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MUKAストーブからガスが出ない|MUKAストーブの修理

キャンプ道具
この記事は約5分で読めます。

低燃費と信頼できる火力が魅力のMUKAストーブ。
ちょっとやそっとの風や雨なんか物ともせず、ノーマルガスストーブでは頼りない厳寒期でも全く不安を感じません。過酷な条件下で使うならやっぱりMUKAストーブ。

そんなMUKAストーブですが、2018年にシューッと音はするけど火が着かないという現象に見舞われ、ジェネレーターの分解掃除をしてその後2年は大丈夫でしたが、再度掃除しても症状が改善しなくなったのでジェネレーター交換をしたのです。

それからしばらく普通に使えていたのですが、徐々に火力が強くならなくなり、しまいにはガスが全く出てこなくなってしまいました。この状態になってしまうと、ポンピングしてタンクには圧力が掛かったままなので、うかつにフタを開けるのも危険だし、これはどうしたものか?

MUKAストーブのガスが出てこなくなってしまったら|ノズル交換


ポンピングは問題なくできているのでタンク側ではなく、タンクとバーナー部をつなぐホースが詰まっているんじゃないのかな?

とにかく自分ではどうしようもないので、製造元の新富士バーナーに問い合わせしてみました。

お世話になっております。
MUKAストーブを購入して、5年ほど使わせていただいています。
昨年、ジェネレーター交換をしたばかりですが、つい最近火力が強くならなくなってしまい、今はガスが全く出なくなってしまいました。
ポンピングは正常にできていて、ホース先端を差し込んだり外したりする際にはプシュッとガスが少し出ます。

どうやらホースが詰まっているように思います。このような事例はあるのでしょうか。そして、何らかのメンテナンスで復旧可能でしょうか。
ホースを交換しなければいけない場合は、ホースのみ購入可能でしょうか。それとも、MUKAストーブ自体を買い替えなければいけないでしょうか。

もう一つ、現状タンク内に圧力がかかったままの状態ですが、ポンピングした圧力を安全に抜く方法はあるでしょうか。

ご回答いただけると幸いです。
よろしくお願いいたします。

2日後に回答メールが届きました。
この度は、お問い合わせ頂き誠にありがとうございます。
私は新富士バーナー株式会社 開発部の○○と申します。
問い合わせ頂きました、下記の件について回答申し上げます。<回答>ご連絡頂きました症状から推測する限り、○○様のお考えと同じく「詰まり」が発生していると思われます。

修理可能箇所ですので、お手数かと存じますが、以下の住所までお手元の製品をお送りください。

【送り先】
新富士バーナー株式会社 開発部 修理担当者宛
TEL:0533-75-5000 FAX:0533-75-5033
〒441−0314 愛知県豊川市御津町御幸浜1号地1-3
尚、タンク内部の圧を抜く方法ですが、
ジェネレータージョイント(ジェネレーターとホースの接続部)を付属の工具で分解した状態で、
ホースをポンプに接続頂き、コントロールダイヤルを「Air」の位置にして頂くことで、
内部の圧を抜くことが出来る可能性があります。
内圧が抜けない場合には、ポンプにボトルが組み付いた状態で構いませんので、
コントロールダイヤルを必ず「Lock」状態にして発送下さい。(輸送中の燃料漏れを防ぐため)
よろしくお願い致します。

とりあえず、メールで教えてもらったタンク内の圧力を抜く方法を試してみます。

ノズルの詰まったMUKAストーブから安全にガスを抜く方法

 
バーナー部に接続されているホースを専用工具を使って外します。

 
こんな感じに簡単に外せます。

 
この状態でタンクと接続して、コントロールダイヤルを「Air」の位置に。


すると、シューッと音がして、少し生ガソリンも出てきましたがガスも抜けました。

 
再びホースをバーナー部に元通りに組み付けます。

MUKAストーブを修理に出す|診断にちょっと時間がかかりすぎ

 
今回はタンクおよびポンプには問題がないので、バーナー部のみを発送します。

「発送しました」というメールを送ったら翌日、
「製品確認後の結果については、改めてご連絡申し上げます」というメールが来ました。

それから一週間経っても何の音沙汰も無いので、こちらから電話確認してみると、アウトドア関連製品の修理が立て込んでいて、届いた製品の確認をして修理見積もりが出せるのがさらに一週間後になるとのこと。つまり、製品を発送してから修理見積もりが出るまで2週間も掛かるということ。
えーっ!? ちょっと時間掛かりすぎじゃない?

修理見積もりまで2週間も掛かるなら、修理品が届いた時点でとりあえず受領したということと、修理見積もりまで2週間掛かる旨のメールをくれないと、ユーザーは不安になるよね。
それともう一つ、アウトドア関連製品の修理がそんなに忙しいっていうのも、SOTO製品に対する信頼がやや薄れる気も・・・

ともかく2週間待ったらメールが届いて、

診断結果は「ノズル内部にスス状の異物が詰っていた為、燃料が出ない状態」だったそうです。
ホース先端のポンプと接続する部分に詰まりがあったということで、ノズル交換をすれば直るとのこと。

修理自体は迅速に完了。修理代はとても良心的。

修理代金は、700円+消費税=770円
修理代金はとても良心的ですね。ありがとうございます!
送料はこちらから元払いで送ってあれば、返送分はかからないとのこと。

修理お願いします、と即返信して修理代金を振り込んだら、2日後には帰ってきました。


修理見積もりまでは時間がかかったけど、修理自体は迅速でした。

 
帰って来たMUKAストーブ。


詰まっていたのは、ホース先端のこのノズル部分。
これを交換してくれたということ。ちょっとテスト燃焼してみます。

 
ポンピングをして着火。

 
最初に大きな炎が上がるのは正常運転です。その炎が徐々に落ち着いてきたらコントロールダイヤルを「Start」から「Run」に変えて火力調整。


安定した良い炎ですね。
これでまた安心してガンガン使えます。

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コメント

  1. 良い商品を作るというのは勿論ですが、トラブル時などの対応こそメーカーの真価が問われるところですよね。
    まぁ、でも何はともあれリーズナブルに修理ができて良かったですね。^^

    • kuniさん、こんばんは。
      そうですね、何の製品でもそうですが売った後のサポートの良し悪しでメーカーのポリシーがわかりますね。
      修理受付の対応がイマイチでしたが、修理自体は迅速で良心的な価格だったのでとても嬉しく思っています (^_^)

  2. おはようございます
    驚きました、修理代金が安くて良心的です。
    代金からすると、ほぼ送料程度じゃないですか。
    自炎でクラッキング/ガス化する構造ですから、余程の高純度燃料を使ったとしても、幾分かの炭化は止むを得ないですね。

    • マンボウさん、こんばんは。
      こちらからの発送料はこちら持ちでしたが、返送料はメーカーで負担してくれたので、本当に送料のみといった価格で私もビックリしました。
      家電なんかだと修理代が高く「買い替えた方が安いじゃん」なんてことになりがちですが、修理代が安いと製品を長く使い続けられるのでありがたいです (^_^)

  3. お早うございます。
    リコプテラさんのことだから自力で直しちゃうのかと思ってしまいました。
    少し対応が遅かったようですが、殆どタダ同然の修理費ですね。感覚的には3〜5千円程度は取られるイメージです。でもアウトドアシーズン盛期ならもっと遅いかも知れませんが、一度経験したらのんびりと待てますね。

    • 七流釣師さん、こんばんは。
      いえいえ、これは自力修理は無理ですよ(笑)
      修理自体に時間が掛かっても良いのですが、連絡だけは迅速にして欲しいところです。
      私も修理は最低2,500円くらいになっちゃうだろうと思っていましたが、実に良心的でありがたいです (^_^)

  4. 修理が遅れるのは、今のアウトドアブームの影響でしょうか? でも、無事に戻ってきて良かったですね

    • Kさん、こんばんは。
      そうですね、アウトドアブームの影響も少なからずありそうです。しかもSOTO製品は人気があるので、大忙しなのかもしれないですね。
      予想外に安く修理できたので、とても嬉しいです (^_^)

  5. おはようございます
    いい加減なコメントをしたようです。
    よく見ると、ノズルの位置は燃料加熱側では無く、燃料タンク側ですね。
    逆流防止弁としてのノズルなんでしょうか?

    • マンボウさん、こんばんは。
      そうなんですよ、燃料タンク側に接続するノズル部分なんですよね。
      実のところ私もこのバーナーの構造を詳しく理解していません(笑)