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簡単そうで難しいおせち料理の定番|伊達巻き

その他料理
この記事は約7分で読めます。

大晦日、元日と実家で過ごすので手打ち蕎麦の他にもいくつか料理を作って持っていきました。おせち料理の定番、伊達巻きも私が担当して作ってみました。
大体の作り方はわかっていましたが、今回はこちらのAJINOMOTOのサイトの焼き方で作ってみます。
材料の分量や調味料は少しアレンジしています。

自分で作ろう|おせちの定番 伊達巻き

  • 卵…大3個
  • はんぺん…60g
  • 砂糖…大さじ1
  • みりん…小さじ1
  • 麺つゆ…(3倍濃縮)小さじ1.5
  • 塩…少々
  • サラダ油…大さじ1

卵焼き器を買い替えた。

今まで使っていた卵焼き用のフライパンのフッ素樹脂加工が寿命になり、焦げ付くようになってしまったので、ホームセンターで新しいのを買ってきました。カインズホームのオリジナル製品です。
カインズホームは割と広く展開しているホームセンターですが、全県にあるわけではないですね。
カインズホームの店舗情報はこちら。下記メーカー直販サイトからの購入も可能ですが、5,000円未満だと送料が500円かかりますね。


カインズホーム ストーンマーブル鋳物エッグパン(メーカー直販サイトはこちら

  • 15×18cm
  • 【材質】本体:アルミ合金
    はり底:ステンレス鋼
    取っ手:フェノール樹脂
  • ガス、IHヒーター対応
  • 1,980円(税込)

いわゆるマーブルコートなのでフッ素樹脂に大理石の粉末を混ぜたコーティングです。そしてその下の層に硬質セラミックスを配合した二層構造なので、一般的なフッ素樹脂加工よりは耐久性がありそうです。
上記サイトでも「金属ヘラで耐摩耗試験120万回をクリア」とのことなので、長く使えることに期待しています。
一旦、台所用の洗剤で洗っておきます。

パール金属からも似たような製品が出てますね(楽天で見るアマゾンで見る)。

フッ素樹脂加工については、ソロキャンプ用のクッカー選びの記事でも書いていますが、その耐久性には限界があります。大理石の粉が入ったマーブルコートも人造ダイヤモンドの粉が入ったダイヤモンドコートでも使用可能期間の長短はあっても、一生物ではありません。
何年かで買い替えるのが前提です。

段ボールとアルミホイルでフタを作る。

 
卵焼き器より少し大きめに段ボールを切り、アルミホイルで包んでフタを作ります。
このフタに片面を焼いた卵を取り出すので、こんな感じに大きめが良いです。

材料ははんぺんと卵なのでいつでも作れる。

 
ハンペン60gを適当に小さめにカット。
ボウルに卵3個を溶き、砂糖大さじ1、みりん小さじ1、麺つゆ(3倍濃縮)小さじ1.5、塩少々を入れて混ぜ合わせます。

 
フードプロセッサーにハンペンと卵液を入れて40秒ほど攪拌。

極弱火でじっくり焼くのがポイント。

 
卵焼き器にサラダ油大さじ1を入れて熱し、キッチンペーパーで塗り広げます。側面にもしっかり塗ります。
卵液を全部入れて卵焼き器を揺すり、平らにします。

 
一度火から下ろし、布巾の上でトントンやって空気を抜きます。ちょっと泡立っていてなかなか空気が抜けないですね。まぁいいか。
アルミフタをして極弱火で10分加熱。

 
10分経ったのでフタをとってみると、まだ表面が固まっていない。
ちょっと火を強めて(IHパワーを1から2に)あと5分加熱してみよう。


5分追加してフタをとってみると、生地がふくれあがって部分的にフタにくっついてしまった(写真2枚目赤矢印)。まぁ、このくらいはいいか。

 
側面にヘラを差し込んで剥がれやすくしておきます。
先ほどのアルミフタにキッチンペーパーでサラダ油を塗ります。

 
油を塗った面を下にして卵焼き器にかぶせ、そのまま裏返してパカッと取り出します。
もうちょっと焦げ目がきれいにつくと良かったんだけど、裏側をきれいに焼けばいいか。
フタの上を滑らせるようにして、もう一度卵焼き器に入れます。

 
裏面も火力2で焼きます。ちょっとヘラを差し込んで焼き具合を見てみたら、真ん中辺りだけに焦げ目が付いているので、卵焼き器の位置を少しずつずらしながらまんべんなく焼けるようにしてみました。
焦げ目が付いたら、巻きすをかぶせます。

 
そのままひっくりかえして、取り出します。
左上の凹みはさっきフタにくっついちゃった部分ですね。周辺部まできれいに焦げ目がついていないけど、まぁまぁこんな感じでOK。
この焦げ目がついている方を外側にしなきゃいけないので、一旦アルミフタに移動。

巻きすを使ってきっちり巻こう。

 
もう一度巻きすをかぶせて裏返します。
あとは巻きすを使って端からくるくると巻いてきます。

 
くるっと負けたら今度はしっかりと力を入れて巻きすごと巻きます。
輪ゴムでしっかり留めて、冷めるまでおきます。


冷めたら1cm幅に切って完成!
まずまずの出来上がりじゃないの。実家での評判も良かったです。

もう一つ同じものを作ります。一回目に10分で火が入らなかったので、IHの火力を最初から2でスタート。

 
そして10分焼いたら、生地が膨らみ過ぎてフタにしっかりくっついちゃった。
裏返すと底面もデコボコだらけ(苦笑)

 
裏返してヘラで少し押しつけるようにして、裏面を焼こう。
うん、ムラがありますね(^_^;)
これでも、巻くとそれなりの形にはなりましたが。
やはり極弱火でじっくり焼かなきゃいけないんですね。

2本目はともかく、1本目も個人的にはちょっと気になる点が。
フードプロセッサーでぐるぐるやった時に泡立って、その泡が残っちゃうんですよね。そのまま焼くと、プリン作りで火を通し過ぎた時のように気泡で食感が少しざらついた感じでよろしくない。

後日、もう一度フードプロセッサーを使わないで作ってみました。

フードプロセッサーなしで作る伊達巻き

材料は前回と一緒。

 
ボウルにはんぺん60gを入れて、ヘラで細かく切ってから潰していきます。
ヘラで押しつけるようにしてできるだけ滑らかにします。
ヘラよりもスプーンの方がやりやすいかも。

はんぺんを滑らかにするのがちょっと大変だけど。

 
別のボウルに卵3個を溶き、砂糖大さじ1、みりん小さじ1、麺つゆ(3倍濃縮)小さじ1.5、塩少々を入れて混ぜ合わせます。
それを先ほど潰したはんぺんに少しずつ入れながら、混ぜていきます。
卵液を少し入れたらまたはんぺんをすり潰すような感じで混ぜ合わせます。

 
これ本当は裏漉しした方が良いんだと思う。はんぺんのつぶつぶが残ってるけどまぁこんな感じで今回はやってみます。泡立ってないのはイイ感じ。

 
卵焼き器にサラダ油大さじ1を引いて熱し、キッチンペーパーで側面までよく塗り広げます。
卵液を流し入れて少し揺すって平らに。
はんぺんのつぶつぶが結構見えるけどいいのかね(笑)

伊達巻きを焼く時は極弱火で15分、裏面も焼く。

 
自作アルミフタをして、極弱火(IHのパワー1)で15分加熱。

 
フタをとってみると、今度はしっかり表面が固まっています。
ヘラを差し込んで裏面をちょっと覗いてみると、裏面には全く焦げ目がついていません。
ここから火力2で、少し焼いてみました。

 
アルミフタに油を塗って、フライパンにかぶせてそのまま裏返して取り出します。
焼きにムラがありますね。売っている伊達巻きみたいに均一に焼き目を付けるのって難しいねー。そもそも参照したAJINOMOTOサイトの焼き上がり画像は、焦げ目が全くない全体黄色の仕上がりだったしね(^_^;)

しっかり巻くと、巻きすの跡がついて売っているような伊達巻きに。

あとは前回同様裏面も焼いて、巻きすで巻きます。
一旦丸めて巻きすでしっかり巻くところを前回より、きっちりと力を入れて輪ゴムでしっかり留めてみました。


冷めてから巻きすをとったところ。
焦げ目の付き方にはムラがあるけど、表面にギザギザ模様がしっかりついてイイ感じ。
前回のはなんかのぺっとしていて、伊達巻きっぽくなかった(笑)味には関係ないけど。


1cm幅に切ったら出来上がり!
よーく見ると、白いはんぺんの固まりが覗いているところもあるけど、思ったよりきれいな仕上がり。生地は全体が滑らかで食感が良い。最初に作った写真と比較して見ても肌理の細かさがわかると思います。
表面のこんがり色付けだけはまだ改善の余地があるけど、とりあえずは納得の仕上がりになりました。焦げ目をきれいにつける火加減が一番難しいかも。特にIHは微妙な調整ができないので。
フードプロセッサーは使わない方が、仕上がりは良いです。

伊達巻きっておせちに入れるくらいだから、数日は保つし、どこかへ持っていくのにも便利な料理ですね。この完成度までなら、コツをつかめば難しくはないので、今後は時々作ろうかな。

寿司屋さんで使っているような銅製の卵焼き器があると、もっと本格的なのができそうではある。

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コメント

  1. 伊達巻、子供達が一番好きな食べ物ですね。一瞬で無くなります^_^; 他のおせち料理は、なかなか食べません。昔、実家でも手作りしていましたが、だんだんと買ったものになっていきました。最近、ネットでバーベキューグリルシートだったかな? そんな商品を見ました。ガラス繊維の入ったシートらしく、何か焼き物に使えないかと考えていました。伊達巻きにはどうですかね? 

    • Kさん、こんばんは。
      伊達巻きは甘さもあるので、お子さんに人気があるのがわかります。
      実家に来ていたチビッコは、紅白かまぼこも喜んで食べてましたが(笑)
      BBQグリルシートって知りませんでしたが、検索したらガラス繊維にフッ素樹脂加工がしてあるようですね。これは、BBQ時におもしろい使い方ができそうですね。
      伊達巻きを巻くのにも使えるんじゃないですかね(^_^)

  2. 買ってきた伊達巻は甘過ぎるものが多くて、ボクは少々苦手です。^^;
    自分で作れば、そのあたりの味の調整が出来てよいかもしれませんね。

    • kuniさん、こんばんは。
      確かに市販の伊達巻きはかなり砂糖が入っていて、甘いですね。その他、何かふんわりさせるための添加物とか入っていそうな気もします。
      私も、実はだし巻き卵方が好きです(笑)
      伊達巻きに限らず自分で作る利点は、安くできるってことと自分の好みの味で仕上げられるってことですよね。保存料とかも入れなくて良いし(^_^)

  3. こんばんは。
    一発勝負の伊達巻はハードルが高く、チマチマと修正の効く出汁巻卵に現在嵌まっています。
    女性陣の指導を受けながら巻いていますが、出汁巻き卵ですら結構難しいですね。

    • マンボウさん、こんばんは。
      私も実は伊達巻きよりだし巻き卵の方が好きなんですよね(笑)
      だし巻き卵は作る人によって、塩、砂糖のバランスと火の通し方が違って作る人の個性が出ますよね。
      伊達巻き、確かに一発勝負ですが焦げ付かない卵焼き器を使って弱火でじっくり焼くと失敗しにくいように思います。ぜひ、やってみて下さい(^_^)

  4.  ははは。伊達巻までおつくりとは!
    カミさんが年末に初挑戦してましたよ。-伊達巻初挑戦が還暦ですよ。
     でもおいしかったです。

     昨日は私のリクエストで、ブリのアラ汁作ってくれましたが、ザルが生臭くなるので年に4回くらいしかつくってくれませんです。
     海釣りをしないけど、海魚を食べたいからいつかは・・・。

    • FFfreakさん、こんばんは。
      伊達巻きはおせちの中では簡単な方じゃないですかね。
      いくつになっても初挑戦できることがあるってのは、新鮮な喜びがあって良いのでは(^_^)
      ブリのあら汁でうか。寒い時期にはいいですねー。ザルが生臭くなるのが嫌ってのはちょっとわかります(笑)
      海のフライフィッシングも楽しそうですよね。

  5. おはようございます。
    似たようなものをうちのアレも作ってはくれますが、ようやく終わったところです(笑)
    カインズのフライパンいま盛んに宣伝していますね、伊達巻きって私はいきがって巻く鉢巻だと思った位の料理オンチなのです。

    • ハックル70さん、こんばんは。
      隊長も伊達巻き作りますか。おせちの定番ですよね。
      カインズのフライパンは油をしっかり馴染ませないと、素材がくっつくような感じがしますが、焦げ付きはしません。一般的なフッ素樹脂加工のフライパンよりは長く使えそうな気がします。
      ははは、ダテに巻くハチマキですか。お祭りで御神輿担いでいる人が巻きそうですね(笑)

  6. 上手につくられていますね、ちなみにはんぺんというものは僕の近所には無い(笑)

    • Nori1022さん、こんばんは。
      初めて作りましたが、なんとなく伊達巻きっぽくなりました(笑)
      え? はんぺんって全国的にあるんじゃないの? と調べてみたら、どうやら関東(東日本)ではおでんの具としてもメジャーだけど、関西(西日本)のおでんには入っていないそうですね。
      食べ物って地域によって違いがあっておもしろいですね(^_^)