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ニセ・スギッパ巻き|釣れるテンカラ毛ばり

テンカラ毛鉤巻き勉強中
この記事は約6分で読めます。

フライやルアーにはないテンカラ釣りの魅力

私、渓流のフライフィッシングをメインに、ルアーフィッシングやテンカラ釣りもやっていますが、このところテンカラ熱が上昇中です。
シンプルな道具立てで身軽に渓流を歩き、ピンスポットに毛鉤を打ち込んで魚を引き出し、延べ竿でダイレクトに魚とやりとりする。フライやルアーとはまた別の魅力があります。

私の釣りのバイブル『釣りキチ三平』によれば、テンカラには『流し釣り』『扇引き』『ちょんちょん釣り』『ねらい打ち』の4種類の釣り方があります。

(1)流し釣りは、毛鉤を斜め上流方向(アップクロス)に打ち込んで自然に流れに乗せて流す釣り方。つまりドライフライをドラグフリーで流すような釣り方です。

(2)扇引きは、毛鉤を真横(サイド)から斜め下流方向(ダウンクロス)に打ち込んで手前側の岸まで扇型に引いてくる釣り方。フライで言えばフラッタリングカディスのような釣り方、またはウェットフライのスイングの釣り。

(3)ちょんちょん釣りは、毛鉤で水面をちょんちょんと突くように操ります。カゲロウが産卵のために水面に着水する様子を模したような釣り方。
この釣り方を実践しようとすると、極短仕掛け(つまりちょうちん釣り)を使うことになります。フライフィッシングにはこのような釣り方はありません。

(4)ねらい打ちは、魚がいそうなピンポイントに毛鉤を打ち込んで反射的に食わせる釣り方です(リアクションバイト)。打ち込んで、1、2、3で引き上げ再度打ち込む。毛鉤を魚に長く見せないのがポイントです。水面を何回も叩くように釣るので「たたき釣り」とも言いますね。

私は、今のところ胴に糸錘を仕込んだ沈む毛鉤でたたき釣り的な釣り方をしています。
流し釣り、扇引き、ちょんちょん釣りも今後はやってみようと思っていますが。

先日も少し触れましたが、私がたたき釣りように使っている毛鉤はハックル師匠スギッパ巻きを真似して巻いた毛鉤。

スギッパ巻きはハックルさんの叔父さんが昔使っていた毛鉤が原点だそうで、それはフライフィッシングのレネゲイドによく似た鉤の前後に蓑毛が巻かれたものだったそうです。
今現在ハックルさんが巻かれているスギッパ巻きは、蓑毛間の距離を縮めて前方に二段蓑毛があるスタイルになっています。

スギッパ巻きを真似して巻いた毛鉤。ニセ・スギッパ巻きと名付けておきます。
ニセは、似せているという意味で「似せ」であり、偽物であるという意味で「偽」でもあります。
庵野秀明監督作品の「シン」シリーズが「新」や「真」などの意味を含んでいるのと同じですかね(笑)

丈夫でよく釣れるテンカラ毛鉤|ニセ・スギッパ巻き

※巻き方は自分流なので、本家スギッパ巻きとは若干異なるかもしれません。
ハックル師匠のスギッパ巻きは二段蓑毛の下(つまりストリップドピーコックを巻いたすぐ上)にピーコックハールを巻いてありますが、今回私は二段蓑毛の間にハールを入れています。

・フック:TMC100 #12(TMC102Y、TMC112Y、MARUTO-d14など)
・スレッド:ユニスレッド6/0(黒、赤)
・ハックル:コックネック(ブラック)
・ポスト:パラポストウイング(白)
・ソラックス: ピーコックハール
・ボディー:ストリップド・ピーコック
・ウェイト:レッドワイヤーNo.1

オモリを仕込んで打ち込みやすく沈みやすく、胴は虫の体節を表現

 
バイスにフックをセットします。今回は余っていたTMC100を使いましたが、スギッパ巻きにはもっとワイドゲイプ(フトコロが広い)のフックの方が良いと思います。詳しくは後述。

 
シャンクの真ん中辺りにレッドワイヤーNo.1を10回巻きます。
瞬間接着剤で固定します。

 
ユニスレッド6/0(黒)で下巻きをします。レッドワイヤーも巻き込みつつ、レッドワイヤー後端からフックシャンク後端までテーパーの付いたボディーを成型します。

 
ピーコックアイを一本切り出し、フリューリムーバー楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る)を少量つけて馴染ませます。

 
数秒待って乾いた後、親指の爪で先端側からしごいていくと簡単にフリューが取り除けます。
出来上がったストリップド・ピーコックを取り付けます。

 
ストリップド・ピーコックをボディーに巻きます。
表面をヘッドセメントでコーティングして乾かします。
毛鉤を増産する場合はここまでで一旦スレッドを固定して何本か作っておくと良いですね。

二段巻きの蓑毛が魚にアピール

 
#16サイズくらいのコックネック(黒)を取り付けます。
3回巻いて固定し余分はカット。

 
緩まないようにこの段階でハーフヒッチします。
ピーコックハールを取り付けます。

 
スレッドと反時計回りに撚り合わせてから3回巻いて固定し、余分はカット。
#12サイズのコックネック(黒)を取り付けます。

 
3回巻いて固定して余分はカット。
ハックルガードというこんな道具があると、ハックルを後方に押さえつけてヘッド部を巻くことができます。


スレッドを赤に交換して、ヘッドを成型しウィップフィニッシュしたら出来上がり。

 
ボディー部のストリップド・ピーコックは少し隙間を開けて黒い下巻きが見えるくらいの方が縞目がより際立って良いかもしれません。
ハックルをグリズリーに替えたものも巻いてみました。


この毛鉤で好反応が得られているので、今シーズンはたたき釣りの主力毛鉤として使います。


まだブログにはアップしていませんが、先日の釣行で一日使ってみて改良した方が良い点がいくつかあります。

ニセ・スギッパ巻き今後の改良点

  1. フックをワイドゲイプ(フトコロの広い物)に変える。
    二段になった下側の蓑毛が鉤先に干渉するためか、TMC100だとバラしが多い傾向にあります。
    ワイドゲイプのTMC102Y、TMC112YかMARUTOの-d14辺りに変更しようと思っています。竿より長い仕掛けを使うので、バーブ(カエシ)はあった方が良いと思いますが、バーブレスならTMC103BLかな。
  2. ヘッドはセメントを塗る。
    一日たたき釣りをするとセメントなしだとヘッドに巻いたスレッドが解れてくることがありました。叩いたせいばかりではなく、何尾も魚をかけているのでそのせいもあると思いますが。
    ともかく強度アップのためにヘッドセメントはちゃんと塗ります。
  3. ピーコックハールの位置。
    今回は二段蓑毛の間にピーコックハールを巻いて、それでも反応は悪くはなかったですが、ハックルさんが巻かれているように二段蓑毛の下に巻いた方が魚へのアピール力はあるような気がします。これについては両方使ってみて結論を出そうと思います。

たたき釣りにはスギッパ巻きを使うとして、今後は流し釣り、扇引き、ちょんちょん釣りもやってみようと思っています。それらの釣り方にはドライフライを使っても良いけど、それぞれ専用のテンカラ毛鉤を考えるのも楽しそうです。

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魚ココロあれば水ココロあり

コメント

  1. おはようございます。
    お見事ですね! 最近私は胴の先端は傷みやすいのでストリップドピーコックの代わりにユニフレックスを使っています、体節模様になるのと頑丈なのが良いですね、色は黒スレッドの場合は「白」と「キャメル」が良く合います、おっしゃる通り2段目は#16~18が良いですね、こちらは少し薄めに巻いた方が良いです、この毛ばりはハックル量が多く沈みにくいので最近はマルトの太軸の重いw57SHの12号を使っています、お使いのレッドワイヤーならそんなに目立たず巻けると思います、ヘッドの色は私はドライ(黒)とウエット(赤)で区分しています、似せスギッパ巻き期待していますよ。

    • ハックル70さん、こんにちは。
      ハックルさんにお褒めいただくとは、光栄の限りです。

      ユニフレックスとは伸縮性のあるフレックスボディーレースのようなものですか。ハックルさんの毛鉤の胴に使われているのを何度か拝見しましたが。
      確かに強度抜群で、虫らしさもありますよね。今度試し巻きしてみます。
      MARUTOのW57SHも試してみます。ありがとうございます。
      今後もいろいろ真似させていただきますので、よろしくお願いします。

  2. おはようございます
    毛鉤をやらない、巻いた事の無い自分にも良く分かります。
    良く出来ていて、そのまま、毛鉤工場の作業手順書に出来そうです。
    完成形を十分にイメージしながら巻いていく・・・、面白そうです。

    • 流石リコさん 見事なスギッパマキですね 私の、いい加減スギッパマキが恥ずかしい        私は、マルトのc41の14号と、16号を使ってます。巻くと意外と大きくなります。ストリップドピーコックの代わりに、フレックスボディーレース、自己融着テープを使ってましたが、手間なので 黒のスレッド厚巻きで済ませるようになりました。いい加減ですみません

      • Kさん、こんにちは。
        お手本が良いので、真似して巻いたものもそこそこの仕上がりになっています(笑)
        c41はシャンクにややカーブがかかっているフックですね。これもフッキングは良いかもしれないですね。ありがとうございます。
        フレックスボディーレースは強度抜群なので、私も試してみます。
        スレッドの厚巻き? スレッドのみのボディーということですか?  釣りキチ三平に出てきた「山人黒ばり」みたいですね。シンプルでよく釣れる毛鉤、理想形ですね。

    • マンボウさん、こんばんは。
      国内製か中国製かわかりませんが、今は完成品フライはお手頃価格で売られているのでそれを使っても良いんですが、テンカラ毛鉤となると市販品は私の釣り方には全く合いません。ハックルさんの毛鉤を真似て巻くのが一番釣れます。

      マンボウさんが行かれる渓は、藪が少なく毛鉤釣りに向いているように思います。いつか機会があれば、毛鉤釣りも試してみてください。

  3. 釣れそうな気配ムンムンですね。^^
    ボクもてんから釣行に・・・と思っているけど、なぜか2本あるはずのてんから竿が見当たらない。
    どこかに仕舞い込んではいるんだろうけど、おかしいなぁ。
    仕方なく、今日はフライタックルを持って出掛けて来ました。

    • kuniさん、こんにちは。
      この毛鉤、お手本が良いので釣果も上々です。

      あるはずの物が見当たらない…私も引っ越しの時にどこかに紛れ込んで見つからない物があります。捨てるはずはないので、どこかにはあるはずですが。だいぶ時を経てから「なんだぁ、こんなところにあったのか!」ってなるんですよね、きっと。

      テンカラにしろフライにしろ、虫の季節になってきているので、楽しい釣りができたことでしょう。

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