先日ハックル70さんが、ブログに淡竹(ハチク)を採られたと載せていたのを見て、「あ、忘れてた。見に行かなくちゃ」と思い、早朝でかけました。
ブログを見ると昨年は5日ほど早く採っていました。
今年は、孟宗竹のタケノコやコシアブラも例年より遅れて採れたので、まだ良いだろうとのんきに構えていたら、いつものメイン場所は、もう、すでに遅かったようです。かなり伸びて竹と化していました(T_T)
他にも何箇所かあるので、採れるとは思うけど。
ハチクのタケノコは竹林によって太さが違います。細いものが多いですけどね。
一般的にタケノコと言うと、真竹や孟宗竹の太いタケノコをイメージすると思います。普通のタケノコ掘りはこちら。
ハチクはこのくらいの太さが標準で、掘らずに手でポキッと折って採ります。
写真2枚目、腕に二本の傷跡が痛々しい(笑)
実は一つ目のポイントでささっと採って帰るつもりだったので、半袖で来てるんです。
そしたら、トゲの藪がある二つの目ポイントで傷だらけになったってわけです(^_^;)
写真1枚目は、まぁ普通サイズのハチク。
写真2枚目は、ちょっと太めのが出るポイントのやつ。
ハチクはアク抜き不要?
ハチクは、一般的に甘みや、苦味が少なく、アクも少ないので新鮮な掘りたてのものなら生でも食べらるほど。皮ごと米ぬかなどと一緒に茹でる孟宗竹のタケノコとは違い、皮を剥いてから水だけで茹でれば大丈夫です。
ただ、採ってから日にちの経ったものはアクが出るので、普通のタケノコのアク抜きと同様の方法でアクを抜いた方が良いと思います。
ハチクも太いタケノコ同様の料理に使えます。
今回は鶏肉やシイタケと一緒に煮てみます。タケノコたっぷりの量で作ります。普通はこの半分くらいの量が作りやすいかも。
タケノコと鶏肉の煮物
自分で採ったタケノコ、この際たっぷり使いましょう。
あとは鶏むね肉とインゲン、シイタケを一緒に煮ていきます。
★レシピ詳細は、姉妹サイト『おいしい山菜&きのこ図鑑』をご覧下さい。
タケノコはそれだけで煮てもうまいですが、鶏肉と一緒に煮るとボリューム感のあるおかずになりますね。日本酒にも合います。
煮物って少し油が入るとコクが出てうまいんですよね。
タケノコの煮物はうまいけど、スーパーで売ってる水煮を使うとなんかこんなにうまくないんだよね。やっぱり採れたてのタケノコだからうまいんだ。子どもの頃よく婆ちゃんが作ってくれたのもこんな味でしたね (^_^)
ネマガリタケはトップクラスの要注意山菜。
タケノコといえば、もう一つ北日本で有名なネマガリタケがありますね。
長野県内では北の方では採れますが、私が住んでいる南信地方には分布していないことになっています。ただ、昨年は木曽の岐阜県境で採れました。詳細はこちら。
ネマガリタケってほんとは竹じゃなくてチシマザザという笹なんだけど、これって山菜としてはかなり人気があるんですよね。
確かに食べるとうまいし、産地ではかなりお金になるようなので、それ目的で採りに入る人が多いようです。こちらで言えばマツタケやタラの芽のような存在。
だけど、このネマガリタケは要注意ですよ。
要注意と言っても、ウラベニホテイシメジやニリンソウのように似ている毒のものがあるって意味じゃなくて、熊に襲われる危険性が高いからです。
きのこ狩りや他の山菜採りとは危険度レベルが違う!
毎年、ネマガリタケ採りで熊に襲われる人が必ず何人も出ます。
ツキノワグマはネマガリタケが大好物です(他のタケノコも好きですが)。
しかも、視界の悪いネマガリタケ林(藪)では至近距離での遭遇になるため、熊が高確率で攻撃してきます。クマは嗅覚や聴覚が人間よりもはるかに発達しているので、普通ならこちらよりも先に気付いて逃げるはずだけど、笹のガサガサ音で聴覚は遮られ、しかもタケノコをむさぼり食っている状態では嗅覚も鈍るということでしょう。
きのこ狩りや他の山菜採りでの危険度とはレベルが違います。とにかく危ないです。
先日、熊鈴を川に奉納してしまって新しい熊鈴になることだし、『山でクマに出会う方法』も読破したので、ツキノワグマについてはまた近々書きます。
遠方からわざわざネマガリタケの産地まで出かける人もいるようですが、くれぐれもご注意下さいね。
コメント
先ほどは失礼しました。写真で見てるだけでも美味しそうな感じが伝わってきます(^^) 盛り付け感もバッチリですね。最近、テレビなどで熊の事件をよく聞きます。怖いので先日の釣りには、子供が通学時に使っている熊鈴を借りていきました。
Kさん、こんばんは。
いえいえ、こちらこそ。
ブログを始めた頃は、料理写真はiPhoneでいい加減に撮っていたので、今見ると全然美味そうに見えません(^_^;)
今でもオリンパスTG-3の料理モードで撮ってるだけですけどね(笑)。
熊の被害は毎年ありますね。とにかくこちらより先に熊に気付いてもらうことが大切だと思います。熊鈴は効果があると思います。
おはようございます。
タケノコの煮物、あっさりと土佐煮なんてのも旬を味わう感じで良いですが、言われるように鳥モモと煮るとボリュームが出て良いですね。婆さんはタケノコを頂いた時に有り合せで一品なんて時は油揚げで鳥モモ代用しちゃいます。
いずれにしても、旬のタケノコは実に美味しいですね。
マンボウさん、こんばんは。
タケノコが好きな人は、タケノコご飯も煮物もタケノコだけが良いと言いますね。
私は欲張りなんで、ついいろんなもの入れたくなっちゃいますが(笑)
煮物は少し油が入ると旨味がますので、油揚げも利にかなっていますね。奥さんは北海道の方でしたよね。あちらもネマガリタケが採れますよね。
旬のタケノコは水煮とは比べものにならないほど美味いですね(^_^)
こ・れ・は、旨いに決まっている!!
って、リコプテラさんが写真アップされているもので、「うーん、これはなぁ・・・」というものに遭遇したことはないけど。(笑)
孟宗竹の竹の子の存在感も悪くないけど、淡竹の淡白さもたまりませんね。
kuniさん、こんにちは。
そうですね、不味いはずがないですね、とんでもない味付けをしない限りは(笑)
私の中では、アジのアラ煮とかアザミのお浸しとかが「うーん、イマイチかも・・・」と記憶に残っています(笑々)
ハチクはアクも少ないですが、あっさりしてますよね、孟宗竹に比べると。
でも、おっしゃる通り、それはそれで良いんですよね。
タケノコはめちゃめちゃ鮮度が大切ですね、サバとタメ張るくらい。
ちなみに僕は先端部分だけ食べてあとは妻に(笑)
Nori1022さん、こんばんは。
確かにそう言われてみると、採れたてなら良いですが、時間が経過するとみるみるうちにアクが強くなってきますよね。ほんとにサバ並かもしれませんねー。
先端部はやわらかくて美味いんですよね。先端だけ食べるとは、子どもかっ(笑)
太い部分のシャキシャキした歯応えも、捨てがたいと思いますけども。
ウチではハチクもヌカで煮てアク抜きします。ちょっとエグい気がするので。
でも、もう今年のハチクはダメみたいで諦めました。鉛筆みたいなのが少し生えてるだけですわ。
七流釣師さん、こんばんは。
ハチクも採れてから時間が経つとアクが出てきますね。私も時間が経ったものは米ぬかでアク抜きします。
タケノコは一日でもぐんぐん伸びるので、ちょうど良い状態で採れるのはほんのひとときですよね。
鉛筆みたいなやつ・・・(笑)・・・また来年味わって下さい(^_^;)