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2022秋のきのこ狩り速報(4)|雨のキノコ狩り

きのこ狩り
この記事は約4分で読めます。

前回はアミタケがそこそこ採れましたが、ショウゲンジはほとんどなく、山はカラカラに乾いている状態でした。
まとまった雨が降る予報なので、その雨の後に山へ行きたいところですが、どうにも日程が合わず、仕方なく雨予報の日に出かけることにしました。やめときゃ良いのにね(笑)

雨のキノコ狩り|2022年秋 第四回キノコパトロール

 
スタートから雨が降っています。レインダンサーの上下を着込んで、足元はカメレオン8
万全です。

 
前回とは打って変わって、今日は少し肌寒いくらい。
ヒキガエルもこの雨を喜んでいるかのよう。

干からびたり、雨で傷んだり、なかなか厳しい

 
雨が降る前に干からびたナギナタタケ。
それから傘の開いたタマゴタケがまとまって生えていました。
タマゴタケは壊れやすいので最初には採りたくないんだけど、帰りだと忘れちゃいそうだから採っていきます。

 
雨には打たれているけど、その前に干からびた様子のホウキタケ
枯れ立木になにかまとまってキノコが生えていると思ったら、キツネノチャブクロでした。


ちらほらアミタケもあるにはあるんだけど、

 
傘が雨に打たれると傷んでくるし、裏の管穴も水を吸い込んで腐りやすくなります。

 
お、これはハツタケじゃないのか。
裏返してみると、この緑青色。はやりハツタケです。こんな色のキノコが食べられるのか、って感じですがこれはチチタケのような(そもそもチチタケの近縁)味わいのキノコです。

 
ショウゲンジの幼菌を見つけたけれど、虫に食われてスカスカ。


雨の中、山を彷徨い歩くのもなかなか大変です。
当たり前だよ、だから雨の日に山になんか来ちゃいけない。おまけに、キノコ全然ないじゃん。とボヤいていたら、あっ!

危うく見逃すところだった大物


コウタケ発見!
雨に打たれて周辺の腐葉土と一体化しているのに、我ながらよく見つけたな。


周辺を探すと、さらに何箇所か見つけました。
ほんの幼菌は次回まで残しておくことにします。と言って、次回まで残っていた試しがないんだけども。

雨は止まないし、霧が出てきて視界は悪いし、とにかく雨の日にキノコ狩りなんてするもんじゃないですね、当たり前ですが。

 
ウラベニホテイシメジも見つけたけど、柄の中身を虫に食われてる。

 
これもすでに大きくなりすぎて傷んでるなぁ。もったいない。
かなりたくさん生えていたので、状態さえよければウラベニホテイシメジ祭りになっていたのに。


どんどん上へ登っていくと、霧も出てきて不気味な雰囲気。
ともかく、ここまで来たんだから長老アカマツにご挨拶だけして帰ろう。

江戸時代から生き続けるアカマツにご挨拶


アカマツに限らず、植物ってすごいね。
雨の日も風の日も、暑い夏も凍える冬も、とにかくこの地に立って生き続けているんだもん。
人間含め動物だったら、辛い環境ならすぐに移動できるけど、植物はその地に生まれてしまったらそこでなんとか生き延びるしかない。
このアカマツの樹齢はどのくらいだろう?

ちょっと検索してみたら、こんな資料があって、およその目安として見たとしてもこの長老アカマツは幹の直径は1m以上はあるので最低でも200年、もしかしたら250年くらい生きているのかもしれない。これは想像をはるかに超えていました。

200年前と言えば1822年。調べてみると江戸時代末期の文政五年ということになりますね。
仮に250年前なら1772年。安永元年。
歴史は苦手だから、その年に何があったかと聞かれても困るけど、とにかく頭はちょんまげの江戸時代ですよ。
そんな頃から生きているこのアカマツには敬意しかない。お百度参りしてたのも(まだ100回は来ていないけど)あながち間違いではなかった。このアカマツは私が死んだ後もずっと生き続けるだろう。
これからも、よろしくお願いしますよ。

 
しとしとと雨が降り、霧が立ち込める山を慎重に降ります。
クリフウセンタケが少しだけありましたが、状態の良いものはほんのわずか。

今年のキノコは遅れているだけなのか、それとも不作なのか。


雨も中、がんばって歩きましたが今回の収穫は少なめ。
それでもコウタケが採れたのはかなり嬉しいです。ありがとうございます。
まだ出始めなので、次回コウタケ祭りになることを祈ります。


本日の主な収穫
コウタケアミタケクリフウセンタケタマゴタケ

さて、今回はイレギュラーな雨のキノコ狩りとなってしまいましたが、9月も終わりに近づいてはっきりしました。

今年のキノコは不作です。
ガーン!

8月に雨が多かったので今年はキノコが豊作だろう、と言う人が多かったですが私は嫌な予感がしていました。そして、9月に何回か山を歩いてみて、その予感は的中したようです。

不作と言っても、うちの辺りの山のキノコ全体量の話であって、山を何時間か歩けばなんらかのキノコを家族で食べる程度は採れますよ。
それに、キノコシーズンはまだ続くので、種類によってはこれからたくさん出てくるものもあるでしょう。
夏とは違って、涼しくなった山の空気は気持ち良いし健康にも良いから、収穫云々は別にして山歩きはお勧めです。

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コメント

  1. 雨の中、お疲れさまでした。^^
    確かにいつものリコプテラさんの『獲物』を並べた画と比べても、不作感は否めませんね。
    でも、これも含めて自然の摂理と言うか、楽しみの内と思わないとね。
    こんな時があるから、ドーンと採れた時の高揚感が更にアップでしょ♪

    • kuniさん、こんばんは。
      雨のきのこ狩り、ほんとに疲れました(笑)
      シーズン当初は「遅れているだけ」と思っていましたが、今年はうちの辺りはキノコは不作が確定してしまいました。
      それでも、全く採れないわけではないので、採れる範囲で楽しみたいと思います。
      確かに、釣りだっていつも入れ食い状態じゃ面白くないですよね(笑)