前回は、収穫がほとんどないままの厳しい山登りとなりましたが、ホンシメジと最後のコウタケが採れ、さらにはまだナラタケも採れたので救われました。
内視鏡検査でまさかのドクターストップ
それから1週間後の10月30日に山へ行く予定でしたが、前日に大腸内視鏡検査があり、ポリープを切除してクリップで留めた状態で、3日間激しい運動をしてはいけないと言われたので、さすがに険しい山登りは諦めました。
ポリープ切除と言っても、特に悪性のものじゃないですよ。私が3年に一回くらい検査している内視鏡医はとにかく検査でポリープがあれば全切除という方針なんですよ。
まぁ、そのおかげでここに通い続けていれば大腸ガンになるリスクはゼロに近いでしょうけど。
そんなわけで、やっと出かけられたのが前回から2週間後の11月4日です。
駐車場所に着くと、車が1台も停まっていません。うれしいような、悲しいような。
はシーズン真っ盛りの頃には20台以上も車が停まっていたというのに、現金なものです(笑)
まぁ、山にごちゃごちゃ人がいない方が個人的には嬉しい。山に入る人が少なくなれば、クマとの遭遇確率は上がっちゃいますが…
長老アカマツに御礼を|2025年秋 第12回キノコパトロール
前回ほぼキノコは終わり状態だったので、それから2週間も経つとさすがにキノコは厳しいでしょう。唯一の望みは、前回数本しか採れなかったシモフリシメジがもっと出てきているかもしれません。だけどなぁ、2週間も経ってしまうともう終わっているかも?
キノコが採れようが採れまいが、今日の目的は長老アカマツの元へ10回目のお詣りに行くこと。
紅葉真っ盛りの林道を上り山頂を目指す

気付けば、もう紅葉真っ只中になっているではありませんか。
少しひんやりするくらいの空気を切り裂いて、MTBで林道を上ります。

草ぼうぼうだった林道も、草が枯れて歩きやすくなりました。
いつもの山の登り口。さて、キノコは残っているでしょうか。
落ち葉に覆われた地面に目を凝らす

おや、登り始めてすぐにシモフリシメジ発見!
もしやこれは大量ゲットか、とぬかよろこびをしましたが、その後はポツンポツンと生えている程度でなかなか収量が増えません。

シモフリシメジはキノコ狩りの中でも上級者向きなんですよね。
その名の通り霜が降りる頃出てくるキノコです。確かにもうすでにうちの辺りではもうすでに2回霜が降りました。その頃になると山は落ち葉でいっぱいになります。シモフリシメジは黒っぽい傘で柄もそんなに長くないので、とても見つけにくいんです。

目を凝らして少しずつ採りつつ、ヌメリイグチがまだあったりして。

もう狙いはシモフリシメジしかないので、いつもよりゆっくり左右に蛇行しながら山を登ります。

途中、ある程度まとまって出ている場所があったり、これももう最後のショウゲンジがあったり。

シモフリシメジは脆くて壊れやすいキノコなのでここまで綺麗な姿の個体はなかなかありません。

さすが、人が山に入らなくなると熊も安心して山を歩き回っているようで、フンがたくさん目に付きます。時々意図的に熊鈴を鳴らしながら、登って行きます。

お、クリタケがまだありました。ありがたや。
なんとか目標を達成。今年もありがとうございました!

長老アカマツのもとに辿り着きました。今年10回目のお詣りを達成できました。
今年もお世話になりました。ありがとうございます。
あと2ヶ月もすればここも雪に覆われることでしょう。来年また来ます。
ここまで登ってきても全く汗をかきませんでした。汗だくになってここまで登ってきていた日々が懐かしい。この時期の山歩きは快適ですね。
熊にとっても快適な季節らしく、ここまで10箇所以上熊のフンがありました。これまでもいくつかはありましたが、こんなにたくさんあったのは初めて。やっぱり人間が来なくなったのと、冬の前の食料探しのために活発に行動しているんでしょう。

過酷な山歩きにずっと付き合ってくれたカメレオン8も引退間近。
さて、山を下ります。
秋のキノコはもう終わりを告げようとしています。
シモフリシメジがある程度採れたのでもう満足ですが、一つだけ、チャナメツムタケが全然採れなかったのが心残りかも。
意外な場所で見つかったキノコ

見上げると、すでに秋も終盤。季節の移り変わりは早いものですね。

林道下りの途中、いつものナラタケポイントを覗いてみると、チャナメツムタケが少しありました。
もう今年は諦めたチャナメツムタケにここで出会えるとは。
しかもチャナメツムタケは本来地上に生えるキノコなのに、ここでは倒木から生えています。

ナラタケももう傷んだものが少しあるだけでしたが、倒木の影にまだ2本だけ食べられるものがありました。
この場所の倒木群には今年は本当にたくさん恵んでいただきました。

今日は何も採れないかと思ったら、腰ビクの中にはそこそこいろんなキノコが入りました。

本日の主な収穫:
シモフリシメジ、クリタケ、ショウゲンジ、ヌメリイグチ、ナラタケ、チャナメツムタケ。
2025年秋のキノコ狩りのまとめ
2025年のキノコ狩りシリーズはこれで完結です。
今年は、シーズンを追いながら全キノコ狩りをブログにアップできて良かったです。
今年のキノコは、スタートがここ10年来では最も遅く、遅く始まったから遅くまでキノコが採れるかと思いましたが、終わりも早かったように思います。
全体としては不作の年でした。
それでも、マツタケやコウタケ、ホンシメジを含めた一通りのキノコが採れたので、ありがたいことです。最後にシモフリシメジとチャナメツムタケが採れたので、気持ち良くシーズンを閉じることができます。
今年もありがとうございました!





















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