このところ連載しているワカサギ料理があと4種類あるんですが、ちょっとワンクッション入れて今回は肉料理をアップします。
魚料理ばかりだと魚が嫌いな人は飽きちゃうでしょ。
いや、魚嫌いな人がこのブログを読んだりしないか、そもそも。
でも、釣りが好きでも魚を食べるのは好きじゃないっていう変な人もいることだし(笑)
私は子どもの頃は肉が苦手で魚ばかり食べてました。まぁ、野菜も食べてましたけども。
大人になってからは肉も大丈夫になり、今は食材として嫌いなものはなくなりました。
普通の人は食材としてとらえていない“ざざ虫”を食べるくらいなので、それに比べればどれも素敵な食材にしか見えません(^_^)
昨年末にNHKのあさイチという番組でフライパンだけでできる「超簡単!ローストビーフ」の作り方を紹介していて、これは正月のおせちにもピッタリだと試しに作ってみたんです。
フライパンだけでできる。超簡単!ローストビーフ
私は、400gくらいのかたまり肉を二つ買ってきて合計800g分作りましたが、番組で紹介していた通り500gのかたまり肉での分量を記載します。
- 牛モモかたまり肉…500g
- ブラックペッパー…大さじ1/2
- 塩…大さじ1/2
- サラダ油…大さじ1弱
- たれ
・水…100cc
・砂糖…大さじ1〜2
・めんつゆ…大さじ3
・みりん…大さじ2
・ブラックペーパー…少々
・おろしにんにく…大さじ2
・練りわさび…大さじ1
上記の通り私は400gくらいの固まりを二つ買ってきたので、調味料などもそれに合わせて増量してますが、500gの方が分量がわかりやすいのでそれに従って記載します。
かたまり肉はできるだけ四角い形にカットされているものを選んだ方が良いです。
その方が表面全体を焼きやすいので。
今回の肉はオーストラリア産です。もっと高い国産の牛肉でももちろん良いけど、ローストビーフは脂の少ない赤身肉が良いように思います。
肉からドリップが出ている場合は、キッチンペーパーでしっかり拭き取ります。
肉の表面全体にブラックペッパー大さじ1/2をすり込みます。
こういう料理にこそ、美味い塩を使おう!
それから、塩大さじ1/2も同様にすりこみます。塩を先にすり込むと、ブラックペッパーが肉に付着しにくくなるので、必ず先にブラックペッパーをすり込みます。
こういう料理にこそ、この岩塩(ヒマラヤピンクソルト)の美味さが引き立ちます。
ガリガリガリガリ削ります。
熱したフライパンにサラダ油大さじ1弱を引き、肉を1面ずつしっかり焼いていきます。少し焼き過ぎと思うくらいでOKとのことですが、私は強火でさっと焦げ目をつけるくらいで良いと思う。あんまり中まで火が通っちゃうと固くなるので。
フライパンの一箇所で焼くとその部分だけ温度が下がるので、肉を回して位置を変えながら焼きます。
肉の表面だけ焼いて、冷凍庫で急速に冷やす。
ちょっと焼き過ぎたかも。肉が縮んじゃった気がする(^_^;)
熱いうちに二重にしたキッチンパーパーで包んで、それをラップで巻きます。
それを冷凍庫に入れ、周りを保冷剤で囲んで急速に冷やします。
肉を焼いたフライパンに水100ccを入れ、肉から出た旨味をこそげ落とします。
ニンニクワサビソースは抜群のうまさ!
そこに、砂糖大さじ1(NHKレシピでは大さじ2でしたが、仕上がりがちょっと甘かったので変更しています。その辺りはお好みで)、めんつゆ大さじ3、みりん大さじ2、おろしニンニク大さじ2、ブラックペーパー少々を入れます。
とろみが付いてくるまで煮詰めます。
箸などですーっと引いて線が残る程度の濃度になればOK。
火を止めてから、練りワサビ大さじ1を入れてかき混ぜたら完成。冷まして小さい容器に移しておきます。
肉を1時間以上冷やしたら冷凍庫から取り出します。
よく切れる包丁で(柳刃を使った方が良いですね)、できるだけ薄くスライスします。
皿にぐるぐるっと並べて、ニンニクワサビソースを回しかけたら完成!
残りのソースは別容器に入れて添え、個々人のお好みでかけてもらうことにします。
真ん中のカイワレ大根は飾りでもあるけど、これをローストビーフで巻いて食べるとイケます。
こうやってみると、中がレアでローストビーフというより、牛刺しとか牛のタタキと言った方が良いような・・・私は魚も肉も生系の食べ方が好きなのでいいですけども。
これは正月料理として実家に持って行ってみんなで食べました。
生肉の苦手なメンバーが何人かいて、恐る恐る食べてましたが味は好評でした。
甥っ子は元々肉が好きなので、パクパク食べてました(^_^)
このニンニクワサビソースがうまいんですよね。ニンニクたっぷりとワサビのバランスが最高です。私はちょっと甘さが強く感じたので、上記レシピでは砂糖を減量していますが。
これは確かに超簡単にできるし、しかも冷凍庫で冷やした時にそのまま冷凍しちゃえば長期保存もできます。食べる時には冷蔵庫に移して解凍してからカットすればOK。
作っておけばいつでもちょっとしたおもてなし料理になりますね。
本格的なローストビーフを作るには。
今回のは中がレア状態の仕上がりで私はこれもかなり好きだけど、一般的にはローストビーフって中までもっと火が入っている感じじゃない?
フライパン強火で短時間で表面だけ焼いたら、後はオーブンで加熱するか、湯煎で低温調理状態にすれば良いと思います。
“本格的”って言ったって、ローストビーフの名が示す通り「焼いた牛肉」なので、いずれにしろ超簡単な料理だと思う。スーパーでは薄切りにした少量が妙に高く売ってるけど(笑)
今回のニンニクワサビソースは秀逸でしたが、他にもいろんなソースが考えられそう。ちょっと辛味が入った方が良いですね。
ローストビーフという料理は、ソースの方が主役なのかもしれません(^_^)
コメント
まーたまた、旨そうなもんを引っ張り出して来ましたね。(笑)
これは仲間で外に出掛けたときでも、工夫次第では作れそうな感じですね。
冷凍庫で急激に冷やすと言う工程が難しいけど、それはそれで何とかなりそうな気もするし。
リコプテラさんのブログは冬季は料理ブログ、ボクは野鳥&タイイングブログ・・・と寄り道の方向は違うけど、それぞれに色々と楽しんでますね。^^
そしてそんな楽しみ方で冬を凌ぎつつ、それぞれ同じように春の解禁を待つというスタンスが似ていると言うのが面白い。
kuniさん、こんばんは。
引っぱり出してきましたよ(笑)
現地まで肉を冷蔵状態で持って行ければ作れると思います。
冷凍庫で急激に冷やすのはNHK方式で中がレアな仕上がりだけど、そのまま放置するとじんわり中まで火が通っていいんじゃないですかね。川で冷やしておけば良いような気もするし。
そうですねぇ、冬は寄り道の季節です。解禁だんだん近づいて来ましたねぇ(^_^)
冷やしてローストビーフ。こんな調理方法があるんですね。ものすごく美味しそう(^^) ローストビーフの画像を見ながら 乾杯~です。
Kさん、こんばんは。
今回はNHK「あさイチ」で紹介された方法を忠実に再現してみたので、中がレアな仕上がりなんですよね。一般的なローストビーフはもっと中が低温で火が通っていると思いますが、私はレアな感じが好きなのでこれはこれで美味かったです。
Kさんは毎日晩酌されるのかな?
私はアルコール弱いですが、ブログ下記ながらチビチビ呑んでることもあります(^_^)
ローストビーフはよく作ります。
色々な作り方がありますが、同じように焼いてから、それをアルミホイルで包んでジップロックに入れて、さらにそれを保温出来るバッグやタオルに包んで30~60分保温。
それから冷やしてから切るともう少し火が通った感じになります。
更に火が通った感じがよければ、焼く前にレンジで火が通らないくらいに軽く温めてから焼くと、売っているのと近い状態になりますのでオススメですよ。
本当は低温調理器具があるともっと綺麗に出来上がるのですが、調理器具の保管スペースがなくて諦めております(^^;)
ソースはポン酢+きざみワサビを混ぜるだけのやつもおすすめですし、マスタードソースもありですよ。
イチさん、こんばんは。
表面だけフライパンで焼いてから、やはり低温調理した方が一般的なローストビーフになりそうですね。
焼く前にレンジで加熱というのはおもしろいですね。「火が通らないくらいに」という加減が難しそうですけど(^_^;)
ありがとうございます。次は違う作り方を試してみますね。
低温調理器具って知らなかったので検索してみました。こんな便利なものがあるんですねぇ。
マスタードソースも良さそうですね(^_^)
おはようございます。
元々が、牛肉は赤身が好きなので、ローストビーフの少し筋っぽさ好きです。
我家も今ではオセチの必須アイテムになって楽しみます。
そんなローストビーフの、肉汁閉じ込めと、火の通し加減は実に微妙で、若いお母さんがああだこうだと講釈をのたまいながら楽しんで焼いています。
マンボウさん、こんばんは。
赤身肉は肉を食べたという感じがしますね。
しゃぶしゃぶなんかだともっとサシの入った柔らかい肉の方が良いですが。
ローストビーフは作る手間はそれほどじゃないし、固まり肉だと日持ちもするのでおせちには向いている料理ですよね。
手間はかからないけど、確かに思い通りの仕上がりにしようと思うとかなり繊細な火加減が必要になりますよね。ママさんが講釈するのもわかります(^_^)
あー、おいちそう!
カミさんが良く作ってくれたのは子供がいて、稼ぎがある時まででした。
私の世代はお肉は子供時代夢の食べ物です。
うすら50年近く前の就職・上京するときに初めて母親にビーフステーキを洋食屋さんで食べさせてもらえました。
ピザってなんだ?-西洋風お好み焼き??という田舎暮らしの時代ですから。当時は上京してもシェーキーズくらいしかなかったはずです。
ん、上京って今使わないのかな。
マックが銀座にできたころで、その後にできたケンタッキーがご馳走チキンと思えたわーー。
ブレイデッドリーダーは今、シルクライン用にあるようですね。
シルク製ですからお高いです。
20年ほど前に偶然会った釣り人が使っていたバンブーロッドとシルクラインがグッときました。
もしかすると、ケミカルフライラインより長持ちするのかもしれません。
FFfreakさん、こんばんは。
今も上京って言うと思います(^_^)
50年前のステーキはかなり高級品だったでしょうね。
私は子どもの頃は肉が苦手だったので、どちらかというと肉を避けてました。
クリスマスには給食で骨付き鶏モモみたいなのがいつも出たので、憂鬱でした(笑)
今ではケンタッキーは好きですが。
バンブーロッドにシルクライン、もう少し腕を磨いていつかは振ってみたいですね。シルクラインは手入れさえすれば長持ちしそうですよね(^_^)
かたまり肉と言う響きでもう美味いし。うちは妻が相当火が通った状態でないと嫌がるので僕と妻と二通り作らないといけなくなったりして面倒です(T_T)
Nori1022さん、こんばんは。
確かに(笑)
かたまり肉のまま調理すると美味いんですよね。
例のロティサリーグリルってのが欲しくなる気持ちわかります(笑)
私は肉も魚も生系が好きなので、可能ならば生に近い状態で食べたい派なんですよね。
そうですか、奥さんはウェルダン派ですか。そこで、手間を惜しまず二通り作るところがさすがですね(^_^)