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春が突然やってきた|天竜川水系 フライフィッシング

フライフィッシング
この記事は約4分で読めます。

どうも今年は春先に雪が多かったせいか、魚の動きは例年に比べてなかなか良くならない印象でした。
3月下旬になって急に暖かい日が多くなってきて、気温だけ見るとドライフライにも反応してくるんじゃないかという雰囲気の日の午後、釣りに出かけてみました。

アマゴが水面の餌を追い始めた|天竜川水系 カエデ沢

※カエデ沢というのは私が勝手に付けた名前で実在する河川名ではありません。

瀬に出てきたアマゴたち(チビ限定)


川に到着したのは13時、気温16℃、水温7℃。
手を浸けると痛いほど冷たいけど、なんとかギリギリドライフライに反応しそうな水温。


タックルは、ユーフレックス インファンテ773-6 NSFオービス バテンキル クリックII
今日はロングティペットではなく、全長9ftくらいのシステムです。ラインはDT-3F。

 
7Xティペットにアダムスパラシュート#14を結んで要所要所に流していきます。
なんかキャスティングがスムースじゃないぞ、と思ったらガイド一つ通し忘れてるじゃん。
良さそうな流れを目の前にすると、焦っちゃってこんなことがよくあります。


ポカポカ陽気で、こんな浅瀬に出て餌を追っていてくるとと嬉しんだけど。

 
お、岸際の駆け上がりでピチャっと出ました。
そして流心に近いところからも。しかし、どちらも明らかに稚魚クラスのアマゴでフッキングしません。

かなり浅場にも出ているようで、その後も高確率で反応があります。が、魚が小さいすぎるのか、食い方がまだ下手なのか、とにかくフッキングしません。

ランディングネットにはすでに魂が宿っている


このポイントでなんとかフッキング。


やっと釣れたチビアマゴ。
自作したランディングネットに、やっと魚が収まった。けど、ちょっと魚が小さいね(笑)

釣りをしている皆さんは、新しい竿で最初に魚を釣り上げるとよく「入魂」と言いますね。
新しいランディングネットで魚を初めて掬っても「入魂」。
私、前々から不思議に思っていたんですよね。

今回のようにランディングネットを自作するのであれば、フレームを曲げて貼り合わせて、削って…と丹精込めて作業するので出来上がった物に魂が宿るというのはわかりますが、新品ネットで釣り上げた魚を掬ったからといって、それで魂が入るものなの?
自作しなくてももっと使い込んだ竿やネットに魂が入るってことならわかるけど。
こんなこと書くと怒られそうだからこの辺でやめとこう(笑)

 
この沢にもワサビがありました。
その後もチビアマゴの反応は良いです。垂直ジャンプで飛び出すんですが、フッキングはしないんですよね。


途中、フラインングアントに替えてみましたが、なぜか反応がなく、アダムスパラシュートに戻すとまた魚が出ます。


少しだけサイズアップしました。小さいけど、綺麗なアマゴです。
前にも少し触れましたが、ランディングネットはなぜグリップがカーブしているものが好まれるのか、という点について。
それは単に写真映えするから。グリップがカーブしていると写真の画角内に収めやすいんですよね。クレモナ糸で編んだネットも同様。粗いネット越しに川底の石が見えるので、リリースネットより写真映えします。

写真映えを考えずに、使い勝手だけでいったらストレートグリップ+リリースネットの方が遥かに良いんですけども。

 
その後もチビアマゴの反応は良いですが、大きいのは出てこないですね。


どれも直近に放流した個体じゃなく、この川で越冬していますね。

これからは魚たちが常食している餌にも注目しよう

 
自作したランディングネットは使い勝手は良さそうです。
コンパクトで渓流に最適なサイズだし、写真2枚目のように、流下している餌を掬って確認することもできます。ただ、せっかくの銘木ネットが傷だらけにならないように気を付ける必要がありますが。


これは、たぶんオオクママダラカゲロウかな。
餌釣り師はこの類をカメチョロと呼びますね。カゲロウの仲間はチョロチョロとせわしなく動き回る虫が多いですが、この虫は比較的のっそりしています。

2時間ほど釣ったところで、電話に着信して帰らなければいけなくなってしまいました。
おかしいな、ここは携帯電波届かないと思ったんだけどな。
今は私は楽天モバイルユーザーで、プラチナバンドを持っていない楽天回線だけだととてもこんな山の中に電波は届きません。が、今のところパートナー契約をしてくれているauの電波はさすが山の中でも良く届きます。
連絡がつくのも良し悪しですが、今日はまぁお散歩釣行のつもりだったので、素直に帰ります。

この沢へは、解禁になってしばらくしてから一度様子を見に来てみましたが、その時は深い雪に閉ざされていて、とても釣りができる状況ではなかったです。
今日もまだ日陰にはまだ雪が残っていましたが、ここ2週間くらいで一気に春が進んで、魚たちの活性は上がってきたようです。
そして、今回の釣行からすでに10日以上経ち、この記事をアップした4月9日現在、桜の名所高遠でもすでに開花宣言がされ、伊那周辺でも桜が咲き始めています。

ドライフライが本格的に楽しめる季節になったようです。

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魚ココロあれば水ココロあり

コメント

  1. 自作ネットにネットイン おめでとうございます さらに愛着がわきますね ちなみに、私がネットを買った頃、皆さんカーブネットをお使いでした。どうしても、使い勝手を優先する私は、ストレートで作って頂きました。インスタのネットがそれです未だに現役です。

    • Kさん、こんばんは。
      ありがとうございます。そうですね、自分で作ったネットは愛着を感じます。
      私も今でも使っているもう一本(5年ほど前に購入したもの)はカーブネットです。そして、自作される方々もカーブネットが多いですね。
      でも、使ってみるとカーブネットは使いにくいです。
      私も使い勝手優先なので、たぶん、今後もストレートネットを使うと思います。

  2. カーブネットはその使用に合わせて作られたようです(瀬戸のプロショップ主人から聞きました)。川の中で釣った魚を外す時、手が自由になるよう両足で挟むため、カーブがつけられているとのことでした。確かに現在は、目的と違うインスタ映えのために使ている人が多いですね、インスタ映えといえば、リコプテラさんは今回、メッシュのキャッチアンドリリース用ネットを使用されていますが、クレモナのカラーネットを使用している人が多いですね。普段、フライマンはキャッチアンドリリースで魚にやさしいと言っているような人がクレモナのネットは駄目でしょう。私はメッシュかラバーネットです。

    • 下手な横好きフライマンさん、こんばんは。
      両足で挟むためにカーブがつけられている…なるほど、と思いカーブネットとストレートネットを両足で挟んでみましたが、うーん、どちらかというとストレートネットの方が安定するような気が。太もものところに挟むってことですよね? 私、何かやり方を間違えているのかな。

      フライフィッシングではメッシュのリリースネットが一番魚にダメージを与えないかなと思います。一方、ルアーの場合はメッシュにフックが絡まりやすいので、ラバーネットが良いかなと思います。

  3. おはようございます
    たのしんでますね~、チビアマゴ。
    チビアマゴってのは、居場所推定に、掛ける瞬間と、楽しめて好みです。
    出たポイントも納得です。
    も少し経って、もう少しサイズ良しになって、淵尻にでだすと更に楽しい。
    いずれにしても、後1カ月も経てば最盛期突入で楽しみです。

    • マンボウさん、こんばんは。
      チビアマゴはピチャピチャと毛ばりに飛び出してきますが、なかなか針がかりしないので難しいです。どうも毛ばりをしっかりくわえられていないんだと思います。
      瀬尻、渕尻に定位するようになると盛期ですね。
      この後、また少し釣りに行きましたが、浅瀬にもアマゴが入るようになって日毎に季節が進んでいるんだなぁと感じます。
      今、伊那では桜が満開です。