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2024キノコ狩り(5)|コウタケとサクラシメジの群生

きのこ狩り
この記事は約5分で読めます。

2024年キノコ狩りレポートの続きです。
前回は、雨予報なのに山を上り始め予報通り雨の中のキノコ狩りとなってしまいました。
そんな中、モリノフジイロタケウラベニホテイシメジの大群生に出会いました。

「群生」と書いていますが、前回書いた通り環を描くようにキノコがずらーっと並んでいるのは(フェアリーリング)、それ全体が一つの生命体なのです。だから厳密には一般的に言う「同じ種の植物が群がって生えている状態」とはちょっと違います。が、群れて生えてきているので、便宜上「群生」ということにしておきます。

出かけたのは前回から3日後の9月19日です。
たった3日しか経っていないのに、同じコースで歩いてキノコが採れるの? て思いますよね。
でも、盛期のキノコの成長力は凄いんです。3日もあれば新しいキノコが出てきているはず。

世間的には不作のはずが…|2024年秋 第5回キノコパトロール

 
登り口でチチタケを見つけて、山へと入ります。

 
いつものツノシメジ(食不適)は3日前とほとんど変わらず。このキノコは比較的長持ちするんですよね。
山にはまだ3日前の雨の水分が残っていて、地面の状態は良い感じ。

 
ちょこっと見える傘。周囲を掘ってみたら、ショウゲンジでした。雨で少し傷み気味でしたが。

見つけると嬉しいキノコと謎の生物?

 
タマゴタケと、あれ?遠くに見えるあれは何?(写真2枚目黄色矢印)


おぉー、シャカシメジでした。

 
周囲を探すと他にも。小さく円い頭のキノコが株になって生える姿がお釈迦様の頭をイメージさせるからシャカシメジ。
一本一本は小さくて弱々しいけど、シメジの仲間だけあって味は折り紙付き。見つけると嬉しいキノコ。

 
ちょっと傷んでるけど、ウラベニホテイシメジ

 
このでかいアカヤマドリ。きっと傷んでいるだろうと思って、傘の裏を覗き込むと意外にも綺麗で虫食いもほとんど無さそう。でも、大きすぎるのでするー。

 
タマゴタケ追加。
今度は上質なショウゲンジがまとまって生えていました。ありがたい。

 
これはケロウジ(食不適)です。傘の裏はコウタケに似てるんですけどね。

山を一段登りきって、一旦林道に出てもう一つ上の山へ。


あれ? 林道の真ん中に何かいるよ! 何あれ!?


近づいてみると、なんだぁ、木のコブか。
謎の生物かと思った(苦笑)

大物きのこがたーくさん!! ほんとに今年は不作なのか!?


二段目の登り。ここも土の状態は良さそう。
と、思いながら少し登っていくと早速、


この写真にキノコが写っているのがわかるでしょうか。
パソコンでご覧なら、画像をクリックして拡大して見て下さい。


ここです(黄色矢印)。矢印を付けてみてもよくわからないですよね(笑)


私が愛して止まないキノコ、コウタケが見つかりました!

 
しかも周辺にかなりたくさん。

 
さらに歩くと、雨でゴミだらけになったクリフウセンタケが傷み始めたアイタケが一本。


キノコ狩りって、もちろんキノコを探しながら歩くわけですが、足元を探しつつも時折遠くを見渡しながら山を登って行くんですよね。遠くのキノコって意外と目に付くんです。
黄色矢印のところに発見してしまいました。列になって生えている何者かを。


おぉー、サクラシメジでしたか。周囲にフェアリーリングを形成していて、これはもう採りきれないのは確実。傷んでいない良さそうな個体だけを選んで採取。


サクラシメジに混じってコウタケ発見(黄色矢印)。
そうなってくると、この周辺にまだコウタケもありそう。


大型のコウタケが続々。


これも大きな極上品!

今日はもうビクもリュックもいっぱい。これ以上持ち帰れません。

 
本当に鱒の身のような色合いのマスタケ。もちろんスルー。
いつもなら長老松のところまで行ってお礼を言って帰るんだけど、今日はちょっと荷物が重すぎて無理です、ごめんなさい。上へ向かわず平行移動のショートカットで下り杣道へと向かいます。
お詣りをさぼってバチ当たらないことを祈りつつ。

 
下り途中でクロカワをゲット。傘裏の管孔が虫に食われることが多いですが、これは白くて綺麗。
クロカワは網焼きにして大根おろしとしょう油で食べると最高ですよ。

無事に帰ってきまして、キノコの整理(うちの辺りでは山菜やキノコを食べられるようにきれいにすることを「揃える」と言います)。
今回はしっかりした(売りやすい)キノコがたくさん採れたので、グリーンファームに持って行って売ります。綺麗にしてパック詰め作業開始。

世間では不作といわれている今年のキノコのはずですが…

 
コウタケがどっさり。
サクラシメジはこのくらい採ってきました。

 
シャカシメジ、ショウゲンジ、ウラベニホテイシメジ、クロカワも持って行こう。
その他売れないものは、うちで食べます。

本日の主な収穫:
コウタケサクラシメジシャカシメジタマゴタケショウゲンジチチタケウラベニホテイシメジクロカワクリフウセンタケ

 
コウタケはうちで食べる分を干しキノコにします。
包丁を入れて適当な大きさに裂き、干し網に並べて天日乾燥。天気の良い日に2日くらい、水分がしっかり抜けるまでカラカラに乾かして、シリカゲルと一緒にジップロックに入れて冷蔵庫保管すれば万全です。


翌日の9月20日、グリーンファームに出荷しに行ったんですが、その時点で世間的にはキノコは大不作でした。実際、キノコ出荷台の上にはキノコは全く出ておらず、私が持って行ったキノコののみの独占状態。例年ならキノコがたくさん並んでいるのに、こんなの初めて。
私は皆さんが行く山より高度が高い場所に行っているということもありますが、この状況の中でキノコをたくさん恵んでくれた山に感謝します。
次回はちゃんと長老松のところまでお詣りに行きますからね。

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コメント

  1. キノコ大漁、おめでとう・・・ございました。(笑)
    昨秋の話ということで、あえて過去形で。