカサギが凍っちゃうような状態になりますが、まだ気温が高い今の時期は確かに鮮度保持に気を遣った方が良さそうです。
良い方法を教えていただき、ありがとうございます!
暖かいうちにまた行くつもりなので、実践してみます。
光り物は本当に鮮度によって全く味が違いますよね。ワカサギも鮮度が良いに越したことはないと思います(^_^)
やはり何の釣りもエサが溜まるよれは外せませんね、今の時期四万十川の落鮎が流されて溜まるようなヨレにゆらゆらとルアー漂わせて送り込んだら一撃。
Nori1022さん、こんばんは。
そうなんですよね。結局魚を釣るのには、魚が餌を求めてやってくる場所を見極めるのが重要だと思うんですよね。
このポイント、なぜか一番良さそうだと思う場所に釣り人がいないという不思議(笑)
秋のスズキはやはり落ち鮎が一番のご馳走なんですかね。Noriさんはあんまり食べないみたいだけど、四万十のうまい鮎を食べているスズキもきっとうまいでしょうねー(^_^)
こんなに釣れたら超気持ちよさげですね。
ワカサギの天ぷらが食べたいです。
近所にはいませんのでいつも皆さんのワカサギにうっとりとしています。(笑)
景色もよく研修の観客も飛び入りでいろいろ楽しめたのではないのでしょうか?(^.^)
幻の渓流師さん、こんばんは。
そちらの近くにはワカサギいませんか。
例年だと9月にはもう釣れていましたが、今年は釣れ始めが遅くなった分、釣果は絶好調のようです。昨年、禁漁にしていた効果があったのかもしれません。
この日は久々に青空が広がったので、県外から諏訪湖を訪れていた人たちも楽しそうでしたよ(^_^)